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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

嫁が俺の会社の先輩に、デートの練習をした 第2回

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  1. 2014/05/31(土) 01:05:45|
  2. 嫁が俺の会社の先輩に、デートの練習をした・不詳

嫁が俺の会社の先輩に、デートの練習をした 第1回

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  1. 2014/05/31(土) 01:04:24|
  2. 嫁が俺の会社の先輩に、デートの練習をした・不詳

気持ちの置場に 最終回

その日家に帰って子供に話をしました。
子供は涙を拭きながらも気丈にふるまってくれました。
それから子供と私の2人だけの生活が始まったので、今までより会社は少し早く帰るようにしています。
食事なんかも苦労しましたが、年頃のせいか子供は洗濯だけは私にさせません。

会社は思っていたより騒ぎになることもなく、普通通りでした。
妻は数か月の間休職をしていましたが、結局職場に戻ることなくこの3月末に退職してしまいました。

そして現在ですが、まだ離婚はしていません。
新垣や江口のことはどうなったか知りません。
森山については、離婚したかどうかは知らないが、遠くの会社に就職したようだと△△部長から聞きました。

あれから妻とは顔をあわせていません。
子供は会っているのか、いないのかわかりませんが、それは聞かないようにしています。

妻はたまに荷物を取りにきているようで、そんな時にはテーブルの上に作ってきたおかずを置いて行くことがあり、私が帰ると子供が飛んできて
「ほら、お母さん、来てたみたいよ!」
とおかずを指さしながら、笑顔を向けてくれます。
子供は喜んで食べるのですが、私はさすがにノドを通りません。

妻と別居してもう少しで半年になります。
半年という節目を決めていたわけではありませんが、私も子供も気持ちも落ち着いてきたので、そろそろ妻との離婚に向けた話をすすめるつもりです。
正直なところ、私も揉めるのが嫌だったので、うまく実家に引き取ってもらい、そのまま離婚の流れで考えていましたので。。。

新垣と妻が今はどういう関係かは分かりません。
家庭を守れなかった私自身にも責任はあるのですが、ひとつのケジメとして妻との離婚手続きを終えてから、新垣に慰謝料請求をするつもりにしています。
慰謝料というとそのお金の使い方が難しいんです。
法的には正当なのですが、あまり縁起の良くないものなので。

そして妻にも責任を取ってもらいますが、毎月の養育費は必要ありませんし、毎月関わっているということもあまり考えたくありません。
タイミングを見計らってまとめた金額を請求することで考えたいと思ってます。


ちょっと耳にしたお話があるので、お伝えしておきます。
妻から車を借りたことになっていた○○ちゃんは、以前から江口と出来ていたようです。
江口がたまに妻と寝ていることを面白くなかったようだという噂もありますが、ホントの所はわかりません。
人事部長に、妻から車を借りたのか尋ねられて借りてないと答えたのは、ごまかせないということもあったのでしょうが、妻を突き離した心境を考えると恐ろしいものです。
それに人事部長もこのことは調査済みで、私には言う必要がないと情報を閉ざしたのかもしれませんね。
しかし、○○ちゃんは今でも普通通り出勤しています。大したもんです。


今日は天気の良い日曜日になりそうです。
子供と一緒に、どこへ行って、晩御飯何にしようかとこれから決めるのが楽しみです。
「パパ、朝起きてもう晩御飯~!?」
って毎日のように言われてますけど。。。。


まだ最終結果はでていませんが、これで投稿は終わりになります。
皆さんのレスを読ませていただいて、自分の萎えかけた心が本当にずいぶん励まされました。
たくさんのレスありがとうございました。
ひとりひとりの皆様に心から感謝します。

レタスは、手をかけずに食べれるので私と娘の食事によく登場しますので、名前に使ってみました。これにマヨネーズをかけて食べるだけですけど、これが料理かどうかは微妙。

ワタシタチオヤコハコレカラモガンバリマス。
アリガトウゴザイマシタ。

  1. 2014/05/31(土) 01:02:00|
  2. 気持ちの置場に・レタス
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気持ちの置場に 第22回

時間をかけても話は進展しません。
私はこうなった時には、妻の実家に相談することを前々から考えていました。

翌朝、妻は寝たまま起きてきませんでした。
子供に朝食をとらせ、学校に行かせると、その後私は会社に行くふりをして家を出ました。
△△部長に電話して急に休みを取ることになったことを伝え、謝罪したところ、
「きついだろうな。明日は会社に出てこい。用事があるならすぐ帰っていいが、顔だけは見せろよ」
と言ってくれました。

妻の実家は車で1時間程度の距離。
そのまま行くには時間が早いこともあるし、昨夜眠れなかったので途中で車を止めて仮眠をとってから妻の実家に行きました。
この両親はすでに定年を迎えて普段は自宅にいます。
父親の車があることを確認して私は車から降り、玄関の前に立ってチャイムを鳴らしました。
すぐに母親が出てきましたが、突然の訪問に何かを察したらしく、すぐに父親も出てきて家の中に通されました。

母親がお茶を入れてくれ、両親が同席したところで私はすぐに話しを切り出しました。
妻の不貞とその影響範囲について、そして会社での立場もひと通り説明しました。
私は事実だけを説明することにとどめ、まずはこの両親の反応を待ちました。

深く謝罪の言葉があったあと、母親は
「それでも許してあげてね」
と言う言葉をいきなり添えました。

父親は今日こうして私が来た目的を尋ねました。

「本来であれば私達で答えをだすべきだと思います。私は周りから事実を聞いているだけで、妻はそれを認めたものの、自分の口からは
何も説明しようとしません。
 今までの不貞もそうですが、今現在の不躾な態度にも我慢ができませんし、私が直接助けてやれることはありません。
 今日はおそらく会社にも行けず休んでいるでしょう。もし相手の男のところに行ってるのであれば、こうして私がお話しする必要もなく
離婚手続きを進められますが、そうでなければ相談相手も行く場所もアテがないでしょう。
 お願いしたいのは、まずあのコに事実を確認してください。
 そしてできることであれば、しばらくここで生活させてあげてください」

その日の夕方に父親から連絡がありました。

私が帰ったあとに、両親は私の家に行ったとのこと。
さすがに新垣とは会いにくいのでしょう、妻は家で寝ていたようです。
連れて出ようとしたが泣きじゃくって嫌がったので、着替え程度しか持って出なかったが荷物をまとめるのに時間がかかったそうです。
子供のことを心配していると言われたのですが『こうした自分の責任を感じて欲しいと思います』ときつく伝えました。

辛い役ですが、子供には私から説明するので、会社をどうするか連絡しないといけないでしょう。
辞める辞めないは別にして、しばらく休むとでも伝えてはどうかと言って電話を切りました。
  1. 2014/05/31(土) 01:00:50|
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気持ちの置場に 第21回

人事部長から聞いた話では、『この一連の出来事を私が知っている』と伝えた時に、妻はショックで泣きだしたということでした。
かなり反省して気持ちも沈んでいるという状況を想定していました。
少なくともこの態度とこの言葉はありえないでしょう。

コトの重大さ、というものが分かって今更ながらとぼけているのか、分かってないのか、いずれにしてもこの態度は許せませんでした。


「お前は、どこまで人をバカにするんだ。今回、どれだけの人に影響があったのか分かってるのか?」
「私だって被害者でしょ!恥ずかしくて会社なんか行きたくないわよ」

「お前、俺に謝るのが先じゃないのか?」
「別に私は恋愛感情なんてなかったのよ、それをあんたが勘ぐって会社に言うからでしょ!」

「呆れたヤツだな。自分のやってたことを悪いと思わないのか?」
「私は家庭のこともちゃんとやってるわ。あまり人に言えたことじゃないけど、人との付き合い方だっていろいろあるでしょ? 嫌ならどうして面と向かって言わないの。だいたい自分の妻を会社に告げ口する? あんたもおかしいんじゃない? これだけ大騒ぎになってどうするつもりよ!」

「お前、自分に非が無いと思ってるのか?」
「私が女だからそんな聞き方されるんでしょ。男の人たちってみんな何してるか分からないのに」

妻は、冷静なのか頭に血が上ってるのか分かりませんが、新垣たちに対しても、私に対しても、自分が被害者としての立場しか思いつかないようです。

私は妻から説明を聞くつもりでしたが、こんな状況で話が進まないので私から順序だててはっきりと伝えました。

雨の日の飲み会の帰りのこと、ラブホの駐車場のこと、写真のことなど、今日までのことを妻に話しました。
喫煙所で新垣たちが話していたことや酒を飲みながらバカにされたことも話しました。
△△部長、森山課長、人事部長とのやりとりも説明しました。
新垣とのかかわりについても何度か尋ねたが、否定してウソをついていたことも非難しました。

そして私は妻に問いました。

「2つの答えを出さなければならない。1つ目はお前の仕事のこと、2つ目は俺たちのこと。まず会社はどうするつもりだ?」
「・ ・ ・ 行きたくないわよ。辞めるとか辞めないとかより近所に広まった方が嫌だわ」

「俺たちの夫婦の関係をどうするかを決めて、仕事のことを考えた方がいいかもな」
「夫婦の関係ってなにを考えるの?」

「このまま夫婦の関係を続けていくのかってことだ」
「・ ・ ・ そんなの聞かれたって分かるわけないでしょ」

「分かる、分からないじゃない。考えなければいけないんだ。
いいか、新垣さんは独身だからまだいい。江口さん、森山さんは家庭もあるし子供もいるんだ。それが急に仕事を辞めた。その理由についても今後の生活についても夫婦間で話し合いをしているはずだ。
今回の当事者たちには社会通念上の罪があり、その報いを受けなければならない。お前は自分の立場を被害者と思っているようだが、江口さんたちの奥さんからみれば、お前は加害者になる。つまり、報いを受けることになるひとりだという事をよく分かっておくべきだ」

「奥さんたちが私に文句を言うってことを言いたいの?」
「文句とかいうものじゃない。江口、森山たちの奥さんから訴えられる可能性だってあるってことだ」

「あの人達が好きでやったことじゃない。何で私がそんなことされないといけないの」
「お前、、、自分がやったことは恋愛感情があろうとなかろうと浮気ってなるんだよ。いいか、お前は俺から訴えられることもあるってことを忘れるなよ」

「いろいろ言われたって分からないわ。どうしたらいいってこと?」


疲れます。。。話の本質にたどり着きません。

妻の倫理観の無さに呆れるばかりです。
勉強はそこそこ出来ていたのかもしれませんが、大人としては何も学んでいないのでしょう。
これは私も反省すべきなのかもしれません。

いずれにしてもこのままでは会話が成りたたないのは分かりました。
過去にもケンカになった時、物事の考え方や理屈を説明しても『分からない』を貫いてきた妻です。
いえ、本当の所は、分からないではなく、自分に非があるということに耐えられない性分にあると思います。

私は仕事の疲れを理由に話を中断しました。
  1. 2014/05/31(土) 00:59:50|
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気持ちの置場に 第20回

暗く静まりかえっている家の中、子供の部屋の前に立ちそっと扉を開けると、いつもと変わらず子供はベッドで眠っていました。

眠っている子供のオデコに手を当てるとうっすらと汗ばんでいたので、ポケットからハンカチを出しましたが、よごれたハンカチで子供の顔を拭いたらこの子に怒られちゃうな、と思いなおして、机の上のティッシュを取ってそっと汗を拭ってあげました。

子供のそばに立ちすくみ、チカラのないため息が自然と漏れました。
『パパ、どうしたらいいんだろうね』涙をこらえて子供の部屋を出ました。

リビングに入って照明を点けるとテーブルの上に食事が置かれているのが目にとまりました。
今までであれば、私が帰ってきてから食事が作られたり、温めなおしたりしてくれてました。


寝室の扉をあけると、妻が寝ていました。
私はためらうことなくその妻を起こしました。

気だるそうに起きた妻の顔は、不機嫌をあらわにした態度でテーブルの椅子に座りました。

私はそういった態度も鼻につきましたが、いろいろ前置きをせずに、新垣たちとの関係について説明を求めました。

妻は、都合が悪くなるといつも口を閉ざしてしまうので私もくたびれるのですが、この時も妻が口を開くのをじっと待ちました。

テーブルの上に置かれた食事が虚しく私の視界に入ります。

じっと下を向いたままの妻に苛立ちがつのっていくばかりでした。

さすがに10分もたつと、私もこの変化のない沈黙に耐えられませんでした。

「説明しろと言ってるのに何を黙ってんだ」

落ち着いて話したつもりでしたが、怒りが込められていることがわかるような声色だったと思います。

妻はようやく返事をしました。


「・ ・ ・ 眠ってたのを急に起こされたから頭がまわってないのよ」
  1. 2014/05/31(土) 00:58:59|
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気持ちの置場に 第19回

それよりも私は、
「妻の様子はどうでしたか?」
と人事部長に尋ねました。

「昨日私が呼び出した時には、あくまでも裸を流出させられた被害者として呼んだにすぎない。 もちろん流出の事実は知らなかったようで、聞かされた時には真っ青になっていたよ。まあ自業自得の気もするがね」

人事部長は話を続けます。
「さて、あなたの奥さんについて話を続けます・ ・ ・ 今までの話を聞いて、あなたもショックを受けているでしょうが、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」

ゆっくりとした口調で間を取りながら、話が続きました。

「今、あなたを呼ぶ前に、さっきまでここで奥さんと話をしていました。写真を流出させられた被害者として、その関係者がどうなったかを伝える必要があってね。今回新垣たち3人の退職について説明をするとひどく動揺していたよ。
『写真のことはあなたが知っているのか』ということを質問してきたので、そこは隠すことなく正直に知っていると答えている。  あなたが知っていると聞くとさすがに泣きだしてね。  私は奥さんに言ったよ、バカなことしたねって」

この時点で人事部長がこれから言おうとしていることが脳裏によぎりました。

「3人が退職した件にかかわっている被害者でもあるが、それを引き起こした当事者でもある。 だが、先にも説明したように浮気という問題については、プライベートでの出来事であるため、会社として奥さんをどうこう処分することはない。
しかし、このままにしておくことも望ましいわけではない。その点にあなたは理解できますか?」
「はい」

「ご主人にも浮気していることや写真のことも知られているし、そのこと自体が会社の中で噂となって広がることまでは、止める事ができないよって奥さんに言うと、ただただ謝っていました。私に謝られてもね。。。」

会社とすれば妻を退職させることは簡単なのでしょうが、妻が退職するのか仕事を継続するのかの決断を、最終的には私たち夫婦に委ねたということがわかりました。
人事部長は、私たちがこれからをどうしていくのかという大きな分岐点に、自ら結論を出すように導いてくれたのです。

人事部長が冒頭に△△部長を同席させた理由を説明しましたが、それだけでないことも感じました。

森山課長と人事部長が話をする時でさえ同席していないようですから、△△部長を同席させたのには、部下の声をしっかりと聞かず、こういった人の気持ちが関わる問題を軽くあしらったその罪を深く反省するように意図されているのではないかと感じました。
それに△△部長がここにいることで、△△部長と私の距離が近づき、これから先の仕事の上でも相談がしやすいようにお互いへの配慮が含まれている事も感じました。

私は人事部長に感謝しつつ、△△部長に今後もお願いしますとの気持ちをこめ、深くお辞儀をしてから会議室をあとにしました。


その日、遅めの22時前に自宅へ帰りました。
妻と話し合わなければならないその日、子供が眠るころに帰らなければ、子供の心配を募らせるだけだと思ったのです。

自宅に車をとめ、玄関を開けると、家の電気が消えているのがわかりました。
  1. 2014/05/31(土) 00:57:46|
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気持ちの置場に 第18回

私が人事部長に話をしてから、数日後に明らかに妻の様子がおかしいと感じた日がありました。

元気がないというか、動作が緩慢で表情も暗く、まったく言葉を発しませんでした。
私は『何かあったな』と分かりましたが、何も声をかけませんでした。
その日妻は食事さえとらなかったようでした。

翌朝、朝食の時間にさえ起きてこなかったので、私が子供と自分の食事の用意をして簡単な朝食を済ませました。
子供が学校に行く時間に起きてきた妻は、
「行ってらっしゃい」
と、気だるそうに言って、朝からため息をつきながらダラダラとした感じでコーヒーを沸かし始めました。

この居心地の悪い空気が嫌だったので、私はいつもより早い時間に家を出て会社に行きました。


その日の午後のこと、人事部長から直接私の携帯電話に連絡がありました。

すぐに呼ばれた会議室に入ると、人事部長と直属の上司である△△部長の二人が座っていました。

△△部長までいることに少し抵抗感がありましたが、人事部長が私を座らせるとすぐに話しはじめました。
「内容はわかってるだろうけど、あなたの奥さんの事についてだ。非常にデリケートな内容のため、私が誤った伝達や不適切な説明が起きないように、また起きていなかったことが証明できる
ように△△部長に同席して貰いました」

私は
「はい」
とだけ返事しました。

「結論から言うと、残念ながらやっぱり奥さんは浮気をしていました。それもあなたの言う通り新垣とは結婚前から今まで続いていました」
「そうですか。。。」

「あなたから相談を受けたあとに、新垣と奥さんのメールサーバーの履歴を確認したんだけど、怪しい内容のものは見つからなくてね。それで携帯の写真が流出している可能性を考えて
そこを重点的に調べさせていたら、2、3人やり取りをしているヤツらが見つかってね。そいつらは新垣と仲がいいわけじゃなかったので、言いかえると社内的にもかなり流出しているってことだろうね。
結局そいつらをひとりひとり呼び出して、出所をさかのぼって調べていくと、新垣にたどり着くことができました」

写メをPCメールで転送していたのでしょうが、人事部長から呼び出されて勤務時間中に会社のパソコンを使って、ワイセツな写真を閲覧、送受信していたことを注意されると誰も隠すことはできなかったでしょう。

人事部長はしっかりとした目線で私に向かって話を続けました。
「それでね、いろいろと話を聞いていく内に、奥さんの相手は複数人いることが分かってね。これには私も驚いたね」

私は人事部長の話を黙って聞いていました。

「あなたの奥さんの相手は新垣が中心で、その他に特定できたのが江口と森山でした」

私はびっくりして聞き直しました。

「森山って、森山課長ですか?」
「そうだ。申し訳ないがあなたの上司の森山だ。」

私はまったく予想してなかったことに言葉を失いました。


ここで△△部長が話しをはじめました。

「以前キミの話があがっていた時に私が確認すべきだった。森山から、『いろいろ確認したが勘違いにも関わらず、キミが新垣と奥さんの仲を疑って仕事が手についてない』と報告を受け、私がそれをそのまま鵜呑みにしてしまった。すまなかった。」

△△部長は私に頭を下げて謝りました。

人事部長がそれを見て、また続けます。

「森山と新垣はね、入社が1年違うけど、高校の同級生なんだよ」
「そうなんですか。。。酷い話ですね」

「ああ、とんでもない話だ。言葉が適正かどうかは分からないが、新垣と奥さんが不倫の関係であって、森山と江口はそれにあやかった肉体関係という見方をしているがね。  そこでだ。今回のように社員同士での不倫と言っても、
お互いの同意の上なら会社は介入できない」
「オトガメ無しってことですか?」

「不倫や肉体関係だけならね。しかし、新垣、江口に関しては、奥さんの裸の写真を社内に流出させた罪がある。このことを昨日奥さんを呼び出して確認したが、奥さん自身はこれを知らなかった。
その後初めて新垣、江口を別々に呼んだが、不倫関係や写真の事実関係を認めたので、女性社員の裸を意図的に社内に広めた著しく風紀を乱す行為として、二人に何らかの処分が出ることを伝えた。処分の内容はまだこれから検討する段階であったが、今朝、二人そろって辞表を持ってきたのでそれを受理した」

私はじっと人事部長を見つめていました。

「森山については、管理職であるため、自分の部下の妻に対しての不貞の事実というのは会社としても看過することはできない。更に部下からの相談に対する偽証、隠蔽工作を認めたこともあって、未確定ながら少なくとも一般職への降格及び1ヶ月の停職があることを示唆したが、それを聞いてすぐに自ら依願退職した」

少し驚きましたが、このまま会社に残ってたとしても会社側も本人側にも良いことはないと、そんなことも含めて自己都合による退職を勧め、丸くおさめたのだと思いました。

会社を辞めることになった3人と少しでも顔を会わせたくなかったのですが、
「3人については、顧客情報を持ち出したり、データの消去や破壊をさせないように、仕事も机も今の状態のままで会社を引き取ってもらった。私物はこちらから自宅に送るし、もう職場に来ることはない」
という説明を聞いて安心もしましたが、会社の厳しい姿勢も感じました。
『引き継ぎはどうなるんだろうか』ということも気になりましたが、愚問になるので聞きませんでした。
  1. 2014/05/31(土) 00:56:42|
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気持ちの置場に 第17回

私は妻との修復が困難であることにようやく自分の中で整理がつきました。

私は気持ちが揺るがないうちにと、すぐに会社の人事部長に連絡をとりました。
本来ならそう簡単に合える相手ではありませんが、緊急ということで時間を取ってもらい事態を説明しました。

もちろん私の説明では、妻の居場所を確認するための携帯を設置したことは隠しましたが。

ひと通りコトを聞いた人事部長は、私にこう言いました。

「奥さんと別れたいのか、別れたくないのか。まずそれが一番大切だ」

「別れたくはありませんでした。でももうやり直しができません」
と答えました。

「別れることになっても仕方ないということだな。まずは事実を確認する。ちょっと待ってろ」
そう言って会議室を出ていきました。
するとすぐに、妻に車を借りてラブホに行ったことになっている○○ちゃんを連れて来ました。

○○ちゃんは、いきなり人事部長が来て何のことか分からないうちに連れてこられたのでしょうが、会議室で私の顔を
見るとハッとしたような表情を見せました。

新垣の仲間うちのひとりで、○○ちゃんもラブホ駐車場の件では口裏をあわせているはずです。
それは人事部長も分かってのことです。
しかし、社内電話で呼び出して、あれこれ新垣や妻と連絡を取ると面倒なので直接呼びに行ったのでしょう。

人事部長は○○ちゃんを席に座らせるとすぐに切り出しました。

「確認したいことがあってね。あなた、この人(私のこと)の奥さんとは仲がいいようだけど、車を借りて運転したことある?」

人事部長は続けます。
「答えにくいだろうね。私にウソはつかないようにね。で、どうなの?」
「・ ・ ・ ありません」

借りたことはないということが何を意味するのか分かっていたので、○○ちゃんはためらいながら答えました。
しかし、人事部長、ここで止めませんでした。

「何か聞かれたら『借りたことにしておいて』と頼まれたことはあるよね。この人の奥さんに」
「・ ・ ・ はい」

「何で『借りたことにしておいて』と頼まれたのかその理由は分かる?」

○○ちゃんはここで言葉を発せなくなりました。

そこで人事部長は私に会議室を出て行くように指示しました。

それから30分後、私は人事部長に呼び戻されました。

人事部長は私に教えてくれました。
「あなたが言っている通り、○○ちゃんは車を借りてはいなかった。もし何かあった場合、車を借りていたことにして欲しいと頼まれていた。その理由は奥さんの不倫によるものだった。その相手については確かめないといけないので、確定しない限り、あなたに伝えることはできないが、しばらく待っていて欲しい」

○○ちゃんがまた戻って新垣たちに何か言うのではないかと気になっていたが、人事部長はそれはないと説明を付け加えてくれた。
もともと○○ちゃんはこのことを良く思っていなかったので、片棒担がされている事に嫌悪感も感じているということだった。

数日後のこと、次に人事部長が私を呼んだ時には、すべての事実が確認されていました。
  1. 2014/05/31(土) 00:55:45|
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気持ちの置場に 第16回

その日友人と別れた後の帰宅途中、携帯に送ってもらったその写真を何度も見ました。


恐らくは写真を撮るようにしたのは新垣でしょうが、そうこうすることによって妻への征服感も高めていたのかもしれません。
実際は写真だけでなく、江口のように他の男にも抱かせて妻への支配欲を充たしてもいたのでしょう。

それに女の悦びを感じて新垣に挿入されている妻。

妻の居場所を探知していた頃には、少しの興奮さえ感じていた私でした。
しかし、今までの妻と新垣が私に対してとった態度を思い出すと、興奮どころかバカバカしさを感じてしまってました。

この携帯の写真は、妻に見せつけたとしても『他人のそら似』で終わらせることでしょう。

私はこの写真を証拠として使うつもりはありませんでしたが、もしもの為に手元に置いておきたかっただけです。


扉を開くと我が家独特の匂いがします。
リビングに行くと妻が起きていました。

「お帰り」

私は黙って荷物を置いてスーツを脱ぎ、シャワーを浴びました。

シャワーを浴びながら、今までの妻との生活を思い浮かべましたが、落ち着いて考えているわけではないので、かえって頭の中が
整理できませんでした。
バスタオルで体を拭きあげ、着替えて妻の横に立つと妻は
「どうしたの?」
と問いかけてきました。

私は自然と口から出た言葉が
「お前、新垣さんと一緒になるつもりはないのか?」
でした。

前も同じようなことを聞いて『ない』と返事した妻でしたが今回は違っていました。

「どうして新垣くんのこと、そんなに気にするの?」
「お前がそうしたいんだろうと思ってね」

「浮気してるか疑ってるんでしょ。それに知ってるんだから、あなた会社で上司にまで相談したらしいわね」
「俺が相談したかったわけじゃないけどね」

「なによそれ、とぼけた言い方して。新垣くんが上司に変なこと聞かれて迷惑かけたじゃない」
「もとはあっちが俺に仕掛けてきたんだろ」

「どっちにしたってそういう噂が会社で流れたら、私だって困るのよ。なに考えてるの。あなた頭おかしいんじゃない?」

妻は感情が高ぶって、語気がどんどん強くなっていきました。
私は逆ギレの状態の妻に対して『相手できないな』と思ってさっさと寝室に入りました。

『仕方ない。もう・・・・』
  1. 2014/05/31(土) 00:54:52|
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気持ちの置場に 第15回

課長は私を見るとすぐに座らせ、前置きもなく話始めました。

「家庭の話を少し聞いたんだが、深刻なのか?」

話が広まっているのかなと、少しうんざりもしました。

「妻のことですか?」
課長は何も言わずに頷きました。

「深刻というか、実態がわからず心配しているだけですよ」

「奥さんは何も言わないのか?」
「否定してますからね。相手と思われる方も同じような感じです」

いろいろと聞かれましたが、すべては言いませんでした。
私も話がどこまで広がっているのかが気になって、最後に情報元が同期の友人でないのかと尋ねると、課長は頷きました。

「あいつ、お前のこと、本当に心配していたぞ」
と付け加えました。

その翌日にまた課長から呼ばれたので、会議室に行くと今度は部長まで同席していました。
話が大きくなるのは私も望んでいたわけではないのですが、こうなると仕方ありませんでした。

課長が先に切り出した話はこうでした。

「奥さんの相手と言われていた本人(新垣)に確認したが、酒の場の冗談をお前が真に受けたらしいじゃないか」

私は黙っていました。

部長は
「この話を初めに聞いた時は驚きもしたが、勘違いだと聞いて安心したよ。いい奥さんだから心配もするだろうけど、まあ良かったじゃないか」

私は形式上、お詫びとお礼を言って会議室を出ました。

まっこうから、相手に聞いたとしても素直に答えるどころか、人間関係の悪化しか生まないことは誰にでもわかることです。
しかし、上司としては「聞いたから確認した」ということで責任を果たしたつもりなのでしょう。
初めから上司に期待していたわけじゃないので、これはこのままで構いませんでした。


この時期は自宅に帰っても妻との会話は必要最低限しかしませんし、私は寝室にこもりがちでした。
妻は明るくふるまっていますが、そういった態度さえ私の感情を逆なでしていました。

どうするか策を練るというより、手を打ちあぐねてしまったな、と思っていると、
「お前の嫁さんのことで話がある。会社じゃ話せないから」
と同期の友人が私に声をかけてきました。

その日、2人で入った古びた焼鳥屋で、彼は私に相談せず上司に告げたことを最初に詫びました。
そして本題に入りました。

「本当は課長たちになんとかして欲しかったんだ。お前を傷つけたくなかった」
「どういうことか?」

「新垣さんとお前の嫁さんは出来てる」
「なんでお前が知ってるの」

「あの人(新垣)たちの仲間内では、みんな知ってる」
「そうだろうな。そう思ってたよ。グルになってるのが多いってことだよな」

「そう。お前、嫁さんとどうするつもり? 許すの?」
「考えてる段階。ただ証拠もなく噂だけでは行動とれないし」

友人は黙って私の顔を見つめていました。

「俺、今日お前に会ったのはこれ見せようと思ったんだけど、見せた俺をうらむなよ」

そう言って携帯電話を取り出し、ボタンを操作してから携帯を私に手渡してくれました。

画面には、暗がりのベッドで男と女性が絡んでいる姿が写っていました。
男の横顔が少し写って、女はアイマスクを掛けて写っています。

ですが、それが新垣と妻であることが分かりました。
髪、体型、体のライン、脚線なんか見れば妻だとすぐに分かりました。

私はその画面をじっと見つめました。

「これ1枚しかないんだけどな。あの仲間内のひとりがメールでくれたんだよ」
「いつの話?」

「ずいぶん前だけどね。悪いけどお前には言えなかった」
「お前も良く消してなかったな(苦笑)。このアングル、誰かが撮ったんだろ?」

「たぶん。それが江口さんなのか、あの中の誰かまでは知らないけどな」
「流出してるってことか、最悪だな。他にはないか?」

「いや、まだあるらしい。でも俺はこれしか見たことはないけどな」
「お前、証人になってくれるか?」

「ん、、、、いきなり俺の名前を出すのは勘弁してくれ」
「分かってる。その写真、俺の携帯に送ってくれ」
  1. 2014/05/31(土) 00:53:52|
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気持ちの置場に 第14回

翌日、出社すると、新垣、江口がやってきて、

「すまん、すまん。昨日は冗談きつかったみたいだな。お前の嫁さんからも変なこと言うなってさっき怒られたよ」

と案の定というか、思った通りの言い訳をされました。


私は会社の懇意にしている人たちから、それとなく私が入社する前の妻の過去について尋ねました。

今まで全く知らなかったわけではありませんが、耳にしたことがある程度だったので、冗談とも本気ともわかりませんでした。

こちらから尋ねると、聞かれた相手はすべてを話さないにしても、嘘はつきません。

過去の新垣との関係を知る人は数人いましたが、現在の関係になると、誰もが『知らない』と口を揃えます。

反対に『なにかあったの?』と聞かれることも多く、あまり勘ぐられても困るのでそんな時は笑って濁しました。



妻との協議離婚に持ち込んだとしても、浮気を立証しなければ反対に慰謝料を払わなくてはいけません。
そんな愚かなことはできないので、私はしばらくの間、どうすればいいのか悩みました。

会社での仕事はまじめにこなしていましたが、気持ちが明るくなるこもなかったので自然と会話は少なくなっていました。
ある日、私の元気がないと心配していた同期の友人が声をかけてきました。

「お前、嫁さんのことで悩んでないか?」

ちょっと驚いて返事しました。

「ん? どうした、いきなり」

友人は少し間をおいて説明しました。

「この前な、会社でお前のことを話しているのが聞こえたから、そのまま内容を聞いてたんよ」
「なんの話?」

「お前が、嫁さんの浮気を疑ってるって」
「・ ・ ・ まあね、ちょっとそれでここんとこ気が晴れなくてね。それ新垣さんたちだろ、話してたの」

「うん。。お前が新垣さんと嫁さんのことを疑って詮索してるみたいなことを言ってた」
「気を使った言い方しなくていいよ。バカ扱いで笑われてたんだろ」

友人は私の問いに答えなかったので、私の勘は当たっていたのでしょう。
新垣としては、妻と結婚した私を良く思うはずがなく、私の人格を否定することが楽しくて仕方ないのでしょう。

「お前、ホントに嫁さん、浮気してるの?」
「たぶん、間違いない。嫁さんと新垣さんが口裏合わせているからなかなかね。。。」

その翌週、課長が私を会議室に呼びました。
  1. 2014/05/31(土) 00:52:22|
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気持ちの置場に 第13回

私はそれからすぐに自宅に帰りました。

早く切り上げたため、子供はまだ起きていましたが、寝締まった頃を見計らって妻に切り出しました。
妻も何か言われることは分かっていたようです。

「今日、新垣さんと江口さんと飲んできた」

本来、あまり交流のない人との飲みなので、普段であれば妻も驚くところでしょうが、この時は落ち着いたように

「そう」

とだけ返事しました。

「いろいろ聞いたよ」
「・ ・ ・」

「どうするつもりだ」
「どうするって、何が?」

「浮気しててとぼけた言い方するな」
「私、浮気とかしてないわよ」

「ふざけるな! 昨日新垣さんと会ってたこと認めただろう!」
「私、新垣くんと会ってたとか言ってないわ」

「新垣さんの車とお前の車がラブホの駐車場に停まってた写真みせただろうが!」
「何言ってるの、私は○○ちゃんに車を貸してたから、その間に江口くんに買物に連れて行ってもらっただけなのよ。変なこと言わないで。それに私の車がラブホに
停まってるってことは私も驚いたけど、○○ちゃんがラブホに行ってるなんてこと、いちいちあなたに言えないでしょ」

「昨日そんなこと言わなかったじゃないか!もう会わないと言ったのはなんだったんだ!」
「江口さんと買物に行ったのは悪かったと思ったわ。あなたからすればいい気持ちはしないでしょうから。でも私、○○ちゃんのことが気になってたの。変なこと言ったならごめんなさい」

私は妻の態度に強い怒りを覚えました。

「何を言ってんだ。結婚前から今までずっと体の関係だったんだろうが!新垣、江口が認めたんだぞ!!」
「・ ・ ・ そんなはずないじゃないの。あなたお酒の席でからかわれたのよ。酔ってるの? 絡みすぎよ」


なるほどです。
この時点で、妻と新垣、江口が口裏合わせて、私がどうでるか確認しようとしていたことに気付きました。

もちろん私は昨夜の妻の態度が許せず、浮気相手にも損害賠償請求を含めた責任の追及をするつもりでいました。
新垣にも正直に話してもらう必要もありました。

しかし、妻と新垣の関係は思っていたよりも深かったので、酒の途中で『ごめんでは済ませない』と宣告して退席したのです。

今回、私が妻の浮気問題を訴状に上げたとしても、この3人はそんな事実はないと否定して終わらせるつもりでしょう。

妻が車を貸したと言っている○○ちゃんというのも恐らく話がついているように思います。


仮に私が妻たちの関係を容認したり、今までは仕方ないがこれから先はダメだと柔和な態度を示したとしても、今までの関係を継続するように思えました。

結局、この3人は自分達の関係を匂わせることで、少しずつ私を手のうちに丸めこんでおこうという考えであったように思えます。

この日の夜中に私は妻の車に隠してあった携帯を取り出しました。

見つけられると、反対に妻の立場が強くなる可能性があったからです。

これからが大変でした。
  1. 2014/05/31(土) 00:51:22|
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気持ちの置場に 第12回

私は新垣をかばっていた江口が言葉につまり、反対に江口をかばいはじめた新垣の様子を見て、江口も同罪であることを確信しました。
いずれにしても喫煙所の出来事が脳裏から離れなかったので、恐らくここで江口も何か絡んでいることも感じていました。

この後もお互いをかばってなかなか話が進まなかったのですが、結局は新垣の部屋で妻を交えて3人で飲んだそうです。

妻はしばらく酒を飲んでいなかったので少しの酒で酔ってしまい、そのまま新垣になすがままになったそうです。

初めにキスをした時に妻が何も言わなかったので、新垣はスカート中から下着を脱がせて妻を膝の上に座位の姿勢で座らせ、2人とも服を着たそのままの状態で挿入。

新垣は生で挿入したものの、服を着ている妻の腹上に放出することができず、どうやら妻にくわえさせてクチの中に放出したようでした。

他の男に抱かれているのを見られた妻は、もう拒絶する理由もみあたらず、その後江口まで受け入れたようでした。

どういったプレーをしたのかはわかりません。

その日何度か妻を抱いたような感じでしたが、新垣と江口で交互にまわしたのか、3Pをしたのかまでは分かりませんでした。
ただ、私は妻のセックス体質から、その日に何度もいき続けたんだろうな、なんて想像していました。

段々と調子づいた新垣と江口は、次々に話をばらしだしました。

その後も何度か新垣を中心にして3人でラブホに行くことがあったということです。
そのうちに、新垣とも江口ともそれぞれに誘われるがままラブホに行っていたようでした。

妻が言う『好きではないけど会っていた』という意味がわかりました。

結局妻は、私に出会う前からずっと新垣に抱かれ続け、結婚後は江口まで加わって私の目を欺いていたのです。

ひと通り話を聞いた私は、相手にクギをさしておきました。

「よく分かりました。 ・ ・ ・ で、これからは?」
「お前に悪いからもうするのやめるよ、悪かったな」

「婚前の三角関係なんかであればこれで済むかもしれません。ですが、私は結婚して子供までいる状態で『今までごめんな』って言われてコトが済むとは思っていないでしょ?」

私が低姿勢で聞いていたので、多少調子に乗っていた新垣と江口は、私が真剣に切り返したことでキョトンとした表情になりました。


「どうするって ・ ・ ・ ちょっと待て、俺たちは正直に話しただろ」
「それはきちんと事実を話したということにすぎません。責任とは別です。今答えは求めませんから、後日連絡してください。僕も今の内容を元に妻に確認してみます」


私は何か言いかけた二人の言葉も聞こえないフリをして、飲み代を少し多めにテーブルに置くと、すぐに店をあとにして帰路を急ぎました。

私は新垣、江口、妻の3人から恥をかかされました。
それだけに同じように恥をかかせてやることを考えていました。
  1. 2014/05/31(土) 00:50:27|
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気持ちの置場に 第11回

「どこまで知ってる?」
「まあ、妻が新垣さんとできてるってことですかね」

トゲのある言い方をしたのですが、新垣は何も言いません。
少し間をおいて江口が話しだしました。

「お前が会社に入ってくる前に、コイツ(新垣)とお前の嫁さんは付き合ってたっていうのは知っていたか?」
「詳しくはしりませんが、それらしいことは周りから聞いたことがあります。だから、新垣さんは妻が私と付き合う前の彼氏かなとは思ってました」

「それもちょっと違うんだ。いや正確に言うとお前の嫁さんんは別に付き合ってた彼氏がいたんだが、コイツとも並行して付き合ってた」
「それって新垣さんと浮気の関係ってことですか?」

「まあ、言い方にもよるけどな。お前の嫁さんは入社前から付き合ってる彼氏がいるってことを周りも知っていた。しかしコイツともいい関係になっていたので、周りは彼氏と別れてコイツと付き合いだしたと思ってた」
「二股かけられてたってことですか?」

「だから、二股なのか浮気なのかは分からないし、それにその彼氏っていうのといつ別れたのかもまったく知らない。この頃はコイツなりに真面目に交際していたし、いつか自分だけに振り向いてくれることを願って付き合ってたんだ」
「そこで僕が登場したって訳ですか」

「そう。だからお前がいい関係になってるって噂はすぐに広まって、コイツはそれであきらめたんだ」
「でも続いてるじゃないですか」

私はそう言ったものの、この時にはだんだんと江口、新垣の言いたいことも解ってきていました。
浮気をしていたことを情で済ませようとしているのでしょう。

「俺は、脚色して言うわけじゃない。こうなったいきさつをそのまま話していることを信じてくれ」

江口は落ち着いた口調で話しを続けます。

「話は戻るが、実際はお前とコイツが重なってた時期もあったんだ。ただコイツは自分から身を引いたんだけどな」
「じゃあ先日もこうやって何かあったってのはどういうことなんですか」

「時期的には、お前たちが結婚して子供が生まれた後くらいだったかな」
「育児休暇中ですか?」

私は子供が生まれた後の1年間取得できる育児休暇中に何かあったのかと思って尋ねました。


「いや、違う。その後だ。嫁さんが会社に復帰してきてちょっとしてからだ」
続けて江口は説明しました。
江口はそれまでの口調とは明らかに違って、声のトーンを少し落として言いにくそうに話しました。

「・ ・ ・ お前の嫁さんに対して職場復帰の歓迎会があってな ・ ・ ・そこで新垣も参加してたんだ」
「その時に何かあったんですか?」

「その日、一次会でお前の嫁さんは帰ったように見せかけて、新垣に誘われて二人で抜けたんだ。ただ、お前の嫁さんは結婚したこともあって、不倫するわけにもいかないと思い、近場で飲もうとしたが、結局は新垣の部屋に連れて行ってしまったんだ」
「いきなり妻はハイハイと部屋まで着いていったんですか?いきさつは正直に話してくださいよ」

「・ ・ ・ 」

言葉を失った江口の替わりに新垣が割り込みました。
「いや、二人きりはダメだと拒まれたんで、抜けだす時に江口も一緒に三人でって条件で説得したんだ。江口はそれから電話で呼んだんだよ。」
  1. 2014/05/31(土) 00:49:34|
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気持ちの置場に 第10回

「今日だ。偶然お前の車を見つけた」
「・ ・ ・ そう・ ・ ・ 」

「どうするつもりだ」
「・ ・ ・ どうしたらいいの」

「俺がどうこうして欲しいわけじゃない。自分で考えろよ」
「・ ・ ・ じゃあ、もう会うのやめます」

「それで?」
「・ ・ ・ それだけ」

「あの人、独身だろ。一緒になることは考えてないのか?」
「それはないわ」

「どうして?」
「別に好きじゃないから」

「じゃあなぜ会ったんだ」
「・ ・ ・ 」

「セックス目的か」
「・ ・ ・ 」

「いつから会ってたんだ?」
「・ ・ ・ 」

妻はあっさりと認めました。
しかしこの後、何を言っても何を聞いても妻は口を開こうとはしませんでした。
返事をしないという態度は苛立ちを募らせます。

妻はそんなに勝気な性格ではありませんが、この時ばかりはかなり強い意志で口を閉ざしていました。
『いつかはばれる』ということを覚悟していたのでしょう。

私は妻との会話は成り立たないと思い、この日はすぐに会話をやめました。

翌日、妻の相手をした男、先輩のもとに行くとすでに話を聞いていたようで、私の顔を見てすぐに
「今日、定時後時間とっておいてくれ」
と言われ、待ち合わせの場所も決めて会うことにしました。

妻からすぐに連絡が届いているかと思うと尚更ムカツクものです。

その日の仕事は通常通りこなしましたが、社内で妻の姿を見かけると怒りの感情が込みあがって仕方ありませんでした。

定時を過ぎて待ち合わせの場所に行くと、その男以外にもう一人の先輩もいました。
喫煙所にいた先輩です。

そのまま近くの店の個室に入り、生ビールがでてきて、軽く口を当てると先方から切り出しました。

名前を出すまいと思っていましたが、話が分かりにくくなりそうですから今更ながら名前を出しますが、この2人のうち、ラブホに行っていた方が新垣、もう一人が江口です。

江口が場をとりなすような口調で
「お前の嫁さんのことでいきさつを説明しようと思っている。いいか?」
と言う言葉に私は頷きました。

話の出だしは私と妻が出会う前に遡りました。
  1. 2014/05/31(土) 00:48:40|
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気持ちの置場に 第9回

子供の手前、妻に何も言いませんでした。
しかし、何を言えばいいのか、どう切り出せばいいのか思いつきませんでした。

その日の夜、ベッドの中で妻の背中をトントンと軽く叩きました。
私たちのセックスの合図です。

お互いが自分で裸になって、向かい合います。
普段であればここで前儀をするのですが、私は妻に騎乗位で私の体の上にまたがる様に指示しました。

妻は自分の陰部を当てながら、半立ちの状態の私のモノを手で上下にしごいていました。

少し硬くなった状態になると、妻は私のモノを体の中に受け入れてゆっくりと腰を前後に動かしだしました。

しかしというか、やはりというか、いつもなら濡れ方にもう少し時間がかかるはずなのに、溢れてしまって私をすんなり受け入れました。

妻は体を安定させるために私の両手を握って、腰を前後にも上下にも動かしています。

私のモノに伝わってくる妻の中が、いつもとちょっと違います。
説明するのは難しいのですが、私を包み込む妻の入口から子宮へと続く通り道に、ほんのわずかなんですが、妻の感触に違いがあるのです。

妻の中に隙間があるとか、ゆるみとか、、、、、そんな感じです。

『男のモノが大きかったのか・・・』
『興奮していたのか・・・』
頭の中にこういった言葉が浮かぶのは自然なことなのでしょうか。。。。

私は妻にかける言葉を探しましたが、言葉がみつかりませんでした。

妻はキャシャな体でセックスは受け身、一度逝ってしまうと、何度も何度も逝ってしまいます。
ですから一度上り詰めてしまうと、ずっとそのまま感じ続けてくれます。

しかし、この時は少し疲れた様子で私の方へ体を倒してきて、少しかすれたような声で私の耳元でささやきました。

「・ ・ ・ いいよ  もうイッて ・ ・ ・ なんだかイキそうにない      」

他の男とやるだけやってきてこのセリフかと、頭にカッと血が上りました。

ベッドの枕元の棚に置いてある携帯を取ると、その日に撮影したラブホの駐車場の写真を妻に見せつけました。

妻は騎乗位の姿勢で体を起こしてから携帯の画面を見つめたとき、妻の中が一瞬キュッと締まりました。

すかさず私は問いました。

「どういうことか、説明してくれるか」


妻はしばらくしてから大きくため息をつき、私の体から降りてそのままベッドの上に座りました。

「いつ撮ったの?、、、、、」 
  1. 2014/05/31(土) 00:47:40|
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気持ちの置場に 第8回

私はこの翌日の帰宅途中に妻が停車していた駐車場へ赴き、また妻が行動した時に備え、見張りやすい場所を探しておきました。

意外だったというか、その日はすぐにやってきました。
この前妻が怪しい行動を取ってまだ数日しか経っていないのに、妻の車が自宅とは違う方向を走っていたのです。

前回からあまりに日が開いていなかったので、『浮気ではなく本当はスーパーに寄っているだけなのか?』とさえ思いました。

現場をこの目で見なければ意味がありません。
妻が会社を出て15分くらい経ったでしょうか、私は妻を追いかけるように会社を後にしました。

この日は雨が降っていたのですが、私は傘もささずに小走りで自分の車まで行き、運転席に座って妻の車の位置を確かめるためにリクエストをかけてから、すぐに車を走らせました。

いつものように少し間があってから妻の位置が返されてきました。
思った通り、この前の駅の近くでした。

何度か確認してみましたが、妻の車は動きませんでしたので、すでに停車しているのでしょう。
しかし、この前の駐車場ではありません。
少し地図に誤差があるので、そのためかと思いました。

妻が停めたと思われる駐車場は2~300台くらい停められる大きな駐車場です。
私は駐車場の外の位置にいったん車を停めて、助手席の窓越しに妻の車を探しましたが、雨で窓ガラスが濡れている上、非常に視界も悪く見つけることができませんでした。

妻が止まって15分は経過していたこともあって、すでに妻は車の中にはいないと思い直し、駐車場の中に車を入れて探してみましたが妻の車は見当たりませんでした。

今の妻の車を示している位置とこの駐車場では、確かに誤差がありすぎます。

画面上の位置に車を向けるとコンビニに来てしまうのですが、その駐車場に妻の車はありません。
ですが、そのコンビニの隣には薄いピンク色のラブホがあるのです。
私はその建物の駐車場に入ることに少しためらいましたが、さすがにここで引き下がることはできませんでした。

妻の車が止まって、すでに20分は経っているはずです。
私はラブホの駐車場に進入すると、さほど広くない駐車場に探すまでもなく妻の車を見つけました。

その隣に見覚えのある車、会社でよく見る先輩の車でした。
先輩の車はひとつ型が古いドイツ製の大衆車で、見間違うことはありません。

震える手で、妻の車と先輩の車を携帯のカメラに納めると、私はその場を離れました。

そして少し離れた位置に車を停めて、私はまたそのラブホの出入り口付近を影から見ていました。

妻の帰宅時間を考えるとそんなに長くここにいれるはずはないのです。
夏とはいえ、雨のせいか心境のせいかわかりませんが、鳥肌が立ちとても寒かったことを覚えています。

しばらくすると先にその男の車が出てきて、その30秒後くらいに妻の車が出てきました。
妻は恐らくスーパーにでも寄るのでしょうが、私が先に寄っていた大きな駐車場に車を回しましたので、それを確認した後に私は自分の車に戻りました。

『どうしようか』と思っても何も思いつきませんでした。

少しあけた運転席の窓の隙間から細かい雨が入ってきましたが、普段は車の中で吸わないタバコに火をつけました。
このタイミングでようやく冒頭の10年前の喫煙所の出来事を思い出したのです。

私が喫煙所に入ったとたんに、霧散した先輩たち。
『こいつと二人で飲んでた時のくだらない話だから』と言っていた先輩ではなく、そう言われていた方の先輩。
その男が乗っている車が、ひとつ型が古いドイツ製の大衆車。

妻の浮気が確定し、浮気の相手が確定し、、、、、



家に帰るとリビングで子供がひとり宿題をしていました。

私が帰宅して10分後に妻が帰宅しました。

「あら、早かったね」

そう言った妻の手には、スーパーの袋がありました。
いつも行くスーパーと同じチェーン店なのですが、いつものスーパーとは場所が違う駅前のスーパーであることは分かっていました。
  1. 2014/05/31(土) 00:46:24|
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気持ちの置場に 第7回

この時の妻の下着がどうだったか、ということまではさすがに覚えていませんが、私が知る範囲で妻の下着に大きな変化はありませんでした。
やがてお分かりになると思いますが、下着を変化させる必要がなかったという方が適切なのかもしれません。


同じ社内の人間に尋ねるわけにはいきませんし、なにせ、自分の妻の不貞を露呈してしまうと、噂があっという間に広がってしまいます。
探偵を雇うようなお金を持っていませんから、できるだけ小額に抑えなければなりません。

妻の行動を監視するには、妻本人ではなく、まず妻の車を監視するということに割り切りました。

そしてその方法をいくつか探したのですが、結局は2つに絞り込みました。
1つ目は、子供向けの携帯を使って今どこにいるのかを確認できるようにする。
2つ目は、ポータブルナビを使って車の通行軌跡を記録する。

この2つは両方とも妻の車、トランクのスペアタイヤのところに隠すことで考えました。
値段的には5万で買えるポータブルナビの方が安いのですが、電源がバッテリー式のものに限られるので明け方に妻の車に仕掛けてもまる一日の監視には充電がもちません。
それにナビでは記録として残るのはいいのですが、リアルタイムではないので、結局少し高額な子供向け携帯を選択したのです。

そのうち子供に渡してもいいかなと思いましたし、私の融通が利く範囲のコストで収まりそうでした。
電話として使わなければ、消費電力もかなり抑えられるので2~3日は充電が持ちます。

この携帯を購入した日のうちに何度か使い方を試しました。
通常のナビのイメージでいましたが、こちらが要求してから居場所が返されてくる仕組みで、精度にもちょっとのズレがありました。
しかし、機能的には差し支えがないのですぐ翌朝には妻の車へ設置しました。
トランクでゴトゴト音がしないように携帯をハンカチで包み、スペアタイヤの横に挟みこむようにして置きました。

妻の通勤時刻に合わせて何度か確認してみましたが、結構これがすぐれもので妻がどこにいるのかがわかります。

怪しい行動がないか毎日のように監視していましたが、何事も起きなかったこの頃は、浮気監視というより妻に内緒で行動監視しているとことが楽しくなってきたこともありました。

しかし、それも段々飽きてきた頃の、1ヶ月もしないうちに妻が行動を起こしました。
7月の暑い日でした。

この日は私が客先で打ち合わせをして、同行した人たちと帰り道で飲むことになったのです。
妻に飲んで帰ると連絡すると、妻はどこで飲むか尋ねてきたので場所を伝えました。
自宅の最寄の駅から電車で30分くらい離れた場所でした。

私はそろそろ妻が行動しそうな予感はしていました。

確認してみると会社の定時が過ぎた頃、妻の車が動きだしていました。
やはりというか、案の定というか、通勤ルートからそれた場所を走っています。
いつも買物をして帰るスーパーとも違う方向でした。

何かありそうなのに、その現場を抑えられないもどかしさをこの時感じていました。

妻の車は自宅の最寄の駅からひとつ離れたJRの駅近郊で止まりましたが、地図ではその止まった位置が何なのかまでは表示されません。
しかし、私も土地勘のあるところなので、そこが広い駐車場であることは想像できました。

なるほどです。
ここの目の前には3,4つのラブホテルもあります。
それにチェーン店のスーパーもありますから、仕事帰りに寄ったとしても適当に何か買物すればごまかしも効くというものです。

駐車場に車を停めて、近くで待ち合わせといったところでしょうか。

飲みながら何分ごとに携帯の画面で、妻の車が動き出すのを確認していました。
私は妻がこの瞬間にセックスしているということに呆れ、諦めの心境でした。

妻からの裏切りが現実感を増してくるに従って、ますます私を葛藤させてしまいます。

妻を許せない気持ちと、失いたくない気持ちがありました。
たとえ妻が不貞していたとしてら、復讐したいという思いと、更生させたいという思いが入り混じってしまいます。


裏切った妻を攻撃すべきか、受け入れるべきか。。。

結局この日の妻の行動は、
17時に仕事が終わり、
17時20分に駐車場着、それからラブホ、(スーパーにまで寄ったかどうかわかりません)
19時過ぎに帰宅といったところでしょう。

この日はこれ以上の収穫はありませんでしたが、妻の行動するパターン、つまり平日であればその時間帯と場所が特定できたことは大きな収穫でした。
次は相手を特定する必要があります。。。
  1. 2014/05/31(土) 00:45:24|
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気持ちの置場に 第6回

妻は少し聞きにくそうに、セックスをするのかしないのかを訪ねてきました。

「ねえ、、どうするの?」

返事をしない私に、
「あまり機嫌よくないみたいね、髪乾かしたら先に寝るからね。」

そう言って脱衣所の洗面台へと戻って就寝準備をしていたようですが、そのまま私のいるリビングには顔をださず、寝室へ入って行きました。

高まった感情を表すかの様に、私は飲みかけの缶ビールを一気に飲み干して立ち上がると、そのまま寝室に行きました。

妻はベッドでもう寝ていましたが、私は妻に掛けてあった布団を乱暴にはがしました。

「なに?? 寝てたのに。。。。」


「脱げよ」
「するの? さっき返事しなかったじゃない。。。」
「ごちゃごちゃ言うな!」

「・・・もう。。。全部? 下だけでいいでしょ?」

私が何も言わないうちに、妻は下半身だけ脱いで、ノーブラTシャツの姿になりました。


いつもと違って部屋の照明を点けたままにして、私は体勢をずらし、すぐに妻の両膝を立たせてその裏に手を添え、
妻のあそこに顔を近づけると、
「ちょっと、いやらしいよ、電気消してよ」
と言われました。

私は妻の声に返事もせずに観察しました。
クリトリスも陰唇の内側もいつもより赤味を帯びていて、、、、
急に現実感が襲ってくると、とてもその部分を舐めあげるなんてことはできませんでした。

私は体を倒すように妻の横に仰向けに寝転んで中断すると、妻は
「しないなら寝かせてよ。飲んで疲れてるのに」
と、苛立ったような声を出しました。

こうなってしまうとお互い義務的なセックスしかできませんから、
「今日は止めとこう」
と言ってまた寝室を出て行くと、
「さっきからなんかおかしいよ、文句があるなら言ったら!」
と妻から背中越しに言葉を浴びせられました。


それから、私は2、3日の間、妻の行動をどうやれば監視できるのかだけを、ひたすらに考えてました。
  1. 2014/05/31(土) 00:44:27|
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気持ちの置場に 第5回

今までの妻の行動を振り返りました。
ソファの前のテーブルの上に置かれた缶ビールを見つめながら軽くため息をつき、他におかしいことがなかったかと考えます。

冬に、『バーゲンに行くけど、ゆっくり見たいから私について来なくていい』と言って、丸一日出かけたこともありました。
あの時は洋服を買って帰ってきましたが、男と会う時間は十分とれたはずだと思います。

銀行に行くとか言って、急に午前中仕事を休んだ時もありました。あれはいつ頃だったか、、、、
その時も相手が合わせて休めば、会うことも可能なはずなんです。

いや、こんなことまでしなくても妻が私の目を盗んで行動しようと思えば、長時間でなければいつでも可能なはずです。

そう考えていると、妻が風呂に入っている音、洗面器に湯を入れて、体にかける水の音が聞こえてきました。
私はすぐにソファから立ち上がって、寝室に行きました。

ドレッサーの前に妻のバッグが置いてありました。
この中に携帯電話があるはずです。
私が携帯を見たことを妻にばれないようにするためには、すべてを元の状態に戻さなければなりません。

このバッグの置かれた位置や向き等の状況を確かめました。

ファスナーが1センチくらい閉じしろを残してあります。
うっかり私が全部閉じてしまえば見られたことが分かるようにするため、わざと1センチ開けておいた妻の仕掛けではないか、、、、とさえ考えてしまいます。

このファスナーを開けると、横の方に入っている携帯がすぐに分かりました。
ここで携帯の置かれている左右上下の向きやストラップの位置を確認しました。

妻の携帯を取り出し、折りたたまれている画面を開くと電源は切れた状態になっていました。
電源ボタンを押すと、電源が入って待ち受け画面に子供の写真が出てきます。

そして画面の充電サインを確認すれば、十分電池量は残っていました。
『電池が切れた』のではありません。
タクシーに乗って電話を掛けてきた妻は、『電源を切った』のです。

これも追求すれば、『誤って切ったのかも』と答えるのでしょうし、逆に自分を正当化してこちらが覗いたことを非難するでしょう。

さらに案の定というか、妻の携帯はメールの送受信と電話のリダイヤル履歴、着信履歴もすべて消されていました。

電話の登録名簿を見ても、誰が相手かわかりませんから、これは途中で調べることをやめました。

ここまで確認すると急いで元の状態に全てを戻して部屋をでました。


ソファに座り直して缶ビールにクチをつけました。

『妻はタクシーに乗ってどこに行ったのか?』『何をしていたのか?』これらはもう分かりました。
確定的証拠はないものの、間違いなく他の男に抱かれていたはずなのです。

それよりも『妻は誰と会っていたのか?』と言うことが気になりました。

そうこう考えているうちに、妻は風呂からあがって髪をタオルで乾かしながら私が座っているソファの横に来ました。
  1. 2014/05/31(土) 00:43:22|
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気持ちの置場に 第4回

閉めた扉がすぐに開いたので、妻は驚いて振り向きました。

「なに? どうしたの?」
「ちょっと向こうを向いて。」

そう言われて私に背中を向けて立った妻のスカートを少し乱暴に巻くし上げようとすると、
「やだ、、、ちょっと待って、、、」
と妻はスカートを押さえました。

「どうしたの?、、、、したいの?、、、、分かったから、お風呂に入ってからね、、ね、、」

私は妻の背後から左手でウエストを抱きしめ、右手をスカートの下から突っ込むとすぐにストッキングの上から差し入れました。
ストッキングの締め付けが少し邪魔でしたが、右手を下へ下へ入れていくとすぐに下着にたどり着きます。
下着と肌の間に指先を伸ばした手の平を滑らせこむと、中指、人差し指、薬指が妻の陰毛に触れました。

妻は抵抗して、その場に座り込もうとしましたが、私が抱きしめているのでそうはできません。
背中を丸めて、両膝を強く閉じて両太ももを密着させ、私の手があそこまで届かないようにしていました。

妻は抵抗して腰を引いて体を折ってしまったので、私も妻を支えきれなくなり、後ろから覆いかぶさるような感じでそのままベッドに向かって倒れこみました。

ベッドの上で私から体の自由を奪われてしまった妻は、それでも抵抗していましたが、
「動くな!」
と私に言われ、半ば諦めたようにじっとしました。


それでもきつく閉ざされている妻の太ももの隙間に向かって、私の右腕に力が込められます。

「ちょっと、待ってって、、、ちょっと、、、」

妻の下着の中の右足の付け根にあった中指を、クネクネとさする様に動かして妻の陰部をたどり当てた時、妻の体から力が抜けたので逃さず右手を太ももの隙間にこじ入れました。

こうなると私の手の平にはざらっとした妻の陰毛があたり、すでに私の指先はあふれ出ている愛液を確かめることができました。

人差し指と薬指を使って愛液に浸された左右の陰唇を開き、中指がその中央をゆっくりと膣口までたどっていくと、妻の女性器はすでに受け入れが十分可能な、、、、開いた状態であることが分かります。
男を受け入れたばかりなら、閉じきれていない状態と言うほうが適切なのでしょう。。。

もう何も考えるまでもなく、さっきまで体の中に挿入されていた跡が分かってしまうほど、その部分は濡れ開き、悦びに打ち震えていたことを想像させてくれました。
自分の妻ですから、触ればその状態が分かってしまうのです。

私の右手には、下着の中にこもっているじっくりとした熱までもが伝わっていました。
私は右手を引き抜くと、妻を押し離すように起き上がって部屋を出ました。

私はショックを受けながらも冷蔵庫から缶ビールを取り出し、静かにリビングのソファに座りました。
この時点では妻はまだ浮気を認めたわけではありません。
ですが私の中では『限りなく黒』でした。

妻の矛盾する言葉を盾に妻を責めた場合は、何らかの言い逃れをする可能性を考えました。
『あなたには言ってなかったけど、昔の友人がたまたま地元に戻ってきてたから、コーヒー飲んできた』なんてことを言われた場合、どうしようもありません。

どうすれば、言い逃れができない状況になるのか。。。。
どうすれば、証拠を押さえることができるのか。。。。
  1. 2014/05/31(土) 00:42:13|
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気持ちの置場に 第3回

結局、妻は23時をまわった頃に帰ってきました。
タクシーに乗って2時間過ぎています。

「ただいま。」

当然私も機嫌がいいという訳ではありません。
「遅かったな」
そう妻に言って返事を待ちました。

「そうかね。いつも通りでしょ。」

「電話してから随分経つじゃない」
「ああ、だってあれからすぐ終わるかと思ったら、なかなか終わらなくて。」

「2次会か何か連れて行かれたのか?」
「行ってないよ、終わってすぐ帰ってきたよ」

「誰かと一緒に帰ってきたのか?」
「質問ばかりするのね。何かあったの?」

何か察したのか、妻がこちらの様子を勘ぐりはじめたので、ごまかしだすとやっかいだから、私は感情が顔に出ない様に気をつけました。

「いや、雨が強かったから、帰り道を心配したんだけどね。」
「そう、ありがと。今度から心配させないように雨が降ったらタクシーで帰るね。」

「お前、携帯の電源切れてないか。」
「え? ・・・・ あれ ほんとだ、充電切れたのかな。ごめん。」

妻は、私に聞かれたこと以外は自分から話すことをしませんでした。
ボロが出ないようにしているのかもしれません。

「お前、俺に電話してきたとき、何してた?」

この私の質問で、妻は私から目を逸らし、さっと反対を向いて
「だから宴会中だって。着替えたいから、風呂に入ってくるね」

そう言って、いったんテーブルに置いてあったバッグを手に持って寝室に行きました。

私はすぐに立ち上がり、妻を追いかけて部屋に入りました。
  1. 2014/05/31(土) 00:41:19|
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気持ちの置場に 第2回

いつもと変わらない日々が続いていました。

朝私が一番に家を出ると、続いて子どもが学校に行き、最後に妻がギリギリに出勤します。
普段家に帰るのは私の方が遅いのですが、仕事柄、妻も21、22時をすぎて帰宅することがひと月に何度かありますが、妻の仕事の状況は良く分かっているので、遅くなる時はお互い話して、私が早めに帰って子どもと食事をしていました。

仕事の忙しさに波はあるものの「いってらっしゃい」と「お帰りなさい」がある、ごく普通の家庭だと思ってました。

家庭での妻には何もおかしいところはありませんでした。
というより、疑っていないので、そういう目で見ていなかったのです。
何かあれば自然に気がつくでしょう。

妻は携帯も不自然な使い方はしていません。
毎月の請求書も電話料金、パケット利用量も私が理解できる範囲です。

同じ会社ですから出勤状態もよく分かります。
会社以外は家にいるか、夕食の買物に近所のスーパーに行く程度しかありません。

仕事が私より遅くなることもありますが、職場の目と家族の目が届いている範囲でもありますし、私を不安にさせる要素はありませんでした。

飲み会もありますが、これも同じ職場の人ばかりで、慰労会や歓迎会、送別会等のイベントで、団体の飲み会ばかりでこれといって気にすることもありませんでした。

妻が飲みに行く時には、通常1次会は21時~22時に終わります。
車は会社に置いて、バスで帰宅すると待ち時間を含めても、だいたい22時~23時。
妻が22時~23時までに帰ってくると、だいたい私は起きていますから何もおかしいとは思っていませんでした。

しかし、昨年6月のことでした。
妻が飲み会の日に、早めに帰宅するはずの私の仕事が終わらなかったのです。

仕方なく子供に、ちょっと遅くなるから食事を済ませておくように連絡をしておきました。
そろそろ家に帰ろうとした時には21時前だったので、梅雨時で雨も強かったこともあり、ついでに妻を乗せて帰ってあげようと思い、私は妻に携帯からメールを送りました。

『まだ宴会中?』

返事がありませんでしたので、まだ盛り上がってるのかなと思い、宴会が終わればメールに気がつくだろうと、近くで少しだけ待つことにしました。

強かった雨も多少弱くなってきてましたが、それでも雨音や車の水しぶきが騒々しく感じられる中で、妻が乗るバス停の近くに車を停めました。

車の中で10分ほど待っていると、傘をさしながら比較的早い足取りで歩いている妻を見つけました。
一緒に飲んでいたはずの他のメンバーは近くに見当たりませんでしたから、恐らくは終わってすぐに出たのでしょう。
すぐに携帯に電話しましたが、妻は気づきませんでした。

私がバス停まで車を回そうとしたその時に、妻は近くに停まっていたタクシーに乗ってしまったのです。

せっかく待っていたのに、と拍子抜けしたところに妻から電話がかかってきました。

「電話したでしょ、なに?」
「仕事が遅くなったから、迎えに行ってあげようかと、、、、」
「大丈夫、もうすぐ終わる。みんなと帰るから、じゃあね」
と妻は話をさえぎるような言い方で電話を切ってしまいました。

家には妻より私の方が先に帰りつきました。

『結局私の方が早かったな』と思いながら、起きていた子供に声をかけました。
「ごめんな、遅くなって」
「そんなに心配しなくたっていいって。ご飯、温めてあげようか」
と、私の食事を用意してくれました。

食事をとっている間も『遅いな』と思っていたのですが、結局子供が寝る時間にも妻は帰ってきませんでした。

私の携帯には、妻がタクシーに乗ってかけてきた履歴が、21時過ぎの時刻で残っていました。
それからもう1時間半は経っています。

タクシーでこの時間帯なら、15分もしないうちに帰ってくるはずですし、私が家に着いて30分以上も遅いということは事故でもない限り考えられません。

2、3度電話をしましたが、妻の携帯は電源がきれていました。
こういった時、携帯がつながらないことは、かなりストレスを感じます。

『何してるんだろう』と思いながら私は風呂に入りました。
風呂からあがって、冷蔵庫からビールを取り出そうかと思いましたが、妻の身に何かあってはいけないからと、酒を飲まずに妻の帰宅を待ちました。
  1. 2014/05/31(土) 00:40:22|
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気持ちの置場に 第1回

私は現在40代のサラリーマン、妻と同じ会社で働いています。
妻は私より少し年上で、入社もその分先になります。
子供もいますが、お金はかかるけど手はかからない年頃です。

時期的にはおぼろげですが、私が30歳ちょっと過ぎた頃だったと思います。

タバコを吸うために職場の喫煙所に向かって歩いていると、喫煙所の中から笑い声や、
歓声が聞こえてきました。
『また仕事中に悪ふざけしているな』なんて思いながら喫煙所の戸をあけると、中には
4、5人の2~4歳くらい年上の先輩たちが集まっていました。

私が喫煙所の中に入ると急にその場が慌てたような静まり方をしたので、軽く会釈し、
立ち位置を決めてタバコに火をつけ、ひと吹かししてから尋ねました。
「ずいぶん盛り上がっていましたね、何の話ですか」

この先輩たちの話題の中心になっている人物が、少し間を置いて答えました。
「この前の飲み会の話でな」

「そんなに楽しい話だったんですか?」
「まあな」
「聞かせてくださいよ」

一人の先輩を指差しながら
「いや、こいつと二人で飲んでた時のくだらない話だから」
そう言って吸いかけのタバコの火を消すと、他の先輩たちも同じようにタバコを消して、
「じゃあな」
と、みんな次々に仕事へ戻ってしまい、私は一人残されました。

喫煙所に入る直前に、私に返事をしてくれた先輩の声で
「こいつがやってる間、俺は・・・・」
と言う会話が漏れて聞こえていたので、女関係だろうな、となんとなく思っていました。

職場も違って当たり障りのない付き合い方をしている関係の人たちなので、別に興味が
あって聞いた訳でもなく、沈黙させてしまったから、挨拶程度の会話をしただけで、
こんなことは私も気にしていませんでした。

この時には意味のなかったちょっとした出来事が、ワンシーンとして私の記憶から蘇って
くることになったのです。
  1. 2014/05/31(土) 00:39:22|
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変身 あとがき

今回の執筆の動機は、やはり妻の「変身ぶり」とそれによって生じた夫婦関係の変化をを何らかの形で記録してみたいと感じたことです。

どこまでが事実でどこまでが妄想かを語るのは野暮だと思いますので、多くは語りませんが、もし妻がこれを読めば間違いなく自分のことを書いているだろうと思う程度には事実です。ですから、私としては出来るだけ早めに過去ログに移行しないかなと思っています。

自分の妻のことを書くため、脚色は主に妻を特定されないようにすることに費やしました(容姿、年齢、環境)。ただ結局書いている時に妻がイメージできないと筆が乗らないため限界があります。やはり『妻物語』にはリアリティが必要です。

今回、応援掲示板で非常に多くの方々の暖かい書き込みを頂いたことを感謝します。最近、応援掲示板では批判的な書き込みについての議論がありましたが、私個人としてはそれを上回るほどの支援があれば、多少の批判は気になりませんでした。

次は妄想の比率を8割くらいにした物語をBBS2にでも書かせていただければと思っています。

繰り返しになりますが、たくさんのご声援、ありがとうございました。一つ一つにレスを出来なかったことをここにお詫びします。
  1. 2014/05/31(土) 00:38:21|
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変身 最終回

「あの時の顔や身体、恥ずかしい格好を撮られて春日さんに見せられるのが始めは嫌でした。そのうちに、後で自分で一人で見るのがだんだん楽しくなって来ました。ああ、自分もまだまだこんなに奇麗なんだ、こんなに男の人を興奮させることができるんだと思うと嬉しかったんです。時々それを見ながら一人で……」

以前の妻はこんな露骨なことを言う女ではありませんでした。春日に開発されることで妻は変身してしまったのでしょうか。

変わったと言えば私もそうです。春日もそうでしょう。人生の秋を迎えて、それまで自分に似合うと思っていたものが急に不釣り合いに思えてしまう。あわてて脱ぎ捨てて新しい季節の衣装を懸命に探す。

「私と離婚しますか?」

妻は顔を上げて私をじっと見ます。それまでの私に詫びるような気弱な表情ではなく、まるで牝として私を挑発しているように思えました。

妻は本当に春日に心を奪われなかったのでしょうか。春日が話したようにあのビデオは合成や編集が行われたものなのでしょうか。妻は本当にビデオや写真を私にみられることはないと思っていたのでしょうか。

私は徐々にそんなことがどうでもよくなってきました。ここにいるひとりの女を自分のものにしたい、思う存分犯したいという獣のような衝動が身体の中に湧き起こってきたのです。それは私にとって極めて新鮮な感覚でした。

私はしばらく考えるふりをして、口を開きました。

「いや、離婚はしない」

妻の顔色がパッと輝きました。

「だが、ケジメはつけてもらう。春日には慰謝料を請求し、二度と関係しない旨の誓約書を書いてもらう。慰謝料は……50万円くらいで良いだろう」
「私にも……慰謝料を……」
「紀美子の場合は慰謝料などではすまない」

妻の表情が急に曇ります。

「着ているものを今すぐ全部脱げ。素っ裸になってこれを大声で読み上げろ」

私は用意していた1枚の紙を妻に手渡します。妻の顔がみるみる赤くなりました。

「許して……階下の父と母に聞こえてしまいます」
「もうぐっすり休んでいるから大丈夫だ」
「でも……」
「離婚されてもいいのか」

妻は覚悟を決めたように服を脱ぎ、素っ裸になると直立の姿勢をとり、口を開きます。

「ひ、一つ、チンポ大好きの……」
「声が小さい!」

私は妻の大きなヒップをピシャリと叩きます。意外と大きな音が部屋に響き、妻はおびえたような顔付きになり、声を張り上げました。

「一つ、チンポ大好きの淫乱妻、○○紀美子は今夜、最低8回はイクことを誓います」
「一つ、チンポ大好きの淫乱妻、○○紀美子は今夜、愛する夫であるあなたにお尻の処女を捧げることを誓います」
「一つ、チンポ大好きの淫乱妻、○○紀美子は今夜、お口、オマンコ、お尻の3つの穴を使って、愛する夫であるあなたに3回は気持ち良くなっていただくことを誓います」
「以上、3つの誓いに違反した場合は、どのようなお仕置きも喜んでお受けすることを誓います」

ようやく言い終えた妻はそれだけで気分が高揚したようで、身体をふらつかせます。私は妻をしっかりと受け止めて、片手で乳房を乱暴に愛撫しながらもう一方の手で秘園をまさぐりました。そこは早くもじっとりと潤っていました。私は指先を濡らした愛液を妻の頬になすりつけるようにします。

「淫乱女め……」
「ああ……」

妻はうっとりと目を閉じました。私は妻の唇を奪うと、ベッドの上に押し倒しました。その夜、妻が三つの誓いをきちんと守ったかどうかは読者の皆様のご想像にお任せします。


(完)
  1. 2014/05/31(土) 00:37:23|
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変身 第41回

私は妻の実家の門の前に立ち、チャイムを鳴らします。扉を開けて顔を出した妻は驚きに目を見開きます。

「あなた……」
「お義父さんのお見舞いに来た」

妻の後から顔を出した義母も私の顔を見て驚きます。

「家内がお世話になっています。お義父さんのお加減はいかがですか」
「おかげさまでここ2日ほどは調子が良くて、、XXXXさんには不自由をかけてすみません。私もだいぶ良くなったので、紀美子には早く帰るように言っているのですが」

義母の言葉に妻はうつむきます。

「まあ、上がってください。あの人も喜びます」

私は家に上がると、病床に横たわる義父を見舞いました。義父はしばらく見ない間に一回り小さくなったような印象がありますが、思ったよりも顔色は良いようです。私は義父と義母と少し話し、病人が疲れないうちに妻の部屋に行きました。

しばらくすると妻がお茶をいれて上がって来ました。

「……有り難うございます。父も母も喜んでいました」
「いや……思ったよりも元気そうで良かった」

その先は会話が続かず、妻はじっとうつむいています。

私は妻にプロポーズした日のことを思い出していました。始めに申し上げた通り、見合いして一カ月目のことです。その日にプロポーズするつもりだった私ですがなかなか言い出せず、川べりの同じ道を何度も行きつ戻りつしたことを覚えています。その日の妻も私の次の言葉を待つように、ずっとうつむいていました。

「メールを読んだ」

妻は弾かれたように顔を上げました。

「その後もう一度春日と話した」

妻の表情が緊張を見せます。

「春日にも聞いたことだが、紀美子にももう一度確認したい。どうして春日と関係をもった? 俺との夫婦生活の悩みを解決するためとメールにあったが、本当にそれだけか? 春日に対して本当に愛情はなかったのか? 愛とはいえないまでも、情のようなものはなかったのか」

妻はしばらく唇を噛んで黙っていましたが、やがて口を開きました。

「あなたとの夫婦生活に悩んでいたのは本当です。特に、あなたが風俗に行くようになるとその悩みは大きくなりました。あなたは私が気が付いていないと思っていたようですが、色々なことからすぐにわかりました」
「どんなことで?」
「お店に行く日のパターンが決まっています。第2、第4水曜日とか……。それと帰ってきた時の汗の臭い。女の子の名刺がワイシャツのポケットに入ったままのこともありました」

うまく隠していたつもりですが、妻にとっては普段と違う私の行為を見破るのは容易だったのでしょう。

「私がセックスについて淡泊とあなたは思っていたようですが、人並み、いえ多分それ以上の興味がありました。特に子供を生んでしばらくしてから……。あなたに対してそれを言い出せなかったのは恥ずかしかったこともありますし、やはり、最初の体験の痛みへの恐怖があったのだと思います」
「小夜子から春日さんとの体験について聞いたのは一昨年の暮れごろです。小夜子も私と同じように、それまで本当のエクスタシーを知らなかったのですが、春日さんとの関係でそれを感じるようになり、夫婦生活もうまく行くようになったといいました」
「夫婦生活が改善するというのも魅力でしたが、私は小夜子が語る本当のエクスタシーという言葉に引かれました。女として生まれて40年にもなるのに、このまま本当のエクスタシーを感じないまま年老いるということが、とても寂しく感じました」
「俺と一緒にそれを追求しようとは思わなかったのか?」
「そうすべきだったのかも知れません。でも私は、自分の身体のどこをどうすれば感じるのかすら分からなかった。それに、私がそんな欲求を持っているということをあなたに告げるのが恥ずかしかった。軽率でした。申し訳ありません」

妻は深々と頭を下げます。

「どうしてビデオや写真をPCに入れていたんだ?」
「あなたに見られるとは思っていませんでした」
「あんな簡単なパスワードなのにか? 手帳にシールまで貼っていたぞ」
「あなたの脇の甘さを笑えませんね……」

妻は苦笑しました。

「パソコンの設定はパスワードを含めてみんな春日さんにやってもらいました。ファイルのコピーもです。春日さんは自分だけがビデオや写真を持っていると私が不安だろうという理由で私のパソコンにファイルをコピーしました」
  1. 2014/05/31(土) 00:36:17|
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変身 第40回

私は昨日、妻がテーブルにこぼした涙のことを思い出していました。

「私は次第に、奥さんを自分のものにしたいという欲求にとらわれ始めました。それでエクスタシーを得るために必要なプロセスだと説得して奥さんに私の名を呼ばせて、愛していると言わせているうちに、奥さんも本当は私を愛してくれているのではないかと錯覚し始めました。しかしそれとは逆に、奥さんがご主人との行為でエクスタシーを感じるようになってからは、奥さんは私との行為の中でも、時々感極まってご主人の名前を呼ぶようになりました」
「そんなことは……ビデオには……」
「後で見るとつらくなるので編集して全部カットしています。その場面をお見せしても良いですよ」

春日は寂しそうに言いました。

「どんどん奥さんの気持ちが離れて行く――いえ、始めから私のところにはなかったかもしれないのですが――そう思った私は卒業旅行だと言って奥さんを温泉に連れ出すことにしました。少々のことでご主人に対する気持ちが揺れないかテストすると適当な理由を付け、2日間春日紀美子としてふるまえという私の言葉を奥さんは疑いもしませんでした。私にはなんとかこの2日で、奥さんに最高の快楽を経験させることによって、奥さんを自分のものに出来ないかと考えていました」
「近くの公園で露出させたのは?」
「最初にそこまで経験させることでショックを与えようとしたのです。奥さんはもちろん抵抗しましたが、なんとか説得しました。もちろん周囲に人がいないことを十分確認して撮影しましたが、あれは悪乗りだったと思います。申し訳ありません」

春日は頭を下げました。

「旅行の初日とその夜で、私はありとあらゆるテクニックを駆使して、奥さんを自分のものにしようと思いました。しかしついにそれは果たせませんでした」
「そんなことはないだろう。妻は春日紀美子として振る舞い、春日紀美子として……」

何度もイッていたぞ、という言葉を私は呑み込みました。

「あれは編集です」
「何?」
「旅館での夜、奥さんがその……イク場面を集めたもの、あれは編集なんです」
「編集なのは分かっている。実際は一晩かかったのだろうからな」
「違うんです。いや、それも編集ですが、奥さんがイク時に叫んでいる声、それが編集、いや合成なんです」
「どういうことだ」

私は春日が言っていることの意味が分かりませんでした。

「最初の1、2回は別にして、奥さんは訳が分からなくなってくるとイク時にご主人の名前を呼ばれました」
「えっ」
「私はそれが口惜しくて、後で本当の声の上に、私の妻である春日紀美子としてイク、と叫ぶ声を重ねました」
「本当か」
「ちょっと見たり聞いたりするだけでは分かりません。私はビデオの編集にかけてはプロ並ですからね。でも、専門家が見ればたちどころに合成や編集だとわかります」
「……」
「他にもビデオにはいろいろな箇所に編集が施されています。要するにあれは奥さんの本当の姿ではなく、私の願望が混じったものです」
「私は若いころからずっと色々な女性遍歴を重ねて来ました。結婚に付いてはあきらめていたつもりでした。でも、この年になってこれからもこんな生活を続けるのか、年老いて一人になったらどうするのかと思うと急に焦りと、恐怖のようなものを感じるようになりました」
「紀美子さんに出会い、理想の妻というのはまさにこんな人かと思いました。セックスについては奥手でしたが、開発して行くうちに素晴らしい肉体をもっていることも分かりました。まさに名器といって良いと思います」
「ご主人のご指摘どおりです。私は奥さんを愛していました。自分のものにしたいと思いました。でも、それが無理だと分かった以上、未練がましく追いかけるつもりはありません」
「教えて欲しいことがある」
「なんでしょう?」
「あんた、女の前では関西弁を隠すのか?」
「そんなことはありません。これが地ですし、女を口説く時はむしろ関西弁の方が便利です」
「なら、どうして妻の前では関西弁を抑えていた?」
「それは簡単です。ご主人が標準語でしゃべるからです。奥さんからの希望でした」
「あと一つ聞いても良いか」
「はい」
「妻の……その、お尻の処女を奪ったのか」
「奪っていません」

春日は即答しました。

「しかし……妻はビデオで、あんたに捧げると」
「あれは言葉だけのことです。奥さんはご主人に許していない箇所を、私に許すことはありませんでした」

独りの女を守り、多くの女を知らないまま年老いることに焦りを感じた私、多くの女を知り、独りの女を得ないまま年老いることに焦りを感じた春日。私達は似た者同士なのかも知れません。

春日と別れた私は会社に向かいました。一日休んだだけで仕事はかなり溜まっており、木曜、金曜と私は業務に忙殺されました。金曜の夜、仕事を終えた私は新幹線に乗り、妻の実家に向かいました。
  1. 2014/05/31(土) 00:35:25|
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変身 第39回

12月4日から5日にかけての旅行はいわば妻の「卒業試験」だったようです。春日に開発され女として完全に自信を持った妻は、そのお礼としてさらに12月24日に、全身にリボンをかけた自分を春日に捧げます。

それで2人の関係は終わったようで、その後のメールのやり取りは一切ありません。

メールを全部読んだ私は、複雑な気持ちになって考え込んでいました。

メールを見る限り、妻は春日に対する愛情はないようです。私についての惚気のような表現はありますが、春日への愛情表現はありません。春日も妻に対してはメールの上では生徒に対する先生のようでした。

私は、妻の自分に対する愛が失われていない、少なくとも私よりも春日を愛した訳ではないということを知って安堵していることに気づきました。そう、私はまだ本音では妻を失いたくはなかったのです。

ですが、どうしても納得出来ないことがあります。それは妻と春日のメールでのやり取りと、実際にビデオや写真で撮られた2人の姿のギャップです。ビデオや写真での2人の姿は、私には愛し合っているように見えました。メールでのやり取りがいかにそうではないと言っていても、簡単には信じられません。

私は翌日、会社には医者に立ち寄ると連絡して春日に会うことにしました。

今回は会社の近くの喫茶店は避け、駅の近くの公園に春日を呼び出しました。朝の公園は人も少なく、周囲に話を聞かれる心配がありません。

春日はほぼ時間どおりに、中年太りの身体を揺すりながらやって来ました。

「どうも、わざわざ近くまで来ていただいて申し訳ありません。本来なら私の方が出向かなければならないところですのに」

春日は深々と頭を下げます。あくまで低姿勢です。

「いえ、会社に行く途中ですから」

私はうなずき、本題に入ります。

「メールは全部読ませていただきました」
「そうですか」
「確かにあそこからは、妻はあなたに対する気持ちはないようだし、あなたも同様だと読める」
「はい」
「春日さん」

私は春日の目を真正面から見据えました。

「あなたは、本当に妻を愛していなかったのですか?」
「えっ」

春日の目にわずかな動揺が走りました。

「ですから……それは」
「本当のことを言ってください」
「……」

私の追求に春日はうつむきました。

「……愛していました」

春日は小さな声で答えました。

「私は結婚に失敗して以来、色んな女をとっかえひっかえして遊んで来たのは本当です。出来るだけきれいに遊んで来たつもりですし、人妻に手を出して修羅場になったこともありますが、きちんと慰謝料を払ってなんとかおさめて来ました。前にも話しましたがこれは私の性癖のようなもので、治らないと思っていました」
「旦那との性生活に悩んでいる何人かの人妻の相談にのって、実地指導付きのセックスカウンセリングまがいのことをやったのも事実です。私としては人助けをしているような気分になっていました。そんな人妻の中に奥さんの友人がいて、始めはその人経由で奥さんの相談を受けました」

小夜子さんのことだろうか、と私はふと考えました。

「だから奥さんとの関係も、最初はそれまでの人妻たちと全く変わることはなかったです。ただ、何度かメールをやり取りしているうちに、奥さんが他の人妻と全然違うことが分かりました」
「他の人妻は旦那とのセックスの問題を解決すると言いながら、実際は私とのセックスについても興味津々でした。旦那も遊んでいるのだから、私もこの機会に楽しんで見たいという気持ちが見え見えでした。ですが、奥さんについては全くそういうことがなく、私からそういった話題を振ってものってくることはありませんでした」

確かにメールでの妻の対応はそうでした。

「しかし、妻は私も風俗で遊んでいるのだからお互い様だといっていたぞ」
「それは私が言っていたことをそのまま言っているだけで、本心ではないと思います。奥さんはご主人が風俗にはまることそのものが自分のせいだといって、深く悩んでいました」
  1. 2014/05/31(土) 00:34:18|
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変身 第38回

しばらく私は放心状態のようになっていましたが、突然携帯電話がなりました。発信者は春日です。別れ際に今後の連絡のために番号を教え合ったのを思い出しました。

「春日です。奥さんと話は出来ましたか」
「あんたに心配してもらうことじゃない」
「すみません。ついさっき、泣きながら電話をかけて来はったので、気になって……」
「いまだに連絡を取り合っているのか、やはりあんたと妻は深くつながっているようだな」

春日は私の皮肉にもめげず、話し続けます。

「ご主人、ビデオと写真をご覧になったとおっしゃってましたが、メールも見られたんですか?」
「いや……」

メールはパスワードが解除出来なかったので見ていません。

「この際メールも見てください」
「お前たちの不倫のやりとりなんか見たくない」
「そうじゃないんです。いや、全然そうじゃない訳じゃなくて、いつ会うかの約束なんかも当然ありますが、ほとんどそうじゃないんです」

どういうことでしょう。春日が何を言いたいのかさっぱり分かりませんでした。

「いいですか、パスワードを言います。『xxxxlove』です。わかりましたか? 『xxxxlove』です」

春日はそう言うと電話を切りました。

xxxxというのは私の名前です。どうしてそんな言葉をパスワードにしているのでしょう。私は自分の部屋に向かい、PCの前に座るとバックアップしたメールソフトを起動させました。

パスワードを要求されたため、春日に言われた通りxxxxloveと入力しました。ロックは解除され、メーラーが立ち上がりました。

私は送信フォルダを開きました。最初の妻から春日へあてたメールは去年の2月のものです。メールの内容は私にとって驚くべきものでした。

妻は春日に対して、私が風俗にのめり込むようになったのが、自分が私の欲求に応えることが出来ない、性的に魅力のない女であることが原因であることを嘆いていました。特に処女喪失時の痛みが精神的外傷となって、どうしてもいわゆるオルガスムスを感じることが出来ないことが、妻としてはともかく、女として面白みがない存在になっていると訴えていました。

春日は妻のメールに対して、確かにそうかもしれないがそれは十分治療することが出来る。自分は実際に不感症に悩む人妻の治療をしたこともある。今はその人妻は旦那と幸せな性生活を送っているなどと返信していました。

このように書くといかにも妻の悩みに付け込んで、春日がたらし込もうとしているようで、実際それに続くメールを読んでいてもそう言ったところはあるのですが、妻からのメールは私との夫婦生活の悩みで満たされており、このままセックスがなくなって行くと、私の妻に対する愛も消えて行くのではないかという不安で一杯のようでした。

春日からの返信も妻に引き込まれるように真剣になっていきます。
春日の結論は、このまま放っておいても良くなることはない。妻と私は本当の夫婦のセックスの良さに気づくことはないというものでした。

妻と春日が始めて関係を持ったのは4月始めです。関係を持ったその日、妻は延々と夫を裏切ったことについての悔恨を綴っています。
春日がそれにやや閉口しながらも妻を必死でなだめる様子が伝わって来ます。

妻が始めて絶頂を感じたのは6月です。妻はその喜びもメールで伝えていますが、その大半は、これで私に満足してもらえる女になれたというものです。

春日はそれに対して、まだ安心しないほうが良い。男とはもっと複雑なものだとたしなめています。男の予想通り、妻が私と久しぶりにセックスをした昨年の7月、春日との行為で感じたエクスタシーを感じることが出来なかったとがっかりした妻のメールがあります。

その後、妻がパニックになったようなメールが続きます。6月の春日との行為でケジラミを移されたことが分かったのです。春日は妻との関係の傍ら、風俗にも通っていたようで、自分の不覚を平謝りに謝っています。ケジラミを私に移したかもしれないと恐慌に陥っている妻を、きっと風俗から移されたと考えるだろうと春日は必死に宥めています。さらに「ケジラミの治療」ということで悪乗りした7月15日の行為(春日の誕生日で妻が始めて剃毛され、さらにアヌスを責められた日です)のことを詫びるメールが続きます。

妻が弾けたような喜びのメールを春日に送ったのは、私との行為で始めてエクスタシーを感じた10月のことです。私の身体の上で女の悦びを極め、ともに絶頂を感じたこと、結婚以来始めて本当の夫婦だと感じた幸福を春日に伝え、これもすべて春日のおかげだと感謝しています。春日はやや苦笑しながらも妻を祝福し、自分から卒業する日も近いことを告げています。

妻の春日へのメールには、春日への愛を表すものは何一つありませんでした。そこにあるものは私に対する片思いに似た激しい愛情。
私と身も心も一つになりたい、そのためなら何でもするという熱情だけでした。
  1. 2014/05/30(金) 01:19:26|
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変身 第37回

「珈琲、私もいただいても良いですか?」

またうっかり2人分つくってしまったようです。こんなところで意地悪をするのも大人気ないと思った私は「ああ」と返事をします。

ソーサーとカップを出して、2人分の珈琲を用意した妻はいきなりキッチンの床に土下座します。

「あなた、ごめんなさい。許してください」

私はいきなりの妻の振る舞いに驚きましたが、気を取り直して意地悪く聞きます。

「会ったらすぐに土下座をしろと男から教えてもらったのか」
「違います。本当にごめんなさい」
「そんなことはやめろ。ポーズだけの詫びは見たくない」

私は冷たく言い放ちます。

「お前はもう身も心も春日に捧げているんだろう。奴も独身だからちょうど良い。別れてやるから一緒になれ。一生変態プレイで楽しませてくれるぞ」
「春日さんと一緒にはなりません」
「なぜだ? 旅行では春日の妻として振る舞ったんだろう。春日紀美子と宿帳にもサインしたんだよな。ごていねいに記念写真まで撮りやがって」

私は自分が放つ言葉にどんどん激高していきます。妻は土下座したまま私の罵声にじっと耐えています。

「お前みたいな淫乱な女を妻にしたのが間違いだった。すぐにこの家から出て行け。子供にもこのまま会わさん」
「あなた……」

じっと黙っていた妻が顔を上げ、口を開きました。

「あなたに一つだけ質問させてください」
「なんだ?」

妻の思い詰めたような表情に、私は思わず気圧されます。

「あなたは、結婚してから、私以外の女を抱いたことはありませんか?」
「えっ?」

私は予想もしていなかった質問に意表をつかれました。

「答えてください。私一人だけを守ってくれましたか?」
「それは……」

確かに一時、風俗にのめり込んで月に2度も3度も通ったことがあります。私は返事に詰まりました。

「風俗だから良いという考えですか? 春日さんは私にとっては風俗のようなものです」
「それとこれとは全然違う」
「どこが違うのです? 男の方はお金を払えば欲望を処理出来る場所があります。女にはそんな場所はありません」
「紀美子の場合は一人の相手、それも会社の上司だろう」
「あなたにも馴染みの女の人はいたでしょう」
「……」

私はぐっと押し黙ります。

「春日を愛しているんじゃないのか」
「愛していません。愛しているのはあなただけです」
「それじゃあどうして春日に抱かれた? 俺が風俗に通ったから、その仕返しだとでも言うのか」
「そうではありません」

妻はうつむいて涙を流し始めました。

「私は……寂しかった」

妻の涙がポタポタとテーブルの上に落ちます。私は何を言ったら良いか、言葉を失いました。

「寂しかったから春日に抱かれたのか」
「違います……あなたに、抱かれたかった」

風俗にのめり込んでいる間、それまでも疎遠気味だった妻とのセックスはますます少なくなりました。セックスレスといっても良い状態です。

しかし私はずっと妻はセックスに対して淡泊であり、それでも不満はないのだと思っていました。

「あなたが私の醜い姿を見たから、もう私とは一緒にはいられないという気持ちも分かります。今日はこのまま実家に戻ります」

妻は顔を上げると少し冷めた珈琲をすすりました。

「珈琲、ご馳走様でした。もう、この珈琲も最後になるのですね」

妻はそう言うと立ち上がり、玄関に向かうとそこにおいてあった荷物を持ち、深々とお辞儀をしました。

「長い間お世話になりました」

そのまま妻は家を出て、私一人が残されました。私は妻に何も声をかけることができませんでした。
  1. 2014/05/30(金) 01:18:11|
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変身 第36回

春日は額を床に擦り付けるようにして哀願します。

「なぜだ? 2人とも愛し合っているんじゃないのか」
「愛し合っていません」
「なんだと?」

「愛し合っているのか」と聞いてあっさり「はい」と答えられるのも腹が立ちますが、「愛し合っていません」と即答されて私は一層怒りが増しました。

「どういうことだ? 愛し合っていないとは何だ? お前たちは遊びで一つの家庭を壊したのか」
「ですから……壊してほしくないんです。慰謝料はお支払いします。よければ奥さんに請求する分も私が払います」
「さすがに銀行の次長ともなれば金持ちだな。離婚するのだから妻とお前にそれぞれ500万円ずつ請求するつもりだが、払えるのか」
「それは……2人で100万円くらいなら」
「話にならん。払えないのなら偉そうなことを言うな」
「いえ……離婚されないのならそのあたりが相場かと……わかりました。2人で200万円でどうでしょう?」
「バナナのたたき売りじゃないんだ」

私は怒鳴り声を上げました。

「それと、離婚するかしないかは俺達夫婦の問題だ。お前が口出しをするな」
「ごもっともです」
「それからさっきからのお前の関西弁も気に入らない。ふざけているのか」
「ふざけていません。私はもともと関西出身で、これが普通です。銀行でも関西弁で通しています」
「ビデオの中ではそうじゃなかったぞ」
「あれは……奥さんが標準語で話してくれと……」

妻がどうしてそんな希望を出すのでしょう。私は首をひねりましたが、今はそれどころではありません。

「とにかくお前はどうして責任を取らない。俺が妻と別れたら妻と一緒になるのが責任だろう」

私は本当は妻と離婚してからも、妻が春日と一緒にはなって欲しくないのですが、自虐的になってわざとそういう聞き方をします。

「私は誰とも結婚しません。奥さんでなくても同じです。結婚したら必ず相手を不幸にします」
「何?」

私は春日の奇妙な言葉に混乱します。

「どういうことだ」
「私も結婚の経験はあるのですが、職場の女性に何度も手を出したことで、愛想を尽かした妻に出て行かれました。融資業務部というのは問題融資の期日管理や利払いの処理をしている部署で、銀行の中では裏方、日のあたる場所ではありません。私がこの年でそんな部署の次長に留まっているのは女で何度も失敗したのが原因です」
「……」
「やめよう、やめようと思うのですが、女ぐせの悪さは生まれつきのようで、やめられないのです。もう、病気のようなものです。だから結婚は諦めてますし、一人の女性を好きにならないようにしています」
「お前の身の上話を聞きたいんじゃない。とにかくこれから妻をどうする積もりだ」
「どうすることもありません。してしまったことを否定はしませんし、出来る限りの償いはします。それと、ご夫婦の問題であることは重々分かっていますが、奥さんとよく話をしてください。お願いします」

確かに春日はすべて非を認めているため、夫婦の問題を片付けないままこれ以上彼と話をしても仕様がありません。仕事を途中で抜けてきたこともあって、春日にはいったん帰ってもらうことにしました。

一人になった私は、何か当てが外れたような気持ちになっていました。妻と男に手酷く復讐してやると思っていたのが、春日の態度を見ているとまるで私が独り相撲を取っているような気がしてきたのです。

私は応接間のソファに深々と腰を下ろし、ぼんやりとしていました。
このマンションにも暮らし始めて10年以上になります。購入した当時の、まだ幼い子供を抱いて真新しい部屋を順に巡った時の妻のうれしそうな顔を思い出します。

子供たちの入学式、入園式、お宮参り、始めてわが子を抱いた時のうれしさ。お産を終えた妻の安堵した表情。家族の歴史が時間を逆流するように私の脳裏に浮かんできました。

うっかり私はソファで寝込んでいたようです。外はもう夕方で薄暗くなっています。完全に目が醒め切れない私は珈琲をいれることにしました。

珈琲がポットの中に溜っていくのをぼんやり見ていたら、玄関のチャイムが鳴りました。子供達が学校から帰ってくるには随分早いなと思いながら玄関に向かうと、そこに荷物を持った妻が立っていました。例のお気に入りのグリーンのコートを着ています。

「明日まで帰らないのじゃなかったのか」
「両親に断って、あれからすぐに家を出ました。早くあなたにお話ししたくて。上がっても良いですか?」

私がうなずくと妻はブーツを脱いで上がって来ました。キッチンに入った妻は、珈琲が出来上がっているのに気づきました。
  1. 2014/05/30(金) 01:17:09|
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変身 第35回

「お義父さんやお義母さんにも聞いてもらったらどうだ」
「それは……」

妻が切羽詰まったような声を出します。私も本音では夫婦間のゴタゴタに病に倒れている義父まで巻き込みたくはありません。41歳にもなる娘の育て方についていまさらその親に苦情を言ってもしょうがないことも分かっています。

「わかった。今家には俺しかいない」
「すみません、すぐにかけます」

私が受話器を置いてから3分程しかしないうちに、電話がなりました。

「紀美子です……」

私は妻の声を不思議なほど遠くに感じました。それは遠い実家からかけているということだけでなく、気持ちの上の距離感だったと思います。

「話したいことって、なんだ」
「あの……」

妻は口ごもります。

「春日さんと話されたんでしょう」
「奴から連絡があったのか」
「はい……」
「いつも連絡を取り合っているんだな」
「違います」
「まあいい、おまえの話を聞こう」

私は妻を促します。

「ビデオと写真をご覧になったんですね」
「それは俺が春日に言ったことだ。夫以上に信頼している人間の言葉をわざわざ俺に確認しなくても良いだろう」
「それは違います。私があなた以上に信頼している人はいません」

私は本当は「信頼している」というより「愛している」と言いたかったのですが抑えました。そう言って妻に否定されないことを無意識のうちに恐れていたのかも知れません。

「まあいい、それよりもさっきから質問ばかりだな。紀美子が話があるというからかけたんだ。その話を聞こうじゃないか」
「それは……やっぱり電話で話しにくいです」
「それなら俺から話すことはないから、これで終わりだ。離婚届を送って置くから署名捺印して返せ。後は弁護士を通す。おまえはもうここに帰ってくる必要はない。お義父さんの看病も必要だし、ちょうど良い。ずっと実家にいろ」
「そんな……離婚なんて言わないでください。あなたが考えているような関係ではないんです」
「俺は何も自分の考えを付け加えていない。お前たちの嫌らしいビデオと写真から判断しただけだ」
「待ってください、私の話を聞いてください。水曜日には家に帰ります」
「水曜日……今日中に離婚届を速達で送るから水曜日にはそちらに着く。お前はそこで待って受け取れば良い」

私は一気にそこまで話すと電話を切りました。その後何度も電話が鳴りましたが、私は出ませんでした。そうこうしている間に玄関のチャイムが鳴りました。ドアを開けたらそこには緊張した面持ちの春日が立っていました。

「ご主人、申し訳ありません!」

春日は玄関に入るや否やそう叫ぶように言って、その場に土下座しました。私はしばらくあっけにとられて春日の様子を眺めていました。

「入れ」
「はい」

私は春日を応接間に通しましたが、春日はソファには座らず、床の上に直接正座しています。私はそれを見てふと、春日は以前にもこのような修羅場を経験しているのではないかと感じました。

「あんたとももちろんだが、あんたの奥さんと話がしたい。出来ればこの場に呼べ。あんたの奥さんも被害者だからな」
「……ご主人、私には妻はいません」
「何?」

春日は私より少し年上の40台半ばといったところのようです。今時その年で独身の男は珍しくありませんが、銀行という保守的な業種で管理職の地位にある人間が独身だというのはやや意外な感じがしました。

しかしこれで春日の家庭も壊してやろうという私の願望は潰えたことになります。私は苛々してきました。

「独身か。ならちょうど良いじゃないか。俺は妻と別れるつもりだから一緒になれるぞ。ただし、2人ともそれなりの代償を払ってもらうつもりだがな」

私はそう言いながらも、妻からはともかく、春日に慰謝料以外にどのような代償を払わせるのか考えていました。社内不倫ということで銀行の人事部から処罰させることが出来るでしょうか。

「ご主人、私は奥さんと一緒になる気はまったくありません。別れるなんておっしゃらないでください」
  1. 2014/05/30(金) 01:16:07|
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変身 第34回

「春日さん、あなたは私の妻をどうするつもりですか?」
「えっ」
「ビデオと写真はすべて見させていただきました」

私の言葉に春日は見る見る青ざめ、いきなりテーブルに手を着いて頭を下げます。

「す、すんませんっ!」

私は春日の行為にあっけにとられます。珈琲を持って来たウェイトレスが目を丸くして私達を見ています。

「わ、私と奥さんのやったことは、法律的は不貞、不法行為です。それについては償わせていただきます」
「償い?」

私は春日の言葉を聞きとがめます。

「償いとはなんですか」
「ですから……十分な慰謝料を……」
「いきなり金の話ですか。さすがに銀行は稼ぎが良いのですね」

私は春日を突き放します。

「償いはむろんしてもらいますが、私は妻をどうするつもりなのかを聞いているのです」
「どうするとは……」
「あなたは妻と一緒になりたいのですか?」
「とんでもありません」

男は慌ててかぶりを振ります。

「そんなつもりは毛頭ありません。紀美子さんは○○さんの妻です」
「すると、あなたは妻を遊びで抱いたのですか?」

私の声が少し大きくなったようで、周りの客数人が怪訝そうな表情をこちらに向けます。

「どんなつもりであったにせよ。責任は取ってもらいます。私はもう妻とは離婚するつもりです」
「離婚……」

春日は目を丸くします。

「それはいけません。離婚はいけません」
「なぜですか? あんなことをした妻とはもう一緒にはやっていけない。妻もビデオの中であなたの妻としてやっていきたいと言っていたではないですか」
「あれは違うんです」
「どこが違うんだ」

さすがに私は怒りをこらえ切れず、言葉が荒くなります。

「それにあんたが始めに言った、法律的には不貞とはどういう意味だ。法律的には不法だが心情的には正しい、純粋な愛だとでもいいたいのか」
「○○さん、勘弁してください。この店は銀行の人間も出入りします」

店中の視線が私達に集まっています。私はさすがに少し興奮が冷め、席に座り直します。

「今日、昼休みにかけて外出の時間をとって、○○さんのお宅にお邪魔します。その時にきちんとお話させてください」
「わかった……」

私もここでこれ以上の話は無理と見て承諾しました。とにかく少なくとも春日がはっきりと妻との不貞行為を認めたのですし、銀行員という社会的立場上逃げ隠れはしないでしょう。私はいったん鉾を収め、家に帰って春日を待つことにしました。

春日に対する先制攻撃はなんとか成し遂げたのですが、もう一人かたをつけなければならない相手がいます。そう、妻の紀美子です。

家に帰った私は、留守電が入っていることに気づきました。確認すると妻からです。お話したいことがあるのですぐに携帯に連絡してほしいとのことでした。時間を確認すると、ちょうど私が春日と別れた10分ほど後です。

私と話をしたければ携帯に電話をすればすむことです。妻は私が家にいないことを知りながらあえて家の電話にかけて来たということは、私とすぐに話すのを避けたかったからでしょうか。

私は妻の希望をわざと無視して、実家の電話にかけます。病に倒れている義父やその看病で疲れている義母を巻き込みたくはなかったのですが、妻にも私が味わった嫌な気持ちの何分の一でも体験させなければ気が済みません。何度かのコールの後、受話器を取ったのは妻でした。

「はい、△△(妻の実家の姓)です」
「俺だ」
「あなた……」

電話の向こうで妻が息を呑む様子が見えるようです。

「すみません、こちらからすぐにかけ直します」
「この電話では話せないことか」
「すみません……近くに父と母が……お願いです」

妻は受話器に口を近づけ、小声で哀願するように話します。

  1. 2014/05/30(金) 01:15:11|
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変身 第33回

妻と男の情交の記録を見続けた私は、到底妻とやり直すことは不可能だと思っていました。妻とは離婚する。子供たちの親権も渡さない。財産分与と養育費は相殺して妻を身一つで放り出し、さらに妻と男に対して慰謝料を請求するつもりでした。

また、私が営々と気づき上げた家庭が崩壊した訳ですから、男の家庭も崩壊させるつもりです。男の妻に対しても事態を明らかにするのです。男の妻から私の妻に対して慰謝料の請求があるかも知れませんが、それは離婚を決めた私にはもはや関係のないことです。

私は男と対決するにあたって、不倫や離婚にかかわる法的責任について十分頭に入れて行きました。本当なら妻を奪った男をぶん殴り、職場にも男の所業を言い触らして男を破滅させてやりたいところですが、そうなると私の方が罪に問われかねません。

私の心は男と妻に対する復讐心で一杯であり、男と妻の関係を終わらせ、妻とやり直すなどという発想はまったくありませんでした。

私は妻が冷蔵庫にマグネットで貼っているパートのシフト表から、妻の所属部署と直通電話を調べていました。銀行の始業時間前をねらって、携帯から電話をかけます。

「お電話ありがとうございます。A銀行融資業務部です」
「そちらにお世話になっている○○の夫ですが、春日健一さんをお願いいたします」
「次長の春日ですね、少々お待ちください」

春日は喜美子の勤める部署の次長のようです。銀行での出世の早さがどう入ったものなのか良く知りませんので、優秀なのかそうでないのか分かりかねます。電話が保留にさせる間、聞き慣れたクラシックのメロディが流れました。私は必死で気持ちを落ち着けます。

「はい、春日です」
「はじめまして、私、○○紀美子の夫です」
「ああ、奥様にはいつもお世話になっております」

春日はわざとらしく陽気な声を出します。私は春日の話振りがビデオとは違う関西弁のアクセントがあることに気づきます。

(別人か?)

私の胸に不安がよぎります。ビデオの男がなんらかの理由で春日のふりをして、妻がそれに調子を合わせたということも有り得ます。
いずれにしても電話では声質もよく分かりません。私はここはあえて慎重に下手に出ることにしました。

「実は家内のことでご相談したいことが有ります。お忙しいところ申し訳ございませんが、少しお時間をいただけないでしょうか」
「ああ、ああ、もちろん良いですよ。いつがよろしいですか」

春日は声に余裕が有るようです。私の不安が膨らみますが、思い切って切り出します。

「実は今、銀行のすぐ近くまで来ています」
「えっ?」

一瞬春日の声音が変わったようです。

「向かいのビルの地下に、モナコという喫茶店があるのをご存じですか」
「……知ってます」
「そこで待っていますので、ご足労ください」
「今からですか?」

春日の声にためらいが見られます。

「さほどお時間は取らせません。お願いします。それでは」

私はそう言って電話を切ります。

男と春日が別人だった場合、私の行為はやや奇異なものと見られかねませんが、仮にそうであったとしても男は妻の職場の人間であることはほぼ間違いないと感じています。春日から男についての情報を得ることは可能でしょう。

私はモナコという喫茶店に入り、店の奥の方に席を取り、珈琲を注文して春日を待ちます。やがて落ち着かない風情で春日が現れました。黒縁の眼鏡をかけ、額がやや上がった腹の出た中年男、間違いなくビデオの男でした。

私は春日に向かって手を上げます。春日はきょろきょろしながら私の方に近づき、深々と頭を下げました。

「どうも、春日です。奥様にはいつもお世話になっております」
「いえ、お世話になっているのはむしろ家内の方でしょう」

私は込み上げる怒りを必死で抑えてそういいます。春日は皮肉を言われているのを感じたようですが、何も言い返せなくて口をパクパクさせています。

「お座りください」

私が声をかけるとようやく春日は席に着きました。春日が何かしゃべろうとした途端、ウェイトレスが私に珈琲を持って来ました。

「ご注文は」
「あ、こ、珈琲を」

春日は明らかに平静を失っています。ウェイトレスが去ったところで私は春日に切り出しました。
  1. 2014/05/30(金) 01:14:15|
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変身 第32回

「一番上はどこだ」
「み、耳たぶ……」

男が羽帚で妻の耳たぶをくすぐると、妻は「ヒッ」と声を上げて首をすくめます。

「そんな答え方じゃ駄目だ。ちゃんと教えた通りに言わないか」
「わ、わかりました。ち、チンポ大好きの淫乱妻、春日紀美子の一番上の性感帯は耳たぶです」

再び男の羽帚による攻撃が妻を襲います。妻は何とかイクのをこらえたようです。

続いてうなじ、腋の下、胸元、乳首が順に責められます。妻が自分の性感帯をはっきりと告げるたびに私は何か複雑な気分になって来ました。妻とのセックスでそれぞれの箇所を愛撫したことはありますが、そこが性感帯であるということをはっきり意識していたでしょうか。私は妻の身体について無知であったことを思い知らされました。

性感帯を順に執拗に責められた妻はもはや懊悩の極致といった感じで、素っ裸をガクガクと痙攣させています。あと少し責めればあっけなく絶頂を極めてしまうでしょう。

「さて、次は……」

男の羽帚が妻の下腹部から下に降りてくると、妻は恐怖に目を見開きます。

「クリトリスとオマンコは勘弁してやろう。さすがにそこを責めるとあっと言う間にイってしまうだろうからな」

妻は一瞬安堵したようですが男の羽帚が双臀の狭間に触れると、途端に「アアッ」とうろたえたような声を出しました。

「どうした? クリトリスとオマンコは勘弁してやるが、次は駄目だぞ。いくら淫乱妻の紀美子でも、まさかこんな所を責められてイクはずはないからな」
「ハ、ハイ……」

妻の声は恐怖と緊張、そして押し寄せる快感に震えています。私は思わず画面に引き込まれていました。

「それじゃあ、次の答えをいってみろ」
「ハイ……チンポ大好きの淫乱妻、春日紀美子の上から10番目の性感帯は、お、お尻の穴ですっ。ああっ……」

いきなり男の責めが開始されました。妻は電流に触れたように激しく身体を震わせています。

「1分間我慢すれば浣腸は許してやるぞ。どうだ、我慢できるか」
「が、我慢……しますっ」
「そうだろうな。いくら淫乱妻だといっても、まさか、ケツの穴を責められてイクほどの変態女じゃないだろう」
「ハ、ハイッ……」

妻は必死で絶えていましたが、30秒もたたないうちに降参します。

「あ、ああ……も、もうっ。駄目っ」
「イキたいのか」
「ハイッ、もう、我慢できませんっ」
「お仕置きは浣腸だぞ、いいのか」
「は、ハイっ。か、かまいませんっ」
「よしっ、それなら思い切りイケっ」

散々焦らされていた妻は「イクッ」と叫ぶと、魚が跳ねるような激しさで全身をガクガクと震わせます。これほどのオルガスムスを感じる妻を見るのは初めてでした。

その後のビデオは妻と男のセックスシーンが延々と続きました。一晩中妻と男は愛し合っていたようですが、ビデオには妻の絶頂シーンを中心に編集が施されていました。妻はイク度に男からそう言うように命じられているのか、「チンポ大好きの淫乱妻、春日紀美子、3回目、イかせて頂きますっ」などと叫ぶのでした。最後は声が涸れるほどになった妻は「8回目、イかせて頂きますっ」と叫んで男に抱かれながら失神するのでした。


妻は一番目の誓いどおり一晩で8回の絶頂に達しましたが、「20041204」と名づけられたビデオには妻の浣腸シーンや、アナルセックスのシーンはどこにもありませんでした。念のために写真のファイルもチェックしましたが、それは妻と男の翌日のスナップがほとんどでした。前日のような刺激のある写真もほとんどなく、私には妻と男が旅館の前で仲良く手を組んでいる場面や、土産物屋で楽しそうに買い物をしている場面が心に痛かった程度です。

その日と翌日にかけて、私は妻と男の記録、つまり7月15日から12月24日までのビデオと写真を全てチェックしました。私にとってはどれも衝撃的なものでしたが、やはり男と妻が1泊旅行をした12月4日のものがもっとも刺激の強いもので、始めにそれを見た私は不感症気味になったのか、他のものについてはいくぶん冷静さを持ってみることが出来ました。

いよいよ連休明けの11日となりました。私は会社に電話を入れ、急病のため休むと伝えました。年明け早々、また三連休の後で急に休暇を取るというのは勤め人として褒められたことではありませんが、妻と男のことにけりをつけない限り、落ち着いて仕事も出来ません。私はスーツを着ると、いつもの会社とは違う方向、妻のパート先である銀行に向かいました。
  1. 2014/05/30(金) 01:13:24|
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変身 第31回

そうでなくても、今回の男が初めてではないという可能性もありました。妻の昼の顔と夜の顔が全く違う、あるいは夜の顔も私に見せるものと他の男に見せるものが違うということです。

しかし恐らくは、妻は今回、春日という男と出会うことで変貌させれれたようです。このようなことにもささやかな安堵を感じてしまうのはこれまであまりにも衝撃的なことが多かったからでしょうか。

しかしどうして妻は変わってしまったのでしょうか。私との行為では淫らになれなかった妻が、男とでは淫らになれるのはなぜでしょうか。それほど男の妻に対する調教が巧みだったということでしょうか。

「紀美子のような淫乱妻に一晩付き合ったのでは流石の俺も体力がもたん。最初の一回目は見ていてやるから一人でイけ」
「そんな……」

妻は嫌々と首を振ります。すでに妻の小ぶりの乳房は完全に露出し、パンティは身体を隠す役割は一切果たさなくなっています。

「淫乱妻はチンポでないとイケないのか? 一度一人でイカないといつまでもハメてやらないぞ。それでもいいのか」
「あっ……それは嫌です。我慢できません」
「それならやるんだ。まずこう言ってから始めろ」
「ああ……」

耳元で何事か囁いてくる男に、妻は首筋まで真っ赤にしながらかぶりを振ります。何度か催促された妻はようやく諦めたように口を開きました。

「あ……あなた……チンポ大好きな淫乱妻、春日紀美子がマンズリをかいてイクところを見ていてください。お、お願いしますっ」

男に秘部を嬲られながらそう言った妻は、「ううっ」と声を上げ身体をブルブル震わせました。自分の発した淫らな言葉と男の玩弄がシンクロし、絶頂に達したのでしょう。

画面が変わり、妻は布団の上で蛙のように脚を広げ、横たわっています。豊満な尻の下には枕が当てられ、妻の無毛の秘部ばかりでなく、双臀の狭間に秘められた肛門までが露になっています。

妻は右手に持ったローターを乳首にあて、左手に持ったバイブで膣口からクリトリスをゆっくりと愛撫しています。2つの器具から発せられるジーッというモーター音が次第に妻のハア、ハアという喘ぎ声にかき消されていきます。

ビデオカメラの一台は妻の股間から全身を写し出す位置に、もう一台は男が手に持っているようでローターやバイブの動き、また喘いでいる妻の顔を写しています。

相変わらず男のビデオ編集は巧みで、まるで本物のAVを見ているようだ、などと変なところで感心してしまいます。

「黙ってマンズリをかいてるんじゃない。今どんな気持ちなのか、どこが感じるのか、ビデオを見る人間がちゃんと分かるように実況するんだ。上手くやらないとこのビデオをアダルトビデオの業者に持ち込むぞ」
「ああ、嫌……それだけはやめてーー外を歩けなくなっちゃうーー」
「分かったら始めるんだ」
「ハ、ハイ……チンポ大好きの淫乱妻、か、春日紀美子は、今ローターを乳首にあてて、お、おバイブをオマンコに当てていますっ」
「そんなことは見ていれば分かる」

男は妻のヒップをピシャリと叩きます。

「どんな気持ちか、どこが感じるのかを伝えろといっただろう。真面目にやらないと紀美子のマンズリビデオが全国のビデオショップに並ぶが、それでもいいのか」
「いやーー、わかりました。ちゃんといいます」

男は妻が持ったバイブに手を添えるようにして、ぐいぐいと出し入れさせると、妻は悲鳴のような声を上げて男に屈服します。

「き、紀美子の淫乱な乳首が、ローターのブルブルする刺激で、ビンビンに感じていますわ。ク、クリトリスもおバイブのダイナミックな動きに……ああ、き、紀美子、もう、負けちゃいそうっ」
「流石に淫乱妻は表現力が豊かだな」

男は楽しげに笑いながら、旅行カバンの中から小さな羽帚を取り出します。

「この前の復習だ。紀美子の性感帯を上から順番に言え。間違えたらお仕置きだからな」
「いやーー、今それをされたら」
「イってしまいそうなのか」

妻は声を上げることもできず、ガクガクと頷きます。

「全部言い終わるまでに気を遣ってもお仕置きだからな。今日はアナルセックスをするんだから、お仕置きは浣腸がいいだろう」
「浣腸なんて嫌ーー」
「なんだ、紀美子は経験があるのか」
「ありません、でも嫌ーー」
「嫌なら最後まで我慢するんだ。言っておくが途中でローターやバイブを身体から離してもお仕置きだ。いいか、始めるぞ」

男がそう告げると妻は覚悟を決めたようで、ぐっと歯を食いしばります。少しでも気を緩めたらイキそうになるのを必死でこらえているようです。
  1. 2014/05/30(金) 01:12:25|
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変身 第30回

部屋には既に豪華な布団が敷かれています。その横で真っ赤な下着を身につけた妻が正座をしています。ビデオ後半はいよいよ男とのセックスシーンのようです。

下着は撮影の角度からはよく分かりませんが、それまで着ていた黒のシースルーのものよりはずっと小さいと思われます。

部屋は煌々と明るく、備え付けの電灯以外に男が用意した撮影用のライトが灯されているようです。セックスの際はいつも明かりを消すように訴えていた妻が、こんな明るい場所で男に抱かれるということが信じられません。

「あなた……今夜はチンポ大好きな淫乱妻の紀美子を、思い切り可愛がってください。よろしくお願い致します」

そういうと妻は深々とお辞儀をしました。

「よし、可愛がってやるから今夜の紀美子の目標を言ってみろ」
「ハイ……」

紀美子は少し恥ずかしげに目を伏せましたが、すぐに顔を上げて口を開きます。

「一つ、淫乱妻の紀美子は今夜、最低8回はイクことを誓います」
「一つ、淫乱妻の紀美子は今夜、愛する夫であるあなたにお尻の処女を捧げることを誓います」
「一つ、淫乱妻の紀美子は今夜、お口、オマンコ、お尻の3つの穴を使って、愛する夫であるあなたに3回は気持ち良くなっていただくことを誓います」
「以上、3つの誓いに違反した場合は、どのようなお仕置きも喜んでお受けすることを誓います」

そこまで言い終えた妻はとろんと潤んだ瞳をカメラに向けます。妻はそんな屈辱的な言葉をはかされることで明らかにマゾヒスティックな悦びを感じているようです。

「立って見ろ」
「ハイ」

妻は素直に立ち、気をつけの姿勢をとります。

妻の下着姿の全貌が明らかになりました。赤い上下の下着は透けてはいませんが面積は非常に小さく、妻は裸同然、いや、むしろ裸よりも恥ずかしい姿だと言えます。

「そのブラジャーはどうなっているんだ」

男の問いに妻は無言でほほ笑むと、ブラジャーに指をかけました。
ビデオカメラが妻の胸にズームインしていきます。

赤いブラジャーは生地にラメが入っているようで、キラキラ光るそれは下着というよりは踊り子の衣装を思わせます。

驚いたことにそのブラジャーは前が割れるようになっており、妻の茶色の乳首が布地の間から飛び出しました。既に興奮しているためか、乳首は堅く勃起しています。

男は数回妻の乳首を揉み上げるようにしていましたが、やがて妻の下半身にビデオカメラのレンズを向けます。

妻のはいているパンティは、ストリッパーのやはりバタフライのような小さいもので、事前に剃毛していなければ黒々とした陰毛が横からはみ出していたことでしょう。

「パンティーはどうなっているんだ」

妻はやはり無言でほほ笑むとパンティーに指をかけます。想像した通りパンティーの前の部分は大きく開き、妻の無毛の陰裂が丸出しになりました。

「さすが淫乱妻の下着は普通とは違うな。そんな助平な下着をどこで買って来たんだ」
「これは……あなたが……」
「俺がどうした? 俺はそんなものを買ってやったおぼえはないぞ」
「ああ……ごめんなさい。紀美子が、紀美子が自分で買いました」

男は妻を言葉で責めながら、同時に片手でパンティの割れ目越しに妻の秘部を嬲り、空いた手の平で乳首を転がすようにしています。
それだけで妻は情感が迫って来たようで、「あっ、あっ」とこらえ切れない喜悦のうめき声を上げ始めます。

「自分で買ったということは紀美子はこんな助平な下着が好みだということだな」
「ハイ……淫乱妻の紀美子は助平な下着が大好きです……ああっ」

妻の興奮はますます高まり、鼻息が荒くなっていきます。

「初めてのときはいかにも貞淑そうな白い下着をつけていた癖に。明るいところで抱かれるのも、マンコを近くから見られるのも嫌がっていた癖に。あの時の紀美子は猫を被っていたのか」
「ハ、ハイっ。猫を被っていましたっ。本当は淫乱なのを隠していましたっ」

興奮して妻は叫びます。

私は男と妻のやりとりで、2人が初めて関係を持った時の様子のほんの一端を知りました。私が心の底で本当に恐れていたのは、妻が結婚した当初から私が考えていたような人間ではなかったということです。それならば私と妻の15年以上の結婚生活はすべて無意味なものとなってしまいます。
  1. 2014/05/30(金) 01:11:33|
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変身 第29回

場面は変わり、妻は露天風呂の洗い場で、風呂の縁に腰をかけた男の前に正座しています。

「あなた……綺麗にして頂いて有難うございます。お礼として、たっぷりご奉仕させていただきますわ。チンポ大好きの春日紀美子に、あなたのザーメンをいっぱい飲ませてね」

妻はそういうと男に深々とお辞儀し、髪をぱっと後ろに払って男のペニスにむしゃぶりつきます。

「おっ……随分うまくなったじゃないか……さすがはチンポ大好きの淫乱妻だ」

そういいながら男は妻の頭に両手を当て、髪の毛をぐしゃぐしゃにします。妻はうっとりした表情で男にしゃぶりつき、舌を犬のように大きく出して男の玉袋をペロペロと嘗め、また口をすぼめるようにして激しく上下させます。それは昨夜私に対して発揮したのとまったく同じ技巧です。

「あなた……後ろを向いて」

妻の言葉に男は後ろを向き、尻を妻のほうへ突き出します。何をするのかと見ていた私は次に妻が行った行為に驚愕しました。

妻は男の双臀を開くようにすると、男の肛門に接吻したのです。

「どうだ、俺のケツの穴の味は」
「ああ……美味しいですわ」
「もっと舌先をすぼめて、ケツの穴に押し込むんだ」
「ハイッ」

なんということでしょう。男の排泄器官にまで奉仕する妻──娼婦でさえ嫌がるような行為を進んで行うとは──あの清楚な妻がここまで堕落するとは信じられないことでした。

たっぷりと男の肛門に奉仕した妻は、再び前を向いた男の肉棒をしゃぶります。

「もっと強くしろっ」
「……ハイッ」
「そうだ……いいぞ……おお……もう、出すぞ……いいか、全部呑み込めよ」

男はそう言うと「ううっ」と声を上げ、妻の口の中に一気に欲望を放出しました。妻は一滴もこぼすまい、といった風に男の射精を必死で受け止めています。妻のうっとりした表情が大写しになったところで長い一本目のビデオは終わりました。

私はどっと疲れがこみ上げてくるのと同時に、不思議な興奮を感じていました。今まではビデオの中の妻の痴態を見ても怒りと悲しみが湧くだけで、勃起することはほとんどなかったのですが、今は私のペニスは昨夜3回も射精したとは思えないほどの硬化を見せていました。

いえ、正確には一度、妻がビデオの中で焦らすようにパンティを脱ぎ、妻の白いお尻が徐々に現れる場面で私は興奮しました。それはまるで妻が目の前で私に対して挑発しているように感じたからなのです。

それでは今、妻が男に奉仕しているところを見て興奮したのはなぜでしょうか。

それはやはり、妻が私に対して奉仕しているような錯覚を感じたからだと思います。昨日の妻の絶妙なフェラチオ──ビデオの中で妻は、私に対して行わなかった肛門への奉仕まで演じていますが、そのことがむしろ、より私を興奮させたのではないかと思います。

私は「妻物語」の愛読者ですが、決して寝取られ志向ではないと思っていました。むしろ自分を裏切った妻やその相手に復讐するというシチュエーションに興奮するほうです。不倫を盾にして妻を従属関係に置くというのが好みなのです。しかし何故か最後には妻とはハッピーエンドになることを望むのが我ながら複雑ですが。

私はふと、男がビデオや写真の中で妻に対して行っている行為が、日頃私自身が妻に対して試みてみたいと思って果たせなかったものだということに気づきました。

妻に対する言葉責め、軽い野外露出、剃毛などのソフトなSM、明るい場所でのストリップやコスプレ、いずれも私が妻に行ってみたいと思っていたことです。

実際に妻に対して冗談交じりに提案したこともありますが、妻はそんな変態的なことは出来ない、恥ずかしいといってどれも拒絶してきました。どれも変態的というほど大層なものではないのですが、確かに完全に正常な行為とはいい難いので、私もそれ以上強く要求することはありませんでした。

しかし妻が男に命じられて演じている行為は、いずれも不思議なほど私の嗜好に一致するのです。妻の不倫相手になった男がたまたま私と趣味が一致する男だったのでしょうか。

もしそうなら、私の要求は聞けないで、男の要求は聞けるのはなぜでしょうか。やはりそれは私よりも男を愛しているから、ということなのでしょうか。

私はその回答が知りたくてビデオの後半にあたる「20041204b」というファイルを開きました。
  1. 2014/05/30(金) 01:10:26|
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変身 第28回

完全に妻を失ってしまった。私が愛した妻はもうどこにでもいない。
今いるのは春日という男に身も心も捧げる一匹の淫らな牝でした。

私はこれまで妻のどこを見ていたのでしょう。人間は15年以上も共に暮らした相手を、こうも残酷に裏切ることができるのでしょうか。

今まで「妻物語」で楽しんできた不倫妻とその夫の物語。それは実話であれフィクションであれ私にとっては「他人事」でした。しかし、それが我が身に降りかかって来たとき、これ程辛いものとは想像もしていませんでした。

私にとって最も辛かったことは信頼する相手に裏切られたことによる衝撃、妻が私が思っていたような人間ではなかったことからくる失望よりも、愛するものを失ったという喪失感と悲しみでした。

そう、あれほどの妻の変貌振りを見せられても、私は妻への愛を捨て切れていないのです。この耐え難い苦しみを断ち切るためには、同時に妻への愛も断ち切らなければならないと思いました。

そのために私は妻の醜い姿を直視し、自分とは縁のない存在だと思わなければならないと考えました。

写真が庭での散歩の場面からすぐに食事の場面に移っているということは、その間はビデオで埋められていると思われます。

その一部、着衣のまま男に秘部を嬲られ絶頂に達する妻の姿はたった今見た訳ですが、食事前に浴衣に着替えているからには、2人で部屋に備え付けられている露天風呂に入ったに違いありません。

そういえば先程、ほんの短い時間ですが妻がタオルを身体にあてて露天風呂に入っている場面がありました。私は深呼吸をしてビデオを再開させました。

妻は全裸になって露天風呂の前に仁王立ちの姿勢をとっています。
露天風呂は前面が完全に海に面しているため、目隠しは一切ありません。夕日にキラキラ光る海を背景に立つ妻の裸身は、思わず見とれてしまうほどです。

画面の中に男が現れます。男は片手に剃刀やシェービングクリームの入った洗い桶を、もう一方の手に手拭を持ったやはり全裸の姿です。

だいぶ前から気づいていましたが、男は2台のビデオカメラを使って妻を撮影していると思われます。1台は固定、1台は手持ちで撮っているようですが、撮影は相当手慣れておりまた編集も巧みであるため、映像の流れは極めてスムーズです。

しかし、ここでは妻の陰毛を剃るため男の手が塞がることから2台とも固定で撮影されます。

1台のカメラは妻の秘部をクローズアップで撮るよう調整されており、もう一台のカメラは妻のバストショットを収めるようになっています。

「あなた……チンポ大好きの淫乱妻、春日紀美子のむさくるしいマン毛を一本残らずお剃りになって、早く赤ちゃんのような姿にしてちょうだい」

もはや「春日紀美子」という言葉を聞いても大きな感慨はありません。まるで他人の夫婦を覗き見しているような気分でした。

男は妻にシェービングクリームを吹きかけ、丁寧に剃り上げていきます。妻も最初のビデオで見せたような抵抗は見せず、うっとりしたような表情で男にされるがままになっており、時折腰を浮かして男の作業に協力したりしています。

「ああ、、あなた、、紀美子のクリトリスに間違って傷をつけたりしては嫌よ」
「そんなへまをするもんか。ほら、もっとマンコをしっかり突き出せ」
「これでいい? あなた……あっ、悪戯してはいや……綺麗にしてからゆっくりすればいいじゃない」
「はは、悪い、悪い」

妻と男はそんな言葉を交わしながら淫らな遊びに酔っているようです。

私は妻と男はいつからの関係なんだろうかと考えてみました。この、まさに夫婦のような親密さに至るまで、2人の間でどれほどの密会が交わされたのでしょうか。

私はふと、この「霽月館」という旅館が、土曜の夜などは1年前から予約しないと取れないということを思い出しました。妻と男が泊まった12月4日はまさに土曜日です。

すると2人は、1年以上前からの関係なのでしょうか。1年前の12月もやはり妻と男はどこかで関係を持ち、1年後はこの旅館に泊まろうと約束を交わしたのでしょうか。

もしそうだとしたら私は妻に、想像以上に長い間裏切られてきたことになります。この1年間の妻の笑顔、妻の優しさ、それはみんな偽りだったのでしょうか。

ビデオの中の妻はすっかり剃り上げられたあげく、自ら男に対して剃り残しのチェックをお願いしています。妻の恥丘から肛門の周囲に至るまで念入りに点検した男は「よし」といって妻のヒップをパシッと平手打ちします。
  1. 2014/05/30(金) 01:09:24|
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変身 第27回

ビデオの中で妻が性器や肛門のクローズアップを撮られているのが分かっていても、実際に高画質なその写真を見ると、妻の変貌が現実のことだということを突きつけられるようなのです。

写真はようやく妻と男が散歩している場面に移ります。散歩というのでてっきり私は2人が旅館の外に行くのかと思っていたのですがそうではなく、妻と男は旅館の広い庭を散策しています。時々浴衣に半纏姿の泊り客が写真の隅に写っています。和風の庭の中でシャツブラウスと黒いミニスカート姿の妻はやや違和感があります。

ノーブラ、ノーパンのせいか妻の表情はいくぶん硬めです。私はてっきり旅館の庭で野外露出を演じるのかと思っていたのですが、そういう写真はなく場面はまた室内に移りました。

次は夕食の場面で、浴衣姿で豪華な食事を前に嬉しそうに微笑む妻の姿が写っています。グラスに注がれたビールを飲み干す妻。

ちなみに妻は極端に酒に弱くビール一口で顔が真っ赤になり、グラスに半分も飲むとてきめんに気分が悪くなります。しかし画面の中の妻はその限界を超えた酒量であるはずのビールを一気に飲んで、飲み干した証拠を見せるようにグラスを逆さまにして微笑んでいます。

ほんのり顔が赤くなった妻が男に肩を抱かれた姿が写っています。
おそらく三脚とタイマーを使用して撮ったのでしょう。男の視線がまるで画面越しに私を挑発するように思えました。

私はふと気づき、スライドショーをいったん閉じるとビデオを再開させました。部屋の中でシャツブラウスと黒いミニスカート姿の妻が立っています。

「気をつけ!」

男の号令で、妻は直立不動の姿勢をとります。

「股、開け!」

今度は妻は両肢をコンパスのように、ミニスカートの生地の限界まで開きます。

「スカートを上げろ!」

妻は素直に両手でスカートを持ち上げます。ノーパンの妻の裸の下半身が露わになります。

「マンコ、突き出せ!」

男の言われるままに身体を反らせ、秘部をこれ見よがしに突き出す妻。男は妻に近寄ると片手で上体を支えるようにしながら、残りの手で妻の秘部をまさぐります。

「どうした、もうベチョベチョじゃないか」
「……」
「なぜこんなに濡らした、答えろ」
「あなたに……いつオッパイやあそこを……」
「淫乱妻があそこなんて気取った言い方をするな!」

男は妻のヒップを思い切り抓ります。

「い、痛いっ。オ、オッパイやオマンコを見せろと命令させるのか
と思うと……身体が……」
「自然に濡れてきてしまうのか」
「ハイ……」

妻はもじもじと身体をくねらせます。

「紀美子は、淫乱でマゾなだけでなく、露出狂だな……」
「ああ……ひどいわ」

妻は男の言葉に興奮をかきたてられたかのようにさらにくねくねと身体を揺らせます。

「あなたが……あなたがこんな風にしたのよ。責任をとって」
「もちろん責任はとるさ」

男は妻の秘部を嬲りながら、そういいます。

「今日と明日だけじゃない。ずっと俺の妻でいろ。淫乱で、マゾで、露出狂に調教してやった紀美子の面倒を一生見てやるぞ」
「嬉しいわ……あなた」

妻は男の言葉に更に興奮が高まってきたのか、喘ぐようにいいます。

「紀美子をずっと健一さんのものにして。もっと、もっと淫乱になるように紀美子を作り変えてっ!」
「マゾで露出狂にもしてやるぞ」
「わ、わかりましたっ。好きなようにしてっ」

そう叫んだ妻は男に唇を求められ熱い接吻を交わします。指による責めで絶頂に達したのか、妻は男から唇を離すと「イクっ」と叫び、身体を震わせました。お気に入りのスカートは妻の花蜜ですっかり濡れてしまったでしょう。そこまで見た私は衝動的にメディアプレイヤーを停止させました。
  1. 2014/05/30(金) 01:08:34|
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変身 第26回

「紀美子がそんなに頼むのなら、後でたっぷり犯してやろう。しかし、その前に腹ごなしの散歩だ。服を着ろ」

妻はうなずいて、パンティを穿こうとします。

「馬鹿野郎。俺は服を着ろといったんだ。下着を着けろとはいってない」
「えっ……でも……」
「淫乱人妻……いや、今日と明日は俺の妻なのだから、人妻はおかしいな。淫乱妻の紀美子は散歩をするときに下着なんか要らないだろう」
「はい……淫乱妻の紀美子は、散歩のときは下着は要りません。ノーパン、ノーブラがふさわしいですわ」

妻が素肌の上から黒いミニスカートとパールホワイトのシャツブラウスを着たところでビデオの場面が変わり、妻がタオルで前を隠しながら、個室についている露天風呂に入っているシーンになります。

散歩のときはビデオは持ち出さず、デジカメだけを持って出かけたのでしょう。私は妻が散歩のときにどんなことをさせられたのが気になり、いったんビデオを止めます。例の「20041204」というサブフォルダをクリックし、すでにチェックしたファイルは飛ばしてスライドショーを開始させます。

スライドショーの時間はいったん、宿までの旅程に戻ります。展望台の上で2人仲良く腕を組んでいた後は、昼食に立ち寄った蕎麦屋での妻の様子が撮られています。

妻は写真が苦手でしたが、特に食べているところを撮られるのを嫌いました。しかし妻はここでは、男の前で美味しそうに蕎麦をすすっているところまで撮らせています。その姿になぜか私は、セックスしている姿よりも生々しいものを感じました。

昼食を終えた妻が蕎麦屋の前でポーズを取っている写真もあります。
古い民家風のそれなりに凝った建物ですが、特に記念写真を撮るような場所ではありません。蕎麦屋に出入する客たちが怪訝そうな表情で妻のほうを見ているのが分かります。私は嫌な予感を覚えました。

やはり思ったとおり、次の画像は妻がシャツブラウスの前を開き、黒いブラジャーを押し下げて乳房を露出させているものでした。さすがに周囲の人に気づかれるのを恐れているようで、妻は不安げな表情を見せています。

蕎麦屋での写真は終わり、次は旅館の前で妻が佇んでいる写真です。
旅館は歴史のありそうな立派な建物で、部屋の中の様子といい、宿代は相当かかるでしょう。大きな看板には「霽月(せいげつ)館」と書かれています。

「霽月館」という旅館の名は私も聞いたことがあります。土曜の夜などは1年前から予約しないと取れない、伊東でも有名な旅館です。
宿代は2人で10万円近いでしょう。教育費のかかるこども2人を抱えた私にはとても連れて行けない高級旅館です。

次の写真は旅館の中で仲居さんの姿も写っています。妻はチェックインしているところらしく、宿帳に名前を書いているようです。

(どうしてこんなところを写すのだろう……)

宿帳に名前を書いているところを写真に撮るなど、普通はしません。
不審に思っていた私ですが、次の画像が現れるとその理由がわかりました。

妻は、男の名の横に自筆で黒々と「春日紀美子」と記した宿帳をカメラのほうに向けて、にっこりと微笑んでいます。私はもう○○紀美子ではない、もはや身も心も春日健一の妻だということを高らかに宣言しているようです。

耐えがたいほどの屈辱感と敗北感に打ちひしがれている私の目に、衝撃的な画像が飛び込んできました。

それは淫蜜をたたえてキラキラと光っている、妻の性器のクローズアップでした。クリトリスが屹立し、小陰唇が充血して膨らんでいるのがはっきりと分かります。

少しずつ角度を変えたその部分の画像が続いた後、妻が肉穴をまるで財布の口を開くように、指先でオープンしている画像が現れました。妻の肉襞は白っぽい樹液ですっかり濡れており、膣口から溢れそうなほどです。

食虫植物を思わせる妻の性器、貪欲さまで感じさせるそんなものがあの可愛かった妻の身体の一部だということが信じられません。しかもそれは男に視姦されてはしたなく蜜まで流しているのです。

次に現れたのは妻の肛門のクローズアップです。妻は尻たぶを両手で開くようにして肛門を露出させ、豊満な尻をカメラに向かって突き出すようにしています。

細かい襞で縁取られた妻の肛門は形も崩れておらず、まるで菊の花を思わせます。この形ならいまだ男の肉棒による凌辱は受けていないのかもしれません。

しかしその一方、男の視線を受けて恥ずかしげに窄まっているそれは淫らというよりなにか皮肉な滑稽ささえ感じさせます。排泄器官まであからさまに晒した妻の姿がたまらなく卑猥で、哀れでした。

ビデオの中で男に従い、いわれるままに猥褻な言葉を発し、淫らなポーズをとらされる妻の姿を見るのもショックですが、日常的な場面からいきなり臓物まで晒すような卑猥な姿へ転換するスライドショーも私にとっては堪えました。
  1. 2014/05/30(金) 01:04:22|
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変身 第25回

「指でマンコを開いてみろ」

妻は男に言われたとおり、ストリッパーが特出しをするように指で陰裂を開きます。襞の中まで晒した妻を男は何枚も写真に撮ります。

ようやく撮影が終わりました。男は、興奮のあまりハア、ハア、と荒い息をついている妻の顎を持ち上げます。

「こんな写真を撮られたら、これからはいくら上品な奥様面をしてもムダだな、紀美子」
「ハイ……」
「濡れマンコの写真を撮られて興奮したか?」
「はい、淫乱人妻の紀美子は、濡れマンコの写真を撮られて興奮しました」
「チンポ大好きが抜けているぞ」

男は妻の尻をピシャリと叩きます。男の片手は妻の秘部を弄んでいます。

「……チンポ大好きな淫乱人妻、春日紀美子は、濡れマンコの写真を撮られて興奮しました……ああっ」

そこまで言った妻は軽くイったのか、電流に触れたようにブルブルと身体を震わせました。そこをすかさず男が唇を求めると、妻は男にしがみつくようにして口吻を交わします。

「今度はケツの穴の写真を撮ってやる。後ろを向け」

男は再び妻のお尻をピシャリと叩きます。妻は子供のように素直に後ろを向きます。

「足を大きく開け」
ピシャリ!
「上体を傾けろ」
ピシャリ!
「両手で尻の肉を思い切り開け」
ピシャリ!

男は命令を下すたびに妻のお尻をスパンキングします。液晶画面に妻の尻が大写しになります。男に言われたとおり両手で思い切り尻たぶを開いているため、妻の菫色の肛門が丸見えです。

「そのままじっとしているんだ」

男はデジタルカメラを妻の尻に向け、何度もシャッターを切ります。
シャッター音のたびに妻の肛門はフルフルと息づいているようです。

男はようやくデジカメをおきましたが、妻は姿勢を変えることを許されず、肛門を晒したままです。

「そのままお願いすることがあっただろう」

男にまた尻を平手打ちされ、妻は「ハイ」と頷きます。

「……あなた、今晩はあなたとの新婚初夜ですから、紀美子の処女を捧げますわ」

私は紀美子の衝撃を受けました。処女を捧げる? 一体どういうことでしょう。

「でも……前の処女は紀美子はもう失ってしまいましたから、後ろの処女を捧げます。あなた、どうか紀美子のお尻のバージンを奪ってください」

(紀美子……)

私は信じられない妻の言葉に呆然と液晶画面を見つめていました。

昨日私に抱かれたとき、妻はお尻の穴を責められて明らかに快感を訴えていましたが、私がお尻の穴を犯すと言ったときにははっきりと拒絶しました。

しかし、妻は男に対して肛門の処女をこの旅行の間で捧げると誓っていたのです。前の穴は夫と共有するのは仕方がないが、お尻は男が独占するというのです。

私は妻の裏切りを知ってから、妻が男を愛しているのは間違いないと思っていましたが、ひょっとして私への愛の間で揺れているのではと淡い期待を持っていました。15年以上の夫婦の絆はそれほど簡単には崩れないと信じたかったのです。

しかしこれではっきりしました。妻は私よりも男を選んだのです。
私の心の中に悲しい諦めとともに、妻に対する復讐心が明確な形をとって生まれてきました。

「ケツの穴を俺に犯されたいのか」

またピシャリと尻を叩かれた妻は「ハイッ」と大きな声で答えます。

「マンコを犯されるだけじゃ物足りないというのか。ほんとに紀美子は淫乱だな」
「あなたがそういえと……」

再び男のスパンキングが妻の尻に飛びます。

「あっ、ハイ、マンコを犯されるだけじゃ物足りませんわ。ケ……ケツの穴も犯してくださいっ」

妻の叫ぶような声がスピーカーから響きました。
  1. 2014/05/30(金) 01:03:11|
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変身 第24回

妻はまるで楽しんでいるように、時々カメラをちらちら見て微笑みながら服を脱いでいきます。シャツブラウスを脱ぎ、ブラジャーを取ると妻の小ぶりの乳房が露わになります。

「相変わらず紀美子のオッパイは可愛いな」
「……意地悪」

妻は拗ねたような声を出すと、男のほうを軽く睨みます。

「紀美子のオッパイは貧弱だが、尻は凄く大きい。大きくてセクシーだ。俺は尻の大きい女のほうが好きだ」

上半身裸になった妻は男の言葉には答えませんでしたが、くるりと後ろを向き、黒いミニスカートに包まれたお尻をカメラに向かって突き出すようにすると、スカートに手をかけ、お尻をくねくねと揺らしながらゆっくりと下ろし始めます。

妻はお尻が大きいのがコンプレックスでしたが、今はむしろそれを誇張するように男に見せ付けています。男からお尻の大きさを誉められているからでしょうか。

シースルーのパンティに包まれた妻のヒップがすっかり姿を現します。妻は床に落としたスカートから足を抜くと、今度はパンティに手をかけます。

妻は焦らすようにパンティを脱いでいきます。剥き卵のような白い妻のお尻が徐々に現れてきます。呆然と画面を見つめていた私は、いつしか股間が勃起していることに気づきました。

(こんな……)

妻が他の男の前で痴態を晒すのを見て興奮するなんて──私は自分が情けなくなりました。妻がまるで私に向かって挑発しているような錯覚に陥ったのです。

すっかり裸になった妻は、ビデオカメラに向かってゆらゆらとお尻を振っています。私は昨日、妻の中に三度も放出したのにもかかわらず、今すぐビデオの中の妻のお尻を鷲づかみにして、思う存分犯したくなるのでした。

「一度前を向いてみろ」

妻は素直に男に従い、くるりと前を向きます。腕を両脇に垂らしているため、妻の秘部は薄い繊毛から透けて、割れ目がくっきりと見えています。

「だいぶ伸びてきたな」
「ハイ……」
「今日、風呂の中で剃ってやろう」
「……お願いします」

妻は恥ずかしそうに俯きます。

11個の映像ファイルのうち最初のものである7月15日のビデオで既に、妻は男から「ケジラミの治療」と称して陰毛を剃られ、前後の穴を張り型で責められて絶頂に達するというとんでもない痴態を晒していました。それなのに未だに男の前ではしばしば恥らうような態度を見せます。私は妻のその態度が男を挑発しているようにも思えるのでした。

「そんなお願いの仕方じゃ駄目だ。何度いったら分かるんだ」

男がやや語気を強めてそう言うと妻はびくっとして顔を上げ、「ごめんなさい……」と詫びます。

「あなた……いつもお世話をかけてすみません。紀美子のむさくるしいマン毛をお風呂の中で綺麗に剃ってね。紀美子、今夜は赤ちゃんのような姿で、生まれ変わったような気持ちであなたに抱かれたいの」

そこまで言うと妻は再び羞恥に頬を染め、顔をそらします。

「まだいうことがあっただろう」
「ああ……」

妻の溜息の熱さがディスプレイ越しに伝わってくるようです。

「前の毛だけじゃなくて……お、お尻の穴の周りの毛も……忘れずに剃ってね。お願い」
「よく言えたな、紀美子」

男は妻に近づくとぐいと抱きしめ、熱い接吻を注ぎ込みます。男はまるで恋人同士のように妻と口吻を交わしながら、片手で妻の秘部をまさぐります。

「もうこんなにびしょ濡れになっているぞ」
「嫌……」
「恥ずかしい言葉をいわされて興奮したのか。本当に紀美子は淫乱な人妻だな。いや、淫乱なだけではなくてマゾの気もあるぞ」
「ひどい……マゾだなんて」
「股を開いて濡れているところを見せろ。証拠写真を撮っておくんだ」

男はデジカメを取り出すと、レンズを妻の股間に近づけます。

「もっと股を開け」

男は妻の秘部に向かってパシャ、パシャとシャッターを切ります。
妻は羞恥の極といった風情で歯を喰いしばって耐えています。
  1. 2014/05/30(金) 01:02:08|
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変身 第23回

その時は、具体的にどうすると決めていた訳ではありません。しかし今まで見たビデオや写真から、妻とはもう今までのような夫婦ではやっていけないと感じていました。

だからといって妻と離婚するのか。夫婦としてやっていけないのなら理屈ではそういうことになるのでしょうが、妻に裏切られたいわば被害者である自分が、家庭崩壊という不条理にみまわれなければならないというのが納得出来ないのです。

妻の相手である男の家庭も崩壊させてやる。そして出来ることなら妻を一生、座敷牢のような場所に閉じ込めて苦しめたい。淫乱女と化した妻が牢の中から、男を求めて悶えるのを見ながら笑ってやりたい。そんな思いまでが頭の中に生まれます。

ビデオの画面が変わり、場面はいきなり室内になります。2人は旅館に到着、もう部屋の中に入ったようです。

私はそこでいったんビデオを止め、「写真」のフォルダの「20041204」のサブフォルダを開きます。昨日確認した数枚のファイルを除いた一番古いファイルを選び、そのままダブルクリックしようとしましたが思い直し、マウスを右クリックします。デジカメなどで撮った写真をファイル名順にスライドショーで見せるソフトをインストールしていたことを思い出したのです。

メニューの中から「アプリケーションで開く」を選び、そのソフトを選択します。ウィンドウズのデスクトップは消え、画面一杯にスライドショーが開始されました。

幸い、公園前での野外露出の写真はあれで終わりのようでした。妻は見晴らしのよい展望台のような場所に立っています。晴れた冬の朝の空は空気が澄んでいるせいか、妻の後ろに富士山がくっきりと見えます。

美しい風景を背景にした妻の写真が何枚か続きます。たまに子供達と一緒に、あるいは妻と2人で旅行に行く時、私が妻の写真を撮ろうとすると妻は恥ずかしがって撮らせようとしませんでした。しかし、はっきりした顔立ちを引き立てるようなメイク、良く手入れされた明るい栗色の肩までの髪でイメージが一変した妻。性能の良いデジタルカメラで撮られたその姿は幸せそうで、自信に満ちてさえ見えます。

次の写真は男と妻が寄り添って、腕を組んでいる写真でした。近くにいる誰かに撮影を頼んだのでしょう。シャッターを押した人は男と妻が本当の夫婦であることを疑いもしなかったに違いません。それほど2人の間には自然な親密さが感じられました。

私は耐え難いほどの孤独感に襲われました。もはや妻は私のものではない。私の手から離れて、まさに見も心も男の妻「春日紀美子」になっていたのです。

私はスライドショーを停止させ、ビデオを再開させました。旅館の部屋は派手さはないものの、高級感のある和室です。妻がまるでレポーターのように部屋を案内するのをビデオカメラが追いかけます。

特筆すべきは、部屋に備え付けられている露天風呂でした。おそらくこの旅館の売りものだと思われます。コートもジャケットも脱いだ、パールホワイトのシャツブラウスと黒いミニスカート姿の妻が露天風呂の前で恥ずかしげに佇みながら、カメラに向かって語りかけます。

「……旅館自慢の露天風呂です。あなた、後で紀美子と夫婦水入らずでゆっくり入りましょう」

妻はそう言うとにっこりと微笑みます。完全に夫婦気取り、いや、夫婦そのものです。春日という男がやに下がっているのが目に浮かぶようです。

ビデオの場面は切り替わり、妻は畳の上に正座しています。妻はカメラに向かって深々とお辞儀をしました。

「あなた……こんな素敵な旅館に連れてきていただいて、ありがとうございます。紀美子、感激いたしましたわ」
「そうか」

男は妻の言葉に満足そうに笑います。」

「俺と紀美子の新婚旅行だと思うんだ、わかったな」
「わかりました」

妻は素直に頷くと、再びお辞儀をしました。

「ふつつかな女ですが……末永く可愛がってください。よろしくお願いいたします」
「よし、紀美子が満足するまで可愛がってやるぞ。立って服を脱げ」
「えっ、もう……ですか。まだ明るいですわ」
「何を勘違いしている。さすがにチンポ大好きの淫乱人妻は考えることが違うな。もう俺にハメてもらいたくなったのか」
「……違います」

妻は恥ずかしそうに頬を赤らめます。

「今日はもう一つ、俺にお願いしなければいけないことがあっただろう。素っ裸になってからやるんだ」
「ハイ……」

妻は立ち上がると、シャツブラウスのボタンをゆっくりと外し始めました。パンティとお揃いの黒いブラジャーが姿を現します。生地はシースルーであるため、妻の大き目の乳首がくっきりと浮かび上がっています。

  1. 2014/05/30(金) 01:00:48|
  2. 変身・KYO
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変身 第22回

しかしこれがずっといなくなるとどうでしょうか。妻が男と暮らすために家を出たとすると、2人の息子はおそらく家族を裏切った妻を許すことはないでしょう。妻と子供たちの絆は永遠に断たれてしまうかも知れません。子供たちが負うであろう心の傷を思うといたたまれない気持になります。

私も妻の裏切りを到底許すことはできませんが、子供たちのために何か出来ることはないか、という気持も湧いて来ました。

私はようやくマウスに手を伸ばし、バックアップしてあったメールソフトを立ち上げます。最初は例の温泉旅行のビデオファイルをチェックしようと思っていたのですが、気力が出ないのです。
それに昨日、妻が本当に男と会っていなかったのかということも気になります。さらに今日、実家に帰ると言って出て行ったことも信用できません。たとえ本当に実家に帰るのだとしても今日と明日は休日ですから、途中どこかで男と落ち合うことは簡単にできます。
いや、先月のように一泊してくるかも知れません。

もしそうなら、男と連絡した痕跡がメールソフトに残っているでしょう。「健一(この時点では私は男の名前をどんな漢字で書くのか認識していませんでした)」という男の素性を探る手掛かりもあるはずです。
妻と男は本気なのか遊びなのか、男は独身なのか、それとも妻子もちでいわゆるW不倫なのか、それによって対処の仕方も違うと思いました。

ソフトはライセンスがPCに紐づけられていないようで、すんなり起動画面が立ち上がりました。

しかしその途端ダイヤログボックスが開き、IDとパスワードを要求して来ました。

(……)

二重にロックがかかっているのです。随分念入りだと感じました。

妻はPCに関してはごくごく初歩的な知識しかもっていません。専用のPCを買い与えた当初、オフィスやIE、メールソフトの使い方はすべて私が教えました。

PCやメールソフト起動時のパスワード設定を、妻が自力で行ったのでしょうか。

画像やビデオのファイルについても変と言えば変です。ファイルはもともと男がもっていたと思われますが、どうやって妻のPCに移動させたのでしょうか。

デジカメのファイルだけでも一日分が200メガバイトはあります。
ビデオは大きなファイルが2ギガバイトです。ネット経由でやりとりするのは困難です(今なら光ファイバなどの高速ブロードバンドを使えば可能ですが、2004年の夏から冬にかけてはブロードバンドの普及期で、高画質・長時間のビデオファイルのやり取りはまだ一般的ではありませんでした)。

おそらくビデオも写真も、男のPCと妻のPCを直接接続させて移したのでしょう。妻のPCの設定も男が行ったに違いありません。
私が買い与えたPCに刻印を残すように自分の名前をパスワードとして設定する男、それを笑顔で見ている妻の姿が目に浮かびました。

私は起動時と同じく、IDに「kimiko」、パスワードに「0715」と入力しました。当然解除されると思っていたロックはそのままです。

(あれ?)

私はふと思いつき、パスワードに男の名を入力して見ました。やはり解除されません。妻の名、男の名、妻の誕生日、そして男の誕生日を使ったあらゆる組み合わせを試して見ましたがやはり解除されません。

念のために私や子供たちの名前や誕生日を入力してみましたが、同じことでした。

疲れた私は、メールソフトのロックを解除するのをとりあえず諦めました。やはり覚悟を決めてビデオをチェックする必要があります。
それも最も長く、最も過激と思われる温泉旅行のビデオを。その中に男の素性を示す手掛かりがあるのかもしれないのです。

私はふと思い立ってリビングルームへ行くと、棚をチェックしました。やはり妻のノートPCはなくなっています。義父の介護をするために実家に帰るのにどうしてPCが必要なのでしょう。男と連絡を取るためとしか思えません。

携帯での連絡は便利ですし、着発信履歴を消してしまえば通話の痕跡は残らないように思えますが、電話会社から送付される通信料が明らかに増えますし、発信記録を取り寄せればある程度のことはわかってしまいます。

携帯メールもパケット通信料が増えることに加え、入力を容易にするために変換辞書に過剰なまでの学習機能がありますから(たとえば「あ」と入力すれば「愛してる」、「け」と入力すれば「健一」と変換されるなど)、男との浮気の連絡に使うのは危険です。

私は気持を落ち着けるためにインスタント珈琲をいれ、部屋に戻ります。一口飲んでから深呼吸をして「20041204a」というビデオファイルをクリックします。

メディアプレイヤーが起動し、画面に妻の姿が現れました。場所は昨日見たデジカメの画像と同じ公園の脇のベンツの前です。この冬私が買ってあげたグリーンのコートを着た妻はビデオカメラの方を見て、困ったような微笑みを浮かべいます。
  1. 2014/05/30(金) 00:59:45|
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変身 第21回

「ああっ、あっ、イキそうっ。イっちゃいそうっ」

妻が切羽詰まった声を上げ始めます。キューンと締め付けてくる妻に思わず引き込まれそうになった私はいったん抜こうとします。

「いやっ、抜かないでっ」

妻はそうはさせじとばかり私の下腹部にヒップを押し付けてきます。

「しかし……」
「いいのっ、今日はいいのっ。一緒に、一緒に、紀美子の中にきてっ」

哀願するような妻に応えて、私は改めて妻に深々と押し入ります。
ついに快感の堰を突き破られた妻は全身を硬直させます。

「ああっ、早くっ」

妻の声に引き込まれるように私も絶頂に達します。身体そのものが妻の中に引き込まれるような圧倒的な快感。妻が「イクっ」と声を張り上げるのに合わせて、私も「ああっ」と情けない声を上げていました。


その後、私と妻は激しいセックスの後、一緒に風呂に入りました。
恥ずかしがり屋の妻は明るい場所でのセックスだけでなく、私と風呂に入ることも嫌がります。ごくたまに妻と2人で温泉に行った時、家族風呂に入る程度です。

妻は私の身体を丹念にスポンジで洗いました。背中を洗っている時にふざけたように乳房を押し付けて来たのが、一瞬ソープでの女の子の行為を思い出させました。妻が恥ずかしそうな笑みを浮かべながらペニスを手を使って洗っていた時、私の中で再び怒りと興奮の交じった感情が湧き上がって来ました。

これも男に仕込まれた行為なのか。男と2人での温泉旅行で、同じように2人で風呂に入り男のペニスを洗っていたのか。いや、それは2人の情事の際の習慣になっていたのではないのか。

私は回復したモノを妻にしゃぶるように命じました。妻はある程度予想していたのか抗いもせず、私のモノをアイスキャンディのように嘗め始めました。

妻にフェラチオされるのは初めてではありませんが、いつもなら少ししゃぶっただけで「もう、おしまい」と恥ずかしそうに口を離すのが常でした。しかしその時の妻は私のモノをさも愛しそうに、延々としゃぶり続けるのでした。

先程放出したばかりの私のそれは、たちまち回復していきます。

鈴口を舌先でくすぐるように嘗めたり、玉袋をくわえ込んで舌の上で転がしたりしていたかと思うと、いきなり喉に届くほどに深く呑み込み、まるで口が性器になったように激しく上下させます。

風俗の女顔負けのテクニックに私は耐えられなくなり「出すぞっ」と妻に告げました。

妻は口を離すかと思ったのですが、うん、うんと頷くようにすると口の動きを速めます。私は2回目とは思えないほどの量を妻の喉奥に注ぎ込んでいました。

その後、2人で夕食を取りました。妻は料理が得意で、その日は子供が外食するということでしたので、食卓の上には私の好物ばかりが並びました。

妻とのセックスも最後だが、妻の手料理を味わえるのも恐らく今日が最後だろうと思うと、私は暗澹たる気持ちになりました。

妻はそんな私の気持ちに気づかぬ風で、今日久しぶりに会った友人たちの近況を明るく話します。

間もなく子供達が帰って来ました。私は内心の動揺を必死で隠し、子供たちの前では出来る限り普通に振るまいます。

夜、私達は同時にベッドに入りました。妻は流石に疲れたのか、すぐに「お休みなさい」といって目を閉じます。

私の中に妻を滅茶滅茶にしてやりたいという暴力的な衝動が生まれて来ました。私はベッドを出ると、パジャマを脱ぎ捨てて妻のベッドには入り込みます。妻は「えっ」というような驚いた表情をしましたが、私に抱きすくめられると無言で抱き返して来ました。

温泉旅行で8回イったという妻。私は妻を一晩中嬲り抜いた男に挑戦するような気持ちで責め上げました。しかし舌や指先を使って2回イカせたところで私は我慢できなくなり、妻の中に押し入りました。妻が3回目の絶頂を私と同時に迎えた後、私は妻を抱いたまま力尽きたのです。

翌日の朝、妻が実家へ帰った後、私は自分の部屋のPCの前で腑抜けのように座り込んでいました。

一日で3回も射精したのはいつ以来でしょうか。ソープでもほとんど経験できなかったことです。私は妻を責め抜こうとして、逆に妻に精気を吸い取られたような思いでした。

2人の息子はそれぞれクラブと、友達と映画に行くと言って外出しています。中学生や高校生の男の子にとって母親の一時的な不在は寂しいというよりも開放的な気分になるのでしょう。

  1. 2014/05/30(金) 00:58:31|
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変身 第20回

私は妻を後ろ向きにさせ、ソファに頭を埋めるような姿勢を取らせました。後背位から妻を犯そうと思ったのです。

突き出された妻のお尻が圧倒的な迫力を感じさせます。妻は結合が深くなるためか「痛い」といって後背位を好みません。妻のお尻が好きな私はたまにはバックで攻めてみたいのですが、いつも逃げられてきました。

しかし今日の妻はなにか覚悟を決めたように素直にお尻を突き出し、私が侵入するのを待っています。

妻の女陰だけでなく、双臀の狭間に秘められた肛門までが堂々とさらけ出されています。私はまたビデオの一場面を思い出し、怒りが込み上げてきました。

残酷な気持ちに駆られた私は指先で妻の愛液をすくい取ると、あらわになった肛門をくすぐるようにします。

「いや……」

思いがけない箇所を攻められた妻は、私の指先を避けるようにヒップを揺さぶります。これまでも私は妻とのセックスで悪戯心を起こして妻の肛門を攻めたことはありますが、常に拒絶されてきました。

(男の前ではおかしな玩具までくわえ込んだだろう)

妻はしばらくの間消極的な拒否を示していましたが、やがて諦めたように尻の動きを止めます。私はゆっくりと指先を妻の肛門に沈めていきます。

「あーん」

妻は甘えるような声を上げると私の指先をきゅーんと締め上げ、ゆるやかに尻をくねらせました。そんな淫らがましい妻の姿が腹立たしく、私は上半身で妻の身体を押さえ付けるようにすると、片手で肛門を攻めながら空いた方の手で乳房を揺さぶります。

「あっ、ああんっ……」

妻はいよいよ情感が迫ってきたのか、甘いすすり泣きの声を上げ始めます。あの7月15日のビデオ以来、妻は男によってずっと肛門の性感を開発されてきたのでしょうか。私にはずっと隠してきた淫らなものをすっかり引き出されたように、妻は悶え泣いているのです。

「お尻の穴が感じるのか」

妻は黙って首を振ります。それを見た私が指を一気に第二間接まで突っ込むと、妻は「ああっ」と悲鳴のような声を上げます。

「正直に言わないとここを犯すぞ」
「いや……」
「なら、ちゃんと答えるんだ」
「……感じます」

妻は蚊の鳴くような声で答えます。

「もっと大きな声で、紀美子のお尻の穴が感じますと言ってみろ」
「ああ……ひどい」
「いわないと犯すぞ」
「あ……いいますわ……だからそれは許して」

ついに屈服した妻は「紀美子のお尻の穴が感じます」とはっきりした声で私に告げます。

紀美子はそんな言葉に自分の情感がかきたてられたのか、「ああ、熱い、熱いわ」とほんのりピンクに染まった裸身をくねらせます。

私は男と同じように妻に「ケツの穴」という言葉を吐かせたかったのですが、それは思いとどまります。そうすると私が既にビデオを観たということが妻に分かってしまうかも知れませんし、そこまで妻を貶めたくないという気持ちもあったのかも知れません。

私はすっかり硬直したものを妻の中に挿入しました。深々と貫かれた妻は「ああっ」と声を上げて背中を弓なりにそらします。まるで妻ではない別の女を犯しているような錯覚に陥った私は、乱暴にピストン運動を始めます。

「あっ、ああっ」

妻のその部分は私をなだめるように優しく包み込み、私に反撃するようにリズミカルに締め付け、また私に甘えるように絡み付いてきます。

「いい、いいっ」
「気持ちいいのか」
「気持ちいいっ」
「どこが気持ちいいんだっ」
「ああっ、オマンコっ、オマンコが気持ちいいっ」

いつもなら妻がこんな反応を示すようになると、征服感に満たされ有頂天になるところです。しかし今日の私は暗い怒りと深い悲しみで一杯でした。

これでこの女を抱くことはできなくなるのか。プロの女でも感じることができなかったこの奥深い感触を味わうことはできなくなるのか。
  1. 2014/05/30(金) 00:55:26|
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変身 第19回

「そんなに見ないで……恥ずかしい」

妻は両手で小ぶりの乳房を隠します。

(何が恥ずかしいだ……お前は「淫乱人妻」だろうが……)

「スカートを脱げ」

妻は私の乱暴な口調に戸惑ったような表情を見せますが、素直にスカートを脱ぎます。

妻のパンティはブラジャーとお揃いのコーラルピンクで、やはり綺麗なレースの縁取りがあります。私はそれに両手をかけて一気に引き下ろします。

「嫌っ」

いきなり全裸にされた妻は悲鳴のような声を上げてしゃがみこみます。

「まっすぐ立て」
「あなた……今日はどうしたの? 変だわ」
「言うとおりにするんだ」

妻は少し脅えた表情で私を見ると、言われたとおりに立ち上がります。しかし、両手でしっかりと前を隠したままです。

「隠すな。ちゃんと見せろ」
「そんな……」
「いうことが聞けないのか」

妻はしょうがなく手をどけ、両脇に垂らします。私はいつの間にかビデオの中の男のような命令口調になっています。

私は妻の正面像を丹念にチェックすると後ろを向かせます。背中からヒップにかけてのラインは妻の身体の中でもっとも私が好きな箇所です。思わず見惚れてしまいそうになりますが、当初の目的を思い出し、浮気の痕を探します。

しかし結局、それらしい痕はどこにもありませんでした。

妻は不思議そうな顔を私に向けています。私は心の中の動揺を誤魔化すように妻を抱きすくめると、ソファの上に押し倒しました。

「子供たちが帰ってくるわ……」
「今日は遅くなるはずだろう」
「夕食の支度をしなくちゃ……」
「後でいい」

(この女を抱けるのは今日が最後かもしれない……)

私は先ほど、自分が妻を追求しなかった本当の理由がやっとわかりました。私が心から愛した女、妻ともう一度セックスがしたかったのです。修羅場を演じていたら妻を二度と抱くことは出来なかったでしょう。

「ああ……」

うなじから胸元、そして乳首に接吻を注ぐと、妻は早くも切なげな声を上げ始めます。妻の秘部に手をやると、早くもそこはぐっしょりと潤っていました。

(どうしてこんなに濡れるのが早いんだ)
(今日も男に抱かれていたからじゃないのか)

妻の愛液で濡れた指先で、硬く尖ったクリトリスをゆっくりと愛撫します。妻の喘ぎ声はますます大きさを増していきます。

「ああ……いいわ……」

(そんな顔を男にも見せていたのか)
(今も男に可愛がられていることを想像して感じているんじゃないのか)

妻と男に対する腹立たしさが私の愛撫を荒々しくさせます。しかし妻はそんな私の乱暴さにもかかわらず、いつもよりも興奮するのが早く、振幅も大きいようなのです。

(男に仕込まれたからか)

そんな言葉が頭の中に浮かびますが、艶っぽさを帯びた妻の動きに、私もすっかり煽られていきます。

私は妻をソファに横たえると、両手を両腿にあてて思い切り開かせます。まるで男に剃毛されたときのようなポーズです。

「こんな格好……」

妻は悲鳴のような声を上げて足を閉じようとします。私はそうはさせじとばかりに、いきなり妻の秘苑に口を押し付けました。むっとするような妻の香り、甘ささえ感じさせる妻の果汁。急に泣きたくなるような悲しみが込み上げてきました。

少なくとも今この時は、私の中に妻に対する怒りはありませんでした。妻のその部分をこの目に焼き付けておきたい、この舌で味わっておきたい。狂おしくなるような思いが私を駆り立てました。

「ああっ、あなたっ」

クリトリスを強く吸い上げられた妻が私の名を呼びます。まるで私をまだ愛しているかのように。
  1. 2014/05/30(金) 00:54:00|
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