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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

夫婦の絆 第1回 妻の嘘

 4月29日、ゴールデンウィークの始まる日です、妻はこの頃、何か浮かない
顔つきの日と、ニコニコ笑う機嫌の良い日が有り、楽しみにしていたはずの旅行
が、何か重いものように感じているようです。
「あなた、ちょっと早いんですが、これから、行かせて頂きます」
  と北欧の旅7日間に出かけることを告げます。

 「うん、気をつけてな、あ、そうだ、出かける前にちょっとこれを書いて行っ
てくれる」
 と云い、封筒の中から、緑色の紙を取り出し、ボールペンと一緒に渡しまし
た。 
 何気なく、受け取った妻その紙に書かれた表題を読み、顔色が変わりました。
 「何よー、なんでー、この旅行、貴男、許してくれたのでしょう、それにな
ぜ」

 「いや、旅行には行ったらいい、その前に、そこに記入してから行ってくれ」
 妻は今まで見せた事ない、怒りの表情になり、

 「そんな、卑怯な、貴男が許してくれたから、準備してきたのに、そんなに嫌
なものなら、どうして反対しなかったの、それを、今になって」
 
と泣き出します。泣けば泣くほど気が高ぶり、いつもの明るい妻とは違って、
ヒステリー状態になっていきます。こんな妻をみたのは、はじめてです。
    
泣き喚いたまま、実家に電話したようで、義父、義母が私の娘の幸恵を抱いて
家にやって来ました、妻の実家は歩いても10分とかからない近くにあります。

 泣き喚く妻から、何とか事情をききだした、義母が。
 
 「隆明さん、それはあまりにひどいじゃないですか、旅行を許しておきながら
行くのなら、離婚だなんて」

 義父が、

 「儂は、亭主と子供おいて海外旅行にいくのには反対したんだが、亭主の君が
許してくれたと云うから、幸恵とその間一緒に居られると思って賛成したんだ、
それを今になって、行くなら離婚してからいけとは、どういうことだ、
  説明してくれ」

 二人は幸子の言い分を聞き鵜呑みにして、私を問い詰めます。

 「お義父さん、お義母さん、幸子が旅行に行くのを反対しているのでは有りま
せん、旅行に行きたければ行けばいいんです、ただその前に、離婚届けにサイン
してくれと云っているだけです」

 「隆明君、離婚してくれという事は、穏やかなことではないぞ、ただ夫婦喧嘩
しただけで、言っていいことではない、ほかに、理由があるのか、有るのならき
かせてくれ」

 「お義父さん、この旅行、幸子は誰と行くのかご存じですか」 

 「幸子の友達の、吉田由紀さんと聞いているが」

 「それでは、その由紀さんに、私が聞いたのは、由紀さんは、結婚の準備で忙
しく、旅行どころではないようです」」

 幸子が泣き喚き、話を聞けない義両親は、これは何かあると思ったのでしょ
う、とりあえず、幸子と幸
恵をつれ、帰る事にしたようで、

 「隆明君、これでは話にならないので、旅行は止めさせ、落ち着いたら、幸子
に、話を聞いてみる、今晩は時間をあけておいてくれ」

と云って娘を抱いて、妻を連れて帰っていきました。
 私は、3日前に届いた興信所の報告書と写真を全て2部コピーし、興信所の盗
聴テープもパソコンにコ
ピーし,原本は私の机にかくしました。
 
私は、小学2年の時、母が夫の不倫が原因で自殺し、母方の京都の祖母に引き取
られ、実の父親とは、その後あったことが無く、祖母と養子縁組をし、渡辺姓を
名乗る様になりました。
 祖父はその前に病気で死亡しており、祖母が、母となり、父となり、私を育て
てくれました。
 その祖母が、私が22歳、大学院に入った年、交通事故で亡くなり、本当に一
人きりになりました。
 生活は祖母が残してくれたもので大学院を修了し、今の会社に就職したのです
が、寂しい青春でした。
 就職して3年目の春、祖母と親しかった私の勤めている会社の常務のお世話で
妻となる、幸子とお見合いをし、秋に結婚しました

 幸子は、美人というよりは、可愛い系の顔立ちで、女性としては、背の高い方
の164センチで、胸とお尻が大きく、おとなしい感じのする、女性でした。
 私は、186センチの長身で、体重90キロ超の大きい体で、高校時代から、
ボクシングをしていましたが、ライトヘビー級で、対戦相手があまりいず、試合
に出た事が殆どないという、練習ボクサーでした。
 両親がいなくて、祖母に育てられた事もあり、孤独で寂しい青春で、女性との
付き合いもなく、パソコンに凝り、ボクシングの練習に明け暮れる日々を送って
いました。大学は京都の国立大学で、電子工学を専攻し、そのまま大学院にいき
現在の会社に技術系の社員として、勤めています。

 今までの、結婚生活について、いろいろ考えていますと、電話が鳴り、義父か
らでした、

 「隆明君、幸子にいろいろ聞いた、君と話合う必要がありそうだ、幸恵が寝て
しまったので、すまんが、こちらにきてくれるか」
 早速、幸子の実家にいきました。

 実家に行き、リビングに行きますと、義父、義母、幸子、が座って、私を待っ
ていました。

 幸子は、もう泣いてはいませんでしたが、化粧は崩れ、泣きはらした目をして
いました。

 「隆明さん、確かに由紀さんが旅行に行けなくなったのは、そのとうりです
が、団体でいくので、幸子は一人でいく事になったんです、そのことを隆明さん
に云はなかったのは、悪かったと幸子も云ってます、しかし離婚してから行けと
いうのは、あんまりじゃないですか」

 と義母が、云います。

 「隆明君、確かに君が怒るのはわかる、しかし、育児に疲れ、家事に疲れた幸
子が気晴らしの旅行に行くために、一人で行くとは言えなかっただけだと解かっ
た」

 と義父がいいます、私に質問してきたことではないので、黙っています。

 「幸子、黙ってないで貴女からも隆明さんにお詫びしなさい」
 と義母がいいますと、

 「貴男、御免なさい、許して下さい」
 と幸子が云いますので、

 「なにについて謝っているのですか、何を許してくれといっているのですか、
主語のない話は止めて下さい」
 と突っぱねますと、義父が、

 「さすが、隆明君は理系の頭脳だなー、曖昧な話は受け付けないんだー、幸 
 
 子も、ハッキリ言いなさい」

 「・・・・・・・・・」
 幸子は黙って考えているようです、たまりかねた義父が、

 「隆明君、この辺でもう許してやってくれ、これ以上、問題をこじらせないで
くれ、旅行を取りやめた事で、もういいじゃないか」

 「お義父さんは、幸子が誰と旅行に行こうとしていたのか、ご存じですか、よ
く調べられたうえで、仰っているのですか」

 「ええー、一人で行くようになったと幸子から聞いたのだが、それが違うの
か」

 「だから、よく調べてからお話下さいと、申しあげているのです、由紀さんの
友達の旅行会社の担当者に聞いてみてください」

 その話の途中から、また、幸子がヒステリックに泣き喚くという状態になりま
した。
 「このような状態で、話合いは、出来ませんので、とりあえず、幸子と幸恵を
預かっていて下さい、お願いします」
 と云って、幸子の実家を後にしました。

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  1. 2017/09/16(土) 16:39:40|
  2. 夫婦の絆・北斗七星
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夫婦の絆 第2回 疑惑の解明

 一番疑ってはならない事だという事はわかっていました、しかし、娘の幸恵が
大きくなるにつれ、私に似ず、顎のはった顔つきになって来ました、妻の幸子に
もあまり似ていません。
 それを見るにつけ、結婚前後の幸子の不信な行動が、記憶の中から蘇ります。
 幸恵は本当に私の子だろうかという疑いが消せません。
 小さい娘が、パパという言葉を覚え、パパダイチュキーという娘を見るにつ
け、疑ってはいけない事を疑っている自分の器の小さい事にも、嫌気がさしてい
ました。
 幸子が海外旅行に友達の由紀さんと行きたいと言い出した時、妻として、母と
して懸命に勤めている妻に対し、ストレスの解消にも、妻に対するご褒美にもな
ると思い賛成し、費用一切を家計の貯金から、出すことを許しました。

 そんなある日、幸子の友人の吉田由紀さんが、婚約者と一緒に訪ねてきまし
た、
要件は、その婚約者が勤めている会社が、私の勤めている会社の下請け企業で、
私の所属する研究所と関係があり、ぜひ、私と合わせて欲しいということで、連
れてきたそうです。
 研究室の上役にも、開発担当者にも会わせ、話がうまくいったようで、由紀さ
んも婚約者も喜んでいました、
次の日、二人を居酒屋に招待し、由紀さんに幸子との旅行の事を聞き出しまし
た。

 婚約者の説得もあり、渋っていた由紀さんが重い口を開いてくれました。
 
 由紀さんは、結婚の事もあり、初めから、一緒に行くつもりはなかったのです
が、幸子に頼まれ二人でいく事を、由紀さんの友達の旅行会社の人に申しこん
で、手続の最中に、幸子と他の人がいけるように変更した事を打ち明けてくれま
した。
 幸子に絶対他に漏らさないと約束しているし、本当に誰なのか知らないといい
ました。
 その人が男である事はわかりましたので、それ以上は聞きませんでした。

 そして、翌日、友人の紹介で、興信所に依頼し、幸子の調査にかかって貰いま
した。
 完全な調査をお願いしましたので、費用は高くつきましたが、祖母の私に残し
てくれた口座から払いました。
 その興信所の途中報告で、その男性と幸子が、ラブホに行った事も、由紀さん
の友人の旅行会社に行った事も報告してくれました。
 追加費用を払い、幸子の追跡調査の継続と、その男の身元調査を依頼しまし
た。

 幸子の不倫については、結婚前後の不信な行動と、最近の行動に不審な事があ
り、あまりショックはうけませんでしたが、いよいよ、娘幸恵との血のつながり
に対する不信が、酷くなりました。
 幸子との生活は、私が何も知らない亭主を演じていました。
 娘幸恵の親子関係の認否は、このままにしておけない、その疑いを持ったまま
幸恵が成人し何等かの原因で親子でないと判明すれば、幸恵にどういえばいいの
か、また、親子関係を疑ったまま幸恵を育てていいものだろうか、と考えれば考
えるほど、決着をつけておく必要があると考え、友人に紹介してもらったクリ
ニックで検査を受ける事にきめました。

 正式に、裁判になった時には、幼児の場合、母親の承諾がなければ、証拠と認
めて貰えないことも聞きましたが、今私に必要なのは、事実を知る事であると思
い、検査の実行を決意し、4月28日木曜日、妻が旅行に出かける前日、会社の
福利厚生の制度で子供の健康診断が受けられるという嘘を吐き、妻が旅行の用意
で出かけると聞いたので、幸恵を連れてタクシーでそのクリニックに往き検査を
受け、すぐに家にかえって来ました。
 昼過ぎ、幸子が帰ってきましたが、私と娘が仲良く遊んでいるのを見て安心し
たのか、
 「幸恵の診断はどうでしたか」
と聞いて来たので、
 「うん、休みを取っていくほどのことは無かった、育児手帳を見て、聴診器を
当てただけで、健康に育っています、心配ありません、だと」
というと、妻は母親の顔で
 「パパと一緒出来て、よかったでちゅねー」
と幸恵を抱き上げていました。この姿を見ていると、よき母です。
 
 翌29日から連休が始まりますが、妻の北欧7日間の旅が始まる日です、その
日は、これが最後の夫婦
と子供が一緒に生活できる日の最後になるかも知れないと思い、和室に布団を引
き、親子3人が川の字に
なって寝ました。
  1. 2017/09/16(土) 16:43:49|
  2. 夫婦の絆・北斗七星
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夫婦の絆 第3回 絆の崩壊

 今年のゴールデンウイークは、初めから、妻との問題を抱えていましたので、
何も予定をいれず、同僚に頼まれるままに、研究所のコンピュータのチェックの
仕事を替わっていましたので、30日(土曜日)、5月2日(月曜日)、4日
(水曜日)、6日(金曜日)が出勤となっていました、

 幸子との修羅場のあったあくる日の土曜、会社にいきました。
 仕事は、停止させているコンピュータの一部にセキュリティープログラムを走
らせるだけのもので、簡単な仕事ですが、時間のかかる仕事です。

 30日(土曜日)は、車で会社に行きました、ゴールデンウイークが始まった
ばかりですが、都心部は空いており、世田谷の自宅から渋谷の研究室まで15分
もかからない時間でいけました。
 私一人の出勤と思っていましたが、保守点検は、2人で行う事になっている内
規があるそうで、保全課の女性が一人出勤していました。
研究所は、男性職員が多く、技術職の職員で女性は極少数ですが、その少数の中
の、噂の沙羅 と云はれる、藤田沙羅さんでした。
仕事にかかりますと、沙羅さんの手際のよい仕事ぶりは、本当に、噂の沙羅でし
た。
 藤田沙羅さんは、176センチの長身で、胸もでており、腰回りも立派なもの
で、くびれている処はくびれている、見事な体つきで、それに加え、沙羅さんは
極め付けの美人で、女優の杉本彩さんの若い頃にそっくりと云はれている人で
す。
 これだけの美人でスタイルのいい人ですから、男性がほっておくわけがなく、
多くの男性がアプローチするのですが、デートにこぎつけた男はないそうで男嫌
いではないかと云われています。
 ある時、本社の助平おじさんが、沙羅さんのお尻を、触ったのですが、その手
をねじりあげられ、「お
立ち場を考えてください」とかなりの数の社員の前で恥をかかされたという有名
な話があります。
 この沙羅さんと私は所属が違うのですが、私のチームが、コンピュータの保守
点検でお世話になっており、よく顔を合わせている人です。

 しかし、妻の不倫から、目の前の沙羅さんの見事な体と男を引き付ける美しい
顔に引き付けられるのを
感じていました。

 お昼になり、午前中の予定した作業を終え、休憩室の変ええて来た時、沙羅さ
んが、はにかむような顔つきで、
 「あのー、次長、お昼なんですが、この近所の食べ物屋さんは、殆どお休みな
ので、美味しくないかも知れませんが、私の持ってきた、お弁当を召し上がって
いただけませんか」
 私は驚きました、
 「エエー、自分が頂いたら藤田さんの分が無くなってしまうじゃないですか、
自分は、そこらのファーストフード店で何か食べて来ます、ご好意は有難く頂き
ます、気にしないで下さい」

 「いいえ、二人分用意して来ました、次長とご一緒に、二人きりで食事出来る
なんて、嬉しくて朝早くから起きてつくりました」
 私に好意を寄せてくれている沙羅さんを見て、夢ではないか、揶揄はているの
ではないかと思いました。

 休憩室に入り、白い上っ張りを脱いだ沙羅さんは、いつもの黒のパンタロン
スーツでなく、短い目の白のスカートスーツをきていました、スーツの下も白の
ブラウスで、その下から胸が張り裂けんばかりに押し上げています。

 いつもは、無口で冷たい表情の沙羅さんが、きょうは、笑みをうかべ、はにか
んだ顔つきで、お弁当を並べてくれました、そのお弁当は、三段の木で作られた
曲げわっぱで、一番上は、果物、二段目は焼き魚、卵焼き、等のおかず、三段目
は、のり弁が入った、豪華なものでした。
 「ウワー、豪華なお弁当、これ、のり弁ですね、なつかしい、頂きます」
 沙羅さんはその間にプラスチックの湯飲みにジャーに入ったお茶を、いれてく
れました。
 「のり弁、美味しい、焼き魚は、甘鯛の塩引きですね、美味しい、しかし、よ
く東京で手にはいりましたね」
 と云いますと、沙羅さんは、嬉しそうに、

 「お口に合いましたでしょうか、次長に喜んで頂いて嬉しいです」

 本当に、楽しく、美味しいお弁当をいただきました。
 この日は、仕事が終わると、沙羅さんを成城の家に送り、私も家に帰りまし
た、やはり、妻の実家から
の連絡が気になっていました。
 妻からも、実家からも連絡はありませんでした、沙羅さんのスマフォにお礼の
メールを入れておきました。
 沙羅さんからの、メールの返信が入り、
 「家まで送って頂き有難うございました。お弁当を喜んで頂き恐縮していま
す、2日は、洋風のお弁当をお持ちしますので、お昼をご一緒させてください」
 と入っていました。

 翌日は休みで、家のパソコンで、大学院の時からの研究に没頭して過ごし、昼
は、インスタントラーメ
ン、夜は、吉野家の牛丼を食べにいきました、やはり、コンピューターに打ち込
んでいると、妻との嫌な事も、娘の事も忘れていました。

 2日は、祝日でなく、道路が混んでいるかと思い、早く家をでましたが、やは
り都心部に混雑はありませんでした。
 この日は、コンピューターの一部に、不具合を発見し、沙羅さんが保全課の上
 沙羅さんは、その不具合の発見に興奮していました。
 昼になり、沙羅さんがイギリスの籐で編んだピクニックバスケットから、サン
ドイッチ、チーズ、湯で
卵、ソーセージ、果実等これまた豪華な昼食を取り出し、魔法瓶に入った、香り
高い紅茶をカップに注い
でくれました。
 昨晩はインスタントラーメン、朝は牛乳一杯という事を打ち明けますと、ち
らっと悲しそうな表情を浮
かべ、

 「次長、どんどん召し上がって下さい、紅茶にミルクとお砂糖はいかがです
か」
 と優しく聞いてきます。
 沙羅さんの服装は、黒のスカートスーツ、白のシルクのブラウスとビジネス
ルックですが、ブラウスの
うえのボタンが外してあり、真っ白な胸元が少し見え盛り上がった胸が強調され
ています。清楚な色気と
いうんでしょうか、化粧が全くされていないにも関わらず、男を引き付けます。

 「奥様はどうされていらっしゃるんですか、こんな素敵な旦那様を、うっ
ちゃっておいて」
 と聞いてきますので、少しずつ妻との問題を話しだしました。
 サンドイッチやチーズを食べながら、妻の不倫について話すなど、他人が聞い
たら笑いだすような会話
でしょう、およそ食事の最中の会話らしくないものです。

 午後は、午前中に見つけた、不具合を中心に、その検索の範囲をひろげ、プロ
グラムを走らせました。
6時頃に仕事を終え、沙羅さんと、蕎麦を食べにいき、妻との話を沙羅さんにも
う少し詳しく聞いてもらいました。
 それから、沙羅さんを家に送りました。

 9時過ぎに、自分の家に帰ってみると、妻が待っていました。
 
 「あなた、今日もお仕事ですか、ご苦労様です、夕飯を用意してありますの
で、ご飯を先にされますか、お風呂を先にされますか」

 「いや、夕食は済ましてきたのでいらない、風呂は寝る前に入る、仕事を持っ
て帰っているので書斎で仕事をする」
 と冷たい言い方で返事をしておき、書斎に入り、沙羅さんに、お礼のメールを
入れ、今日の不具合の原因について考えていた事もメールの中に入れておきまし
た。
 沙羅さんからの返事、こちらからのメールと長い時間、メールのやりとりをし
ました。

 妻幸子が来ているのも忘れ、時間も忘れメールの交換をしていました、日付け
の変わる頃になって、楽しかったメールの交換をやめました。
 幸子が、書斎を覗きにきて、一段落ついたのが解ったのか、
 「あなた、お仕事が終わりましたら、お話したい事があります、リビングでお
待ちしておりますので、お願いします」
 と云ってきましたので、メールの全てを、ファイルに保存し、パソコンを閉じ
下に降りていきました。

 リビングに入っていきますと、私の好きな、ブルーマウンテンのコーヒーの匂
いがしていました、幸子が「飲まれますか」と聞いてきましたので、首を縦に振
り、

 「話ってなに」
 とそっけない態度を装い聞きました、幸子は、コーヒーをいれながら、
 
 「あなたを不愉快な目に合わせた事はお詫びします、でも聞いて下さい、由紀
が旅行を申し込んで、予約金を払ってから、急に結婚の話が決まったからいけな
くなったと云ってきました、そして、替わりの人を捜すと云って来たので、とり
あえず、旅行代金を一応全額納めておき、半分はその代わりの人から貰う事に
なっていたんです。本当にそれが誰か知らなかったんです。
  あなたがその人を、旅行会社からお聞きになって、その人と一緒に行くと思
はれたのは誤解です、その事情をお話しなかった私が悪いんですが、私は、一人
で行くつもりでした。
  その事情を、お話しなかったのは、旦那さんと娘を置いて旅行に行くのに気
が引けて、言えなかったんです、御免なさい」

 じっと聞いていましたが、まあよく考えたものだと思いました、

 「幸子、夫婦の間で一番大切なものは、お互いの信頼だと思っている、この信
頼は、お互い嘘を吐かない事で成り立っているものだと思う、夫婦の絆はそうし
て出来上がっていくものだとも思う、俺は、嘘を吐かれのが嫌いだ、絶対にいや
だ、幸子の今言った事は信じられない」

 「信じて下さい、本当です、嘘はついてません」

 「明日、ご両親の処でもう一度話を聞こう、嘘がないなら俺が悪い、ご両親に
もお詫びする、嘘があるなら幸子とはやっていけない、だから、一言一句嘘のな
い話をご両親の前で話してくれ、今日はもう帰ってくれ、明日昼過ぎに実家へ行
く」と話しましたが、車で来ず歩いて来たので、真夜中に歩いて返すわけにも行
かず、車でおくりました。

 3日は昼前まで寝ていましたが、起きたすぐに、沙羅さんのスマフォに電話を
しました、保全課に非常
呼び出しがかかったようで、課長以下半数が出勤しているようで、2か月前に部
品を変えたばかりで、部
品の不良よりは、ウィルスを疑っているようですと沙羅さんが笑っていました、
私は、

「明日は出勤しますので、その時にでも詳しく、課長さんとお話します、しかし
楽しみにしている、沙羅さんとの二人だけの昼飯は無理なようですね」
「いいえ、次長の研究室で、二人きりの昼食が出来ます、明日は、中華のお弁当
を作っていきます、楽しみにしていてくださいね、また明日にお会いできるのを
楽しみにしています」
 沙羅さんの親しみのこもった声に、心が癒されます、もうこの8月には、30
歳になる おじさん が
高校生のような恋心を沙羅さんに抱いているのを自覚しないわけにはいきませ
ん。
 インスタントラーメンを食べ、妻の実家にいきました。

 娘の幸恵が、オバアチャンに抱っこされ玄関まで出てきました、
 「パパ、パパ」
 とおバアチャンから降ろされた娘が

 「パパ、ダイチュキー」
 と抱きついてきます、仕組まれたのでは、ともおもいましたが、私の心境は複
雑です。
 娘を抱っこしたまま、リビングに行きますと、義父、幸子、幸子の姉良子が
待っていました。
 幸子の姉良子が、幸恵を受け取り、何かあやしながら、リビングをでていきま
した。 

 義母もリビングの椅子に座りますと、義父が

 「隆明君、君が嘘を嫌うのはわかる、しかし、よく調べてみると、幸子は君に
嘘を吐いているではなく、云はなかっただけだと解かった、これから、幸子に話
をさせるから聞いて、信じてやって欲しい、」

 「ハイ、お義父さん、ですが、云はなかった事は嘘を吐いた事にはならないと
仰るお義父さんの今のお話は、納得できかねます、云はねばならない事を云はな
いという事は、嘘を吐くよりひどい事だという事もあります」

 「うーん、君の言う事はわかる、夫婦で隠し事はいけないと思う、しかし、些
細な事での嘘、嘘とまでは云えない嘘まで、重大な事のように扱うのは、勘弁し
てほしい、夫婦には、ありうることでだと思う」

 「お義父さん、私は、何もそんな小さい事を云ってるんじゃありません、夫婦
の継続が困難になるような嘘の事言っているのです」

 「わかった、それでは、幸子に話させる」

 「お義父さん、後で云った、云わない、そんな意味で云ったのではない、とか
で、もめるのはいやですから、録音させて頂きたいのですが、宜しいですか」

 「うーん、やはり理系の論理回路だなー、全て正直に話すので、録音はいいと
思うが、幸子それでいいな」
幸子と、義母が頷きます、のでカバンからボイスレコーダーを取り出し、スウ
イッチをいれました、幸子が座り直し、緊張した様子で語りはじめました。

 「まず最初に、由紀が今回の旅行に行けなくなったのをあなたに黙って一人で
行こうとしたことをお詫びします、御免なさい、許して下さい」

 「そのことは、もういいです、幸子の謝罪を受け入れます、そのことはいいで
すから、その詳細を話して下さい」
 こういった時、幸子も義両親もほっとした表情をうかべました。
 
 「由紀が旅行に行けないといってきたので、取りやめようかとも思ったのです
が、予約金が返ってこないという事もあり、また、以前からオーロラを実際に見
てみたいという気持ちが強く、一人でも行きたいと思いました」

「それから、由紀に相談しますと、予約金が返って来なくなるのでその旅行会社
の友人に話をして、誰か探して貰おうという事になりまして、お客を一人見つけ
て来たんです、それは男の人で、書類上由紀と一緒に申しこんだので、二人がペ
アという扱いになったのだ思います、あなたがお聞きになったのは、そのこと
で、男の人と一緒に旅行に行くと思はれたのだと思います」

 「幸子は、一緒に行くとされた、その男のことは、旅行会社が募集した名前も
知らない人というんですね」

 「ハイ、そうです」

 「その旅行会社の担当者の名前は憶えていますか」

 「由紀と一緒に行った時、名刺も貰ったはずなんですけど、名前も憶えていま
せん」

 「それと、二人分の代金を払ったのですね、幸子はいかなかったんですが、2
人分払っていたので、その男のぶんは、返して貰ったのですか」

 幸子はこの代金のことは、頭になかったようで、ハッとしたようで、ちょっと
考えていました、たまりかねた、義父が、

 「幸子、当然返して貰ったのだろう」

 「ハイ、隆明さんの疑いをはらすのに一生懸命だったので、お金の件は全然気
が付きませんでした、調べて見ます」

 「お義父さん、お義母さん、なぜこんな事を根ほり葉ほり聞いているのかと疑
問に思はれるでしょうが、
その旅行会社の担当者は岩本英恵(イワモトハナエ)という人で、営業担当で、
由紀さんの友人です、
  その岩本さんに聞きますと、今、幸子が話した内容とは、違っています、そ
の岩本さんが嘘をついているのか、幸子が嘘を吐いているのかどちらかです.
その岩本さんの話によりますと、由紀さんから電話で幸子を紹介され、営業アプ
ローチを開始し、   
北欧7日間の旅豪華版を2人分注文を受けたそうで、最初は吉田由紀、渡辺幸子
2名の名前で手続き 
に入ったそうで、予約金も2名分入り、 パスポート等が必要になり、幸子に連
絡を取ると、由紀さ  
んがいけなくなったので替わりの人と行くとの話で、4月4日(月曜日)に、幸
子とその男性が最終
手続きに、その旅行会社の渋谷支店に来られたとの事です」

ここまで話した時、幸子の顔色が、真っ青になっていき、義両親がアッという顔
つきで、幸子を見つめ
ていました。

 「お義父さん、お義母さん、幸子が一緒に手続きに行ったという男の名前を聞
いたのですが、プライバシー保護から答えられないという事でわかりません、ま
たその支店では、手続きに係った他の職員もいますし、監視カメラの映像もある
という事で、嘘を吐いてるとは思えません」

 「幸子、儂たちに云った事は、嘘なのか、その男はだれだ」
 と義父がきれて、幸子に大きな声で怒鳴りつけるように、云いました。

 幸子は大声で泣き出し、わめきだし、自分の部屋ににげだしました、話になり
ません。

 「お義父さん、お義母さん、ここに幸子が隠さなければならない、秘密がある
と思います、幸子が落ち着いたら聞いて頂くか、旅行会社を調べて頂くかしてお
調べ下さい、私はこのような状態では、幸子との結婚生活を続けていく事は出来
ません、一週間待ちます、その間幸子と幸恵を引き続き、預かって下さいお願い
します」

 と云って、ボイスレコーダーのスウィッチを切り、鞄に入れ、幸子の実家を後
にしました。

  1. 2017/09/16(土) 16:45:57|
  2. 夫婦の絆・北斗七星
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夫婦の絆 第4回 新しい恋

 5月4日、会社に行きますと、保全課の職員が、略全員出勤していました。
 昨日から、徹夜でウィルスチェックをやったようで、これでは、私のゴールデ
ンウイーク中の仕事はも
うなくなったと思っていました。
 沙羅さんも忙しそうに、働いていました。11時過ぎに、施設担当の部長と保
全課の課長が私の研究室
にやってきました。
 その部長が、コンピュータ本体の部品に不具合があるのを、3か月も見つけら
れないでいた事を詫び、
部品の選定にミスがあった事を詫びてました。 
 これは施設部の完全なミスで、本社に報告してもらっても良い、私の処分は覚
悟は覚悟している、と云
ってました、そこへ沙羅さんが、お茶を持って入ってきました、お茶を置くと出
て行こうとするので、

 「藤田さん、もう少し、ここにいて頂けませんか、共同作業者としてお話を聞
いてください」
 と云い、部長と課長に、
 「今回の不具合の発見は殆どこの藤田さんが発見したもので、施設部が、発見
したものです、施設部の業務のお手伝いに私がきただけで、施設部がみつけた不
具合をなおすのも施設部の仕事です、機械部分が故障をおこすのは仕方のないこ
とです、本社に報告する必要はないと思いますし、故障を直すのは、施設部の仕
事で、本社の仕事ではありません」
 と云い沙羅さんを見てニヤッと笑みをおくりました。
 私の言っている意味が解ったのか、沙羅さんが、
 「次長、ご配慮有難う御座います、感謝します、私たち施設部で修理します」
 と云い、部長、課長に目配せをし、3人が退室していきました。
 
お昼に、沙羅さんが、中華料理のお弁当を、持って私の研究室にきてくれまし
た、本当に美味しいものでした、特に、肉団子の甘酢かけは、絶品でした、沙羅
さんの言葉や態度の中に、私に対する尊敬や信頼感が増してきたことが感じら
れ、私の方も、沙羅さんの頭の回転の速さ、周りの人に対する配慮に優しさがあ
り、人間としてもいい人であることを感じ益々引き付けられていきました。

 この日は、施設部の殆どが呼び出され、遅くまで残業とのことで、沙羅さんを
送っていく事は諦めまし
た。

ゴールデンウィークが終わるまで会社に行く必要が無くなり、妻からも、妻の実
家からも連絡がなく、沙羅さんからのメールとその返信だけが楽しみという休日
を過ごしていました。

 7日(土曜日)の10時頃、家の電話が鳴り、出ますと、弁護士の戸田という
女性からで、

 「奥様のことで、重大なお話があります、今日にでもあっていただけません
か」
 ということでしたが、誰の依頼で 、どのような重大な要件なのか、と聞きま
すと、会って頂いた時にお話しできると思うというので、

 「誰の依頼かも云わず、重大な要件の内容も云はない、貴女にお会いする必要
は感じられません、お断りします」

 「奥様との結婚生活の継続が困難な事態になりかねません、会って話を聞いて
頂けないのなら、当方が法律手続に入らねばならない事も考えられます」

 「法律手続きがどういう事を意味するのかわかりませんが、必要ということな
ら、その法律手続きとやらをおやりなればいいです、それから、こんな電話を二
度としないで下さい、異論がおありなら、文章で私宛にお送り下さい」
 
と木で鼻をくくったような返事をして、電話を切りました、弁護士という名前を
出せば、自分の思いど
うりになるという、一部弁護士の思い上がった態度に腹が立ったのです。

妻幸子との距離はどんどん大きくなり、愛しい、という感覚は消え失せてしま
い、その分、沙羅さんに傾いていきました。
 ただ、娘の幸恵に対する父親としての愛情は断ち切れず、悩む毎日でした。

 ゴールデンウイークが終わり、通常の仕事が始まりました、私も普通どうりに
電車で会社にいきました。
 
仕事は、継続中のアクチュエーターの開発で、チーム全員での打ち合わせ、開発
の分担等の再確認をし、
それぞれの仕事に就きました。
 お昼に、沙羅さんを蕎麦屋に誘い、その蕎麦屋でフレンチの夕食に誘いまし
た。


 「えっ、次長さんが フランス料理を誘って頂けるんですか、嬉しい、私はい
つでもいいんです、連れっていって下さい」
と云いながら、嬉しそうに、頭を左右にこくりこくりと振ります、沙羅さんの嬉
しい時のしぐさで、美人の顔が、幼なさの残る可愛い顔になります、私の心が
ぎゅっと引き付けられますし、この女性を自分のものにしたい、あの可愛い唇
に、大きなオッパイに吸い付きたいと思い、私の一物は大きくなります。
 
 昼からは、レストランの予約を仕事でお世話になっている方にお願いし、前日
にしらべておいた、私名義の給与振り込み口座の変更、と今までの口座のキャッ
シュカードの停止、家になかったVISAとアメックスの家族カードの停止の手続を
しました。

 レストランの予約は、仕事上の知り合いに依頼した、ミッシュランの星のつい
た、フレンチレストランの予約が7時にとれたとの報告を受けたので、沙羅さん
に連絡しますと、
 「ヒエー、あの銀座の有名なレストランですか、ウワー、行った事はありませ
んが、名前は知っています、ドレスコードのある店だそうですね、一旦家に帰っ
て、着替えてから行きます」
と興奮気味に喋っていました、沙羅さんが興奮気味に、ヒエーとかウアーとかの
感嘆詞を発するのを聞
いて、なんと、もの喜びのする可愛い女性だと思いました。

 7時前に銀座のレストランに往きますと、丁度その時、ハイヤーで沙羅さんが
到着しました、40代
の綺麗な女性に送って貰ったのでしょう、その女性も降りて来て挨拶されまし
た、沙羅さんのお母さんでした。
 
「私は、沙羅の母でございます、いつも、沙羅がお世話になっており、またご迷
惑をお掛けしており恐縮です、一度ゆっくりお会いしたいと思っております」
 
「いえ、迷惑を掛けていますのは、私のほうで、今日は勝手に沙羅さんを食事に
お誘いして申し訳ありません、私も一度、お母さんにお会いしたいと思っており
ました」

 と、しどろもどろの事を云っていましたが、お母さんは、にっこり沙羅さんの
方を向き、

 「いい人ね、今日は失礼の無いようお食事をご馳走になりなさい」と云い私の
方を向きではまた、一度ゆっくり会ってくださいね
 と云い、私が手に持っている花束をちらっと見て、ハイヤーで去っていきまし
た。

 「御免なさい、突然母に合わせてしまって、母のお店がこの近くなもので、
送って貰いました」

 「いやいや、突然お母さんにお会いして、あがってしまって、ちゃんとしたご
挨拶も出来ず、変な男と思はれたのでないかと心配です」

 とにかく、レストランに沙羅さんを案内しました、受付の年配の女性が現れ、
  「渡辺様で御座いますね、ご予約有難う御座いました、すぐご案内いたしま
す」
 と云い、黒服の男を呼びました、その黒服の男に、持ってきた花束を預かって
貰い、エスコートの作法
に従い、案内の男、沙羅さん、私と続き、レストランの中を、歩いていきます、
沙羅さんは、白いシルク
のワンピースと白い上着、白のエナメルのハイヒールと、女性の準礼服で、ハイ
ヒールで身長は私より少
し低い程度で、胸があり、腰のはった長身の美人で、あたりにいた人が、驚きの
表情でみており、道をあ
けてくれます。
 案内されたのが、このレストランの特別室のようで、紹介者の影響力の大きさ
さが解ります、またこの店のオーナーシェフがオーダーを取りに来てくれ、美味
しいステーキを中心のフレンチ料理とブルゴーニュの赤ワインオーダーしまし
た、しかし、会話の内容は、食事にふさわしいものではなく、私の沙羅さんへの
告白でした、真面目な顔で聞いてくれ、涙を浮かべ、嬉しい、嬉しいと私の告白
を受け入れてくれ、沙羅さんのクラッチバッグから、封筒に入ったものを取り出
し、恥ずかしそうに、
 「おうちに、帰ってから読んでください、私の気持ちです、ラブレターです
し、奧様への挑戦状です」
 
 それから、カサブランカの花束を沙羅さんに渡しました、
 「これって、カサブランカですね、嬉しいー、でもよく5月によく手に入りま
したね、有難う御座います」

 「どうしても沙羅さんに、カサブランカの花をプレゼントしたかったのです、
暖かい地方で栽培されたものらしいです、カサブランカの花言葉は、高貴、純潔
というらしいので、沙羅さんに、これほどぴったりの花言葉はほかに見当たりま
せん」

 と無粋な私にすれば、一世一代の気障なセリフでしたが、沙羅さんの心に響い
たようで、涙を浮かべて、
顔を真っ赤にして喜んでくれました。
 レストランの勘定を頼むと、オーナーシェフが現れ、勘定は紹介者の方で支払
い済みとの事で、そのま
まタクシーを呼んでもらいました、沙羅さんは、案内係の人が、花束を預かろう
としましたが、頑なに固
辞し、しっかり自分で持っていました、その姿を見た時、この沙羅さんに激しく
惹かれました。
 
 沙羅さんを送り、家に帰り、沙羅さんのラブレターを読みました、沙羅さんが
入社以来、私に恋をして
しまったことが、面々と書いてあり、初めて好きになった男性であり、初恋の人
であるとも書いてあり、

私と妻との仲が破綻しかけ
ているということを聞き、連休の出勤をかってでて、私に接近したことが、筆で
きれいな字で書いてあり、
ワープロの書体を見慣れた私には、筆の直筆がなまなましく直接、話されている
ように感じました、また最後の、

 いとしき隆明さまへ
           沙羅まいる

と、昔の恋文をまねた結びに、激しく興奮しました。

  1. 2017/09/16(土) 16:48:28|
  2. 夫婦の絆・北斗七星
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夫婦の絆 第5回 別離

  翌日は、寝不足でしたが、定時に会社に行き、昨日レストランのお世話を頂い
た方に、お礼の電話だけ入れて置き、近いうちにお会いする約束をしました、ま
た、沙羅さんに貰った手紙を銀行の貸金庫にいれてきました。

 昼に、沙羅さんを誘い、いつもの蕎麦屋にいきました。
 沙羅さんは、私の気持ちを昨夜のレストランの告白で理解してくれていました
が、やはり、私と会うのが、嬉しそうに、楽しそうで、そっと蕎麦に七味を入れ
てくれたりしてました。

 「沙羅さん、頂いた手紙、私の宝物をさっき、銀行の貸金庫にいれてきた。そ
れから、こんな処で云うのは変なんだけれど、幸子と離婚の手続に今日から入
る、めどがついた時点で沙羅さんに結婚を申し込む」
といいますと、今日は、真面目な顔で、じっと私の目を見つめ、

 「隆明さん、私にプロポーズのお話をしておられるのですね、嬉しいです、そ
の日を待っています」

 といってくれました、

 「それと、沙羅さんのお母さんに合わせて下さい、お母さんの御都合の良い日
にお伺いしますので」
 「ハイ、母に伝えます、母も喜ぶと思います」

 沙羅さんの目が、きらきら輝いているように見えました。
 
昼から、外出し、近くの区役所で離婚の用紙を、書き損じがあるかも知れないの
で2通貰ってきました。
 それから、幸子の実家に電話をしますと、義母が出ましたので、お時間を頂き
たいと云いますと、義母は、
 「今日はちょっと都合が悪いのですが、明日なら幸子も夫もいますので、明日
にして頂けませんか」
 と云って来ましたので、明日夜7時にお伺いする約束をしました。
 
 仲人をして頂いた、鈴木副社長(仲人して頂いた時は常務でしたが、その 後
副社長に昇格)の秘書の
処に行き、私用ですが、仲人をして頂いた副社長ご相談したいことがありますの
でいつでも結構ですのでお時間を戴きたいと申しこみました。
 その後、副社長の秘書から、明日の昼に時間がとれるので、料理屋小松に昼の
12時にお出で頂きたい
と返事がはいりました。
 これで、明日仲人に話をしてから、幸子の実家に離婚届けを持って、離婚の話
が出来る状況になると考
えていました。
 沙羅さんは忙しそうに仕事をしていましたので、その日は家に定時に帰りまし
た、郵便受けに、郵便局からの通知書が届いており、本人限定受取の郵便物の案
内でした。
 差出人が、親子鑑定のDNAの検査を受けたところの名前になっていましたの
で、いよいよきたかと、胸がドキドキするのを感じました。

 明日のスケジュールを確認しますと、朝10時から、ティームの打ち合わせ会
議、11時30分まで、
昼12時料理屋小松にて副社長と面談、昼2時に来客、夜7時幸子自宅訪問となっ
ていましたので、朝9
時に郵便局へ行き、検査結果を受けとってから、会社に行こうと思い、副社長、
幸子の実家で見せる書類
の準備をした後、沙羅さんにメールしました。
 メールに、明日娘の親子関係が明らかになる事、人間として、いけない事をし
たような罪悪感に悩んでいる事等、正直に述べました。

 沙羅さんからの返事は、声を聞きたいので、夜遅いが、電話していいかという
事なので、沙羅さんのスマフォにこちらから電話をいれました。

 「隆明さん、メールを読ませて頂きました、隆明さんの、純粋なお気持ち、幸
恵さんに対する愛情、責任感が感じられ、私が好きな隆明さんの本当の気持ちに
触れ、益々好きになりました」

 「有難う、沙羅さん、自分自身が情け無くて、沙羅さんにこんな情けない自分
を見せてしまい、申し訳ないと思っている」

 沙羅さんの声が少し高くなり、
 「隆明さんが悩まれるのは、何も情け無いからではありません、隆明さんの心
が純粋で、優しく、人間   
として立派だからです、私に打ち明けて下さって、有難う御座います、それか
ら、私を沙羅と呼んで 
ください、さん付けは嫌です」

 「うん、沙羅さん、いや沙羅・・・・、なんか勿体ないようで、呼びにくい
なー、やっぱり沙羅さんがいい」

 「隆明さん、幸恵さんのことで私の考えていた事を話します、幸恵さんが、隆
明さんの子供なら、私の子供です、隆明さんと一緒に育てていきたいと思ってい
ます、もし隆明さんの子供でないなら、私が隆明さんの赤ちゃんを産みますの
で、その子を愛して下さい、もちろん私も愛してくださいね、
 このように思ってますので、幸恵さんの事は、あまり心配せず、ハッキリさせ
ることは、ハッキリさせて下さい」

 沙羅さんの言葉で、娘幸恵の事もなにかもやもやしていた事もすっきりしたよ
うに思い、明日クリニッ
クに結果を取りに行こうと決心がつきました。
 もし私の子でなかった場合、私の子をうんでくれるという沙羅さんの、女とし
ての言葉に、私の全てを
包み込まれた様な安心感が沸き起こりました。
 
 翌日、朝9時にクリニックにいき、検査結果をうけとり、会社に向かいました
が、電車の中でも、その封筒を開けられず、会社に着いたのが、9時半で、会議
まで、30分ほどあるので、沙羅さんに無理を云って、私の研究室にきて貰いま
した、

 「沙羅さん、クリニックに行って検査結果をもらってきました、沙羅さんに開
けて貰いたいと思って持って来ました、最初に沙羅さんに読んでもらいたかった
ので」

 「いいんですか、私が最初にみせていただいて」

 「うん、沙羅さんとの子供として育てて貰うか、私の子どもを産んで貰うか、
どちらにとっても沙羅さんに重大な影響を与えるものですから、沙羅さんに最初
に読んでもらいたかったのです」
 沙羅さんは、真剣な顔つきで、封筒を開封していき、眉をしかめて、読んでい
ました、最初パッと顔が明るくなり、次にその明るさを見ずから打ち消すように
難しい顔をわざと作ったようになり、

 「隆明さん、私が隆明さんの赤ちゃんを産むことに為りました、どういったら
よいのか、隆明さんのお気持ちを考えると言葉が見つかりません」
 と云って、封筒と中の検査結果を渡してくれました、検査結果を読んで、
 
 「沙羅さん、本当に、私の子を産んでくれますね、あの言葉で救われました、
それまで、男らしくないとか、人間としてどうか等迷っていましたが、吹っ切れ
ました、沙羅さん、みっともないところを見せて御免なさい、そして有難う」

 「前にも、申しあげましたが、幸江さんのことで悩んでいらっしゃる隆明さん
を見て、人間として立派だ思いました、決してみっともない事ではありません、
それと、私の母にお会いして頂くのは、土曜日でいいでしょうか、母が得意のす
き焼きを作るそうで隆明さんとお会いするのを楽しみにお待ちしています」

 その時、ティームの女性の一人から電話で、お時間です、みんな揃って次長の
お出でをお待ちしておりますといってきました、すぐ行きますと答え、沙羅さん
に、
 「すき焼き大好きです、何時にお伺いすればいいですか」
 と聞きますと、
 「すき焼きは、夕飯ですが、私は、朝からお待ちしていますので何時でも結構
です」
 と云って、例の、頭全体を左右に振る、コクリコ(ジブリのコクリコ坂とは関
係なく、頭全体をコクリコクリと動かすので、私が勝手につけた名前です)を見
せてくれました。
 この女性を、我が物にし、幸せにするぞという決意が全身に沸き起こってきま
した。
 
 チームの会合は、大詰めに来ており、最後の試作品の制作と、特許の関連の最
終調査にかかる事を決め終了しました。
 部屋に帰り、検査結果と封筒を2部コピーし、今日持っていく書類の中に入れ
ていますと、副社長の秘書嬢から電話があり、料理屋小松には、副社長は外出先
から直接行かれるので、社用車を用意しましたので車でご案内しますとの事でし
た。

 小松という料理屋に着くと、鈴木副社長はすでに、来ておられ、小部屋で私を
待ってくれていました。

 美味しそうな、鰻定食を頂きながら、妻幸子とのことを、旅行の事から話始
め、娘幸江の出生の事も全て話しました、その話の中で、興信所の報告書のコ
ピーとクリニックの検査結果のコピーを渡しました。

 「ふーん、昨日聞いたところ夫婦喧嘩だという事だとも思っていたが、そんな
簡単な事では無かったのか、それで渡辺君はどうするつもりなんだ」

 「ハイ、幸子とは離婚し、幸恵とは親子関係不存在確認訴訟で、私の子供では
ない事を裁判所に認めてもらいます、この決心を、仲人をしていただきました、
副社長にまず、報告し、ご了解を頂きたいとおもいまして、お時間を取って頂き
ました」

 「うん、君の性格から、うやむやにしては置けない事だと思うし、仕方無い事
だと思う、話はわかった」

 「最後に、副社長にお聞きしたいことが有ります、その興信所の報告書に記載
されております、武田冨士雄という人物は、副社長の親戚の人ですね」
 
 鈴木副社長は、慌てて、報告書を見ていました、

 「うん、確かに、武田富士雄は、私の姉の息子だ、元の姓は山本で、結婚して
妻の方の姓を名のったのだ」

 「それから、幸子は、副社長の奥様の親戚ですね」

 「うん、君のワイフの幸子は、妻の姪だ」

 「この報告書によりますと、幸子と武田富士雄は、私と結婚する前から、親密
な関係にあったと報告されていますが、副社長も奥様もそのことをご存じでした
か、ご存じなく、私との結婚を進められたのですか」
 いつも冷静沈着な副社長の顔色が変わりました、

 「いや、私は知らん、知っていたら、君に結婚など勧めはせん、これは、家内
にも聞いてみる」
 「いや失礼なことをお聞きしました、それに幸恵の父親は、この武田冨士をと
推測されます、裁判で問題となる事が予測されますので、お知らせしました、美
味しい鰻、ご馳走さまでした、これで失礼します」

 と云い会社に戻りました、1時少し過ぎていましたが、沙羅さんは見当たりま
せんでした。

 2時になり、社長室から呼び出しで、会議室に行きますと、T自動車の副社長
以下3人の重役が来られ、当社側は、社長、営業と技術担当の副社長2人、研究
室長、と私と5人でお会いしました、このT自動車の副社長が、この前フレンチ
レストランを予約して頂いた方で、私は、その副社長の処へ行き、お礼を申し上
げました、その副社長は、椅子から立ち上がり、私に、ニコニコと笑い、丁、寧
にご挨拶頂きました。

 会合の内容は、当社との技術提携の話で、T自動車の技術の会社と当社との提
携の話で、驚いたことに、私が、当社在籍の侭、その会社に出向するという話で
した、当社の社長から、

 「渡辺君、聞いているだろうが、君を専務取締役執行役員で迎えて下さるそう
だ、両者の橋渡し役を立派に果たしてくれ」

 「社長、私が聞いておりますのは、そのような話ではありません、当社の技術
をT自動車さんの車に役立てるという事で、私がその窓口となるという事です、
出向の話は聞いて居りません。
  また、これからの技術開発は、微妙に特許と関連してきます、そのような2
足の草鞋を履いた状況では新開発は困難です」

 と話しますと、T自動車側の全員が頷いています、私はT自動車の副社長に、ニ
ヤリとサインを送りました。

 「確かに、その話は私どもの社内で問題となりました、渡辺博士の言われると
うりで、特許の問題と企業機密が関係します、そこでどうでしょう、渡辺博士に
いったん御社を退社して頂き、私共の技研に入社頂くという事では、もちろん御
社に対する発注等は十分考慮させて頂きますし、包括的な技術提携をより一層緊
密にしていく所存でございます」

 なかなか、T自動車の副社長も役者です、打ち合わせもしていない筋書きを、
私の態度見て、素早く書き換えてきます。
  当社の社長が、
 「私には依存はありません、しかし、そうなりますと、渡辺君個人の判断とな
りますので、後は、渡辺君と話し合ってください」

 「有難う御座います、渡辺博士の引き抜きとなりますが、私共誠心誠意、博士
に来て頂けるように努力させていただきます、また御社との包括技術提携の証と
して、すぐに営業のものを差し向けます」

 T自動車ご一行を全員でお見送りしました、そのさい、T自動車副社長から、ま
た電話を入れさせてもらいますと小声で囁かれました。

 部屋に帰ると、鈴木副社長から、今夜話し合いたいから時間をあけて欲しいと
電話がありましたが、幸
子の実家で、離婚について話し合う約束なのでと、出来るだけ、上司と部下とい
う感情の入りこまない答え方をして置きました。

 それから、気になっていた親子関係不存在確認訴訟について、調べだしまし
た、法文主義、前例主義の
最高裁判所は、最新のDNA検査での親子関係の判定については否定的な見方を
し、判令でDNAの検査
結果を否定したと聞いていましたので、弁護士に依頼する前に調べようと思った
のです。

 しかし、私もぬけていました、親子関係は血液型では範囲が広すぎると思い込
んでいたので、DNA検
査を受けたのですが、親子関係不存在確認の訴訟で、訴訟できる条件として、推
定される嫡出子に当たら
ない事、と実の子でない事実が明らかな場合、訴訟が受け付けられる、とあるの
を読み、血液型のチェッ
クをしていない事に気づきました。
 早速、検査結果のコピーを取り出し、私がAB型、幸恵がO型、とあり、この時
点で私の子ではない事
が明確ですが一応念の為、妻幸子の血液型を母子手帳のコピーからB型とあるの
を引き出しました。
 夫がAB型、妻がB型の場合、出来る子は、妻がBO型としても、AB、B、
A型でO型が出来るはずがありません。
 私の固定観念にとらわれた失敗には、苦笑するしかありませんでしたし、沙羅
さんに、私の天女にどうい云えばいいのか、迷いましたが、本気になって心配し
てくれ、決心をしてくれた沙羅天女に黙っている事も嘘を吐くことになると思
い、
 「今、喫茶室で5分でいいから会えないか」
 とメールをいれました、すぐに、メールが入り、
 「私は今、雑用でキーボードを叩いていますが、それももう終わりましたので
いつでもいいです」と返事が入り、不味いコーヒーの喫茶コーナーに行きまし
た、私が通るのが見えたのか、沙羅さんもすぐにやってきました。

「御免なー、急に呼び出したりして」
沙羅さんはニコニコ笑い、
「いーえ、さぼりの沙羅で有名ですから、気にしないでください」
と冗談で受け流してくれます、

さっきの、親子関係不存在確認訴訟を調べていたらと話し、初めから血液型を調
べていたら、沙羅さんに心配を掛けることも、沙羅さんを苦しめることもなかっ
たし、苦渋の決断を聞き出す事もなかった、許して欲しい、と謝りますと、沙羅
さんの美しい顔が、ぽかーんとした表情になり、

 「隆明さん、それで、訴訟を受け付けて貰いやすくなったんですか、この手の
訴訟は、受け付けてもらえれば、勝つ確率が高いと聞いています、よかった
じゃーないですか、どうして、私に謝らなければいけないんです」

「いやー、沙羅さんに嫌な思いをさせ、心配させたことを謝ろうと思って」

 「あのね、嫌な思いなんかしていません、隆明さんの心配ごとを、私に打ち明
けたくれた事が嬉しか  
ったのです、それで、前から思っていた事を、私の本心を云っただけです」

「有難う、沙羅さんに謝りたいと思ったのは本当で、こんな先の見えない俺に、
優しい事を云ってくれて本当に嬉しい、早く俺の子どもを産んで欲しい」
 というと、でました、コクリコが、これが会社でなかったら沙羅さんを抱きし
めていたでしょう、私
の一物が大きくなるのを沙羅さんにきづかれないようにするのが大変でした。
「それから、今日のT自動車の話も聞いて貰いたいので、幸子の実家での話と一
緒に沙羅さんに電話する、遅くなると思うので、休んでいて欲しい」
「ハイ、どんなに遅くなっても、連絡下さいね、待ってます」

定時に会社を退社し、一旦家にかえり、書類、ボイスレコーダーの準備をし、吉
野家で牛丼をたべ、幸
子の実家にいきました。

 娘の幸恵に会うのが、どのような態度で臨めばいいのか迷いながら、実家に行
きましたが、幸いな事に幸恵は、お昼に遊び過ぎたらしく、寝ていました。
 義母に応接室に案内されると、そこで、仲人の鈴木副社長の奥様の佳乃さん、
と義父、幸子が座っていました、そこに私と義母が入ると、義父が早速話し始め
ました、
 私は、胸ポケットにいれたボイスレコーダーのスウィッチをいれました。

 「隆明くん、君の言っていた、旅行会社に行って話をきいてきた、君のいうと
うりで、幸子が嘘をついていた、しかし、その旅行会社に一緒に行ったのは、幸
子が以前勤めていた、会社の同僚でよく知った人で、会社がおかしくなり、首切
りに合い、落ち込んでいて、幸子に相談して来たんだそうだ、そこで慰めるため
にも、旅行にいこうという事になって、君に嘘を吐いてしまたんだそうだ、それ
以外は、何も嘘はない、その元同僚とはただの親しかった友人で何も怪しい関係
ではない」

 「幸子さんはそう云っているのですね、お父さんはそれを信じていらっしゃる
のですか、おかしいとは、思はれないのですか、それに、その旅行の申込書に
は、二人一緒に泊まるスィートルームが全行程で予約されていて、男と女が、旅
行で一緒の部屋にとまる、それが、お義父さんの常識では、何にもないただの親
しかった友人同士の行為だというのですね」
 義父の顔が、苦痛で歪んできたのがわかりました、
 「・・・・・・・」

 「お義父さん、答えて下さい」
 
たまりかねたのか、義母が、

「隆明さん、苛めないで下さい、もう堪忍して下さい」

「お義母さん、苛めているのは、どちらです、妻の不倫に気づいた私が問い詰め
ようとすると、親子で嘘を吐く、その嘘を問い詰めるとまた次の嘘を吐く、それ
を、苛めというんですか、苛められているのは、私じゃありませんか」

幸子も泣きだし、義母も泣きだし、義父は堪えているようですが、爆発寸前のよ
うな表情をして、黙り込みます。
あと一歩です、離婚の承諾を引き出すのに、あと一歩です。

その時、仲人である鈴木佳乃さんが
「隆明さん、仲人として言わせてもらいます、幸子さんが浮気をする為に、海外
旅行に行こうとしたのですね、それに気がついた隆明さんが、問いただした、と
ころが、嘘ばかりを吐かれて、怒っていらっしゃるというのが、現状ですね」

「そうだと云えます」

「私は、幸子さんが、本当の事を云はない限り、解決はないと思います、隆明さ
んに本当の事を話しなさい、幸子さんのお父さんもお母さんもそれでいいです
ね」

 義母と義父が頷きます、幸子は泣きじゃくりったままで返事をしません。
 私は、仲人の佳乃さんに、

「鈴木さん、今回のことでは、いつもこうなんで話になりません、何がそんなに
悲しいのかわかりません、自分の都合の悪い事は泣いてごまかそうとしていると
しか思えません、この人は、なにをしても、何が起こっても自分が悪いのではな
い他人が悪いのだという人です、それに、平気で嘘を吐く人です、こんな人間性
の人と暮らしていけません、おわかり下さい」

「隆明さん、そのお言葉ちょっと待ってください、幸子さんに本当の事を云って
くださいとお願いしています、それを聞いてからでも遅くないでしょう」

「わかりました、待ちます、どれくらい待てばいいのでしょう、この前は一週間
まちましたが、また嘘を聞かされただけです」

「幸子さんのお母さん、幸子さんを寝室に連れて行ってください、幸子さん1時
間だけ待ちましょう、話す気になったら降りて来て下さい」

佳乃さんは、なかなかの貫禄で、この場を仕切ります、義母が幸子を残し、おり
てきました、4人がソ
ファーに座りますと、佳乃さんが、

 「義治さん、妙子さん、こんなにこじらす前に、どうして私に相談してくれな
かったんですか、一つ嘘を吐く、その嘘をかばうために次の嘘を吐く、だんだ
ん,ひっこみがつかなくなる、そんな風にみえますよ」

 義父が
 「佳乃さん、幸子が嘘を吐いているとは、思っていなかったんです、ただの夫
婦喧嘩だ思っていたんです、それでつい幸子の言い分を信じて、隆明君を説得し
ようと思い、次々にこうなってしまったのです」

 お義母さんが、
 「私は、幸子が浮気するなんて、信じられないんです、いつも、隆明さん、隆
明さんで、ほんとに隆明さんを愛しているんです」

 佳乃さんが、
 「お二人とも、自分の子がかわいいのはわかりますが、そのことと、ちゃんと
娘の本心を見ていないと、かえって娘夫婦の中がうまくいかなくなりますよ、い
けない事はいけないと注意していかないと」

 「一時間待つ間に、仕事の連絡を入れておきます」
と云って、応接室をはなれ、リビングにいき、
沙羅さんに、現状の話し合いと昼のT自動車との会談の内容をスマフォにイン
プットしだしました、スマ
フォでのインプットは苦手で時間がかかりましたが何とか、終わり送信しまし
た。
 その時、幸子がおりて来たようで、義母が呼びにきました。

 応接室にもどると、幸子が、私の方を見ながら、しっかりした声で、
 「隆明さん、私が武田さんと旅行に行こうとしていたのは事実です、貴方に嫌
な思いをさせたくないと思い、嘘を吐いていました、旅行中の部屋の事を仰って
ましたが、スウィートで寝室は別々にある部屋を予約しました。
  武田さんとは、親しい友人でやましい関係ではありません、武田さんが、上
司に押し付けられた事で会社を解雇され、苦しんでいるのを何んとか慰めてあげ
たいと思って、旅行を計画したのです」

 私は鞄から、旅行申し込み書を取り出し、部屋の種類の処をチェックしまし
た、

 「幸子さん、この旅行申し込み書によりますと、1BDスウィートとなっていま
すが、2BDスウィートにはなっていませんね、これは旅行直前の最終版で旅行に
も持っていくもののコピーです、」

 佳乃さんが覗きに来ましたので、その箇所を指で示しました、お義父さんもお
義母さんも、顔色がかわ
りました、幸子は、前にも見たヒステリックな表情になり、

 「あなたは、何を言っても信じないじゃない、人のあらばかり探して、そんな
とこが嫌い、そんなに信じられないなら離婚して」
 慌てた、義母が、
「幸子何を云ってるのかわかっているの、隆明さんに謝りなさい」

「なんで、私が謝らないといけないの、友達と旅行に行くのに、グチグチ云っ
て、人の上げ足を取ってばかりで、私のいう事が信用できないのなら、離婚しか
ないじゃない」

私は、鞄から、緑の離婚届けを出し、ボールペンを差し出し、

「わかったから、これを書いてくれ、印鑑はあるんだろう」

義父が、
「隆明君、それはいくら何でも行きすぎだ、幸子の云う事も少しは聞いてやって
くれ」
義母が
「隆明さん、幸恵の事も考えて下さい、あんな可愛い子を父親のない子にするつ
もりですか、考え直してください」

「お義父さん、お義母さん、少し黙っていてくれませんか、幸子、何をためらっ
ているんだ、俺たちはもう一緒にやっていけないんだ、お前もそれを感じていた
んだろう、早く書けよ」

 仲人の佳乃さんが、
 「隆明さん、少し、待って頂けませんか、確かに、幸子さんは、嘘を吐き、男
と旅行に行こうとしていたのは事実のようですね、隠しきれなくなって、逆切れ
したようですね、確かにその態度はいけません、しかし、考えて下さい、幸子さ
んの浮気は未遂に終わったのですよ、もう一度元の夫婦に戻って考え直す時間が
あってもいいんじゃないでしょうか、また、幸子さん、ほんとに、その武田さん
と、ただのお友達なのでしたら、その事を、夫に詳しくはなし、了解を取る様に
しなければ、いけません、その為に時間を取る必要があります、わかりますか」

 「佳乃さん、仲人としての、二人の為を思った温かいお話だとおもいますが、
幸子の不倫が、未遂でないとしたら、どう思いますか、それでも、離婚をもう一
度考え直せと仰いますか、お聞かせ下さい」

 「幸子さん、隆明さんがああおっしゃってますが、どうなんですか」

 「一旦思い込んだら、それが抜けない人で、誰がどういっても無駄です、叔母
様、私もこういう人と暮らしてはいけません、もう止めないで下さい、私は、書
きます」

 と云って、離婚届けに向かい、自分のところを書き出しました、義両親は、オ
ロオロしながらそれを見
ていましたが、佳乃さんは、諦め顔で仕方ないという顔をしていました。 

 子供の親権のところで、幸子は顔を上げ、幸恵の親権は私でいいですね、と
云って書き終え、ハンコを
取って来ると云い2階へいきました、その離婚届を義両親に回し、証人としてサ
インをお願いしました、
二人ともしぶしぶ署名しました、
幸子がハンコを持って降りてきましたので捺印し、義両親の捺印で離婚届けが出
来上がりました。
 なんとも、あっけないものでした。
 離婚とはこんなものでしょうか、夫婦の絆とは、いったいどういうものなで
しょうか、自分自身に問いかけていました。

 義母が保証人の欄に書き終わったとき、顔つきが変わり今まで見た事のない引
き締まった表情で、

 「隆明さん、これで貴男と幸子の夫婦間関係は終わりますが、幸恵との親子関
係は終わりませんね、幸恵の親権は幸子となっていますが、父親としての責任は
どのようにとっていただけますか」
 佳乃さんも

 「そうですね、隆明さんの父親と責任として、幸子さんと幸恵の生活が成り
立っていくように、考えてあげてくださいね」

 私は、離婚届けを鞄にしまい込みながら、鞄からコピーしたDNAの鑑定書を取
り出し、幸子にわたし
ました、幸子はそれを読み意味が理解できたのか、
 「キー」と悲鳴を上げ、そのコピーをびりびりと破り出し、わけのわからない
事をくちばしり、顔つき
が正常でなくなりました。
 完全にヒステリーの発作です。

 義父は、幸子の破いたコピーを見て何が書いてあるのかを確かめようとして
いましたし、義母はオロオロするばかりで、佳乃さんはポカンとした表情で口を
開け私を見ています。
 これが修羅場というものでしょうか、冷静なのは私だけです。

 私は、鞄からもう一通のDNA鑑定書のコピーを取り出し、義父に渡し、もう一
通の興信所の報告書のコピーを佳乃さんに渡しました。
 
 「お義父さん、幸子に恥をかかせたくないと思い調べた事実を最後まで見せま
せんでしたが、幸恵の本当の父親の事を知っているお義母さんまでが、私に父親
の責任を言い出すのを見て、私の我慢の限界をこえました。
  幸恵は武田富士雄、旧姓山本富士雄氏の子供と推察されます、幸子とその武
田氏とは、私との結婚以前からの関係で、結婚後も関係が続いていたようで、興
信所の調査報告で明らかです、
   それから、お義母さん幸子が妊娠し幸恵を出産したときに、幸恵の父親が
だれであるのかご存じで、私の子供であるように、幸恵の血液型をごまかすため
に、お義母さんの昔の愛人の産婦人科医に頼んだのですね、これは、その産婦人
科の愛人であった看護師さんから興信所に証拠書類が提出されています。
 義母さん、佳乃さんの顔色が真っ青になり、義母さんが、がたがたふるえだし
ました。

 「それから、幸恵との親子関係ですが、親子関係不存在確認の訴訟を起こさせ
ていただきます、これは調停前置主義で、まず調停からはじまるそうですが、こ
の調停で合意にならない場合、裁判となります」
 佳乃さんが、

 「隆明さん、そんな裁判なんて大げさなことにならない解決方法はないのです
か」

 「幸恵が私の戸籍から抜くのは、裁判所の判決が必要だそうで、それ以外私の
戸籍から抜く方法はありません、ただ、調停で幸子が同意すれば、裁判に行きま
せん、これが、一番簡単な方法だそうです」

 幸子の表情は、虚ろな目をし、その顔からは一切の表情が消えていました。
 義母は夫の方を向き、必死の表情で、
 「違うの、違うの」
 の繰り返しで、娘の幸子の事より、自分に降りかかってきた火の粉を払うのに
精いっぱいの様子で、義
父のほうは、調査書を握りしめ、怒りの顔つきで自分の妻をにらみつけ、言葉に
ならないようで、アウア
ウと口をパクパクさせていました。

 私は佳乃さんに、
 「ご主人の鈴木副社長には、今日のお昼にすべてを話してあります、帰ってよ
くご主人と話し合ってください、これで失礼します」

 といい、胸のポケットにいれた、ボイスレコーダーのスイッチを切り、妻の実
家を後にしました。

自宅に向かって歩いている間、何もあんなことまでいう必要はなかった、祖母の
遺産までだまし取ろ
うとしたことに腹を立てて、つい言ってしまった、言うべきでなかったと後悔の
念でいっぱいになり、自分の器の小さいことに自責の念が沸き起こっていまし
た。

 家に帰りついて、時計を見ますと10時になっていましたが、沙羅さんに電話
をいれました、
 一回のコールで沙羅さんが出てくれ、私の電話を待っていてくれたのが解り、
 「ハーイ、沙羅でちゅう、お電話有難うございまちゅー」
 と明るい、冗談交じりの応答に胸がいっぱいになり、

 「今かえってきました、結果として離婚届けをもらってきました、****
*」
 どうも堪えきれず、情けない涙越えになりました、

 「隆明さん、いま家にいらっしゃるのですね、すぐにそちらにいきますので、
待っててください」といい電話がきれました。

 私の泣き声に何かあったと思ったのでしょう、行動力のある沙羅さんですので
車で向かったのでしょう、
ガレージの扉を開け、沙羅さんが来るのをまちました、男として、みっともない
泣き声を聞かせてしまい
恥ずかしさと沙羅さんに嫌われたらどうしようとの思いで、ガレージの入り口で
立ちすくんでいました。

 沙羅さんが白いメルセデスでやってきたとき、私はぼんやりとガレージの前で
立っていました、ガレー
ジに車を入れ、沙羅さんがおりてきました、

 「もうー 心配したんだからー」
 
 というと、私に抱きついてきました、
 「御免なー 御免なー」といいながら、沙羅さん抱き、キスをしました。
 初めての沙羅さんとのキスでした、
 「隆明さん、私を嫌いになったのではないのですね、奥様に取り戻されたので
はないのですね」

 といいながら、沙羅さんの方からキスをしてきました、ガレージの扉を閉じリ
ビングに案内しました、また沙羅さんを抱きしめ、こんどは、ディープキスで沙
羅さんの少し開いた口から、舌を差し入れ、
沙羅さんの舌と絡ませました。
「フー」
 
 と大きく息をついた沙羅さんが、目に涙をためながら話を聞かせてくださいと
いいますので、妻の実家
での一部始終を話しました、沙羅さんはじっと聞いていて、聞き終わると私の目
をみながら、
 「隆明さんは、何も器が小さいのじゃない、純真で、優しすぎるのです、その
話を聞いて益々好きになったの、でも隆明さん、私がついていなければ、隆明さ
んは人に騙されダメになることだけは覚えておいてくださいね、私を生涯離し
ちゃあだめよ」

 といいながら、キスをしてきました、
 「うふふふ、ちょっと売り込んじゃったかな、テヘヘ」
 と明るい沙羅さんに戻ります。

 「あのう、私興奮しちゃったのか、喉乾いたの、お水いただいていいかしら」
 というので、抱き合っていた手を放しソファーから立ち上がった時、沙羅さん
の手が、私の勃起した一
物がズボンを押し上げテントを張った状態にあたり、ズボンを押し上げている状
態を見てしまいました。
 とたんに、沙羅さんの顔が真っ赤になり、両手で顔を隠し、恥ずかしがってい
ました。
大きな体を折り曲げるように恥ずかしがるのが可愛いく、立ったままもう一度抱
きしめ、私の大きくな
ったものが沙羅さんのおなかの下に当たるように腰を引き寄せました、恥ずかし
がっても、拒否はしま
せん、もう私は爆発寸前で今すぐにでも沙羅さんを犯したいと思いましたが、い
ままでの更紗さんの言
ってることや、キスの仕方などから、経験豊富な女とは思えず処女ではないかと
思っていましたので、
うまくもっていかないとトラウマになってしまっては、今後の二人の生活に影響
すると思い強引に犯すことはひかえました。

 キッチンの冷蔵庫から、ポカリスウェットを取り出し、コップに入れて沙羅さ
んに差し出すと、嬉しそうに私を見て、グビグビと一気に飲み干しました、よほ
ど喉が渇いていたのでしょう。
 「もう一杯のむ」
 と聞きますと、

 「ウーン ほんとは欲しいんだけどレデイらしくないので辛抱します、隆明さ
んに嫌われたくないので」
「なんで、喉が渇いたときに水を飲むのがレディーらしくないの、遠慮するな
よ、俺もレディとキスを    
して、興奮してアソコを大きくしているのは、ジェントルマンらしくないから、
おあいこだよ」

沙羅さんが、また顔を真っ赤にし、恥ずかしがります、恥ずかしがると美人の成
熟した女性というよりは、幼さの残る可愛い少女のような顔つきになります。

冷蔵庫に輸入物のマンゴージュースの瓶詰めがありましたので、マグカップに入
れ、沙羅さんに見せびらかすようにし、ソファーに戻り、
「このマンゴージュース美味しいんだよ、でも沙羅さんはレディーだから飲まな
いよなー」

 と、お遊びモードに入りますと、天然の沙羅さんです、足と手をバタバタさせ
子供がおねだりするように、

 「頂戴、頂戴」
 と叫びます、ほんとに可愛い人です、私は口いっぱいにマンゴージュースを含
み、沙羅さんの口にもっていき、口移しで沙羅さんの口に注ぎました、沙羅さん
は、子供モードから、女モードに切り替り、うっとりとした表情で、口移しでマ
ンゴージュースを飲み干します。

 「美味しい、もっと頂戴」
 と低音で、沙羅さんがおねだりします、何度も、何度も口移しでまぐカップが
空になるまで飲ませてあげました。
 よくみると、口移しのジュースが沙羅さんの口から洩れ、顎を伝い白いブラウ
スを汚していました。
 「御免ね、ブラウスを汚してしまったよ」
 といいながら、ブラウスのボタンを外しにかかり、恥ずかしがる沙羅さんのブ
ラウスを脱がし、ブラジャーを外し大きな、きれいなオッパイをむき出しにしま
した。
 ブラウスの汚れは口実で、オッパイを見たいのと、オッパイに吸い付きたいか
らで、沙羅さんのきれいで大きいおっぱいを触り、吸い付きました。
 沙羅さんは、拒否をするどころか私の後頭部を優しくなぜ、呼吸があらくなっ
ていきました。
 スカートのホックを外し、お尻を持ち上げスカートを脱がし、パンティとス
トッキングを一緒にぬがしました、女性の着ているものを脱がすことがこんなに
興奮するものだとは初めて知りした。

 私はシャツを脱ぎ、肌着を脱ぐのももどかしく、ズボンを、パンツを脱ぎ全裸
になり、沙羅さんのオマンコをみました、陰毛は薄く、ふくよかな大陰唇に一本
の割れ目が見え、きれいなオマンコでした。

 ソファーで挿入するわけにはいかず、沙羅さんをお姫様ダッコをし、夫婦の寝
室は沙羅さんに悪いと思い、書斎のシングルベッドに行き、ベッドにそっと下ろ
し、上から覆いかぶさり、オッパイにすいつきました。

 嬉しかったのは、恥ずかしがりはしたものの、嫌がることはせず、私の後ろの
髪の毛を優しくなでつけてくれたことでした。

 体を上にずらし、沙羅さんの唇に吸い付き、舌を絡ませディープキスをし、耳
元で、
 「沙羅さん、好きだ好きだ、愛してる、もう辛抱できない、いいかい、いいか
い」
 といいますと、呼吸を荒くした紗枝さんが目をつむったまま、ウンウンと頷い
てくれます。
 沙羅の両股を大きく開き、オマンコにキスをしました、
 「そこは、汚いですー」
 といいますので、
 「沙羅に汚いとこなんかあるものか、沙羅の全部が俺のものだ、いいだろう」

 「好きです、好きです、愛してます、私は隆明さんのものです、隆明さんの好
きになさってください、でも初めてなので、優しくしてくださいね」
 「沙羅のバージンを俺にくれるの、いいの、ほんとにいいの」
 沙羅はウンウンと頷きます。
 沙羅のオマンコが指で触るとぬるぬるになっていましたので、私のチンポをこ
すりつけ、愛液を亀頭に塗り付け、沙羅の割れ目の下の方におしつけました。
 妻の幸子と違い、すんなり入っていきません、腰に力を入れ、強く押し付けま
すと、

 「痛いー、痛いー」

 といいながら、腰をひいて行こうとします、私は上からしっかりと肩を抑え上
にずり上がるのを抑え、
ゆっくりと奥に入れていき、何か奥に仕えたように感じたので止め、じっとその
ままにし、優しくキスを
し、沙羅さんが少し落ち着くのを待ちました、私のチンポ全体が強く包まれたよ
うな圧迫感があり、じっ
としていても気持ちのいいものです。

 唇から離れ、入れたまま、沙羅の右のオッパイを左手で触り、左のオッパイを
に吸い付き、舌で硬くな
った乳首を舐めまわしました、沙羅の息がだんだん激しくなります。
 オッパイを離し、正常位の体制でゆっくりとピストン運動を始めました、チン
ポ全体が強く包まれ、入り口付近がきつく締まります。
 興奮のせいか、沙羅さんのオマンコがいいのかはわかりませんが、すぐに我慢
が出来なくなり、
 「沙羅、気持ちいい、もう出そう、いきそう」
といいながら、ピストン運動を早くし、沙羅の子宮めがけ、精液をだしました、
沙羅さんも射精も感じた
のか、背中に回した手に力が入りました、射精がこんなに長く続き、こんなに大
量の精液を出したのも記
憶にありません。
 本用に深いよろこびでした。

 あまり長い間私の大きな体を沙羅の上にのせているのは重いだろうと心配にな
り、まだ大きなままのチ
ンポを抜き、ティッシュペイパーの箱を、パソコンの横から持って来、沙羅のオ
マンコを拭いてあげよう
としますと、オマンコから白い精液に血が混じったものが流れ出てシーツに垂れ
ていました、血の量はそ
う多くはなかったのですが、沙羅さんが処女であったのを確認しました、ティッ
シュペーパーで沙羅さん
のオマンコを優しく吹き、自分のチンポも拭き、沙羅を見ますと、涙をうかべて
いました。

 「沙羅ちゃん、御免、痛い事をして、泣かしちゃったね、御免ね」
 といい、沙羅にそっとキスをしました。
 「ウウン、悲しくて泣いているのじゃないんです、私嬉しいんです、隆明さん
が私を抱いてくれて赤ちゃんの素を私に出してくれたの嬉しいんです、隆明さん
の女になれて嬉しいんです」
「赤ちゃんの素て、精液の事」
 
 「ハイそうでちゅよ、私にとっては男の人の単なる精液ではないのでちゅ、隆
明さんの大事なお赤ちゃんの素でちゅ、なんか変でちゅか、テヘヘ」
 もう沙羅は、すっかり可愛い女の子になりきっています。
 「それから、沙羅さんの体の中に俺の赤ちゃんの素が入ったんだけど、やっぱ
りもったいなくて、呼び捨てにはできない、これからは二人のときは、沙羅ちゃ
んと呼ばしてもらいたいと思うんだけど、いいかな」
 「あのね、あのね、隆明さんが私を好きだと云ってくれても、さんずけで呼ば
れていると、少しも近づいた気がしないんで、呼び捨てにしてくださいってお願
いしたの、口移しでジュース飲ましてもらったし、赤ちゃんの素もいただいたか
ら、呼び方なんてどうでもいいの、ママが私の事、沙羅って呼び捨てなの、ママ
も沙羅ちゃんに変えてもらいます」

 やはり、沙羅ちゃんは天然です、恋人がちゃんずけで呼ぶから、自分の母親に
もそうさせるという発想
が解りません、でも私には、本当に可愛いひとです。
 沙羅ちゃんが裸のままで、シングルベッドの毛布を体に巻き付けて話してきま
す、私は、素っ裸で、ま
たチンポが立ったままなので、風呂場に行き私用のバスローブを2着取ってきバ
スローブをはおり、沙羅
ちゃんにも着せるました。

 「沙羅ちゃん、明日朝いちばんで離婚届けを出しに行く、それと親子関係不存
在確認の訴訟を弁護士に依頼しにいく、沙羅ちゃんには、いろいろ嫌な話が続く
と思うけど、辛抱してほしい」

 といいますと、沙羅ちゃんは、真面目な引き締まった顔になり、美人で冷たい
ばかりの表情になり、
 「隆明さん、私のためにいろいろご迷惑をおかけして、申し訳ないと思ってい
ます、私、いい奥さんになりますし、私たちのために戦う女になります、ですか
ら、いやな話などと云わないでください、私に謝らないでください」

 「沙羅ちゃん有難う、一生君をはなさない、俺の子を産んでもらう、いいね」

 二人で、リビングに手をつないでいきますと、ソファーの周辺に、二人が脱ぎ
ちらかした服があり、沙
羅ちゃんがかたずけをはじめました。
 その時、沙羅ちゃんのスマフォに電話が入りました。

 「はい、沙羅です、ママ、うん今隆明さんと一緒、はい**はい**」
 とお母さんと話しだしました、私は今、沙羅ちゃんのお母さんに合わせる顔が
なく、電話中の沙羅ちゃ
んに手を合わせました、私の意図を察してくれたのか沙羅ちゃんが、お母さん
に、

 「彼、手を合わせてあやまっているよ、明後日の土曜日にはママの処に行くか
らそのときまで待ってあげてね、ハイ***ハイ***」
 とママとの会話が続きます、時間は日付が変わり、1時まえになっていまし
た。
 私は、風呂場に行って御湯はりをしておきました、風呂場から帰ってきます
と、沙羅ちゃんとママの電話が終わりかけていました。

 「ママ、それから、隆明さんが、私の事呼び捨てにしてくださいってお願いし
たんですが、もったないからチャン付けでよんでくけることになったの、だから
ママも沙羅と呼び捨てにしないで、ちゃん付けで呼んでね、お願いしますではお
休みなさい」

 やはり、天然です、言っていることは理解不能ですが、私を大切に思っている
ことは解りますので悪い
気はしませんし、沙羅ちゃんの見事なオッパイやお尻を見ると、もう一度、赤
ちゃんの素を沙羅ちゃんの
中に出したいと思いが強くなり、勃起がおさまりません。

 結局、一緒にお風呂に入り、沙羅ちゃんの白い大きなお尻に魅せられもう一
度、翌朝目覚ましで起きた
時に、もう一度、沙羅ちゃんの中に、赤ちゃんの素をだしました。
 やはり痛がりはしましたが、沙羅ちゃんは、私を喜ばそうという思いが強いの
か、抱かれると嬉しいと
いってくれました。
 それでも、処女の女性に、私の大きい物を立て続けに挿入したので、沙羅ちゃ
んの膣を傷つけていない
か心配で、お風呂で見せて貰いました、処女膜が裂けて少し血が滲んでいました
が、膣に傷はないようで
安心しました。
 沙羅ちゃんは、赤い顔で見せることを恥ずかしがっていましたが、

 「あのね、あのね、そんなに心配してくれなくても大丈夫だと思います、女性
の膣は、人間の体の中で、一番の伸縮性があり、一番摩擦に強いんだそうです」
 沙羅ちゃんがどこで調べたのか、私の心配を取り除いてくれます、優しい、気
配りの出来る女性です。

 
  1. 2017/09/16(土) 16:54:12|
  2. 夫婦の絆・北斗七星
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夫婦の絆 最終回 新妻

 翌日、沙羅ちゃんは、会社を休むと連絡入れ休むことになりましたが、担当の
人に理由を聞かれ嘘をつ
けない沙羅ちゃんは、顔を赤くしながら、もごもごと好きな人と一緒にいたいか
らといっていました、そ
の担当の人とは、あの時の課長のようで、連休の時の出勤の代休ということで、
今日を休みにしてくれま
したし、今度の月曜日も休みにしてもらっていました。

 私のほうは、9時に会社に電話を入れますと、私の上司の所長が出てき、早く
会社に来てくれと云はれ
ましたが、のっぴきならぬ私用でおくれるが、一旦会社にいくと答えておきまし
た。

沙羅ちゃんは、マンゴージュースで汚れたブラウスのまま、一緒に区役所にい
き、幸子との離婚届けを
提出し、無事受け付けて貰うと、私を気にしてか、
 「人の不幸を喜ぶのは、いけないことだと思いますが、私、嬉しいのは隠せな
い、こんな悪い女だけど、隆明さんを自分だけのものにするために戦うの、覚悟
してください」
 といい、ほんとに、晴れ晴れとした、嬉しそうな表情をみせ、沙羅ちゃんのほ
うから腕を組んでき、仲
良く区役所を後にしました。
 マンゴージュースで汚れた沙羅ちゃんのブラウスが気になり、

「その沙羅ちゃんのブラウスの汚れクリーニングでおちるかなー、心配だなー」
 といいますと、
 「ううん、このブラウス、クリーニングに出さない、上着とスカートをセット
でハンガーがけして直しておきたいの、私の大切な一生の思い出にしたいの」

 と、少し遠いところを見るような目をしていました、沙羅ちゃんにとって私と
最初に結ばれた印が、あの口移しで飲んだ、マンゴージュースなのでしょう。

 区役所の玄関で、沙羅ちゃんを送っていこうかと聞きますと、急にもじもじし
だし、

 「あのー、隆明さんが迷惑でなかったら、あの家で隆明さんをお待ちしたいの
ですが、いいですか」
 と聞いてきます、

 「えっ、昨日お母さんにここに住むって言っていたんじゃなかったの、俺も嬉
しかったんだ」
 「いいんですか、嬉しい今日から頑張って美味しい料理作ってお待ちしていま
す、今日は一旦実家に帰り、身の回りのものをもってきます、早く帰ってきてく
ださいね」
 
 「あのー、言いにくいんだけど、赤ちゃんの素はどうなるの」
 ツンと済ました顔で沙羅さんが答えました、

 「まだ内縁関係ですが、夫が望むなら私に拒否権はありません」
 といい、嬉しそうに笑います、朝抱いたばかりですが、私のものは大きくなり
はじめました、こんなに
美人で、見事なスタイルの女性を自分のものに出来た幸せでいっぱいでした。
 今晩は心行くまで、あのオッパイを触り、吸い付きたいと思いました。

 遅れて、会社に着くと、上司の研究所所長がまっていました、私は、昨日用意
していた、退職届けに今
日の日付を入れ印鑑を押し所長に提出しました。
 所長から、引継ぎの事を言われましたので、ずっと以前から書いてきた、業務
日誌を渡し、これを読ん
でいただければ、完全な引継ぎになると思いますといい所長の部屋から、退出し
私の研究室の私物の整理
をはじめました。

 お昼になり、例の3人組の沙羅ちゃんを除いた、2人を、例の蕎麦屋に誘い、
お世話になったお礼をい
い、沙羅ちゃんとのことを全て話しました。
 3人組の、お姉さん株の滝川美奈さんが、
 
 「沙羅さんからメールで聞きました、結ばれたそうで、おめでとうございま
す、離婚も完了して、沙羅さんから、一緒に住むと先ほど電話がありました、出
来るだけ早く籍を入れてあげてくださいね」

 「有難う、お二人に何かとお世話になりそのお陰でこんなに早く沙羅さんと結
ばれました、お礼を申しあげます」

 そういいますと、もう一人の石田恵子さんが、

 「あのね、沙羅さんは入社以来ずっと渡辺次長の事好きだったんですよ、沙羅
さんにとっては、こんなに早くではなくて、やっと なんですよ、沙羅さんを大
事にしてあげてくださいね」
 
 その時、美奈さんのスマホに電話がかかってきました、沙羅ちゃんからのよう
で、
「ハーイ、美奈です、いま沙羅の旦那様と例の蕎麦屋、恵子も一緒、うん、う
ん、そうなんだー でも積極的に行動してよかったねー、おめでとう、 うん恵
子に代わるね」
「恵子でーす、よかったねー うん うん あのね、渡辺さんとの仲がまずく
なったらいってね、次は私がいただくから、あはっはー 冗談ではないよ、こん
な男めったにいないから、大事にしなさいよ じゃねー 」

 女どうしの仲の良い関係を見たようで、心が温まる感じがしました。

 会社に戻ると、鈴木副社長、研究所所長、総務部長、からのお呼び出しがあ
り、会議室にいきました。
 総務部長から、私が大学院の時、担当教授の指導で開発した、アクチュエー
ターとICのつなぎに関
する特許の件で、今までどうり、特許の無償使用を認めよというものでした。
 私が会社を退職するので、今まで無償で使用してきたのが、気になりだしたの
でしょう。

 私は、事情を知っている鈴木副社長に会社としての見解を聞きただしました
が、総務部長が、副社長
の発言を遮り、社員の発明に関しての報酬としては、地位と報酬で対価を払って
きたのでこの特許に関
しては決着済みであり、今までと同様無償使用が妥当であり、これが会社として
の結論である。

 と高圧的な見解をのべました、その態度にカチンと来た私は、

 「部長、基本的な誤解をなさっていますね、あの特許は、私が当社の社員に
なってから、当社の業務として開発したものではありません、大学院の時に教授
に指導で開発したもので、特許の申請者と所有者は、大学のベンチャーキャピタ
ルで、私が、一時使用を申請し許可を受けたもので、私が会社を退職すれば、当
然その権利は消滅します、あとはそのベンチャーキャピタルと交渉してくださ
い」

 総務部長は、くどくどと同じ趣旨の話をします、

 「まったく私の申しあげた事を理解されていないようですね、ご不満なら訴訟
されたらいかかがですか、私はもうこれ以上馬鹿馬鹿しいお話にお付き合いは御
免です、失礼します」

 と席をたちました、やはり、その程度の会社です、部屋に帰り整理の残ったも
のを再開しました、完全
に整理するには、時間がかかり疲れましたので、沙羅ちゃんの声を聴きたいと思
い電話しました。

 「沙羅ちゃん、別に用事はないんだけど、声を聴きたいと思って電話したんだ
今どこにいるの」

 「何か元気ないよー、会社で嫌な事あったのでしょう、今家でお料理作り出し
たとこでちゅ、今日は早く帰ってきてくだちゃいね、ウフフ、帰ってきたらオッ
パイでヨシヨシしてあげまちゅ、私のオッパイ星人ちゃん」
 「有難う、元気が出てきたよ、沙羅ちゃんのオッパイでヨシヨシしてもらいた
い、早くかえりたいよー」

 もうすぐ30になる男のいう事ではないのでしょうが、沙羅ちゃんのオッパイ
を思い出し、元気が出て
きたのは、心だけではありません。
 社内電話が鳴り、鈴木副社長からの電話で、今晩幸子と幸恵のことで、相談し
たいことがあるので、時
間を空けてほしいという事でしたが、今日はのっぴきならない用事がありますと
答え、お断りしました。

 総務部から退職の日について連絡があり、有給休暇が残っているので、給料の
締め切り日の20日にしたいとの連絡がありましたが、残務整理も残っているの
で了承しました。
 次の就職先のT自動車の副社長の秘書に電話を入れ、今月の20日に退職と
なった事を告げてほしい
と電話を入れて置き、私のスマホの電話番号、メールのアドレスを知らせてお
きました。

 定時に会社を後にし、家に急いで帰りました。
 家に着くと、沙羅ちゃんが、エプロン姿で出迎えてくれました、
 
「お帰りなさい、お帰りのチューをしてください」
といいますので、沙羅ちゃんを抱きしめキスをします、沙羅ちゃんの表情がさえ
ませんので、聞きますと
 「今日お昼すぎ、幸子さんとお母さんが来られて、幸子さんの服、下着、身の
周りのものをもっていかれました、化粧台や、洋服箪笥、洗濯機、ベッドなど
は、明日引っ越し業者に来てもらい運んでもらう事になりました」

 「ええー、幸子さんが来たの、沙羅ちゃんに迷惑を掛けたなー、何か言われな
かった」
 「いろいろ聞かれましたが、黙秘権の行使ですぐに帰っていただきました、離
婚届けが提出されて、正式に離婚したことをご存じないようでした、それから、
正式に離婚されているので、勝手にこの家に入らないよう言っておきました、私
がこの家の主婦ですからといいますと驚いていました。
  隆明さん、勝手な事をして御免なさい、でも、私は、戦うんです、あなたを
誰にも渡しません、幸子さんと幸恵さんこのことは、私が前面に出ます、
  あなたに嫌な思いを出来るだけしてもらいたくないのと、私が押しかけ女房
で、あなたを奪った張本人ですから」

 「沙羅ちゃん、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません、今後ともよろしく
お願いします」
 といいますと、沙羅ちゃんが急に、吹きだし、笑いが止まらないようで、お腹
を抱えて笑っています。
 「何か、おかしい事を云った」
 と聞きますと、
 「だって、自分の女房に、ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんだなんて、他
人行儀な、それに、よろしくお願いしますなんて、アハハハー」
 とまた、笑いだします、そんなにおかしい事かなと思いましたが、まあ沙羅
ちゃんの機嫌が直ったのな
らいいかと思い、笑い転げる沙羅ちゃんの大きなオッパイがブラウスの下で揺れ
ているのに気が付きまし
た。
 「沙羅ちゃん、ほかでもないんだけど、オッパイでヨシヨシしてもらいたいの
で、急いで帰って来たんだけど」

 といいますと、沙羅ちゃんの、笑いが止まり満足気な表情になり、コクリコを
します。
 「ウフフ、ちょっとだけよー」
 といいながら、少しはじらいながらブラウスのボタンを外しました、ブラウス
の下には、下着もブラジャーもなく、見事なオッパイがボロンとでました、急い
で、オッパイに背中をまげて吸い付きますと、頭を優しく、なでてくれました、
これがオッパイでヨシヨシなのでしょう、

 「あのね、あのね、おっぱいでヨシヨシは、オッパイの谷間に隆明さんが顔を
うずめるだけで、私がヨシヨシとなでなでしてあげるの、オッパイに吸いついて
はいけまちぇんー」

 今度は私が笑い出します、この女性と一緒にいれば、一生退屈しないなーと思
いました。

 私が着替えをし、キッチンに戻ってくると、沙羅ちゃんが、今日の料理を並べ
ていました、最初に会社
に持ってきてくれた思い出の海苔弁に、アマダイの潮引き、海老芋のあんかけ、
など豪華な夕食です。
 「わー、沙羅ちゃん、あの時の海苔弁とおかずだねー、嬉しいなー」
 「テヘヘ、今日は腕によりをかけてつくりました、ノリノリです」
 海苔とノリを掛けているのでしょう、
 「会社にもってきてくれた時から、お母さんが作ったものだと思っていたんだ
が、沙羅ちゃんがつくたんだー」

 「あのね、あのね、私、お料理は得意なの、それに医食同源というでしょう、
私、隆明さんの健康のためにも美味しく健康にいいお料理をつくるから、てへ
へ、また売り込んじゃったかな」
 「沙羅ちゃん、いただーきます」
 と手を合わせて、のり弁からいただきはじめました、本当に美味しいもので、
次に海老芋のあんかけ、甘鯛の潮引きと愛情のこもった美味しい料理を口にして
いると、沙羅ちゃんがいかに私を愛してくれているか、私のためにどれだけ尽く
してくれているかが実感としてわかり、思わず涙がこぼれてきました。
 自分は、この女性にどれだけの愛情を注いだのか、どれだけ尽くしたのかを考
えると、ほんとに自分勝手な、自分本位な人間であることが反省され、涙が止ま
らなくなり、祖母が死んだとき以来なかった大声で泣きだしました。

 驚いたのは沙羅ちゃんで、なんで急に泣き出したのか解らなかったのだ思いま
す、ブラウスのボタンを外し、私の方に回ってきて、となりの椅子に座り、私の
顔を乳房の谷間に引き寄せ、優しく頭をなでつけてくれました、沙羅ちゃんの云
うオッパイでヨシヨシをしてくれました。

 オッパイのヨシヨシで、心の中のわだかまりが、すっかりなくなっていきまし
た、私は立ち上がって、沙羅ちゃんを抱き上げ、キスをしました。
 「沙羅ちゃん、やっぱり沙羅さんと呼ばしてくれ、君は私の天女だ、君にして
もらうだけの自分が情けなかったんだ、」
 「隆明さん、そんなことで泣いたの、驚いたよー 、本当に私を愛してくれて
いるのが解って嬉しい、こんなに嬉しい、幸せな気分は生まれて初めて、私たち
は、運命の赤い糸で結ばれていたんだと思います」

 沙羅さんの顔は、嬉しさでいっぱいという、これ以上の幸せはないという満ち
足りた表情でした。

 「隆明さん、これからは、アナタと呼ばしてもらいます、あなたご飯を食べて
ください、私も幸せを感じたらお腹がすいてきました、いっぱい食べて、赤ちゃ
んの素を私にください」

 沙羅さん独特の気持ちの表現でしょうし、普通は幸せなら胸いっぱいで 食事
どころではないというの
が普通でしょうが、沙羅さんはやはり天然です、しかし、この時この天然にどれ
だけ救われたことか、言
葉にはなりません。
 また、今後どれだけこの天然の性格に救われていくことでしょう、この女性を
大切にしていこうと思い
が、強くなっていきました。

 二人で、美味しい夕食をいっぱい食べました、食事が終わるころ、沙羅さんは
冷蔵庫から、マンゴージ
ュースを取り出してき、マグカップにつぎ、顔を赤くしながら、

 「飲ませてください」

 と小さな声でねだります。

                           完
  1. 2017/09/16(土) 16:58:08|
  2. 夫婦の絆・北斗七星
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