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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

変身 第1回

初めて投稿します。

一昨年の夏ごろから私たち夫婦に起こった事件について書かせていただこうと思います。実話6割、妄想4割といったところですが、よろしければお読みください。

私45歳、妻、紀美子42歳、見合いで結婚して18年になります。
私が言うのもなんですが妻ははっきりした顔立ちの美人で、会った途端に気に入り、一ヵ月後にはプロポーズをしていました。
その後2人の子宝に恵まれ、まずまず夫婦仲は円満に推移してきたのではと思います。

紀美子は容姿が優れているだけでなく気立ても良く、料理も上手で、本当に良い妻を得たものだと思い、私も結婚してからは浮気することもなく妻一筋で過ごしてきました。

妻についてただひとつ物足らなかったことは、セックスが淡白だったことです。
妻は結婚する時は処女で、私もあまり経験がなかったため、新婚初夜は上手くいきませんでした。
その後悪戦苦闘の末、やっと結ばれたのは新婚旅行の最終日でした。
その時の体験がかなり苦痛だったのか、妻はその後ずっと、セックスに対しては積極的になれませんでした。
2人の息子の妊娠、子育て中は数ヶ月に一度という具合で、今なら完全なセックスレスといって良いでしょう。私もなんとなくそんな状況に慣れてしまい、子育てが一段落してからも夜の生活は1、2ヶ月に一度という間隔でした。

私は人並みに性欲はある方ですので、妻とのセックスだけでは欲望を解消することが出来ません。それでずっと妻に隠れて自分で処理してきたのですが、40歳を過ぎる頃から、急に焦りのようなものが出てきました。

年を取るといずれ性欲は衰え、いずれセックスは出来なくなります。
男としての自分の一生を考えた場合、これで良いのだろうかという気持ちが生まれてきたのです。

元気なうちにもっとたくさんの女を抱いてみたい。かといって素人に手を出すのは危険ですし、そもそも妻を裏切るようで気が進みません。

そこで風俗なら良いと自分に言い聞かせたというわけではないのですが、結婚以来足を踏み入れていなかったソープランドへ行ってみることにしました。


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  1. 2014/05/29(木) 03:29:59|
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変身 第2回

久しぶりのソープランドでの体験がどういうものであったかは、『妻物語』の趣旨に合いませんので詳しくは書きませんが、結婚前に行ったようないかにも欲望処理の場所といった感じではなく、昔からは考えられないような若い綺麗な女の子が、恋人のようなサービスをしてくれるのにすっかりはまってしまいました。

その頃収入が増え生活に余裕が出来てきたこともあり、かなり頻繁に通うようになりました。何人かの馴染みの女の子が出来、妻とのセックスも益々疎遠になりました。

一昨年の夏のある日、長めの海外出張とその後体調を崩したりでしばらくご無沙汰行ってしていた店に足を運びました。その日初めて付いた女の子がにこやかに挨拶し、おもむろに私の服を脱がせ、フェラチオを始めようとしたときに妙な顔をしました。

「どうしたの?」
「うーん……」

女の子は首をかしげながらしばらく私の陰毛を掻き分けるようにしていましたが、やがて顔を上げました。

「お客さん……ケジラミがあるよ」
「えっ?」

女の子は器用に指先を使い、小さな白いものをつまむと私に見せました。

「ほら……卵」

想像もしなかった展開に私は動揺しました。

「まだほとんどいないから、すぐに薬を使えば大丈夫だよ」
「そう……ごめんね」

故意ではないですが、もう少しで大事な商売道具(?)をしばらく使い物にならなくするところでした。私は恐縮しました。

「前にこの店にきたのはいつ?」
「ここはしばらく来ていないな……あ、別の店に一ヶ月半くらい前に行ったけど」
「それは違うわね……そこでもらったんなら、もっとひどくなっていると思う。これだと10日か2週間くらいかな?」

女の子はそう言うと私に服を着せていきました。

「良くなったらまた遊びに来てね」

部屋を送り出された私は、入浴料を全額返され、店の車で駅まで送ってもらう途中、店員さんに薬局で薬まで買ってもらいました。私がその間考えていたのは、どこでケジラミを移されたのだろう、ということでした。

ちょうど私は2週間前、妻と久しぶりにセックスをしていたのです。


  1. 2014/05/29(木) 03:31:10|
  2. 変身・KYO
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変身 第3回

家に帰った私は動揺が収まらず、妻の顔をまっすぐ見ることが出来ません。

「今日は遅くなるんじゃなかったの?」
「ちょっと予定が変更になって……」

下手な言い訳をすると、食事もそこそこに自室に向かい、インターネットで「ケジラミ」について調べます。

---------------------------------------------------------
『ケジラミ』

原因:ケジラミという寄生虫が性的な接触により感染。まれに衣類、寝具を介して感染する。

潜伏期間:1~30日間

診断と治療:
・ ケジラミの卵を検出する。
・ スミスリンパウダーかスミスリンシャンプーを使い約10日で治ります。だが卵には効かないので、孵化にかかる1週間程度の間隔を空けて数回行う必要がある。
・ 陰部を剃毛して軟膏を塗る。また卵の孵化の時期を待って殺虫する。
----------------------------------------------------------

スミスリンパウダーもスミスリンシャンプーも店員さんに買ってもらっています。泌尿器科に行く代わりにソープでケジラミの診断と治療をしてもらったようなものです。

しかし私は「性的な接触により感染」という言葉が頭から離れませんでした。

自分ではまったく気がつかなかった、つまり痒みがなかったわけですから出張前に行った別の店で移されたという可能性は低いことになります。すると誰に移されたか……?

「まさか……妻から」

ここ一ヶ月半の間で私が性的な接触を持ったのは妻だけです。果たしてケジラミは妻から移されたのか、もしそうだとしたら、妻は誰から移されたのか?

「紀美子が浮気……?」

私の頭の中で一つの仮説が言葉の形をなしました。

いや、それはソープの車で送られる途中、ずっと頭の中にあったことです。まさかそんなことはと否定していたのですが、「妻の浮気」という言葉が急に私の胸を締め付けてくるような感覚に襲われました。


  1. 2014/05/29(木) 03:32:18|
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変身 第4回

「紀美子に限ってそんなことは……」

自分が風俗に通っていながらそういう風に考えるのはどうかと思いますが、私は紀美子が自分以外の男と関係を持つなどということは考えたこともありませんでした。その頃私はこの「妻物語」に出入りしており『本性』、『戦い』、『なぜ』などの名作に興奮させられていましたが、それはあくまで自分と妻の間には起こりえない物語ということで楽しんでいただけなのです。

妻はその地方ではお嬢さんが行くといわれている短大を卒業した後、大手の地方銀行で窓口業務をしていました。どちらかというとおっとりしたタイプの妻はお年寄りの客に受けがよく、成績もそれなりに良かったようです。その手の仕事には良くある話ですが「息子の嫁に」といわれた事も一度や二度ではないということでした。

私との見合いしたのが就職後3年目の春、その年の秋には私たちは結婚していました。

ウェディングドレスに身を包んだ妻は本当に美しく、見合いで結婚するということに私が感じていた少しばかりの鬱屈を吹き飛ばすほどでした。その後新婚旅行で先に述べたようなささやかなトラブルはありましたが、夫婦生活は円満そのものだと思っていました。

今回の出来事がきっかけで私は現在の妻の生活について振り返ってみました。

2人の息子を中高一貫の私立、しかも同じ学校に行かせていますので、教育費の負担は我が家にとって相当なものです。しかしながら幸い私の収入は人並み以上であり、妻も下の子が手がかからなくなってからは、以前勤めていた銀行の本店へパートに出ていますのでなんとか暮らしていけます。

現在のマンションでの生活も10年以上になり、妻の生活圏はマンションでの子育て仲間、パート先、学校での付き合いと意外に拡がっており、会社と自宅を往復するだけの私よりはむしろ交友関係は広いようです。

妻のことを美人だと、何度も惚気るようなことを書いて気が引けるのですが、普段の妻は化粧ッ気もほとんどなく、自分の服もあまり欲しがらず普段着のようなものばかり着ていますので、どちらかといえば地味な印象です。顔立ちはバレーボールの菅山かおる選手(年齢はだいぶ違いますが)の目元をはっきりさせたような感じです。

しかし身長もあり(165センチ)、きちんと化粧をしてそれなりの格好をして出かけると見栄えがします。40歳を過ぎた妻ですが、一緒に歩くのが誇らしくなるほどです。

そういうこともあって、私は妻にたびたび新しい服を買ってやろうかと提案していたのですが、妻は息子の教育費のことが気になるのか「もったいないから私はいい」と、首を縦に振りませんでした。

しかしここ半年ほどでしょうか、妻と外出するときに、私が見たこともない派手なブラウスやワンピースを着ていることが何度かありました。

「それ、いつ買ったの?」
「この間……バーゲンで安くなっていたからお小遣いで買っちゃった。ごめんなさい」
「いや……よく似合っているよ」

今まで私がこういった服を着て欲しいと思っていたものを妻が自分で購入し、着てくれていることを単純に喜んでいたのですが、ある時妻が、こどもが生まれてからは絶対にといってよいほどはかなかったミニスカート(といっても、膝が見える程度ですが)をはいてきたのにはさすがに驚きました。


  1. 2014/05/29(木) 03:33:24|
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変身 第5回

妻の外見上の大きな変化は他にもありました。それは今までほとんどかまうことがなかった髪形です。

妻はずっとショートヘアで、ナチュラルなカールがかかっていました。美容院代も節約していたのか、ある程度延びたら短く切るというのを結婚以来ずっと繰り返してきたのですが、ある日会社から帰ると、妻の髪が急に明るい栗色になっており、一気に伸びていました。

「どうしたの、それ」
「なんのこと?」

妻は平然としています。

「髪の色、前からそんな風だっけ?」
「あら、ずっと前から染めているわよ。あなた、気がつかなかったみたいだけれど」

確かに妻の髪のことをそれほど気にしたことはなく、美容院に行った時も翌日まで気づかずに、妻に叱られたことがあったほどです。
しかし、さすがに今日の変化はいつものものとは違います。

「もっと黒かったよ」
「そういえば今日は、少し明るくしてもらったかな……」

そういいながら妻は私の視線を避けるように首を傾けました。

「美容院に言った割には、短くなってないみたいだけれど」
「今日はほとんど切っていないのよ。少し伸ばしてみたいの……ほら、私ももう年でしょう。ロングに出来るのもそろそろ限界かなと思って」
「ふーん」

伸びたように見えたのはストレートパーマをかけたせいでしょうか。
随分印象が違って見えます。

繰り返しになりますが、私は妻にもっとお洒落に気を配って欲しいと思っていましたので、その時の妻の変化は単純に嬉しく思いました。新しい髪形は確かに妻に似合っており、一気に5歳ほどは若々しく見えるほどだったのです。

しかし今回、「妻が浮気しているのでは?」という仮説のもとで改めて考えて見ると、ここのところの妻の急激な外見の変化には、なんとなく不審を感じてしまいます。

ケジラミに付いては早めに処置したのが幸いしたのか、悪化することはありませんでした。それでも絶対大丈夫だろうという確信を得るまで念のため薬は長めに使いました。

その後ソープには一度だけ行きましたが、前回の「事件」のせいかあまり気分が乗らず、自然に足が遠のきました。

人肌が恋しくなった私が久しぶりに妻を誘ってみようと思ったのは、一昨年の秋頃です。それこそ「事件」が起こる2週間前以来ですから、約3ヶ月ぶりのセックスとなります。

妻は少し躊躇っていましたが、やや強引にベッドに侵入し、抱きしめてキスをしているうちに息が荒くなってきました。


  1. 2014/05/29(木) 03:34:17|
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変身 第6回

妻のパジャマの上衣を脱がすと、裸の上半身が露わになります。妻の乳房はやや小ぶりですが、反面年のわりに垂れていません。若い頃は大きな乳房に憧れていたのですが、妻くらいの年で裸が綺麗に見えるのはどちらかというと貧乳気味の身体でしょう。

久しぶりのセックスでもあるし、妻の容貌の変化に新鮮さを感じたからかもしれませんが、私もいつもよりは丁寧に愛撫します。妻の唇から耳の後ろ、うなじ、胸元と丁寧にキスをし、そして乳首を吸うと既に十分かたくなっています。滑らかな腹部、お臍と舌を這わせ、一度身体をひっくり返して背中を攻めます。妻の半裸身は時折ブルッ、ブルッと小刻みに震え、かなり感じているのが分かります。

私はいつもとは違う妻の敏感な反応にすっかり有頂天になり、浮気疑惑のことなど頭の中から消え去っていました。妻の身体を表返し、次に下半身を攻めようとパジャマのズボンを引き下ろした私は意外なものを見ました。

「……」

それはいつもの色気のない下着とはまったく違う、黒いお洒落なパンティでした。繊細なレースはいかにも高級そうでしたが私が驚いたのは前の部分がシースルーになり、妻の陰毛がすっかり透けて見えていたことです。寝室でもっとお洒落をして欲しいと何度もいったことはありますが、妻はいつも恥ずかしそうに笑って首を振るばかりでした。こんな下着を身に着けている妻を見るのは初めてです。

驚きは驚きですが、その時は興奮のほうが先に立ち、私は妻のパンティを一気に剥ぎ取りました。そこで私は更に驚くものを発見します。

それは短く揃えられた妻の陰毛です。下着越しには気づかなかったのですが、長さは2センチもありません。いつも妻はその部分については自然のままで、クンニリングスのときに口がジャリジャリするほどです。「一度剃ってみたら」などとふざけて言ったこともあるのですが、下着のことと同じで、笑って拒否されていました。

私の興奮は更に高まります。太腿の裏からふくらはぎ、足の指まで丁寧に口吻するといよいよ妻の女の部分を攻めます。始めは最も敏感な箇所は避けて周囲を攻めると、妻はさももどかしげに下肢をくねらせます。指をそっと妻の陰裂に差し入れてみると、そこはもうお湯が湧いたようになっています。

「今日はどうしたの? 随分感じているじゃないか」
「嫌……」

妻は恥ずかしげに顔をそらせます。

「おマンコはもうぐしょぐしょだよ」

私がわざと卑猥な言葉を囁くと、妻は「ああ、エッチなことを言わないで……」と溜息をつくようにいいます。

セックスに関しては淡白だと思っていた妻が、私の技巧で燃え上がっていると思い、ますます興奮は高まってきました。私は妻の股間に顔を埋めると、すっかり屹立を示しているクリトリスを吸い上げます。

「あっ、ああっ……」

妻は悲鳴をあげると両手で私の頭を押さえました。


  1. 2014/05/29(木) 03:35:19|
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変身 第7回

情けない話ですが、この年まで私は妻をエクスタシーにまで導いたことがありません。

クリトリスを攻めることによってそれらしい状態にさせたことは何度かありますが、妻は本当の絶頂を極める前に「怖い……」といって私の行為を中断させます。かといって膣での行為は「痛い」という先入観があるためか、積極的ではありません。体位も「痛いのは嫌」ということでほとんど正常位だけです。もちろん騎乗位や後輩位も試したことはありますが、結合が深いと痛いらしく、嫌がるのです。

正常位のみのセックスはマンネリと化し、妻との行為は妻の肉体を使った自慰行為同然になっていました。刺激が少ないため、射精にまで持っていくのが大変なのです。私は頭の中で様々な卑猥なことを想像しながら、妻と交わっていました。

しかしその夜は妻の積極的な反応から、いつもとは違う体位を試してみようという気になっていました。そこでソープでよく行っていた騎乗位に再挑戦してみることにしました。
妻がすっかり潤ったのを確認した私は仰向けになり、妻を上に乗せ上げます。妻は「えっ?」と怪訝そうな表情をします。いつもはここで拒否されるのですが、私が妻の大き目のお尻に手をかけて上に導くようにすると、妻はさほど抵抗もせず、私と身体を合わせてきました。

私のモノは興奮のあまりすっかり硬直しています。筒先をあてがうと、妻はまるで自分で深さを確かめるようにゆっくりと呑み込んでいきます。

「あ、ああ……いい……」

妻がいつものような結合の深さによる痛みでなく、明らかに快感を訴えだしました。深々と私を呑み込んだ妻はお尻を円を描くように蠢かせていきます。

「気持ちいいか」
「うん……」
「どこが気持ちいい?」
「クリトリスと……おマンコが気持ちいい」

妻は小さいけれどはっきりした声で答えました。

私は行為の最中に、妻に卑猥なことを言わせるようにしたことが何度もありますが、妻はなかなかいおうとしませんでした。押し問答のようなやり取りを繰り返し、ようやく「……気持ちいい」と言わせるのが関の山で、「クリトリス」とか「オマンコ」といった卑語は滅多に口にしませんでした。

しかし今夜の妻は私の求めにあっさりと、自分からそんな卑語を口にし、そんな自分に煽られたように荒い息を立てています。私の興奮は益々高まりました。

「紀美子のオマンコに何が入っている?」
「ああ……あなたのオチンチン」
「ちゃんと、『紀美子のオマンコに、あなたのオチンチンが入っています』と言ってみろ」
「紀美子の……紀美子のオマンコに、あ、あなたのオチンチンが入っていますわ」

そういった途端妻は驚くほどの緊縮力を発揮し、私のものを締め上げてきました。

私は始めて味わう妻の奥深い感触に衝撃を受け、思わず射精しそうになるのをぐっとこらえました。妻の肉体がこれほどのものだったのか……私は今まで妻の何を知っていたのだろう。

「もっと、ギューッと締めてみろ」
「はい……」

妻は頷くと全身を弓のように反らせ、繰り返しその部分を収縮させます。その度に妻の口から「ぎゅーっ」「ぎゅーっ」という擬音語が洩れます。

「あ、あ……」
「イキそうか」

妻は無言でガクガクと頷きます。

「イクのならイクといってみろ」
「あ……ああ……イっちゃう、イっちゃうよ……」

妻はそう叫ぶと上体を倒して私に抱きつくと、全身を激しく痙攣させました。


  1. 2014/05/29(木) 03:36:15|
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変身 第8回

なんとか射精をこらえた私は妻の身体が弛緩するのを待っていったん抜き、コンドームをつけて同じ体位で再び挿入しました。エクスタシーの余韻に浸っていた妻も、私が下からゆっくり突き上げるようにすると、たちまち淫らに腰を振り始めます。

「気持ちいいか?」
「はい……」

妻は子供のように素直に頷きます。

「紀美子のオマンコが気持ちいいです、と言ってみろ」
「いや……」

そこで私が激しく突き上げると妻は悲鳴をあげて「紀美子のオマンコが気持ちいいですっ」と答えます。

「あ……ああ……」

一度イったせいで敏感になっているのか、妻はたちまち頂上近くまで追い上げられます。再び強い収縮力を発揮しだした妻に、コンドームをつけてやや落ち着きを取り戻していた私のものも、限界近くまで追い込まれます。

しかし、妻の肉壷の素晴らしさはどういうことでしょう。ソープ嬢に金を払ってセックスをしてきたのが馬鹿馬鹿しくなるほどです。
私はこれまでの妻との結婚生活でどうしてこんなことに気づかなかったんでしょうか。

「またイキそうか」
「イキそうッ……」

妻はそういうとまた私にしがみつき、全身をぶるぶる震えさせます。
私も妻の絶頂に合わせて緊張を解きます。私は自分のモノがまるで妻の身体の中に吸い上げられるような錯覚に、「ううっ」と情けない声を洩らしていました。


激しい行為が終了して、私はベッドの中で裸の妻を抱きながら、軽くキスをしていました。そのうちに興奮も収まり、パンティや陰毛のことが気になってきます。

「紀美子も随分お洒落な下着を穿くようになったんだね」
「ああ、あれ?」

紀美子は無邪気に微笑みます。

「あなたも下着にお洒落しなさい、っていっていたでしょう。最近のパンツはどれもローライズ気味で、今までのような下着じゃ駄目なの。
だから多少値が張るけれど、少しずつ買うようにしているの」

何だか分かったようなわからないような理由です。

「ここの毛はどうしたの?」

私は妻のその部分に手を触れます。

「嫌ね……変なところばかりチェックして……」

妻はそういうと私の手を軽く払います。

「スポーツジムに行くようになったでしょ。最近のウェアって、割と大胆なものが多いから、みんな結構きちんと手入れしているのよ」

理屈は通っているようですが、なんとなく釈然としません。スポーツジムに行き始めたのはもう一年以上前なのですが、どうして今さら気になりだしたのでしょうか。

私はケジラミの治療法に「剃毛」というのがあるのをぼんやりと思い出していました。


妻を一晩で二度もエクスタシーに導くことの出来た私は、まるで妻の身体に溺れるように毎週求めるようになりました。妻も始めは躊躇っていますが、結局は求めに応じて私を受け入れます。

「ねえ……急にどうしてこんなにするようになったの」
「それは……」

ある夜の行為の終了後、妻が私に尋ねます。

「正直言って、紀美子とのセックスがこんなに気持ちがいいとは思わなかった。どうして今まで気づかなかったのか自分でも不思議だ」
「そう……」

妻は微笑します。

「紀美子だって、今までずっとイケなかったのが、どうして急にイケるようになったんだい?」
「そんなの、わからないわ」

妻はそう言うと恥ずかしげに私の胸に顔を埋めます。

「あなたが……そんな風にさせるのよ」

私と妻はまるで蜜月のようなときを過ごし、浮気疑惑はすっかり頭から消えていました。


  1. 2014/05/29(木) 03:37:13|
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変身 第9回

再び私が妻の行動に疑念を抱くようになったのは、特に何かきっかけがあったわけではありません。頭の片隅にあった様々な疑問、矛盾点が徐々につながり、大きな疑惑へと変化していったのです。

妻は週のうち3日はほぼフルタイムに近いパートに出ていますが、それ以外の日も平日はマンションの友達と食事をするとか、学校の役員の用事があるとかで家にいることは余りありません。週末はさすがに家にいることが多いですが、それでも月のうち2、3回は何かの会合や食事会、趣味の集まりといった理由で家を空けます。

確かに学校のPTAやクラブの父母会の役員をしているのは事実ですので、家を空ける理由はあります。

しかし、妻の最近の外見の変化、そしてベッドの中での人が変わったような積極性に私の中で再び妻に対する浮気疑惑が芽生えてきました。

(浮気をしているとしたら相手は誰? パート先の上司? 役員仲間の父兄?)

私の妄想は次第に膨らみます。

浮気相手と連絡をする手段の定番は携帯電話かメールです。妻もしばらく前から自分専用の携帯を持っており、しょっちゅうメールを打っています。女友達と連絡に使っているということで、私の前でも堂々と打ちますし、時々は面白いメールがきたといって私に見せたりもします。

これで浮気相手との連絡にも使っているとしたら、かなりの大胆さです。おっとりしているという妻に対する認識は改めなければなりません。

携帯のメールや着発信履歴を確認するのは夫婦とはいえプライバシーの侵害です。私は罪悪感を「妻が無実だということを確認するだけだ」という理屈でごまかし、ある日の夜中、妻がぐっすりと寝入ったときに妻の携帯をチェックしました。

着発信履歴はほとんどが私や、2人の息子との間のもので、怪しいものは1件もありません。メールも全てチェックしましたが、これも確かに女友達とのたわいのないやり取りばかりで、男性との交信はいっさいありません。

(やはり紀美子に限って……疑った俺が馬鹿だった)

私はすっかり安心して床につきました。

それからしばらくたった年も明けたある日の休日、妻が久しぶりに昔社宅で一緒だった友達と昼食をとるという理由で外出をしている間に、私専用のPCが急に調子が悪くなりました。

(ウィルスにでも感染したかな?)

私はPCをネットから外し、セキュリティ走らせました。ディスクを全部チェックするにはしばらく時間がかかります。

急ぎの調べものがあるのですが、PCが回復するまでどうすることも出来ません。2人の息子もクラブで留守だったため私は妻に与えているノートPCを無断で借りることにしました。

妻も時々PCを使ってネットで買い物をしたり、ワードやエクセルでPTAの名簿整理や書類作成をしたいということで、安いPCを買ってあげていたのです。

(あれ?)

LANケーブルをつなぎPCを立ち上げると、いきなりパスワード入力画面が出ました。

(セキュリティをかけているのか。でもどうして?)

私は試しにユーザーIDに「kimiko」、パスワードは妻の誕生日を入れてみました。

エラーです。

(……)

パスワードを私の誕生日に変え、2人の息子の誕生日を試しましたが駄目です。段々意地になってきた私は、今日はカバンの中に入れ忘れたのか、テーブルの済に紀美子が使っているピンク色の手帳があったのを見つけ、カレンダーをチェックしました。

妻は家族はもちろん、私の両親と自分の両親の誕生日にも必ず贈り物を欠かしません。その管理のためかカレンダーにはケーキの形をした小さなシールが貼られていました。その日付を私は順に入力していきました。

いくつめかの数字でセキュリティは解除され、見慣れたウィンドウズの画面が現れました。

(今の数字は……)

正しいパスワードである「0715」という数字、7月15日は私の両親の誕生日でも、紀美子の両親の誕生日でもありません。私は手帳に張ってあるシールの数が、9つであることに気づきました。4人家族の我が家と、互いの両親の誕生日を入れても8つしかありません。妻には祝うべき誕生日がもう一日あるというのでしょうか。

デスクトップは極めてあっさりしており、マイコンピュータやマイドキュメント、インターネットエクスプローラー、アウトルックルックエクスプレス、そしてワードとエクセル以外には「新しいフォルダ」というものしか見当たりません。


  1. 2014/05/30(金) 00:40:24|
  2. 変身・KYO
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変身 第10回

私はまずアウトルックエクスプレスを起動してみましたが、受信メールはほとんどがショッピングサイトや旅行サイト、懸賞サイトなどからのメールばかりです。友達との連絡は携帯で行っているのでしょうか。プライベートなやり取りはまったくといっていいほどありませんでした。

次に私はマイコンピュータを開き、Cドライブのプロパティをチェックしてみました。

(あれ?……)

80GBあるハードディスクの2分の1以上が既に使用されていました。OSや基本的なプログラム、そしてメールのやり取りやワード、エクセル文書の作成だけではこれほど使うはずがありません。

(動画でも落としているのかな……)

私は試しに、50MB以上のファイルを検索してみました。

たちまち10個以上のファイルが検出されました。いずれのアイコンも動画であることを示しています。それぞれのサイズは600MBから、大きいものは2ギガバイト以上もあります。どのファイル名も「20040715」とか「20041204」といった、年月日を示すと思われるあっさりしたものです。

私は試しに一番新しい「20041224」というファイルをダブルクリックしました。メディアプレイヤーが立ち上がり、動画が開始されます。いきなり飛び込んできた映像に、私は頭を殴られたような衝撃を受けました。

画面の中では妻が、ラブホテルの一室のような場所で裸のまま恥ずかしそうに立っていたのです。

いや、裸という表現は正確ではありません。妻は身体全体がまるでギフトででもあるように、赤とピンクのリボンのような衣装をまとっていました。キラキラ光るリボンは首の周囲と胸でちょうど蝶のような形を作り、褌のように股間を割っています。手足の先にはやはり同じ色の、やや細めのリボンが巻きついていました。

「後ろを向いてご覧」

ノートPCのスピーカーからいきなり男の声がしました。かなり大きな音に私は慌て、妻がくるりと後ろを向いた瞬間にメディアプレイヤーを閉じました。

私はドクッ、ドクッという音まで聞こえてきそうな鼓動を必死で押さえながら、デスクトップにある「新しいフォルダ」を開きました。

そこにはメールソフトのアイコンと、「写真」「ビデオ」というサブフォルダがありました。「写真」というサブフォルダをクリックしてみると、やはりそこには日付の付されたフォルダが10個ほどもあります。私はやはり一番新しい「20041224」というフォルダをクリックしました。

そこのはJPEGの画像ファイルが約100枚ありました。それぞれが2MBほどもありますから、500万画素クラスのデジカメでの画像でしょう。

私は自然に手が震えてくるのを押さえ、一枚の画像を開きました。

悪い予感──いや、当然の予想が的中しました。それは素っ裸の妻が男の上にまたがり、しっかりと繋がっている写真でした。妻はもはやイク寸前なのか目を潤ませ、恍惚の極致といった表情をしています。私は耐え切れなくなり、画像を閉じました。

もはや妻の裏切りは疑う余地もありません。証拠を保全しなくては、そう考えた私は自室から、余っている外付けハードディスクを持ってくると、妻のPCに接続しました。

USB接続のため、あっという間に認識は終わります。私は「新しいフォルダ」の中の「写真」、「ビデオ」、そしてメールソフトの内容をすべて外付けハードディスクにバックアップしました。容量が大きかったため、バックアップにはかなりの時間がかかりましたがどうにか成功し、妻のPCを終了させるとハードディスクを外しました。その頃には私のPCもウィルスの駆除に成功しており、回復していたので、妻のPCデータをバックアップしたハードディスクを自分のPCに接続しました。

私は「ビデオ」というフォルダを開き、そこにある「20041224」というファイルをダブルクリックします。先ほどの映像が再び開始されました。

自分のPCの、19インチの液晶画面で見て改めて驚いたのは画像の鮮明さです。プロ用の機材を使っているのでしょうか。妻の裸身がまるでそこに存在しているかのように見えます。一瞬ひょっとして浮気ではなくて、AVにでも出演しているんではと考えたほどです。

「後ろを向いてご覧」

男の声がしました。外部スピーカーを通すと鮮明に聞こえます。年は中年のようですが、かなり張りのある声です。

妻はくるりと後ろを向きました。お尻の上でやはり蝶の形が作られていますが、やはり後ろも褌状で、妻の大き目のお尻は丸見えです。

「前を向いて」

妻は言われたとおりに前を向きます。そんな妻の男に対する従順さを見ていると、激しい怒りと嫉妬がこみ上げてきます。


  1. 2014/05/30(金) 00:45:03|
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変身 第11回

「挨拶」

妻は何事か話し出します。

「声が小さい!」

男に叱咤され、妻は声を大きくします。

「メリークリスマス、健一さん。クリスマスのプレゼントは紀美子自身です。今日はたっぷりご奉仕させてください」

妻はさも恥ずかしげにもじもじしながら挨拶します。それがまるで男に対する媚態のように見えて私の怒りは一層増していきます。

しかし、私は画面から目をそらすことが出来ないでいます。確かに燃えるような怒りと嫉妬、そして悲しみを感じているのですが、映像を止めることが出来ないのです。

「いつも奉仕しているのは俺のほうじゃないか」
「そんな……」

妻はわざとらしく身体をくねらせます。

「いつもの挨拶をしてみろ」
「ハイ」

妻は直立不動の姿勢をとります。

「チンポ大好きの淫乱人妻、○○紀美子に今日もたくさんエッチなことをしてください。よろしくお願いします」

妻の信じられないような言葉に私は驚愕しました。そんな私をよそに男と妻のやり取りは続きます。

「今日は何回イクんだ?」
「2回……」

妻はもじもじしながら答えます。

「淫乱人妻の○○紀美子は、イクのが2回くらいじゃあ物足りないだろう」
「ハイ、淫乱人妻の○○紀美子は、イクのが2回では物足りません」

妻は男の言うことをオウム返しに答えます。心なしか妻の身体が上気し、ピンク色に染まってきたような気がします。

「それじゃあ何回だ?」
「3回……」

妻は消え入るような声で答えます。

(何でそんなことをいうんだ。紀美子、お前はそういった卑猥なやりとりを一番嫌がっていたんじゃないのか)

「3回だと? この前は何回イった」
「この前って……」
「忘れたのか? 今月の初めの週末に2人で伊東に行ったときのことだ」

(今月初めの週末だと?)

ビデオはファイル名や、画面の中の妻と男のやり取りから先月の24日、つまりクリスマスイブに撮られたものと思われます。今月初めの週末というと12月4日と5日……。

(あの時妻は、女友達と旅行に行くと……)

私はすっかり混乱しました。

「あの時はあなたが……一晩中」
「何を言ってるんだ。紀美子がもっと、もっととせがんで離さなかったじゃないか」
男はそういうとクスクスと笑い出します。

「何回イったか、覚えていないのか?」
「8回……」

(8回?)

次から次へと判明する衝撃の事実に、私は心臓が口から飛び出そうになりました。

「一晩で8回もイク淫乱人妻の紀美子は、3回イクくらいじゃ物足りないだろう」
「ハイ、一晩で8回もイク淫乱人妻の紀美子は、3回イクくらいじゃ物足りません」
「じゃあ何回イクんだ?」
「4回……」
「それくらいで許してやりたいところだが、今日はクリスマスイブだから特別に5回イカせてやる」
「そんな……今晩は家に帰らないと」
妻の顔色が変わります。

(クリスマスイブの夜……何をしていただろうか?)

確かその日も日帰り出張が入り、帰宅も深夜になっていたはずだ。
タクシーで帰って来た私を、まだ起きていた妻は「世間はクリスマスイブなのに大変ね」といたわりながら迎えてくれました。

しかし、それまで妻は男と会っていたのです。

男と妻は何度か押し問答を繰り返した末、妻は諦めたように口を開きました。

「淫乱人妻の紀美子は今晩、5回イクことを誓います。ちゃんとイクまで帰さないでね、あなた」
「よし、その言葉を忘れるなよ。1回イク度にちゃんと数を数えるんだぞ」
「わかってますわ……」
妻は頬を赤らめて答えます。


  1. 2014/05/30(金) 00:46:05|
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変身 第12回

私は耐え切れなくなり、メディアプライヤーを停止させました。

(淫乱人妻……チンポ大好き……5回イク……)

これが本当にあの清楚な妻の口から出た言葉でしょうか。妻に良く似た別人が出演しているAVを見たのではないでしょうか。

しかし、今見た画像と音の鮮明さ──15年以上一緒に暮らした妻の顔と声を間違えるはずがありません。私はPCの液晶画面の前で頭を抱えてうずくまりました。

(やはり……最近の急激な妻の変貌は、男のせい……)

急にお洒落になった妻、今まで見たこともない下着、髪形の変化──すべては男がいたからなのです。

(するとやはり……あのケジラミも……)

私は震える手でマウスを操作し、「ビデオ」というフォルダの一番古いファイル「20040715」を開きました。

いきなりベッドの上で大股開きになっている裸の女の姿が視界に飛び込んできました。女の股間にはタオルのようなものが置かれています。

「熱いー熱いわーー」
「我慢しろ」

悲鳴のような声はやはり妻のものです。続いて男の叱咤するような声が聞こえます。

パンツ一枚の男が画面に現れ、妻の股間からタオルを外します。男は片手にシェービングクリームの瓶と髭剃りを持っています。妻の陰毛は以前と同様自然のままですが、タオルで蒸らされたせいか、肌に張り付くようになっています。

私は初めて男の姿を目にしました。黒縁の眼鏡をかけ額の上がったやや腹の出た中年男です。私より少し年上でしょうか。私には見覚えのない顔ですが、妻のパート先の上司だったとしても、PTAの父兄だったとしても、私は面識があるわけではありません。

男はシェービングクリームの泡を妻の陰毛に吹き付けました。

「いやーーやっぱり。剃らないでーー」
「今さら何を言うんだ。さっき納得しただろう」

男はそういうと妻の太腿をピシャリと叩きます。

「だってーーあの人に何ていったらーー」
「そんなことは自分で考えろ。かえって旦那も喜ぶかも知れんぞ」

男は妻の言葉を無視して髭剃りを手に持ち、妻の陰毛をゆっくりと剃り上げていきます。

「ケジラミの治療はここの毛を全部剃るのが一番いいんだ」
「そんなーーあなたがうつしたんでしょう」
「だから俺が治療してやっているんじゃないか。ありがたく思え」
「こんなのいやーー」

妻はそういってむずかるように尻を悶えさせます。

「馬鹿、動くと危ないじゃないか」
「だってーー」
「さっき誓ったことを忘れたのか? 健一さんの誕生日を祝って紀美子は赤ちゃんのような姿になります。あそこの毛もお尻の穴の周りの毛も全部剃って、健一さんにプレゼントしますと何度も誓っただろう」
「だってーーだってーー恥ずかしいーー」

妻はいったんは覚悟したようですが、いざ剃られるとなるとよほど抵抗があるのか、必死で拒みます。

「そんなに暴れちゃあ剃れないじゃないか」

男は焦れたようにそう言うと、いったん画面から姿を消します。

再び現れた男は、ゼリーのような色をした棒を何本か手にしています。

「紀美子は今日は抱いてもらえないから拗ねているんだろう。今抱いたらお互いケジラミが治らないからな。その代わりにこれで可愛がってやろう」

男は妻に大小さまざまな棒を見せつけます。

「いやーー」

妻はさらに激しく抵抗します。

「じっとしていろ。いつものように一度イったら落ち着く」
「そんなこといってるんじゃないーー剃られるのが嫌なのーー」

男はそう言うと妻の上半身に取り付き、うなじや乳房にチュッ、チュッと音を立てて接吻を注ぎ込みます。執拗な愛撫が続き妻はついに「あーん」と甘い声を上げ始めます。


  1. 2014/05/30(金) 00:46:58|
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変身 第13回

「どうだ、気持ちいいか」
「き、気持ちいいーー」

妻ははしたなく声を上げています。大股開きにされた妻の足は荷造り用の紐のようなものでベッドに固定されています。そんなあられもない姿のまま、夫以外の男に愛撫され、喜悦の声を上げているのです。

男はゼリーのような色の太い棒で妻の股間をくすぐるようにします。
よく見るとその棒の先端はペニスを模しており、柔軟性のある張り型だということが分かります。

「どうだ、にせチンポが欲しいか?」
「ほ、欲しいです……」

妻はさも切なげな声を上げます。

「欲しければちゃんといつも教えているように言ってみろ」
「ハイ……」

素直に返事をする妻。私は今見ている映像が現実のものだとはとても信じられません。

「エッチな人妻の紀美子に、にせチンポを下さいーー」

散々じらされた妻は悲鳴のような声で張り型をねだります。思考停止のようになっている私は、さっきのビデオのように淫乱人妻といわなかったのはなぜだろうなどと、場違いなことを考えていました。

「今日からはこんな風に言ってみろ」

男は妻の耳元に口を寄せます。

「そんなーー言えない」
「いえなければずっとこのまま生殺しにしてやるぞ」
「いやーー我慢できないーー」
「それならちゃんと言うんだ」

男に叱咤された妻はついに強制されたその言葉を口にします。

「チンポ大好きの淫乱人妻、紀美子のオマンコににせチンポを下さいーー」
「もっと大きな声で!」
「淫乱人妻紀美子のお、オマンコに、にせチンポを下さいーー」

男はにやりと笑うと張り型を妻に挿入していきました。弾力のある長い張り型は、面白いように妻の身体の中に呑み込まれていきます。
妻は「ああっ、ああっ」と明らかに悦びを告げる声を張り上げながら、豊満な尻を淫らに揺さぶっています。

「この小さいほうは何に使うか分かるか?」

妻の裸身に寄り添うようにしながら、思う存分張り型で責め上げていた男は、やや細めのピンク色の棒を妻の頬に押し付けるようにしました。

「あ、ああーん。わかりません」
「わからないか」

妻の切羽詰ったような嬌声を聞いて、男はくっ、くっといやらしい笑い声を上げます。

「これはこっちの穴を責めるためのものだ」

男は妻の前を責めながら、空いている手でピンク色の棒を持ち、妻の尻の狭間をつつきます。

「いやーー、お尻はいやです」

妻は再びむずがるように尻を振ります。すると男はそんな妻の動きを制するように張り型の動きを早めます。

「あーん」

再び妻の嬌声が部屋中に響きます。

「一度ここの味を経験してみろ。病み付きになるぞ」
「だってーー絶対痛いわーー」
「紀美子が毎日出しているウンチのほうがよほど太いぞ」
「そんなことないーー変なこといわないで」

妻は次第に絶頂が近づいてきたのか、ベッドの上で身体を弓なりにします。

「ああっ、もうっ、イっちゃうっ。イってもいいですかっ」
「まだ駄目だ」
「ああーー我慢できないっ。イカせてっ。イカせてくださいっ」

絶頂を達することの許可を男にねだる妻。これは一体現実の出来事でしょうか。私の頭の中に同じ疑問が繰り返し湧きあがってきます。

妻がまさに絶頂を極めようとしたその時、男は張り型を妻から引き上げました。


  1. 2014/05/30(金) 00:48:01|
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変身 第14回

「いやーー。どうして……」

快感をいきなり中断させられた妻は、駄々をこねるようにお尻を振ります。

「ちょっと手が疲れたから休憩だ」
「意地悪しないでーー」

妻は今にも泣き出しそうな声を上げています。私が妻のことをセックスに関しては淡白だと思っていたのは大変な誤りだったのでしょうか。

男は妻を散々焦らすと再び張り型で責め、絶頂寸前で責めを止めるという行為を繰り返します。妻はまさに半狂乱になりながら男の愛撫を求めてます。ついに屈服した妻は男の言うとおりの卑猥なおねだりの言葉を吐かされます。

「淫乱な人妻紀美子のオマンコと、お尻の穴をいっしょにいじめてください」
「ほう、紀美子はケツの穴も責めて欲しいのか」

男はわざとらしく聞き返します。

「意地悪ーー」

妻はもどかしげに豊かなヒップをプリプリと振ります。男は妻の耳元に口を寄せ、何事か囁きます。妻は「あーん」とうなじを見せながら首をのけぞらせると、カメラに向かってはっきりと顔を向けます。

「淫乱な人妻紀美子のオマンコと、け、ケツの穴をにせチンポで一緒にいじめてくださいっ、お、お願いしますっ!」

男は2本の張り型を器用に操作し、妻の前後の穴を同時に責め始めました。妻はああっ、ああっとまるで獣のような声を上げて悶えぬいています。

「ああっ、き、気持ちいいっ」
「どこが気持ちいいんだっ」
「お、オマンコっ」

妻はガクガクと尻を揺さぶりながら、強制された卑語を──いや、もはや強制されているとはいえません。しっかりと自分の意志で口走ります。

「ケツの穴はどうだっ」
「き、気持ちいいっ」
「ちゃんというんだっ」
「け、ケツの穴も気持ちいいですっ」

(ケツの穴……)

お嬢さん育ち、箱入りで育った妻から発せられたとは到底信じられない言葉です。しかし確かにそれは耳慣れた妻の声でした。

妻はまるで自分の言葉に刺激されたように、一気に絶頂に駆け上がっていきます。今度は男も焦らすことはなく、責めの手は緩めません。

「ああっ、イクっ、イキますっ。紀美子、イっちゃいますっ」

妻はそう叫ぶと全身を電流に触れたようにガクガクと波打たせました。2つの穴に挿入された張り型が妻の痙攣に合わせてブルッ、ブルッと震えています。男が張り型から手を離しても、妻の身体は2本のそれをキューンと喰いしめたまま落しません。

男が唇を求めると、妻はうっとりとした表情で合わせていきます。
呆然と画面を見つめていた私の心に、熱い嫉妬心が蘇ってきました。

「気持ちよかったか?」
「ハイ……」
「素直に剃毛させるか」
「ハイ……」

妻は男の言うことにすべて素直に頷いています。

男は張り型を妻の身体から引き上げると、再び剃刀を取り上げ、快感の余韻に酔っている妻の陰毛を剃り上げていきます。

「シェービングクリーム以外に、紀美子のおつゆがたっぷり出ているから剃りやすいぞ」

そんな男の卑猥なからかいにも抵抗を示さず、妻はまるで剃毛そのものを楽しんでいるようにうっとりと目を閉じています。

「ほら、だんだん赤ちゃんみたいになってきたぞ」
「……」
「ちょっとケツを持ち上げてみろ」

妻は男の指示に従い、大きな尻をぐいと持ち上げます。妻の双臀の狭間に秘められた肛門が画面にはっきりと映し出されました。

「ケツの穴の周りのムダ毛も剃ってやる。思い切り足を開け」
「ハイ……」

妻は限界まで足を開いていきます。翳りを失った妻の女陰と肛門がこれ以上ないというほどあからさまに晒されます。私はまるで裏ビデオを見ているような錯覚に陥りました。しかし、ここに映されているのは他ならぬ私の妻なのです。

  1. 2014/05/30(金) 00:49:01|
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変身 第15回

呆けたように液晶画面を見つめていた私は急に我に返りました。

私はのろのろとマウスを操作し、メディアプレイヤーを停止させます。画面一杯に広がっていた妻の白い尻の残像が私の視界を占領しているような錯覚に陥ります。

妻を始めてエクスタシーに導いたあの夜に違和感を覚えた、短く揃えられた陰毛──それは、男に剃毛されていたからだったのです。

もちろん、7月に剃っても妻を三ヶ月ぶりに抱いた秋には、普通は元に戻っているでしょう。ということは、妻はその後も男から剃毛されていたことになります。

私がケジラミの治療のせいでソープにも行かず、妻も抱かないでいた約2ヵ月半の禁欲生活の間、妻のその部分は何度も赤ちゃんのようなツルツルの状態にされていたのです。

いつの間にか、外は薄暗くなっていました。あと1時間もすれば妻は帰ってくるでしょう。

2人の子供はクラブの新年会で、夕食まで済ますと行って出て行きましたから、今晩は夫婦2人だけで夕食を取ることになっています。

「ビデオ」というフォルダの中では一番古い「20040715」の映像を見た私は、それが妻と男が初めて関係した日の出来事ではないということがわかりました。

この時点で妻はすでに男から毛ジラミをうつされています。ビデオの中で確かに妻は男に向かってそういっていました。つまり、去年の7月15日以前から妻と男は関係を持っているということになります。

さらに妻が男から毛ジラミをうつされたということは、男には妻以外にも女がいるか、風俗で遊んでいるという可能性が大きくなります。

ビデオを見ている間はあまりの衝撃に、男に対する感情は麻痺したようになっていたのですが、そんないい加減な男が妻を弄んでいたということへの怒りが急に湧いてきました。

本気の不倫ならば良いという訳ではないのですが、私が唯一無二の女性と感じてきた妻が、性的な嬲りものとなっているということは、許し難いことでした。

妻も妻です。こんな脂ぎった、セックスしか頭にないといった感じの男となぜ関係をもったのでしょうか。

私の中の清楚で優しく、美しく上品な妻のイメージが音を立てて崩れていくようでした。

私は改めてビデオのフォルダの中の映像ファイルをチェックしました。映像ファイルはぜんぶで11個ありました。やはり一番古いものは今見た昨年の7月15日のもの、一番新しいものは同じく12月24日のものでした。

これがそれぞれ男の誕生日とクリスマスイブの日付であるということが、妻と男の親密さを表わしているようで私をうちのめしました。

先程のビデオで、妻は前後に張り型を呑み込まされて激しくイキながら、恋人同士のような熱い接吻を男と交わしていました。それが私を深い絶望の淵へと叩き落とすのです。

ファイル名から判断して、妻と男はだいたい月2回のペースで会っているようでした。昨年のカレンダーでチェックすると、曜日はまちまちですがどちらかといえば土曜か日曜が多いようです。

そうはいっても7月15日は木曜日、12月24日は金曜日ですから、2人の「記念日」なら平日でも都合をつけて会うのでしょう。

私はふと「20041204」という名のファイルが2つあることに気づきました。

正確にいうと「20041204a」と「20041204b」というものがあるのです。

どちらも容量は2ギガバイトを超えています。

(そういえば、2人で温泉旅行へ行ったと言っていた……)

12月4日と5日、つまり土曜から日曜にかけて妻と男は2人で温泉に出掛けていたのです。

妻は私には、短大時代の女友達数人で久しぶりに旅行に行くと説明していました。私は他愛もなくそれを信じ、妻が土産として買ってきた温泉饅頭を子供達と一緒に食べたのです。

なんという間抜けな夫でしょうか。土産物屋で男と2人、仲良く手を組んでいる光景が目に浮かびます。妻と男は土産を買いながら、
寝取られた哀れな亭主のことを笑っていたのでしょうか。妻と男に対する怒りが一層強く込み上げてきました。

私は思わずその「20041204」という名のビデオファイルをクリックしようとするのを必死で抑えました。妻はクリスマスイブのビデオの中で、旅行では一晩中責められ、8回イったと告白していました。

妻と男の情事の極限が記録されていると思われるそのビデオを今観てしまうと、私はこれから帰ってくる妻を殺してしまうかもしれません。こんな淫乱女のために人生を棒に振り、愛する子供までが世間から後ろ指を指されるようになるなど割りが合わない、と私の理性が囁いています。
  1. 2014/05/30(金) 00:49:55|
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変身 第16回

しかし、その淫乱女は私が誰よりも愛した妻なのです。いえ、正直に言うとビデオの中のすっかり変貌した妻を見せつけられても、その思いは変わらないのです。

すっかり思考停止の状態に陥った私は、無意識のうちに「写真」のフォルダをクリックしていました。マウスは自然に「20041204」というサブフォルダに移動します。サブフォルダの中には200枚以上の画像ファイルがあります。

画像ファイルは整理しやすいよう、撮影順に自動的に番号が振られているようです。私は一番若い番号の画像をクリックしました。

液晶画面一杯に妻の姿が現れました。それは、私が恐れていたような、あるいは心のどこかで期待していたような裸や下着姿ではなく、私がこの冬のシーズン初めに買ってあげた、お気に入りのグリーンのコートを着て、車の前でにこやかに微笑む妻の立ち姿でした。

これから2人で温泉へとドライブを楽しむところなのでしょうか。
幸せそうな表情で写っている姿は、先ほど見た男の上で素っ裸で恍惚の表情を浮かべている妻の姿態よりも、ある意味ショックでした。

写真の撮られた場所は私にも見覚えのある駅前の公園です。男は大胆にも私の家の近くまで妻を迎えにきたのです。

次の画像をクリックします。アップになった妻の顔が画面一杯に広がります。やはり妻は少し恥ずかしげな顔をカメラに向け、にっこりと微笑んでいます。

(どうして他の男にそんな顔を見せるんだ)

次の画像をクリックします。車のボンネットに片手をつき、モデルのようにポーズを取る妻。男のものと思われるその車は、メルセデスベンツのAクラスでした。小さ目のその車体さえ妻と男の親密さを示しているようで、私の心は激しい嫉妬に焼かれます。

次の画像をクリックした私は、一瞬目を疑いました。

妻は今度はボンネットに片手をついたまま、カメラに向けたお尻を思い切り突き出していました。なんと妻は空いた手でコートとスカートを持ち上げ、黒いシースルーのパンティを丸出しにしています。

何と妻と男は、我が家の近くの公園で野外露出まで楽しんでいたのです。

私はぶるぶる震える手で次の画像をクリックします。今度はカメラが妻にぐっと寄り、画面一杯に薄いパンティに包まれた妻のお尻が映し出されます。

私は最悪の予感を覚えながら次の画像をクリックしました。そこに現れた画像はやはり妻の裸の尻でした。突き出された大きな尻に完全に打ちのめされた私は、急いで画像を閉じました。

急に、妻を失うかもしれないという恐怖と悲しみが私を襲いました。
それは先程感じた妻に対する怒りよりもはるかに激しい感情でした。
いや、私は既に妻を失っているのかもしれないのです。

殺しても妻を失う。殺さなくても妻を失う。私はどうしたら良いのか分からなくなりました。

(とにかく、少し落ち着かなくては……)

考え事をしている間にだいぶ時間が経ってしまいました。妻が帰って来るまであと1時間もありません。小説やドラマでは登場人物はこんな時大抵煙草を吸います。しかし、私は気管が弱く煙草を吸わないので、珈琲をいれることにしました。

妻にどうやって対処するかを、あと1時間弱で決めなければなりません。日常的な動作をすれば人は落ち着くものなのでしょうか。珈琲豆を挽き、珈琲メーカーにいれ、スイッチを入れる。落ち着いたのは良いのですが、ショックが大きかったためか、私の思考は完全にストップしています。

珈琲がポットの中に溜っていくのをぼんやり見ていると、いきなり玄関のチャイムがなり私は飛び上がるほど驚きました。

「ただいま」

妻が帰って来ました。予定より早い帰宅に何の心の用意も出来ていなかった私はうろたえました。あわてて玄関に行き、内鍵を外します。

「お、お帰り」
「一人にさせてすみません」

妻は例の男との温泉旅行でも着ていたグリーンのコートを脱ぎながら、居間に入って来ます。

「あら、珈琲をいれていたの?」

テーブルの上で珈琲メーカーがポコポコと音を立てているのに気づいた妻が、明るい声で尋ねます。

「私の分もあるかしら?」
「あ、ああ……」
「ありがとう」

妻はそういうといそいそと珈琲カップやソーサー、ミルクなどを用意します。私はふと気になって妻のノートPCの位置を確認しました。いつも置かれている棚の上にあるのを見て胸をなでおろします。

  1. 2014/05/30(金) 00:51:14|
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変身 第17回

私は無意識のうちに珈琲を2人分入れていたことに気づき、自分が腹立たしくなります。私が2人分の珈琲を入れ、妻とお茶の時間を楽しむのは休日の午後の週間になっています。日頃家事をほとんど手伝わない私のアリバイのようなものですが、妻はいつも素直に喜んでくれています。

ショックで思考が停止していたため、何も考えずにいつもの通り2杯分を入れたのでしょう。予定よりも早く妻が帰って来たこともあって、私は完全に出鼻をくじかれた感じでした。

私は仕方なく、妻と2人分のカップに珈琲を注ぎます。妻は白い小さな手提げ包みを出してくると、テーブルの上に置きます。

「ケーキを買って来たの。あなたの好きなチーズケーキ。2人分だから少し張り込んじゃった」

いつもは食欲旺盛な2人の息子の分を外す訳にはいきませんから4人分になります。今日は息子たちの帰りが遅いので内緒で2人で食べましょう、という意味を込めて妻は秘密めいた笑みを浮かべます。

私は妻がケーキを皿に載せる様子をぼんやりと見つめています。妻の屈託のない笑顔、少し甘えるような笑顔、ビデオの中の恥ずかしげな笑顔、幸せそうな笑顔、そして先程の秘密めいた笑顔、笑顔だけでも妻はさまざまな表情をもっているのだ、などということを考えているのです。

「どうしたの、人の顔をじっと見て。何かついているのかしら」

妻は笑いながら「どうぞ」とケーキの載った皿を私の前に置きます。

「……今日は随分早かったんだね」
「小夜子の子供が風邪気味らしくて、だいぶ治って来たんだけれどあまり遅くなると心配だからって早めに切り上げたの」

小夜子さんというのは妻の短大時代の友人です。たしか妻よりも結婚は遅く、まだ下の子は小学校の低学年だったような記憶があります。

といっても私は、妻の交友関係は詳しくありません。小夜子さんは妻とはもっとも親しい友人といってよく、妻は現在の職場のパートの枠が空いた時、小夜子さんを紹介し、たしか今は課は違うものの同じ本部で働いています。

従って小夜子さんは妻の学生時代の友人であり現在のパート仲間、そしていわば世話好きな妻は小夜子さんの子育ての先輩ともいえますから、妻の話題にはしょっちゅう登場します。

小夜子さんは私達が今のマンションに越してくる前と、越してからそれぞれ2度ほど、泊まりに来たこともあります。

私は妻が買って来たチーズケーキを口に運びます。こんなことをしている場合ではない、ビデオや写真のことを妻に問い詰めなければ、と気持ちは焦ります。しかし、目の前でいつものように楽しげに、今日会った友人たちの消息を語る妻を見ていると、これがビデオの中で前後の口を張り型で責められ、よがり泣いていた女とはとても同じ人間に見えず、言葉が出てこないのです。

まるで家族が留守中にAVを観ていたところ、いきなり妻が帰って来たので慌てている、そんなばつの悪ささえ感じてしまうのです。

「どうしたの、さっきからぼんやりして」

妻が小首を傾げます。40歳を過ぎた妻ですが、そんな可愛らしい仕草も不似合いではありません。まして最近の妻の外見の変貌ぶりは著しく、30代前半といっても通るほどです。

明るい栗色の髪はすでに肩まで伸びています。化粧の仕方も変わったようで、少し派手目のメイクが妻のはっきりした顔立ちを引き立てています。

「いや……」

私は意味のない返事をします。すると妻は一瞬視線を棚の方へ向けました。それはまるでPCの位置を確認したかのようでした。

その時私の心に、妻は今日も男と会っていたのではないかという疑念が生まれました。いや、どうして今までそのことに考えが至らなかったのかわかりません。

PCの位置を確認した妻に私の直感はそれに間違いないと囁きます。
しかし、どうにも一歩踏み出す勇気が湧いて来ません。

ここで妻を問い詰めれば間違いなく修羅場になります。ビデオと写真、証拠は押さえていますので、私が負けることはないでしょうが、今爆発すると息子たちが帰って来るころになっても感情はおさまっていないでしょう。すると息子たちも妻の汚い姿を知ることになります。

(もっと……ちゃんと確認しよう……)

私は自分にそう必死で言い聞かせます。すべてのビデオを、すべての写真を、すべてのメールのやり取りを確認した訳ではありません。
ひょっとして妻が男に何かの弱みを握られ、脅されてあのような行為を強いられていたのかもしれないのです。

自分をそうやって無理やりに抑えた私でしたが、心の底ではそうではないということはとうに分かっていました。ドライブに出掛ける前の幸せそうな表情、クリスマスイブのとんでもない衣装に身を包んで男の前で見せた媚態、そして激しくイキながら男と交わした熱い接吻、それらはきっかけはどうあれ、妻自身が男との行為を心から楽しんでいたことを示しています。
  1. 2014/05/30(金) 00:52:08|
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変身 第18回

結局私には勇気がないのです。妻を失いたくない、今の幸せを壊したくないのです。とっくに失っているかもしれない、壊れているのかもしれないということを認めたくないのです。

妻が何か私に話しかけています。そんなことをぼうっと考えていた私は妻の言葉が聞き取れません。

「……それで……申し訳ないのですが」

妻がすまなそうな顔付きで私に謝っています。私と別れたい、男と一緒になりたいと頼んでいるのでしょうか。私の心臓がビクンと跳ね上がりました。

「何だって? 何が申し訳ないんだ」
「あら、聞いていなかったんですか」

妻が大きな目を丸くします。

「あなたは時々上の空になるんだから……××(妻の実家の姓です)の父が急に明日から一時帰宅出来ることになったので、しばらく帰らせていただきたいんです」
「え?」
「母は一人で大丈夫だというのですが、やはり看病でだいぶ疲れているようで……食事やおトイレの世話も大変で……」

妻の父はしばらく前から入退院を繰り返していました。正月には帰宅出来るはずが急に容態が悪化し、年末年始は病院で過ごすことになったのです。

それがここ数日でだいぶ回復し、急に帰れることになったようです。
義父はこれが自分の家で過ごせる最後の正月かもしれない(といってももう1月の8日ですが)と気弱になっているようです。

私も義父には随分世話になっており、妻からそう言われると帰るなとは言えません。また、そう言う事情ならなおさら今日、修羅場を演じる訳には行かなくなって来ます。

ひょっとして妻は私が何か気づいたことを察知し、義父の病気を理由に先手を打って来たのかも知れません。そこまで妻が腐ったとは思いたくないのですが、裏切りの証拠を見せつけられた私はそんなふうにも考えてしまいます。

「いいよ、帰っておいで」
「ありがとうございます」

妻はパッと表情を輝かせます。

「いつまで帰るの?」
「勝手を言って申し訳ないのですが……水曜日まで……」
「わかった」

明日は日曜日、明後日(11日)の月曜日は祝日です。その間ゆっくり今後のことを考える時間は取れます。

私は今後妻に対してどのように対応するにしても、とにかく妻のことは全部知っておきたいと思いました。特に先月の温泉旅行。出発から野外露出プレイまで演じた妻が、旅館でどのような痴態を演じたのか、知らないままではいられないのです。私は明日と明後日で残りのビデオや写真をすべてチェックするつもりでした。

「今日も留守番をさせたのに、また不自由をさせてすみません」

そんな気遣いを今までは妻の優しさからくるものだと思っていたのですが、今は素直には受け取れません。愚かな私を腹の底で笑っているのではないかと思ってしまうのです。

私はいきなり立ち上がり、珈琲を飲み終えた妻の肩に手をかけます。

「どうしたの?」

怪訝そうな表情を向ける妻の唇をいきなりふさぎます。かすかにチーズケーキの甘酸っぱい味がします。

「駄目……」

私は妻を立たせると強く抱きすくめ、ソファの上に押し倒します。

「服が皺になっちゃう……」

オレンジ色のブラウスに手をかけ、荒々しく剥ぎとろうとする私の手を妻は両手で抑えます。

「自分で脱ぐわ」

妻は私の手をやんわりと払いのけてブラウスを脱ぎます。白いレースに縁取られたコーラルピンクのブラジャーが露わになります。いかにも高級そうなブラジャーですがそれほど淫らな感じはありません。

(今日は会っていなかったんだろうか……)

私はブラのホックを外し、妻を上半身裸にします。妻の裸身を明るいところで見るのは久しぶりです。セックスのときも妻は恥ずかしがって、電気をつけさせようとはしません。あの男に対しては何もかも見せているのに。

私は妻の身体に浮気の痕跡を探します。妻の柔肌のどこかにキスマークはないか、男に甘く噛まれた痕はないか……。
  1. 2014/05/30(金) 00:53:05|
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変身 第19回

「そんなに見ないで……恥ずかしい」

妻は両手で小ぶりの乳房を隠します。

(何が恥ずかしいだ……お前は「淫乱人妻」だろうが……)

「スカートを脱げ」

妻は私の乱暴な口調に戸惑ったような表情を見せますが、素直にスカートを脱ぎます。

妻のパンティはブラジャーとお揃いのコーラルピンクで、やはり綺麗なレースの縁取りがあります。私はそれに両手をかけて一気に引き下ろします。

「嫌っ」

いきなり全裸にされた妻は悲鳴のような声を上げてしゃがみこみます。

「まっすぐ立て」
「あなた……今日はどうしたの? 変だわ」
「言うとおりにするんだ」

妻は少し脅えた表情で私を見ると、言われたとおりに立ち上がります。しかし、両手でしっかりと前を隠したままです。

「隠すな。ちゃんと見せろ」
「そんな……」
「いうことが聞けないのか」

妻はしょうがなく手をどけ、両脇に垂らします。私はいつの間にかビデオの中の男のような命令口調になっています。

私は妻の正面像を丹念にチェックすると後ろを向かせます。背中からヒップにかけてのラインは妻の身体の中でもっとも私が好きな箇所です。思わず見惚れてしまいそうになりますが、当初の目的を思い出し、浮気の痕を探します。

しかし結局、それらしい痕はどこにもありませんでした。

妻は不思議そうな顔を私に向けています。私は心の中の動揺を誤魔化すように妻を抱きすくめると、ソファの上に押し倒しました。

「子供たちが帰ってくるわ……」
「今日は遅くなるはずだろう」
「夕食の支度をしなくちゃ……」
「後でいい」

(この女を抱けるのは今日が最後かもしれない……)

私は先ほど、自分が妻を追求しなかった本当の理由がやっとわかりました。私が心から愛した女、妻ともう一度セックスがしたかったのです。修羅場を演じていたら妻を二度と抱くことは出来なかったでしょう。

「ああ……」

うなじから胸元、そして乳首に接吻を注ぐと、妻は早くも切なげな声を上げ始めます。妻の秘部に手をやると、早くもそこはぐっしょりと潤っていました。

(どうしてこんなに濡れるのが早いんだ)
(今日も男に抱かれていたからじゃないのか)

妻の愛液で濡れた指先で、硬く尖ったクリトリスをゆっくりと愛撫します。妻の喘ぎ声はますます大きさを増していきます。

「ああ……いいわ……」

(そんな顔を男にも見せていたのか)
(今も男に可愛がられていることを想像して感じているんじゃないのか)

妻と男に対する腹立たしさが私の愛撫を荒々しくさせます。しかし妻はそんな私の乱暴さにもかかわらず、いつもよりも興奮するのが早く、振幅も大きいようなのです。

(男に仕込まれたからか)

そんな言葉が頭の中に浮かびますが、艶っぽさを帯びた妻の動きに、私もすっかり煽られていきます。

私は妻をソファに横たえると、両手を両腿にあてて思い切り開かせます。まるで男に剃毛されたときのようなポーズです。

「こんな格好……」

妻は悲鳴のような声を上げて足を閉じようとします。私はそうはさせじとばかりに、いきなり妻の秘苑に口を押し付けました。むっとするような妻の香り、甘ささえ感じさせる妻の果汁。急に泣きたくなるような悲しみが込み上げてきました。

少なくとも今この時は、私の中に妻に対する怒りはありませんでした。妻のその部分をこの目に焼き付けておきたい、この舌で味わっておきたい。狂おしくなるような思いが私を駆り立てました。

「ああっ、あなたっ」

クリトリスを強く吸い上げられた妻が私の名を呼びます。まるで私をまだ愛しているかのように。
  1. 2014/05/30(金) 00:54:00|
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変身 第20回

私は妻を後ろ向きにさせ、ソファに頭を埋めるような姿勢を取らせました。後背位から妻を犯そうと思ったのです。

突き出された妻のお尻が圧倒的な迫力を感じさせます。妻は結合が深くなるためか「痛い」といって後背位を好みません。妻のお尻が好きな私はたまにはバックで攻めてみたいのですが、いつも逃げられてきました。

しかし今日の妻はなにか覚悟を決めたように素直にお尻を突き出し、私が侵入するのを待っています。

妻の女陰だけでなく、双臀の狭間に秘められた肛門までが堂々とさらけ出されています。私はまたビデオの一場面を思い出し、怒りが込み上げてきました。

残酷な気持ちに駆られた私は指先で妻の愛液をすくい取ると、あらわになった肛門をくすぐるようにします。

「いや……」

思いがけない箇所を攻められた妻は、私の指先を避けるようにヒップを揺さぶります。これまでも私は妻とのセックスで悪戯心を起こして妻の肛門を攻めたことはありますが、常に拒絶されてきました。

(男の前ではおかしな玩具までくわえ込んだだろう)

妻はしばらくの間消極的な拒否を示していましたが、やがて諦めたように尻の動きを止めます。私はゆっくりと指先を妻の肛門に沈めていきます。

「あーん」

妻は甘えるような声を上げると私の指先をきゅーんと締め上げ、ゆるやかに尻をくねらせました。そんな淫らがましい妻の姿が腹立たしく、私は上半身で妻の身体を押さえ付けるようにすると、片手で肛門を攻めながら空いた方の手で乳房を揺さぶります。

「あっ、ああんっ……」

妻はいよいよ情感が迫ってきたのか、甘いすすり泣きの声を上げ始めます。あの7月15日のビデオ以来、妻は男によってずっと肛門の性感を開発されてきたのでしょうか。私にはずっと隠してきた淫らなものをすっかり引き出されたように、妻は悶え泣いているのです。

「お尻の穴が感じるのか」

妻は黙って首を振ります。それを見た私が指を一気に第二間接まで突っ込むと、妻は「ああっ」と悲鳴のような声を上げます。

「正直に言わないとここを犯すぞ」
「いや……」
「なら、ちゃんと答えるんだ」
「……感じます」

妻は蚊の鳴くような声で答えます。

「もっと大きな声で、紀美子のお尻の穴が感じますと言ってみろ」
「ああ……ひどい」
「いわないと犯すぞ」
「あ……いいますわ……だからそれは許して」

ついに屈服した妻は「紀美子のお尻の穴が感じます」とはっきりした声で私に告げます。

紀美子はそんな言葉に自分の情感がかきたてられたのか、「ああ、熱い、熱いわ」とほんのりピンクに染まった裸身をくねらせます。

私は男と同じように妻に「ケツの穴」という言葉を吐かせたかったのですが、それは思いとどまります。そうすると私が既にビデオを観たということが妻に分かってしまうかも知れませんし、そこまで妻を貶めたくないという気持ちもあったのかも知れません。

私はすっかり硬直したものを妻の中に挿入しました。深々と貫かれた妻は「ああっ」と声を上げて背中を弓なりにそらします。まるで妻ではない別の女を犯しているような錯覚に陥った私は、乱暴にピストン運動を始めます。

「あっ、ああっ」

妻のその部分は私をなだめるように優しく包み込み、私に反撃するようにリズミカルに締め付け、また私に甘えるように絡み付いてきます。

「いい、いいっ」
「気持ちいいのか」
「気持ちいいっ」
「どこが気持ちいいんだっ」
「ああっ、オマンコっ、オマンコが気持ちいいっ」

いつもなら妻がこんな反応を示すようになると、征服感に満たされ有頂天になるところです。しかし今日の私は暗い怒りと深い悲しみで一杯でした。

これでこの女を抱くことはできなくなるのか。プロの女でも感じることができなかったこの奥深い感触を味わうことはできなくなるのか。
  1. 2014/05/30(金) 00:55:26|
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変身 第21回

「ああっ、あっ、イキそうっ。イっちゃいそうっ」

妻が切羽詰まった声を上げ始めます。キューンと締め付けてくる妻に思わず引き込まれそうになった私はいったん抜こうとします。

「いやっ、抜かないでっ」

妻はそうはさせじとばかり私の下腹部にヒップを押し付けてきます。

「しかし……」
「いいのっ、今日はいいのっ。一緒に、一緒に、紀美子の中にきてっ」

哀願するような妻に応えて、私は改めて妻に深々と押し入ります。
ついに快感の堰を突き破られた妻は全身を硬直させます。

「ああっ、早くっ」

妻の声に引き込まれるように私も絶頂に達します。身体そのものが妻の中に引き込まれるような圧倒的な快感。妻が「イクっ」と声を張り上げるのに合わせて、私も「ああっ」と情けない声を上げていました。


その後、私と妻は激しいセックスの後、一緒に風呂に入りました。
恥ずかしがり屋の妻は明るい場所でのセックスだけでなく、私と風呂に入ることも嫌がります。ごくたまに妻と2人で温泉に行った時、家族風呂に入る程度です。

妻は私の身体を丹念にスポンジで洗いました。背中を洗っている時にふざけたように乳房を押し付けて来たのが、一瞬ソープでの女の子の行為を思い出させました。妻が恥ずかしそうな笑みを浮かべながらペニスを手を使って洗っていた時、私の中で再び怒りと興奮の交じった感情が湧き上がって来ました。

これも男に仕込まれた行為なのか。男と2人での温泉旅行で、同じように2人で風呂に入り男のペニスを洗っていたのか。いや、それは2人の情事の際の習慣になっていたのではないのか。

私は回復したモノを妻にしゃぶるように命じました。妻はある程度予想していたのか抗いもせず、私のモノをアイスキャンディのように嘗め始めました。

妻にフェラチオされるのは初めてではありませんが、いつもなら少ししゃぶっただけで「もう、おしまい」と恥ずかしそうに口を離すのが常でした。しかしその時の妻は私のモノをさも愛しそうに、延々としゃぶり続けるのでした。

先程放出したばかりの私のそれは、たちまち回復していきます。

鈴口を舌先でくすぐるように嘗めたり、玉袋をくわえ込んで舌の上で転がしたりしていたかと思うと、いきなり喉に届くほどに深く呑み込み、まるで口が性器になったように激しく上下させます。

風俗の女顔負けのテクニックに私は耐えられなくなり「出すぞっ」と妻に告げました。

妻は口を離すかと思ったのですが、うん、うんと頷くようにすると口の動きを速めます。私は2回目とは思えないほどの量を妻の喉奥に注ぎ込んでいました。

その後、2人で夕食を取りました。妻は料理が得意で、その日は子供が外食するということでしたので、食卓の上には私の好物ばかりが並びました。

妻とのセックスも最後だが、妻の手料理を味わえるのも恐らく今日が最後だろうと思うと、私は暗澹たる気持ちになりました。

妻はそんな私の気持ちに気づかぬ風で、今日久しぶりに会った友人たちの近況を明るく話します。

間もなく子供達が帰って来ました。私は内心の動揺を必死で隠し、子供たちの前では出来る限り普通に振るまいます。

夜、私達は同時にベッドに入りました。妻は流石に疲れたのか、すぐに「お休みなさい」といって目を閉じます。

私の中に妻を滅茶滅茶にしてやりたいという暴力的な衝動が生まれて来ました。私はベッドを出ると、パジャマを脱ぎ捨てて妻のベッドには入り込みます。妻は「えっ」というような驚いた表情をしましたが、私に抱きすくめられると無言で抱き返して来ました。

温泉旅行で8回イったという妻。私は妻を一晩中嬲り抜いた男に挑戦するような気持ちで責め上げました。しかし舌や指先を使って2回イカせたところで私は我慢できなくなり、妻の中に押し入りました。妻が3回目の絶頂を私と同時に迎えた後、私は妻を抱いたまま力尽きたのです。

翌日の朝、妻が実家へ帰った後、私は自分の部屋のPCの前で腑抜けのように座り込んでいました。

一日で3回も射精したのはいつ以来でしょうか。ソープでもほとんど経験できなかったことです。私は妻を責め抜こうとして、逆に妻に精気を吸い取られたような思いでした。

2人の息子はそれぞれクラブと、友達と映画に行くと言って外出しています。中学生や高校生の男の子にとって母親の一時的な不在は寂しいというよりも開放的な気分になるのでしょう。

  1. 2014/05/30(金) 00:58:31|
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変身 第22回

しかしこれがずっといなくなるとどうでしょうか。妻が男と暮らすために家を出たとすると、2人の息子はおそらく家族を裏切った妻を許すことはないでしょう。妻と子供たちの絆は永遠に断たれてしまうかも知れません。子供たちが負うであろう心の傷を思うといたたまれない気持になります。

私も妻の裏切りを到底許すことはできませんが、子供たちのために何か出来ることはないか、という気持も湧いて来ました。

私はようやくマウスに手を伸ばし、バックアップしてあったメールソフトを立ち上げます。最初は例の温泉旅行のビデオファイルをチェックしようと思っていたのですが、気力が出ないのです。
それに昨日、妻が本当に男と会っていなかったのかということも気になります。さらに今日、実家に帰ると言って出て行ったことも信用できません。たとえ本当に実家に帰るのだとしても今日と明日は休日ですから、途中どこかで男と落ち合うことは簡単にできます。
いや、先月のように一泊してくるかも知れません。

もしそうなら、男と連絡した痕跡がメールソフトに残っているでしょう。「健一(この時点では私は男の名前をどんな漢字で書くのか認識していませんでした)」という男の素性を探る手掛かりもあるはずです。
妻と男は本気なのか遊びなのか、男は独身なのか、それとも妻子もちでいわゆるW不倫なのか、それによって対処の仕方も違うと思いました。

ソフトはライセンスがPCに紐づけられていないようで、すんなり起動画面が立ち上がりました。

しかしその途端ダイヤログボックスが開き、IDとパスワードを要求して来ました。

(……)

二重にロックがかかっているのです。随分念入りだと感じました。

妻はPCに関してはごくごく初歩的な知識しかもっていません。専用のPCを買い与えた当初、オフィスやIE、メールソフトの使い方はすべて私が教えました。

PCやメールソフト起動時のパスワード設定を、妻が自力で行ったのでしょうか。

画像やビデオのファイルについても変と言えば変です。ファイルはもともと男がもっていたと思われますが、どうやって妻のPCに移動させたのでしょうか。

デジカメのファイルだけでも一日分が200メガバイトはあります。
ビデオは大きなファイルが2ギガバイトです。ネット経由でやりとりするのは困難です(今なら光ファイバなどの高速ブロードバンドを使えば可能ですが、2004年の夏から冬にかけてはブロードバンドの普及期で、高画質・長時間のビデオファイルのやり取りはまだ一般的ではありませんでした)。

おそらくビデオも写真も、男のPCと妻のPCを直接接続させて移したのでしょう。妻のPCの設定も男が行ったに違いありません。
私が買い与えたPCに刻印を残すように自分の名前をパスワードとして設定する男、それを笑顔で見ている妻の姿が目に浮かびました。

私は起動時と同じく、IDに「kimiko」、パスワードに「0715」と入力しました。当然解除されると思っていたロックはそのままです。

(あれ?)

私はふと思いつき、パスワードに男の名を入力して見ました。やはり解除されません。妻の名、男の名、妻の誕生日、そして男の誕生日を使ったあらゆる組み合わせを試して見ましたがやはり解除されません。

念のために私や子供たちの名前や誕生日を入力してみましたが、同じことでした。

疲れた私は、メールソフトのロックを解除するのをとりあえず諦めました。やはり覚悟を決めてビデオをチェックする必要があります。
それも最も長く、最も過激と思われる温泉旅行のビデオを。その中に男の素性を示す手掛かりがあるのかもしれないのです。

私はふと思い立ってリビングルームへ行くと、棚をチェックしました。やはり妻のノートPCはなくなっています。義父の介護をするために実家に帰るのにどうしてPCが必要なのでしょう。男と連絡を取るためとしか思えません。

携帯での連絡は便利ですし、着発信履歴を消してしまえば通話の痕跡は残らないように思えますが、電話会社から送付される通信料が明らかに増えますし、発信記録を取り寄せればある程度のことはわかってしまいます。

携帯メールもパケット通信料が増えることに加え、入力を容易にするために変換辞書に過剰なまでの学習機能がありますから(たとえば「あ」と入力すれば「愛してる」、「け」と入力すれば「健一」と変換されるなど)、男との浮気の連絡に使うのは危険です。

私は気持を落ち着けるためにインスタント珈琲をいれ、部屋に戻ります。一口飲んでから深呼吸をして「20041204a」というビデオファイルをクリックします。

メディアプレイヤーが起動し、画面に妻の姿が現れました。場所は昨日見たデジカメの画像と同じ公園の脇のベンツの前です。この冬私が買ってあげたグリーンのコートを着た妻はビデオカメラの方を見て、困ったような微笑みを浮かべいます。
  1. 2014/05/30(金) 00:59:45|
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変身 第23回

その時は、具体的にどうすると決めていた訳ではありません。しかし今まで見たビデオや写真から、妻とはもう今までのような夫婦ではやっていけないと感じていました。

だからといって妻と離婚するのか。夫婦としてやっていけないのなら理屈ではそういうことになるのでしょうが、妻に裏切られたいわば被害者である自分が、家庭崩壊という不条理にみまわれなければならないというのが納得出来ないのです。

妻の相手である男の家庭も崩壊させてやる。そして出来ることなら妻を一生、座敷牢のような場所に閉じ込めて苦しめたい。淫乱女と化した妻が牢の中から、男を求めて悶えるのを見ながら笑ってやりたい。そんな思いまでが頭の中に生まれます。

ビデオの画面が変わり、場面はいきなり室内になります。2人は旅館に到着、もう部屋の中に入ったようです。

私はそこでいったんビデオを止め、「写真」のフォルダの「20041204」のサブフォルダを開きます。昨日確認した数枚のファイルを除いた一番古いファイルを選び、そのままダブルクリックしようとしましたが思い直し、マウスを右クリックします。デジカメなどで撮った写真をファイル名順にスライドショーで見せるソフトをインストールしていたことを思い出したのです。

メニューの中から「アプリケーションで開く」を選び、そのソフトを選択します。ウィンドウズのデスクトップは消え、画面一杯にスライドショーが開始されました。

幸い、公園前での野外露出の写真はあれで終わりのようでした。妻は見晴らしのよい展望台のような場所に立っています。晴れた冬の朝の空は空気が澄んでいるせいか、妻の後ろに富士山がくっきりと見えます。

美しい風景を背景にした妻の写真が何枚か続きます。たまに子供達と一緒に、あるいは妻と2人で旅行に行く時、私が妻の写真を撮ろうとすると妻は恥ずかしがって撮らせようとしませんでした。しかし、はっきりした顔立ちを引き立てるようなメイク、良く手入れされた明るい栗色の肩までの髪でイメージが一変した妻。性能の良いデジタルカメラで撮られたその姿は幸せそうで、自信に満ちてさえ見えます。

次の写真は男と妻が寄り添って、腕を組んでいる写真でした。近くにいる誰かに撮影を頼んだのでしょう。シャッターを押した人は男と妻が本当の夫婦であることを疑いもしなかったに違いません。それほど2人の間には自然な親密さが感じられました。

私は耐え難いほどの孤独感に襲われました。もはや妻は私のものではない。私の手から離れて、まさに見も心も男の妻「春日紀美子」になっていたのです。

私はスライドショーを停止させ、ビデオを再開させました。旅館の部屋は派手さはないものの、高級感のある和室です。妻がまるでレポーターのように部屋を案内するのをビデオカメラが追いかけます。

特筆すべきは、部屋に備え付けられている露天風呂でした。おそらくこの旅館の売りものだと思われます。コートもジャケットも脱いだ、パールホワイトのシャツブラウスと黒いミニスカート姿の妻が露天風呂の前で恥ずかしげに佇みながら、カメラに向かって語りかけます。

「……旅館自慢の露天風呂です。あなた、後で紀美子と夫婦水入らずでゆっくり入りましょう」

妻はそう言うとにっこりと微笑みます。完全に夫婦気取り、いや、夫婦そのものです。春日という男がやに下がっているのが目に浮かぶようです。

ビデオの場面は切り替わり、妻は畳の上に正座しています。妻はカメラに向かって深々とお辞儀をしました。

「あなた……こんな素敵な旅館に連れてきていただいて、ありがとうございます。紀美子、感激いたしましたわ」
「そうか」

男は妻の言葉に満足そうに笑います。」

「俺と紀美子の新婚旅行だと思うんだ、わかったな」
「わかりました」

妻は素直に頷くと、再びお辞儀をしました。

「ふつつかな女ですが……末永く可愛がってください。よろしくお願いいたします」
「よし、紀美子が満足するまで可愛がってやるぞ。立って服を脱げ」
「えっ、もう……ですか。まだ明るいですわ」
「何を勘違いしている。さすがにチンポ大好きの淫乱人妻は考えることが違うな。もう俺にハメてもらいたくなったのか」
「……違います」

妻は恥ずかしそうに頬を赤らめます。

「今日はもう一つ、俺にお願いしなければいけないことがあっただろう。素っ裸になってからやるんだ」
「ハイ……」

妻は立ち上がると、シャツブラウスのボタンをゆっくりと外し始めました。パンティとお揃いの黒いブラジャーが姿を現します。生地はシースルーであるため、妻の大き目の乳首がくっきりと浮かび上がっています。

  1. 2014/05/30(金) 01:00:48|
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変身 第24回

妻はまるで楽しんでいるように、時々カメラをちらちら見て微笑みながら服を脱いでいきます。シャツブラウスを脱ぎ、ブラジャーを取ると妻の小ぶりの乳房が露わになります。

「相変わらず紀美子のオッパイは可愛いな」
「……意地悪」

妻は拗ねたような声を出すと、男のほうを軽く睨みます。

「紀美子のオッパイは貧弱だが、尻は凄く大きい。大きくてセクシーだ。俺は尻の大きい女のほうが好きだ」

上半身裸になった妻は男の言葉には答えませんでしたが、くるりと後ろを向き、黒いミニスカートに包まれたお尻をカメラに向かって突き出すようにすると、スカートに手をかけ、お尻をくねくねと揺らしながらゆっくりと下ろし始めます。

妻はお尻が大きいのがコンプレックスでしたが、今はむしろそれを誇張するように男に見せ付けています。男からお尻の大きさを誉められているからでしょうか。

シースルーのパンティに包まれた妻のヒップがすっかり姿を現します。妻は床に落としたスカートから足を抜くと、今度はパンティに手をかけます。

妻は焦らすようにパンティを脱いでいきます。剥き卵のような白い妻のお尻が徐々に現れてきます。呆然と画面を見つめていた私は、いつしか股間が勃起していることに気づきました。

(こんな……)

妻が他の男の前で痴態を晒すのを見て興奮するなんて──私は自分が情けなくなりました。妻がまるで私に向かって挑発しているような錯覚に陥ったのです。

すっかり裸になった妻は、ビデオカメラに向かってゆらゆらとお尻を振っています。私は昨日、妻の中に三度も放出したのにもかかわらず、今すぐビデオの中の妻のお尻を鷲づかみにして、思う存分犯したくなるのでした。

「一度前を向いてみろ」

妻は素直に男に従い、くるりと前を向きます。腕を両脇に垂らしているため、妻の秘部は薄い繊毛から透けて、割れ目がくっきりと見えています。

「だいぶ伸びてきたな」
「ハイ……」
「今日、風呂の中で剃ってやろう」
「……お願いします」

妻は恥ずかしそうに俯きます。

11個の映像ファイルのうち最初のものである7月15日のビデオで既に、妻は男から「ケジラミの治療」と称して陰毛を剃られ、前後の穴を張り型で責められて絶頂に達するというとんでもない痴態を晒していました。それなのに未だに男の前ではしばしば恥らうような態度を見せます。私は妻のその態度が男を挑発しているようにも思えるのでした。

「そんなお願いの仕方じゃ駄目だ。何度いったら分かるんだ」

男がやや語気を強めてそう言うと妻はびくっとして顔を上げ、「ごめんなさい……」と詫びます。

「あなた……いつもお世話をかけてすみません。紀美子のむさくるしいマン毛をお風呂の中で綺麗に剃ってね。紀美子、今夜は赤ちゃんのような姿で、生まれ変わったような気持ちであなたに抱かれたいの」

そこまで言うと妻は再び羞恥に頬を染め、顔をそらします。

「まだいうことがあっただろう」
「ああ……」

妻の溜息の熱さがディスプレイ越しに伝わってくるようです。

「前の毛だけじゃなくて……お、お尻の穴の周りの毛も……忘れずに剃ってね。お願い」
「よく言えたな、紀美子」

男は妻に近づくとぐいと抱きしめ、熱い接吻を注ぎ込みます。男はまるで恋人同士のように妻と口吻を交わしながら、片手で妻の秘部をまさぐります。

「もうこんなにびしょ濡れになっているぞ」
「嫌……」
「恥ずかしい言葉をいわされて興奮したのか。本当に紀美子は淫乱な人妻だな。いや、淫乱なだけではなくてマゾの気もあるぞ」
「ひどい……マゾだなんて」
「股を開いて濡れているところを見せろ。証拠写真を撮っておくんだ」

男はデジカメを取り出すと、レンズを妻の股間に近づけます。

「もっと股を開け」

男は妻の秘部に向かってパシャ、パシャとシャッターを切ります。
妻は羞恥の極といった風情で歯を喰いしばって耐えています。
  1. 2014/05/30(金) 01:02:08|
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変身 第25回

「指でマンコを開いてみろ」

妻は男に言われたとおり、ストリッパーが特出しをするように指で陰裂を開きます。襞の中まで晒した妻を男は何枚も写真に撮ります。

ようやく撮影が終わりました。男は、興奮のあまりハア、ハア、と荒い息をついている妻の顎を持ち上げます。

「こんな写真を撮られたら、これからはいくら上品な奥様面をしてもムダだな、紀美子」
「ハイ……」
「濡れマンコの写真を撮られて興奮したか?」
「はい、淫乱人妻の紀美子は、濡れマンコの写真を撮られて興奮しました」
「チンポ大好きが抜けているぞ」

男は妻の尻をピシャリと叩きます。男の片手は妻の秘部を弄んでいます。

「……チンポ大好きな淫乱人妻、春日紀美子は、濡れマンコの写真を撮られて興奮しました……ああっ」

そこまで言った妻は軽くイったのか、電流に触れたようにブルブルと身体を震わせました。そこをすかさず男が唇を求めると、妻は男にしがみつくようにして口吻を交わします。

「今度はケツの穴の写真を撮ってやる。後ろを向け」

男は再び妻のお尻をピシャリと叩きます。妻は子供のように素直に後ろを向きます。

「足を大きく開け」
ピシャリ!
「上体を傾けろ」
ピシャリ!
「両手で尻の肉を思い切り開け」
ピシャリ!

男は命令を下すたびに妻のお尻をスパンキングします。液晶画面に妻の尻が大写しになります。男に言われたとおり両手で思い切り尻たぶを開いているため、妻の菫色の肛門が丸見えです。

「そのままじっとしているんだ」

男はデジタルカメラを妻の尻に向け、何度もシャッターを切ります。
シャッター音のたびに妻の肛門はフルフルと息づいているようです。

男はようやくデジカメをおきましたが、妻は姿勢を変えることを許されず、肛門を晒したままです。

「そのままお願いすることがあっただろう」

男にまた尻を平手打ちされ、妻は「ハイ」と頷きます。

「……あなた、今晩はあなたとの新婚初夜ですから、紀美子の処女を捧げますわ」

私は紀美子の衝撃を受けました。処女を捧げる? 一体どういうことでしょう。

「でも……前の処女は紀美子はもう失ってしまいましたから、後ろの処女を捧げます。あなた、どうか紀美子のお尻のバージンを奪ってください」

(紀美子……)

私は信じられない妻の言葉に呆然と液晶画面を見つめていました。

昨日私に抱かれたとき、妻はお尻の穴を責められて明らかに快感を訴えていましたが、私がお尻の穴を犯すと言ったときにははっきりと拒絶しました。

しかし、妻は男に対して肛門の処女をこの旅行の間で捧げると誓っていたのです。前の穴は夫と共有するのは仕方がないが、お尻は男が独占するというのです。

私は妻の裏切りを知ってから、妻が男を愛しているのは間違いないと思っていましたが、ひょっとして私への愛の間で揺れているのではと淡い期待を持っていました。15年以上の夫婦の絆はそれほど簡単には崩れないと信じたかったのです。

しかしこれではっきりしました。妻は私よりも男を選んだのです。
私の心の中に悲しい諦めとともに、妻に対する復讐心が明確な形をとって生まれてきました。

「ケツの穴を俺に犯されたいのか」

またピシャリと尻を叩かれた妻は「ハイッ」と大きな声で答えます。

「マンコを犯されるだけじゃ物足りないというのか。ほんとに紀美子は淫乱だな」
「あなたがそういえと……」

再び男のスパンキングが妻の尻に飛びます。

「あっ、ハイ、マンコを犯されるだけじゃ物足りませんわ。ケ……ケツの穴も犯してくださいっ」

妻の叫ぶような声がスピーカーから響きました。
  1. 2014/05/30(金) 01:03:11|
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変身 第26回

「紀美子がそんなに頼むのなら、後でたっぷり犯してやろう。しかし、その前に腹ごなしの散歩だ。服を着ろ」

妻はうなずいて、パンティを穿こうとします。

「馬鹿野郎。俺は服を着ろといったんだ。下着を着けろとはいってない」
「えっ……でも……」
「淫乱人妻……いや、今日と明日は俺の妻なのだから、人妻はおかしいな。淫乱妻の紀美子は散歩をするときに下着なんか要らないだろう」
「はい……淫乱妻の紀美子は、散歩のときは下着は要りません。ノーパン、ノーブラがふさわしいですわ」

妻が素肌の上から黒いミニスカートとパールホワイトのシャツブラウスを着たところでビデオの場面が変わり、妻がタオルで前を隠しながら、個室についている露天風呂に入っているシーンになります。

散歩のときはビデオは持ち出さず、デジカメだけを持って出かけたのでしょう。私は妻が散歩のときにどんなことをさせられたのが気になり、いったんビデオを止めます。例の「20041204」というサブフォルダをクリックし、すでにチェックしたファイルは飛ばしてスライドショーを開始させます。

スライドショーの時間はいったん、宿までの旅程に戻ります。展望台の上で2人仲良く腕を組んでいた後は、昼食に立ち寄った蕎麦屋での妻の様子が撮られています。

妻は写真が苦手でしたが、特に食べているところを撮られるのを嫌いました。しかし妻はここでは、男の前で美味しそうに蕎麦をすすっているところまで撮らせています。その姿になぜか私は、セックスしている姿よりも生々しいものを感じました。

昼食を終えた妻が蕎麦屋の前でポーズを取っている写真もあります。
古い民家風のそれなりに凝った建物ですが、特に記念写真を撮るような場所ではありません。蕎麦屋に出入する客たちが怪訝そうな表情で妻のほうを見ているのが分かります。私は嫌な予感を覚えました。

やはり思ったとおり、次の画像は妻がシャツブラウスの前を開き、黒いブラジャーを押し下げて乳房を露出させているものでした。さすがに周囲の人に気づかれるのを恐れているようで、妻は不安げな表情を見せています。

蕎麦屋での写真は終わり、次は旅館の前で妻が佇んでいる写真です。
旅館は歴史のありそうな立派な建物で、部屋の中の様子といい、宿代は相当かかるでしょう。大きな看板には「霽月(せいげつ)館」と書かれています。

「霽月館」という旅館の名は私も聞いたことがあります。土曜の夜などは1年前から予約しないと取れない、伊東でも有名な旅館です。
宿代は2人で10万円近いでしょう。教育費のかかるこども2人を抱えた私にはとても連れて行けない高級旅館です。

次の写真は旅館の中で仲居さんの姿も写っています。妻はチェックインしているところらしく、宿帳に名前を書いているようです。

(どうしてこんなところを写すのだろう……)

宿帳に名前を書いているところを写真に撮るなど、普通はしません。
不審に思っていた私ですが、次の画像が現れるとその理由がわかりました。

妻は、男の名の横に自筆で黒々と「春日紀美子」と記した宿帳をカメラのほうに向けて、にっこりと微笑んでいます。私はもう○○紀美子ではない、もはや身も心も春日健一の妻だということを高らかに宣言しているようです。

耐えがたいほどの屈辱感と敗北感に打ちひしがれている私の目に、衝撃的な画像が飛び込んできました。

それは淫蜜をたたえてキラキラと光っている、妻の性器のクローズアップでした。クリトリスが屹立し、小陰唇が充血して膨らんでいるのがはっきりと分かります。

少しずつ角度を変えたその部分の画像が続いた後、妻が肉穴をまるで財布の口を開くように、指先でオープンしている画像が現れました。妻の肉襞は白っぽい樹液ですっかり濡れており、膣口から溢れそうなほどです。

食虫植物を思わせる妻の性器、貪欲さまで感じさせるそんなものがあの可愛かった妻の身体の一部だということが信じられません。しかもそれは男に視姦されてはしたなく蜜まで流しているのです。

次に現れたのは妻の肛門のクローズアップです。妻は尻たぶを両手で開くようにして肛門を露出させ、豊満な尻をカメラに向かって突き出すようにしています。

細かい襞で縁取られた妻の肛門は形も崩れておらず、まるで菊の花を思わせます。この形ならいまだ男の肉棒による凌辱は受けていないのかもしれません。

しかしその一方、男の視線を受けて恥ずかしげに窄まっているそれは淫らというよりなにか皮肉な滑稽ささえ感じさせます。排泄器官まであからさまに晒した妻の姿がたまらなく卑猥で、哀れでした。

ビデオの中で男に従い、いわれるままに猥褻な言葉を発し、淫らなポーズをとらされる妻の姿を見るのもショックですが、日常的な場面からいきなり臓物まで晒すような卑猥な姿へ転換するスライドショーも私にとっては堪えました。
  1. 2014/05/30(金) 01:04:22|
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変身 第27回

ビデオの中で妻が性器や肛門のクローズアップを撮られているのが分かっていても、実際に高画質なその写真を見ると、妻の変貌が現実のことだということを突きつけられるようなのです。

写真はようやく妻と男が散歩している場面に移ります。散歩というのでてっきり私は2人が旅館の外に行くのかと思っていたのですがそうではなく、妻と男は旅館の広い庭を散策しています。時々浴衣に半纏姿の泊り客が写真の隅に写っています。和風の庭の中でシャツブラウスと黒いミニスカート姿の妻はやや違和感があります。

ノーブラ、ノーパンのせいか妻の表情はいくぶん硬めです。私はてっきり旅館の庭で野外露出を演じるのかと思っていたのですが、そういう写真はなく場面はまた室内に移りました。

次は夕食の場面で、浴衣姿で豪華な食事を前に嬉しそうに微笑む妻の姿が写っています。グラスに注がれたビールを飲み干す妻。

ちなみに妻は極端に酒に弱くビール一口で顔が真っ赤になり、グラスに半分も飲むとてきめんに気分が悪くなります。しかし画面の中の妻はその限界を超えた酒量であるはずのビールを一気に飲んで、飲み干した証拠を見せるようにグラスを逆さまにして微笑んでいます。

ほんのり顔が赤くなった妻が男に肩を抱かれた姿が写っています。
おそらく三脚とタイマーを使用して撮ったのでしょう。男の視線がまるで画面越しに私を挑発するように思えました。

私はふと気づき、スライドショーをいったん閉じるとビデオを再開させました。部屋の中でシャツブラウスと黒いミニスカート姿の妻が立っています。

「気をつけ!」

男の号令で、妻は直立不動の姿勢をとります。

「股、開け!」

今度は妻は両肢をコンパスのように、ミニスカートの生地の限界まで開きます。

「スカートを上げろ!」

妻は素直に両手でスカートを持ち上げます。ノーパンの妻の裸の下半身が露わになります。

「マンコ、突き出せ!」

男の言われるままに身体を反らせ、秘部をこれ見よがしに突き出す妻。男は妻に近寄ると片手で上体を支えるようにしながら、残りの手で妻の秘部をまさぐります。

「どうした、もうベチョベチョじゃないか」
「……」
「なぜこんなに濡らした、答えろ」
「あなたに……いつオッパイやあそこを……」
「淫乱妻があそこなんて気取った言い方をするな!」

男は妻のヒップを思い切り抓ります。

「い、痛いっ。オ、オッパイやオマンコを見せろと命令させるのか
と思うと……身体が……」
「自然に濡れてきてしまうのか」
「ハイ……」

妻はもじもじと身体をくねらせます。

「紀美子は、淫乱でマゾなだけでなく、露出狂だな……」
「ああ……ひどいわ」

妻は男の言葉に興奮をかきたてられたかのようにさらにくねくねと身体を揺らせます。

「あなたが……あなたがこんな風にしたのよ。責任をとって」
「もちろん責任はとるさ」

男は妻の秘部を嬲りながら、そういいます。

「今日と明日だけじゃない。ずっと俺の妻でいろ。淫乱で、マゾで、露出狂に調教してやった紀美子の面倒を一生見てやるぞ」
「嬉しいわ……あなた」

妻は男の言葉に更に興奮が高まってきたのか、喘ぐようにいいます。

「紀美子をずっと健一さんのものにして。もっと、もっと淫乱になるように紀美子を作り変えてっ!」
「マゾで露出狂にもしてやるぞ」
「わ、わかりましたっ。好きなようにしてっ」

そう叫んだ妻は男に唇を求められ熱い接吻を交わします。指による責めで絶頂に達したのか、妻は男から唇を離すと「イクっ」と叫び、身体を震わせました。お気に入りのスカートは妻の花蜜ですっかり濡れてしまったでしょう。そこまで見た私は衝動的にメディアプレイヤーを停止させました。
  1. 2014/05/30(金) 01:08:34|
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変身 第28回

完全に妻を失ってしまった。私が愛した妻はもうどこにでもいない。
今いるのは春日という男に身も心も捧げる一匹の淫らな牝でした。

私はこれまで妻のどこを見ていたのでしょう。人間は15年以上も共に暮らした相手を、こうも残酷に裏切ることができるのでしょうか。

今まで「妻物語」で楽しんできた不倫妻とその夫の物語。それは実話であれフィクションであれ私にとっては「他人事」でした。しかし、それが我が身に降りかかって来たとき、これ程辛いものとは想像もしていませんでした。

私にとって最も辛かったことは信頼する相手に裏切られたことによる衝撃、妻が私が思っていたような人間ではなかったことからくる失望よりも、愛するものを失ったという喪失感と悲しみでした。

そう、あれほどの妻の変貌振りを見せられても、私は妻への愛を捨て切れていないのです。この耐え難い苦しみを断ち切るためには、同時に妻への愛も断ち切らなければならないと思いました。

そのために私は妻の醜い姿を直視し、自分とは縁のない存在だと思わなければならないと考えました。

写真が庭での散歩の場面からすぐに食事の場面に移っているということは、その間はビデオで埋められていると思われます。

その一部、着衣のまま男に秘部を嬲られ絶頂に達する妻の姿はたった今見た訳ですが、食事前に浴衣に着替えているからには、2人で部屋に備え付けられている露天風呂に入ったに違いありません。

そういえば先程、ほんの短い時間ですが妻がタオルを身体にあてて露天風呂に入っている場面がありました。私は深呼吸をしてビデオを再開させました。

妻は全裸になって露天風呂の前に仁王立ちの姿勢をとっています。
露天風呂は前面が完全に海に面しているため、目隠しは一切ありません。夕日にキラキラ光る海を背景に立つ妻の裸身は、思わず見とれてしまうほどです。

画面の中に男が現れます。男は片手に剃刀やシェービングクリームの入った洗い桶を、もう一方の手に手拭を持ったやはり全裸の姿です。

だいぶ前から気づいていましたが、男は2台のビデオカメラを使って妻を撮影していると思われます。1台は固定、1台は手持ちで撮っているようですが、撮影は相当手慣れておりまた編集も巧みであるため、映像の流れは極めてスムーズです。

しかし、ここでは妻の陰毛を剃るため男の手が塞がることから2台とも固定で撮影されます。

1台のカメラは妻の秘部をクローズアップで撮るよう調整されており、もう一台のカメラは妻のバストショットを収めるようになっています。

「あなた……チンポ大好きの淫乱妻、春日紀美子のむさくるしいマン毛を一本残らずお剃りになって、早く赤ちゃんのような姿にしてちょうだい」

もはや「春日紀美子」という言葉を聞いても大きな感慨はありません。まるで他人の夫婦を覗き見しているような気分でした。

男は妻にシェービングクリームを吹きかけ、丁寧に剃り上げていきます。妻も最初のビデオで見せたような抵抗は見せず、うっとりしたような表情で男にされるがままになっており、時折腰を浮かして男の作業に協力したりしています。

「ああ、、あなた、、紀美子のクリトリスに間違って傷をつけたりしては嫌よ」
「そんなへまをするもんか。ほら、もっとマンコをしっかり突き出せ」
「これでいい? あなた……あっ、悪戯してはいや……綺麗にしてからゆっくりすればいいじゃない」
「はは、悪い、悪い」

妻と男はそんな言葉を交わしながら淫らな遊びに酔っているようです。

私は妻と男はいつからの関係なんだろうかと考えてみました。この、まさに夫婦のような親密さに至るまで、2人の間でどれほどの密会が交わされたのでしょうか。

私はふと、この「霽月館」という旅館が、土曜の夜などは1年前から予約しないと取れないということを思い出しました。妻と男が泊まった12月4日はまさに土曜日です。

すると2人は、1年以上前からの関係なのでしょうか。1年前の12月もやはり妻と男はどこかで関係を持ち、1年後はこの旅館に泊まろうと約束を交わしたのでしょうか。

もしそうだとしたら私は妻に、想像以上に長い間裏切られてきたことになります。この1年間の妻の笑顔、妻の優しさ、それはみんな偽りだったのでしょうか。

ビデオの中の妻はすっかり剃り上げられたあげく、自ら男に対して剃り残しのチェックをお願いしています。妻の恥丘から肛門の周囲に至るまで念入りに点検した男は「よし」といって妻のヒップをパシッと平手打ちします。
  1. 2014/05/30(金) 01:09:24|
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変身 第29回

場面は変わり、妻は露天風呂の洗い場で、風呂の縁に腰をかけた男の前に正座しています。

「あなた……綺麗にして頂いて有難うございます。お礼として、たっぷりご奉仕させていただきますわ。チンポ大好きの春日紀美子に、あなたのザーメンをいっぱい飲ませてね」

妻はそういうと男に深々とお辞儀し、髪をぱっと後ろに払って男のペニスにむしゃぶりつきます。

「おっ……随分うまくなったじゃないか……さすがはチンポ大好きの淫乱妻だ」

そういいながら男は妻の頭に両手を当て、髪の毛をぐしゃぐしゃにします。妻はうっとりした表情で男にしゃぶりつき、舌を犬のように大きく出して男の玉袋をペロペロと嘗め、また口をすぼめるようにして激しく上下させます。それは昨夜私に対して発揮したのとまったく同じ技巧です。

「あなた……後ろを向いて」

妻の言葉に男は後ろを向き、尻を妻のほうへ突き出します。何をするのかと見ていた私は次に妻が行った行為に驚愕しました。

妻は男の双臀を開くようにすると、男の肛門に接吻したのです。

「どうだ、俺のケツの穴の味は」
「ああ……美味しいですわ」
「もっと舌先をすぼめて、ケツの穴に押し込むんだ」
「ハイッ」

なんということでしょう。男の排泄器官にまで奉仕する妻──娼婦でさえ嫌がるような行為を進んで行うとは──あの清楚な妻がここまで堕落するとは信じられないことでした。

たっぷりと男の肛門に奉仕した妻は、再び前を向いた男の肉棒をしゃぶります。

「もっと強くしろっ」
「……ハイッ」
「そうだ……いいぞ……おお……もう、出すぞ……いいか、全部呑み込めよ」

男はそう言うと「ううっ」と声を上げ、妻の口の中に一気に欲望を放出しました。妻は一滴もこぼすまい、といった風に男の射精を必死で受け止めています。妻のうっとりした表情が大写しになったところで長い一本目のビデオは終わりました。

私はどっと疲れがこみ上げてくるのと同時に、不思議な興奮を感じていました。今まではビデオの中の妻の痴態を見ても怒りと悲しみが湧くだけで、勃起することはほとんどなかったのですが、今は私のペニスは昨夜3回も射精したとは思えないほどの硬化を見せていました。

いえ、正確には一度、妻がビデオの中で焦らすようにパンティを脱ぎ、妻の白いお尻が徐々に現れる場面で私は興奮しました。それはまるで妻が目の前で私に対して挑発しているように感じたからなのです。

それでは今、妻が男に奉仕しているところを見て興奮したのはなぜでしょうか。

それはやはり、妻が私に対して奉仕しているような錯覚を感じたからだと思います。昨日の妻の絶妙なフェラチオ──ビデオの中で妻は、私に対して行わなかった肛門への奉仕まで演じていますが、そのことがむしろ、より私を興奮させたのではないかと思います。

私は「妻物語」の愛読者ですが、決して寝取られ志向ではないと思っていました。むしろ自分を裏切った妻やその相手に復讐するというシチュエーションに興奮するほうです。不倫を盾にして妻を従属関係に置くというのが好みなのです。しかし何故か最後には妻とはハッピーエンドになることを望むのが我ながら複雑ですが。

私はふと、男がビデオや写真の中で妻に対して行っている行為が、日頃私自身が妻に対して試みてみたいと思って果たせなかったものだということに気づきました。

妻に対する言葉責め、軽い野外露出、剃毛などのソフトなSM、明るい場所でのストリップやコスプレ、いずれも私が妻に行ってみたいと思っていたことです。

実際に妻に対して冗談交じりに提案したこともありますが、妻はそんな変態的なことは出来ない、恥ずかしいといってどれも拒絶してきました。どれも変態的というほど大層なものではないのですが、確かに完全に正常な行為とはいい難いので、私もそれ以上強く要求することはありませんでした。

しかし妻が男に命じられて演じている行為は、いずれも不思議なほど私の嗜好に一致するのです。妻の不倫相手になった男がたまたま私と趣味が一致する男だったのでしょうか。

もしそうなら、私の要求は聞けないで、男の要求は聞けるのはなぜでしょうか。やはりそれは私よりも男を愛しているから、ということなのでしょうか。

私はその回答が知りたくてビデオの後半にあたる「20041204b」というファイルを開きました。
  1. 2014/05/30(金) 01:10:26|
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変身 第30回

部屋には既に豪華な布団が敷かれています。その横で真っ赤な下着を身につけた妻が正座をしています。ビデオ後半はいよいよ男とのセックスシーンのようです。

下着は撮影の角度からはよく分かりませんが、それまで着ていた黒のシースルーのものよりはずっと小さいと思われます。

部屋は煌々と明るく、備え付けの電灯以外に男が用意した撮影用のライトが灯されているようです。セックスの際はいつも明かりを消すように訴えていた妻が、こんな明るい場所で男に抱かれるということが信じられません。

「あなた……今夜はチンポ大好きな淫乱妻の紀美子を、思い切り可愛がってください。よろしくお願い致します」

そういうと妻は深々とお辞儀をしました。

「よし、可愛がってやるから今夜の紀美子の目標を言ってみろ」
「ハイ……」

紀美子は少し恥ずかしげに目を伏せましたが、すぐに顔を上げて口を開きます。

「一つ、淫乱妻の紀美子は今夜、最低8回はイクことを誓います」
「一つ、淫乱妻の紀美子は今夜、愛する夫であるあなたにお尻の処女を捧げることを誓います」
「一つ、淫乱妻の紀美子は今夜、お口、オマンコ、お尻の3つの穴を使って、愛する夫であるあなたに3回は気持ち良くなっていただくことを誓います」
「以上、3つの誓いに違反した場合は、どのようなお仕置きも喜んでお受けすることを誓います」

そこまで言い終えた妻はとろんと潤んだ瞳をカメラに向けます。妻はそんな屈辱的な言葉をはかされることで明らかにマゾヒスティックな悦びを感じているようです。

「立って見ろ」
「ハイ」

妻は素直に立ち、気をつけの姿勢をとります。

妻の下着姿の全貌が明らかになりました。赤い上下の下着は透けてはいませんが面積は非常に小さく、妻は裸同然、いや、むしろ裸よりも恥ずかしい姿だと言えます。

「そのブラジャーはどうなっているんだ」

男の問いに妻は無言でほほ笑むと、ブラジャーに指をかけました。
ビデオカメラが妻の胸にズームインしていきます。

赤いブラジャーは生地にラメが入っているようで、キラキラ光るそれは下着というよりは踊り子の衣装を思わせます。

驚いたことにそのブラジャーは前が割れるようになっており、妻の茶色の乳首が布地の間から飛び出しました。既に興奮しているためか、乳首は堅く勃起しています。

男は数回妻の乳首を揉み上げるようにしていましたが、やがて妻の下半身にビデオカメラのレンズを向けます。

妻のはいているパンティは、ストリッパーのやはりバタフライのような小さいもので、事前に剃毛していなければ黒々とした陰毛が横からはみ出していたことでしょう。

「パンティーはどうなっているんだ」

妻はやはり無言でほほ笑むとパンティーに指をかけます。想像した通りパンティーの前の部分は大きく開き、妻の無毛の陰裂が丸出しになりました。

「さすが淫乱妻の下着は普通とは違うな。そんな助平な下着をどこで買って来たんだ」
「これは……あなたが……」
「俺がどうした? 俺はそんなものを買ってやったおぼえはないぞ」
「ああ……ごめんなさい。紀美子が、紀美子が自分で買いました」

男は妻を言葉で責めながら、同時に片手でパンティの割れ目越しに妻の秘部を嬲り、空いた手の平で乳首を転がすようにしています。
それだけで妻は情感が迫って来たようで、「あっ、あっ」とこらえ切れない喜悦のうめき声を上げ始めます。

「自分で買ったということは紀美子はこんな助平な下着が好みだということだな」
「ハイ……淫乱妻の紀美子は助平な下着が大好きです……ああっ」

妻の興奮はますます高まり、鼻息が荒くなっていきます。

「初めてのときはいかにも貞淑そうな白い下着をつけていた癖に。明るいところで抱かれるのも、マンコを近くから見られるのも嫌がっていた癖に。あの時の紀美子は猫を被っていたのか」
「ハ、ハイっ。猫を被っていましたっ。本当は淫乱なのを隠していましたっ」

興奮して妻は叫びます。

私は男と妻のやりとりで、2人が初めて関係を持った時の様子のほんの一端を知りました。私が心の底で本当に恐れていたのは、妻が結婚した当初から私が考えていたような人間ではなかったということです。それならば私と妻の15年以上の結婚生活はすべて無意味なものとなってしまいます。
  1. 2014/05/30(金) 01:11:33|
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変身 第31回

そうでなくても、今回の男が初めてではないという可能性もありました。妻の昼の顔と夜の顔が全く違う、あるいは夜の顔も私に見せるものと他の男に見せるものが違うということです。

しかし恐らくは、妻は今回、春日という男と出会うことで変貌させれれたようです。このようなことにもささやかな安堵を感じてしまうのはこれまであまりにも衝撃的なことが多かったからでしょうか。

しかしどうして妻は変わってしまったのでしょうか。私との行為では淫らになれなかった妻が、男とでは淫らになれるのはなぜでしょうか。それほど男の妻に対する調教が巧みだったということでしょうか。

「紀美子のような淫乱妻に一晩付き合ったのでは流石の俺も体力がもたん。最初の一回目は見ていてやるから一人でイけ」
「そんな……」

妻は嫌々と首を振ります。すでに妻の小ぶりの乳房は完全に露出し、パンティは身体を隠す役割は一切果たさなくなっています。

「淫乱妻はチンポでないとイケないのか? 一度一人でイカないといつまでもハメてやらないぞ。それでもいいのか」
「あっ……それは嫌です。我慢できません」
「それならやるんだ。まずこう言ってから始めろ」
「ああ……」

耳元で何事か囁いてくる男に、妻は首筋まで真っ赤にしながらかぶりを振ります。何度か催促された妻はようやく諦めたように口を開きました。

「あ……あなた……チンポ大好きな淫乱妻、春日紀美子がマンズリをかいてイクところを見ていてください。お、お願いしますっ」

男に秘部を嬲られながらそう言った妻は、「ううっ」と声を上げ身体をブルブル震わせました。自分の発した淫らな言葉と男の玩弄がシンクロし、絶頂に達したのでしょう。

画面が変わり、妻は布団の上で蛙のように脚を広げ、横たわっています。豊満な尻の下には枕が当てられ、妻の無毛の秘部ばかりでなく、双臀の狭間に秘められた肛門までが露になっています。

妻は右手に持ったローターを乳首にあて、左手に持ったバイブで膣口からクリトリスをゆっくりと愛撫しています。2つの器具から発せられるジーッというモーター音が次第に妻のハア、ハアという喘ぎ声にかき消されていきます。

ビデオカメラの一台は妻の股間から全身を写し出す位置に、もう一台は男が手に持っているようでローターやバイブの動き、また喘いでいる妻の顔を写しています。

相変わらず男のビデオ編集は巧みで、まるで本物のAVを見ているようだ、などと変なところで感心してしまいます。

「黙ってマンズリをかいてるんじゃない。今どんな気持ちなのか、どこが感じるのか、ビデオを見る人間がちゃんと分かるように実況するんだ。上手くやらないとこのビデオをアダルトビデオの業者に持ち込むぞ」
「ああ、嫌……それだけはやめてーー外を歩けなくなっちゃうーー」
「分かったら始めるんだ」
「ハ、ハイ……チンポ大好きの淫乱妻、か、春日紀美子は、今ローターを乳首にあてて、お、おバイブをオマンコに当てていますっ」
「そんなことは見ていれば分かる」

男は妻のヒップをピシャリと叩きます。

「どんな気持ちか、どこが感じるのかを伝えろといっただろう。真面目にやらないと紀美子のマンズリビデオが全国のビデオショップに並ぶが、それでもいいのか」
「いやーー、わかりました。ちゃんといいます」

男は妻が持ったバイブに手を添えるようにして、ぐいぐいと出し入れさせると、妻は悲鳴のような声を上げて男に屈服します。

「き、紀美子の淫乱な乳首が、ローターのブルブルする刺激で、ビンビンに感じていますわ。ク、クリトリスもおバイブのダイナミックな動きに……ああ、き、紀美子、もう、負けちゃいそうっ」
「流石に淫乱妻は表現力が豊かだな」

男は楽しげに笑いながら、旅行カバンの中から小さな羽帚を取り出します。

「この前の復習だ。紀美子の性感帯を上から順番に言え。間違えたらお仕置きだからな」
「いやーー、今それをされたら」
「イってしまいそうなのか」

妻は声を上げることもできず、ガクガクと頷きます。

「全部言い終わるまでに気を遣ってもお仕置きだからな。今日はアナルセックスをするんだから、お仕置きは浣腸がいいだろう」
「浣腸なんて嫌ーー」
「なんだ、紀美子は経験があるのか」
「ありません、でも嫌ーー」
「嫌なら最後まで我慢するんだ。言っておくが途中でローターやバイブを身体から離してもお仕置きだ。いいか、始めるぞ」

男がそう告げると妻は覚悟を決めたようで、ぐっと歯を食いしばります。少しでも気を緩めたらイキそうになるのを必死でこらえているようです。
  1. 2014/05/30(金) 01:12:25|
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変身 第32回

「一番上はどこだ」
「み、耳たぶ……」

男が羽帚で妻の耳たぶをくすぐると、妻は「ヒッ」と声を上げて首をすくめます。

「そんな答え方じゃ駄目だ。ちゃんと教えた通りに言わないか」
「わ、わかりました。ち、チンポ大好きの淫乱妻、春日紀美子の一番上の性感帯は耳たぶです」

再び男の羽帚による攻撃が妻を襲います。妻は何とかイクのをこらえたようです。

続いてうなじ、腋の下、胸元、乳首が順に責められます。妻が自分の性感帯をはっきりと告げるたびに私は何か複雑な気分になって来ました。妻とのセックスでそれぞれの箇所を愛撫したことはありますが、そこが性感帯であるということをはっきり意識していたでしょうか。私は妻の身体について無知であったことを思い知らされました。

性感帯を順に執拗に責められた妻はもはや懊悩の極致といった感じで、素っ裸をガクガクと痙攣させています。あと少し責めればあっけなく絶頂を極めてしまうでしょう。

「さて、次は……」

男の羽帚が妻の下腹部から下に降りてくると、妻は恐怖に目を見開きます。

「クリトリスとオマンコは勘弁してやろう。さすがにそこを責めるとあっと言う間にイってしまうだろうからな」

妻は一瞬安堵したようですが男の羽帚が双臀の狭間に触れると、途端に「アアッ」とうろたえたような声を出しました。

「どうした? クリトリスとオマンコは勘弁してやるが、次は駄目だぞ。いくら淫乱妻の紀美子でも、まさかこんな所を責められてイクはずはないからな」
「ハ、ハイ……」

妻の声は恐怖と緊張、そして押し寄せる快感に震えています。私は思わず画面に引き込まれていました。

「それじゃあ、次の答えをいってみろ」
「ハイ……チンポ大好きの淫乱妻、春日紀美子の上から10番目の性感帯は、お、お尻の穴ですっ。ああっ……」

いきなり男の責めが開始されました。妻は電流に触れたように激しく身体を震わせています。

「1分間我慢すれば浣腸は許してやるぞ。どうだ、我慢できるか」
「が、我慢……しますっ」
「そうだろうな。いくら淫乱妻だといっても、まさか、ケツの穴を責められてイクほどの変態女じゃないだろう」
「ハ、ハイッ……」

妻は必死で絶えていましたが、30秒もたたないうちに降参します。

「あ、ああ……も、もうっ。駄目っ」
「イキたいのか」
「ハイッ、もう、我慢できませんっ」
「お仕置きは浣腸だぞ、いいのか」
「は、ハイっ。か、かまいませんっ」
「よしっ、それなら思い切りイケっ」

散々焦らされていた妻は「イクッ」と叫ぶと、魚が跳ねるような激しさで全身をガクガクと震わせます。これほどのオルガスムスを感じる妻を見るのは初めてでした。

その後のビデオは妻と男のセックスシーンが延々と続きました。一晩中妻と男は愛し合っていたようですが、ビデオには妻の絶頂シーンを中心に編集が施されていました。妻はイク度に男からそう言うように命じられているのか、「チンポ大好きの淫乱妻、春日紀美子、3回目、イかせて頂きますっ」などと叫ぶのでした。最後は声が涸れるほどになった妻は「8回目、イかせて頂きますっ」と叫んで男に抱かれながら失神するのでした。


妻は一番目の誓いどおり一晩で8回の絶頂に達しましたが、「20041204」と名づけられたビデオには妻の浣腸シーンや、アナルセックスのシーンはどこにもありませんでした。念のために写真のファイルもチェックしましたが、それは妻と男の翌日のスナップがほとんどでした。前日のような刺激のある写真もほとんどなく、私には妻と男が旅館の前で仲良く手を組んでいる場面や、土産物屋で楽しそうに買い物をしている場面が心に痛かった程度です。

その日と翌日にかけて、私は妻と男の記録、つまり7月15日から12月24日までのビデオと写真を全てチェックしました。私にとってはどれも衝撃的なものでしたが、やはり男と妻が1泊旅行をした12月4日のものがもっとも刺激の強いもので、始めにそれを見た私は不感症気味になったのか、他のものについてはいくぶん冷静さを持ってみることが出来ました。

いよいよ連休明けの11日となりました。私は会社に電話を入れ、急病のため休むと伝えました。年明け早々、また三連休の後で急に休暇を取るというのは勤め人として褒められたことではありませんが、妻と男のことにけりをつけない限り、落ち着いて仕事も出来ません。私はスーツを着ると、いつもの会社とは違う方向、妻のパート先である銀行に向かいました。
  1. 2014/05/30(金) 01:13:24|
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変身 第33回

妻と男の情交の記録を見続けた私は、到底妻とやり直すことは不可能だと思っていました。妻とは離婚する。子供たちの親権も渡さない。財産分与と養育費は相殺して妻を身一つで放り出し、さらに妻と男に対して慰謝料を請求するつもりでした。

また、私が営々と気づき上げた家庭が崩壊した訳ですから、男の家庭も崩壊させるつもりです。男の妻に対しても事態を明らかにするのです。男の妻から私の妻に対して慰謝料の請求があるかも知れませんが、それは離婚を決めた私にはもはや関係のないことです。

私は男と対決するにあたって、不倫や離婚にかかわる法的責任について十分頭に入れて行きました。本当なら妻を奪った男をぶん殴り、職場にも男の所業を言い触らして男を破滅させてやりたいところですが、そうなると私の方が罪に問われかねません。

私の心は男と妻に対する復讐心で一杯であり、男と妻の関係を終わらせ、妻とやり直すなどという発想はまったくありませんでした。

私は妻が冷蔵庫にマグネットで貼っているパートのシフト表から、妻の所属部署と直通電話を調べていました。銀行の始業時間前をねらって、携帯から電話をかけます。

「お電話ありがとうございます。A銀行融資業務部です」
「そちらにお世話になっている○○の夫ですが、春日健一さんをお願いいたします」
「次長の春日ですね、少々お待ちください」

春日は喜美子の勤める部署の次長のようです。銀行での出世の早さがどう入ったものなのか良く知りませんので、優秀なのかそうでないのか分かりかねます。電話が保留にさせる間、聞き慣れたクラシックのメロディが流れました。私は必死で気持ちを落ち着けます。

「はい、春日です」
「はじめまして、私、○○紀美子の夫です」
「ああ、奥様にはいつもお世話になっております」

春日はわざとらしく陽気な声を出します。私は春日の話振りがビデオとは違う関西弁のアクセントがあることに気づきます。

(別人か?)

私の胸に不安がよぎります。ビデオの男がなんらかの理由で春日のふりをして、妻がそれに調子を合わせたということも有り得ます。
いずれにしても電話では声質もよく分かりません。私はここはあえて慎重に下手に出ることにしました。

「実は家内のことでご相談したいことが有ります。お忙しいところ申し訳ございませんが、少しお時間をいただけないでしょうか」
「ああ、ああ、もちろん良いですよ。いつがよろしいですか」

春日は声に余裕が有るようです。私の不安が膨らみますが、思い切って切り出します。

「実は今、銀行のすぐ近くまで来ています」
「えっ?」

一瞬春日の声音が変わったようです。

「向かいのビルの地下に、モナコという喫茶店があるのをご存じですか」
「……知ってます」
「そこで待っていますので、ご足労ください」
「今からですか?」

春日の声にためらいが見られます。

「さほどお時間は取らせません。お願いします。それでは」

私はそう言って電話を切ります。

男と春日が別人だった場合、私の行為はやや奇異なものと見られかねませんが、仮にそうであったとしても男は妻の職場の人間であることはほぼ間違いないと感じています。春日から男についての情報を得ることは可能でしょう。

私はモナコという喫茶店に入り、店の奥の方に席を取り、珈琲を注文して春日を待ちます。やがて落ち着かない風情で春日が現れました。黒縁の眼鏡をかけ、額がやや上がった腹の出た中年男、間違いなくビデオの男でした。

私は春日に向かって手を上げます。春日はきょろきょろしながら私の方に近づき、深々と頭を下げました。

「どうも、春日です。奥様にはいつもお世話になっております」
「いえ、お世話になっているのはむしろ家内の方でしょう」

私は込み上げる怒りを必死で抑えてそういいます。春日は皮肉を言われているのを感じたようですが、何も言い返せなくて口をパクパクさせています。

「お座りください」

私が声をかけるとようやく春日は席に着きました。春日が何かしゃべろうとした途端、ウェイトレスが私に珈琲を持って来ました。

「ご注文は」
「あ、こ、珈琲を」

春日は明らかに平静を失っています。ウェイトレスが去ったところで私は春日に切り出しました。
  1. 2014/05/30(金) 01:14:15|
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変身 第34回

「春日さん、あなたは私の妻をどうするつもりですか?」
「えっ」
「ビデオと写真はすべて見させていただきました」

私の言葉に春日は見る見る青ざめ、いきなりテーブルに手を着いて頭を下げます。

「す、すんませんっ!」

私は春日の行為にあっけにとられます。珈琲を持って来たウェイトレスが目を丸くして私達を見ています。

「わ、私と奥さんのやったことは、法律的は不貞、不法行為です。それについては償わせていただきます」
「償い?」

私は春日の言葉を聞きとがめます。

「償いとはなんですか」
「ですから……十分な慰謝料を……」
「いきなり金の話ですか。さすがに銀行は稼ぎが良いのですね」

私は春日を突き放します。

「償いはむろんしてもらいますが、私は妻をどうするつもりなのかを聞いているのです」
「どうするとは……」
「あなたは妻と一緒になりたいのですか?」
「とんでもありません」

男は慌ててかぶりを振ります。

「そんなつもりは毛頭ありません。紀美子さんは○○さんの妻です」
「すると、あなたは妻を遊びで抱いたのですか?」

私の声が少し大きくなったようで、周りの客数人が怪訝そうな表情をこちらに向けます。

「どんなつもりであったにせよ。責任は取ってもらいます。私はもう妻とは離婚するつもりです」
「離婚……」

春日は目を丸くします。

「それはいけません。離婚はいけません」
「なぜですか? あんなことをした妻とはもう一緒にはやっていけない。妻もビデオの中であなたの妻としてやっていきたいと言っていたではないですか」
「あれは違うんです」
「どこが違うんだ」

さすがに私は怒りをこらえ切れず、言葉が荒くなります。

「それにあんたが始めに言った、法律的には不貞とはどういう意味だ。法律的には不法だが心情的には正しい、純粋な愛だとでもいいたいのか」
「○○さん、勘弁してください。この店は銀行の人間も出入りします」

店中の視線が私達に集まっています。私はさすがに少し興奮が冷め、席に座り直します。

「今日、昼休みにかけて外出の時間をとって、○○さんのお宅にお邪魔します。その時にきちんとお話させてください」
「わかった……」

私もここでこれ以上の話は無理と見て承諾しました。とにかく少なくとも春日がはっきりと妻との不貞行為を認めたのですし、銀行員という社会的立場上逃げ隠れはしないでしょう。私はいったん鉾を収め、家に帰って春日を待つことにしました。

春日に対する先制攻撃はなんとか成し遂げたのですが、もう一人かたをつけなければならない相手がいます。そう、妻の紀美子です。

家に帰った私は、留守電が入っていることに気づきました。確認すると妻からです。お話したいことがあるのですぐに携帯に連絡してほしいとのことでした。時間を確認すると、ちょうど私が春日と別れた10分ほど後です。

私と話をしたければ携帯に電話をすればすむことです。妻は私が家にいないことを知りながらあえて家の電話にかけて来たということは、私とすぐに話すのを避けたかったからでしょうか。

私は妻の希望をわざと無視して、実家の電話にかけます。病に倒れている義父やその看病で疲れている義母を巻き込みたくはなかったのですが、妻にも私が味わった嫌な気持ちの何分の一でも体験させなければ気が済みません。何度かのコールの後、受話器を取ったのは妻でした。

「はい、△△(妻の実家の姓)です」
「俺だ」
「あなた……」

電話の向こうで妻が息を呑む様子が見えるようです。

「すみません、こちらからすぐにかけ直します」
「この電話では話せないことか」
「すみません……近くに父と母が……お願いです」

妻は受話器に口を近づけ、小声で哀願するように話します。

  1. 2014/05/30(金) 01:15:11|
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変身 第35回

「お義父さんやお義母さんにも聞いてもらったらどうだ」
「それは……」

妻が切羽詰まったような声を出します。私も本音では夫婦間のゴタゴタに病に倒れている義父まで巻き込みたくはありません。41歳にもなる娘の育て方についていまさらその親に苦情を言ってもしょうがないことも分かっています。

「わかった。今家には俺しかいない」
「すみません、すぐにかけます」

私が受話器を置いてから3分程しかしないうちに、電話がなりました。

「紀美子です……」

私は妻の声を不思議なほど遠くに感じました。それは遠い実家からかけているということだけでなく、気持ちの上の距離感だったと思います。

「話したいことって、なんだ」
「あの……」

妻は口ごもります。

「春日さんと話されたんでしょう」
「奴から連絡があったのか」
「はい……」
「いつも連絡を取り合っているんだな」
「違います」
「まあいい、おまえの話を聞こう」

私は妻を促します。

「ビデオと写真をご覧になったんですね」
「それは俺が春日に言ったことだ。夫以上に信頼している人間の言葉をわざわざ俺に確認しなくても良いだろう」
「それは違います。私があなた以上に信頼している人はいません」

私は本当は「信頼している」というより「愛している」と言いたかったのですが抑えました。そう言って妻に否定されないことを無意識のうちに恐れていたのかも知れません。

「まあいい、それよりもさっきから質問ばかりだな。紀美子が話があるというからかけたんだ。その話を聞こうじゃないか」
「それは……やっぱり電話で話しにくいです」
「それなら俺から話すことはないから、これで終わりだ。離婚届を送って置くから署名捺印して返せ。後は弁護士を通す。おまえはもうここに帰ってくる必要はない。お義父さんの看病も必要だし、ちょうど良い。ずっと実家にいろ」
「そんな……離婚なんて言わないでください。あなたが考えているような関係ではないんです」
「俺は何も自分の考えを付け加えていない。お前たちの嫌らしいビデオと写真から判断しただけだ」
「待ってください、私の話を聞いてください。水曜日には家に帰ります」
「水曜日……今日中に離婚届を速達で送るから水曜日にはそちらに着く。お前はそこで待って受け取れば良い」

私は一気にそこまで話すと電話を切りました。その後何度も電話が鳴りましたが、私は出ませんでした。そうこうしている間に玄関のチャイムが鳴りました。ドアを開けたらそこには緊張した面持ちの春日が立っていました。

「ご主人、申し訳ありません!」

春日は玄関に入るや否やそう叫ぶように言って、その場に土下座しました。私はしばらくあっけにとられて春日の様子を眺めていました。

「入れ」
「はい」

私は春日を応接間に通しましたが、春日はソファには座らず、床の上に直接正座しています。私はそれを見てふと、春日は以前にもこのような修羅場を経験しているのではないかと感じました。

「あんたとももちろんだが、あんたの奥さんと話がしたい。出来ればこの場に呼べ。あんたの奥さんも被害者だからな」
「……ご主人、私には妻はいません」
「何?」

春日は私より少し年上の40台半ばといったところのようです。今時その年で独身の男は珍しくありませんが、銀行という保守的な業種で管理職の地位にある人間が独身だというのはやや意外な感じがしました。

しかしこれで春日の家庭も壊してやろうという私の願望は潰えたことになります。私は苛々してきました。

「独身か。ならちょうど良いじゃないか。俺は妻と別れるつもりだから一緒になれるぞ。ただし、2人ともそれなりの代償を払ってもらうつもりだがな」

私はそう言いながらも、妻からはともかく、春日に慰謝料以外にどのような代償を払わせるのか考えていました。社内不倫ということで銀行の人事部から処罰させることが出来るでしょうか。

「ご主人、私は奥さんと一緒になる気はまったくありません。別れるなんておっしゃらないでください」
  1. 2014/05/30(金) 01:16:07|
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変身 第36回

春日は額を床に擦り付けるようにして哀願します。

「なぜだ? 2人とも愛し合っているんじゃないのか」
「愛し合っていません」
「なんだと?」

「愛し合っているのか」と聞いてあっさり「はい」と答えられるのも腹が立ちますが、「愛し合っていません」と即答されて私は一層怒りが増しました。

「どういうことだ? 愛し合っていないとは何だ? お前たちは遊びで一つの家庭を壊したのか」
「ですから……壊してほしくないんです。慰謝料はお支払いします。よければ奥さんに請求する分も私が払います」
「さすがに銀行の次長ともなれば金持ちだな。離婚するのだから妻とお前にそれぞれ500万円ずつ請求するつもりだが、払えるのか」
「それは……2人で100万円くらいなら」
「話にならん。払えないのなら偉そうなことを言うな」
「いえ……離婚されないのならそのあたりが相場かと……わかりました。2人で200万円でどうでしょう?」
「バナナのたたき売りじゃないんだ」

私は怒鳴り声を上げました。

「それと、離婚するかしないかは俺達夫婦の問題だ。お前が口出しをするな」
「ごもっともです」
「それからさっきからのお前の関西弁も気に入らない。ふざけているのか」
「ふざけていません。私はもともと関西出身で、これが普通です。銀行でも関西弁で通しています」
「ビデオの中ではそうじゃなかったぞ」
「あれは……奥さんが標準語で話してくれと……」

妻がどうしてそんな希望を出すのでしょう。私は首をひねりましたが、今はそれどころではありません。

「とにかくお前はどうして責任を取らない。俺が妻と別れたら妻と一緒になるのが責任だろう」

私は本当は妻と離婚してからも、妻が春日と一緒にはなって欲しくないのですが、自虐的になってわざとそういう聞き方をします。

「私は誰とも結婚しません。奥さんでなくても同じです。結婚したら必ず相手を不幸にします」
「何?」

私は春日の奇妙な言葉に混乱します。

「どういうことだ」
「私も結婚の経験はあるのですが、職場の女性に何度も手を出したことで、愛想を尽かした妻に出て行かれました。融資業務部というのは問題融資の期日管理や利払いの処理をしている部署で、銀行の中では裏方、日のあたる場所ではありません。私がこの年でそんな部署の次長に留まっているのは女で何度も失敗したのが原因です」
「……」
「やめよう、やめようと思うのですが、女ぐせの悪さは生まれつきのようで、やめられないのです。もう、病気のようなものです。だから結婚は諦めてますし、一人の女性を好きにならないようにしています」
「お前の身の上話を聞きたいんじゃない。とにかくこれから妻をどうする積もりだ」
「どうすることもありません。してしまったことを否定はしませんし、出来る限りの償いはします。それと、ご夫婦の問題であることは重々分かっていますが、奥さんとよく話をしてください。お願いします」

確かに春日はすべて非を認めているため、夫婦の問題を片付けないままこれ以上彼と話をしても仕様がありません。仕事を途中で抜けてきたこともあって、春日にはいったん帰ってもらうことにしました。

一人になった私は、何か当てが外れたような気持ちになっていました。妻と男に手酷く復讐してやると思っていたのが、春日の態度を見ているとまるで私が独り相撲を取っているような気がしてきたのです。

私は応接間のソファに深々と腰を下ろし、ぼんやりとしていました。
このマンションにも暮らし始めて10年以上になります。購入した当時の、まだ幼い子供を抱いて真新しい部屋を順に巡った時の妻のうれしそうな顔を思い出します。

子供たちの入学式、入園式、お宮参り、始めてわが子を抱いた時のうれしさ。お産を終えた妻の安堵した表情。家族の歴史が時間を逆流するように私の脳裏に浮かんできました。

うっかり私はソファで寝込んでいたようです。外はもう夕方で薄暗くなっています。完全に目が醒め切れない私は珈琲をいれることにしました。

珈琲がポットの中に溜っていくのをぼんやり見ていたら、玄関のチャイムが鳴りました。子供達が学校から帰ってくるには随分早いなと思いながら玄関に向かうと、そこに荷物を持った妻が立っていました。例のお気に入りのグリーンのコートを着ています。

「明日まで帰らないのじゃなかったのか」
「両親に断って、あれからすぐに家を出ました。早くあなたにお話ししたくて。上がっても良いですか?」

私がうなずくと妻はブーツを脱いで上がって来ました。キッチンに入った妻は、珈琲が出来上がっているのに気づきました。
  1. 2014/05/30(金) 01:17:09|
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変身 第37回

「珈琲、私もいただいても良いですか?」

またうっかり2人分つくってしまったようです。こんなところで意地悪をするのも大人気ないと思った私は「ああ」と返事をします。

ソーサーとカップを出して、2人分の珈琲を用意した妻はいきなりキッチンの床に土下座します。

「あなた、ごめんなさい。許してください」

私はいきなりの妻の振る舞いに驚きましたが、気を取り直して意地悪く聞きます。

「会ったらすぐに土下座をしろと男から教えてもらったのか」
「違います。本当にごめんなさい」
「そんなことはやめろ。ポーズだけの詫びは見たくない」

私は冷たく言い放ちます。

「お前はもう身も心も春日に捧げているんだろう。奴も独身だからちょうど良い。別れてやるから一緒になれ。一生変態プレイで楽しませてくれるぞ」
「春日さんと一緒にはなりません」
「なぜだ? 旅行では春日の妻として振る舞ったんだろう。春日紀美子と宿帳にもサインしたんだよな。ごていねいに記念写真まで撮りやがって」

私は自分が放つ言葉にどんどん激高していきます。妻は土下座したまま私の罵声にじっと耐えています。

「お前みたいな淫乱な女を妻にしたのが間違いだった。すぐにこの家から出て行け。子供にもこのまま会わさん」
「あなた……」

じっと黙っていた妻が顔を上げ、口を開きました。

「あなたに一つだけ質問させてください」
「なんだ?」

妻の思い詰めたような表情に、私は思わず気圧されます。

「あなたは、結婚してから、私以外の女を抱いたことはありませんか?」
「えっ?」

私は予想もしていなかった質問に意表をつかれました。

「答えてください。私一人だけを守ってくれましたか?」
「それは……」

確かに一時、風俗にのめり込んで月に2度も3度も通ったことがあります。私は返事に詰まりました。

「風俗だから良いという考えですか? 春日さんは私にとっては風俗のようなものです」
「それとこれとは全然違う」
「どこが違うのです? 男の方はお金を払えば欲望を処理出来る場所があります。女にはそんな場所はありません」
「紀美子の場合は一人の相手、それも会社の上司だろう」
「あなたにも馴染みの女の人はいたでしょう」
「……」

私はぐっと押し黙ります。

「春日を愛しているんじゃないのか」
「愛していません。愛しているのはあなただけです」
「それじゃあどうして春日に抱かれた? 俺が風俗に通ったから、その仕返しだとでも言うのか」
「そうではありません」

妻はうつむいて涙を流し始めました。

「私は……寂しかった」

妻の涙がポタポタとテーブルの上に落ちます。私は何を言ったら良いか、言葉を失いました。

「寂しかったから春日に抱かれたのか」
「違います……あなたに、抱かれたかった」

風俗にのめり込んでいる間、それまでも疎遠気味だった妻とのセックスはますます少なくなりました。セックスレスといっても良い状態です。

しかし私はずっと妻はセックスに対して淡泊であり、それでも不満はないのだと思っていました。

「あなたが私の醜い姿を見たから、もう私とは一緒にはいられないという気持ちも分かります。今日はこのまま実家に戻ります」

妻は顔を上げると少し冷めた珈琲をすすりました。

「珈琲、ご馳走様でした。もう、この珈琲も最後になるのですね」

妻はそう言うと立ち上がり、玄関に向かうとそこにおいてあった荷物を持ち、深々とお辞儀をしました。

「長い間お世話になりました」

そのまま妻は家を出て、私一人が残されました。私は妻に何も声をかけることができませんでした。
  1. 2014/05/30(金) 01:18:11|
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変身 第38回

しばらく私は放心状態のようになっていましたが、突然携帯電話がなりました。発信者は春日です。別れ際に今後の連絡のために番号を教え合ったのを思い出しました。

「春日です。奥さんと話は出来ましたか」
「あんたに心配してもらうことじゃない」
「すみません。ついさっき、泣きながら電話をかけて来はったので、気になって……」
「いまだに連絡を取り合っているのか、やはりあんたと妻は深くつながっているようだな」

春日は私の皮肉にもめげず、話し続けます。

「ご主人、ビデオと写真をご覧になったとおっしゃってましたが、メールも見られたんですか?」
「いや……」

メールはパスワードが解除出来なかったので見ていません。

「この際メールも見てください」
「お前たちの不倫のやりとりなんか見たくない」
「そうじゃないんです。いや、全然そうじゃない訳じゃなくて、いつ会うかの約束なんかも当然ありますが、ほとんどそうじゃないんです」

どういうことでしょう。春日が何を言いたいのかさっぱり分かりませんでした。

「いいですか、パスワードを言います。『xxxxlove』です。わかりましたか? 『xxxxlove』です」

春日はそう言うと電話を切りました。

xxxxというのは私の名前です。どうしてそんな言葉をパスワードにしているのでしょう。私は自分の部屋に向かい、PCの前に座るとバックアップしたメールソフトを起動させました。

パスワードを要求されたため、春日に言われた通りxxxxloveと入力しました。ロックは解除され、メーラーが立ち上がりました。

私は送信フォルダを開きました。最初の妻から春日へあてたメールは去年の2月のものです。メールの内容は私にとって驚くべきものでした。

妻は春日に対して、私が風俗にのめり込むようになったのが、自分が私の欲求に応えることが出来ない、性的に魅力のない女であることが原因であることを嘆いていました。特に処女喪失時の痛みが精神的外傷となって、どうしてもいわゆるオルガスムスを感じることが出来ないことが、妻としてはともかく、女として面白みがない存在になっていると訴えていました。

春日は妻のメールに対して、確かにそうかもしれないがそれは十分治療することが出来る。自分は実際に不感症に悩む人妻の治療をしたこともある。今はその人妻は旦那と幸せな性生活を送っているなどと返信していました。

このように書くといかにも妻の悩みに付け込んで、春日がたらし込もうとしているようで、実際それに続くメールを読んでいてもそう言ったところはあるのですが、妻からのメールは私との夫婦生活の悩みで満たされており、このままセックスがなくなって行くと、私の妻に対する愛も消えて行くのではないかという不安で一杯のようでした。

春日からの返信も妻に引き込まれるように真剣になっていきます。
春日の結論は、このまま放っておいても良くなることはない。妻と私は本当の夫婦のセックスの良さに気づくことはないというものでした。

妻と春日が始めて関係を持ったのは4月始めです。関係を持ったその日、妻は延々と夫を裏切ったことについての悔恨を綴っています。
春日がそれにやや閉口しながらも妻を必死でなだめる様子が伝わって来ます。

妻が始めて絶頂を感じたのは6月です。妻はその喜びもメールで伝えていますが、その大半は、これで私に満足してもらえる女になれたというものです。

春日はそれに対して、まだ安心しないほうが良い。男とはもっと複雑なものだとたしなめています。男の予想通り、妻が私と久しぶりにセックスをした昨年の7月、春日との行為で感じたエクスタシーを感じることが出来なかったとがっかりした妻のメールがあります。

その後、妻がパニックになったようなメールが続きます。6月の春日との行為でケジラミを移されたことが分かったのです。春日は妻との関係の傍ら、風俗にも通っていたようで、自分の不覚を平謝りに謝っています。ケジラミを私に移したかもしれないと恐慌に陥っている妻を、きっと風俗から移されたと考えるだろうと春日は必死に宥めています。さらに「ケジラミの治療」ということで悪乗りした7月15日の行為(春日の誕生日で妻が始めて剃毛され、さらにアヌスを責められた日です)のことを詫びるメールが続きます。

妻が弾けたような喜びのメールを春日に送ったのは、私との行為で始めてエクスタシーを感じた10月のことです。私の身体の上で女の悦びを極め、ともに絶頂を感じたこと、結婚以来始めて本当の夫婦だと感じた幸福を春日に伝え、これもすべて春日のおかげだと感謝しています。春日はやや苦笑しながらも妻を祝福し、自分から卒業する日も近いことを告げています。

妻の春日へのメールには、春日への愛を表すものは何一つありませんでした。そこにあるものは私に対する片思いに似た激しい愛情。
私と身も心も一つになりたい、そのためなら何でもするという熱情だけでした。
  1. 2014/05/30(金) 01:19:26|
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変身 第39回

12月4日から5日にかけての旅行はいわば妻の「卒業試験」だったようです。春日に開発され女として完全に自信を持った妻は、そのお礼としてさらに12月24日に、全身にリボンをかけた自分を春日に捧げます。

それで2人の関係は終わったようで、その後のメールのやり取りは一切ありません。

メールを全部読んだ私は、複雑な気持ちになって考え込んでいました。

メールを見る限り、妻は春日に対する愛情はないようです。私についての惚気のような表現はありますが、春日への愛情表現はありません。春日も妻に対してはメールの上では生徒に対する先生のようでした。

私は、妻の自分に対する愛が失われていない、少なくとも私よりも春日を愛した訳ではないということを知って安堵していることに気づきました。そう、私はまだ本音では妻を失いたくはなかったのです。

ですが、どうしても納得出来ないことがあります。それは妻と春日のメールでのやり取りと、実際にビデオや写真で撮られた2人の姿のギャップです。ビデオや写真での2人の姿は、私には愛し合っているように見えました。メールでのやり取りがいかにそうではないと言っていても、簡単には信じられません。

私は翌日、会社には医者に立ち寄ると連絡して春日に会うことにしました。

今回は会社の近くの喫茶店は避け、駅の近くの公園に春日を呼び出しました。朝の公園は人も少なく、周囲に話を聞かれる心配がありません。

春日はほぼ時間どおりに、中年太りの身体を揺すりながらやって来ました。

「どうも、わざわざ近くまで来ていただいて申し訳ありません。本来なら私の方が出向かなければならないところですのに」

春日は深々と頭を下げます。あくまで低姿勢です。

「いえ、会社に行く途中ですから」

私はうなずき、本題に入ります。

「メールは全部読ませていただきました」
「そうですか」
「確かにあそこからは、妻はあなたに対する気持ちはないようだし、あなたも同様だと読める」
「はい」
「春日さん」

私は春日の目を真正面から見据えました。

「あなたは、本当に妻を愛していなかったのですか?」
「えっ」

春日の目にわずかな動揺が走りました。

「ですから……それは」
「本当のことを言ってください」
「……」

私の追求に春日はうつむきました。

「……愛していました」

春日は小さな声で答えました。

「私は結婚に失敗して以来、色んな女をとっかえひっかえして遊んで来たのは本当です。出来るだけきれいに遊んで来たつもりですし、人妻に手を出して修羅場になったこともありますが、きちんと慰謝料を払ってなんとかおさめて来ました。前にも話しましたがこれは私の性癖のようなもので、治らないと思っていました」
「旦那との性生活に悩んでいる何人かの人妻の相談にのって、実地指導付きのセックスカウンセリングまがいのことをやったのも事実です。私としては人助けをしているような気分になっていました。そんな人妻の中に奥さんの友人がいて、始めはその人経由で奥さんの相談を受けました」

小夜子さんのことだろうか、と私はふと考えました。

「だから奥さんとの関係も、最初はそれまでの人妻たちと全く変わることはなかったです。ただ、何度かメールをやり取りしているうちに、奥さんが他の人妻と全然違うことが分かりました」
「他の人妻は旦那とのセックスの問題を解決すると言いながら、実際は私とのセックスについても興味津々でした。旦那も遊んでいるのだから、私もこの機会に楽しんで見たいという気持ちが見え見えでした。ですが、奥さんについては全くそういうことがなく、私からそういった話題を振ってものってくることはありませんでした」

確かにメールでの妻の対応はそうでした。

「しかし、妻は私も風俗で遊んでいるのだからお互い様だといっていたぞ」
「それは私が言っていたことをそのまま言っているだけで、本心ではないと思います。奥さんはご主人が風俗にはまることそのものが自分のせいだといって、深く悩んでいました」
  1. 2014/05/31(土) 00:34:18|
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変身 第40回

私は昨日、妻がテーブルにこぼした涙のことを思い出していました。

「私は次第に、奥さんを自分のものにしたいという欲求にとらわれ始めました。それでエクスタシーを得るために必要なプロセスだと説得して奥さんに私の名を呼ばせて、愛していると言わせているうちに、奥さんも本当は私を愛してくれているのではないかと錯覚し始めました。しかしそれとは逆に、奥さんがご主人との行為でエクスタシーを感じるようになってからは、奥さんは私との行為の中でも、時々感極まってご主人の名前を呼ぶようになりました」
「そんなことは……ビデオには……」
「後で見るとつらくなるので編集して全部カットしています。その場面をお見せしても良いですよ」

春日は寂しそうに言いました。

「どんどん奥さんの気持ちが離れて行く――いえ、始めから私のところにはなかったかもしれないのですが――そう思った私は卒業旅行だと言って奥さんを温泉に連れ出すことにしました。少々のことでご主人に対する気持ちが揺れないかテストすると適当な理由を付け、2日間春日紀美子としてふるまえという私の言葉を奥さんは疑いもしませんでした。私にはなんとかこの2日で、奥さんに最高の快楽を経験させることによって、奥さんを自分のものに出来ないかと考えていました」
「近くの公園で露出させたのは?」
「最初にそこまで経験させることでショックを与えようとしたのです。奥さんはもちろん抵抗しましたが、なんとか説得しました。もちろん周囲に人がいないことを十分確認して撮影しましたが、あれは悪乗りだったと思います。申し訳ありません」

春日は頭を下げました。

「旅行の初日とその夜で、私はありとあらゆるテクニックを駆使して、奥さんを自分のものにしようと思いました。しかしついにそれは果たせませんでした」
「そんなことはないだろう。妻は春日紀美子として振る舞い、春日紀美子として……」

何度もイッていたぞ、という言葉を私は呑み込みました。

「あれは編集です」
「何?」
「旅館での夜、奥さんがその……イク場面を集めたもの、あれは編集なんです」
「編集なのは分かっている。実際は一晩かかったのだろうからな」
「違うんです。いや、それも編集ですが、奥さんがイク時に叫んでいる声、それが編集、いや合成なんです」
「どういうことだ」

私は春日が言っていることの意味が分かりませんでした。

「最初の1、2回は別にして、奥さんは訳が分からなくなってくるとイク時にご主人の名前を呼ばれました」
「えっ」
「私はそれが口惜しくて、後で本当の声の上に、私の妻である春日紀美子としてイク、と叫ぶ声を重ねました」
「本当か」
「ちょっと見たり聞いたりするだけでは分かりません。私はビデオの編集にかけてはプロ並ですからね。でも、専門家が見ればたちどころに合成や編集だとわかります」
「……」
「他にもビデオにはいろいろな箇所に編集が施されています。要するにあれは奥さんの本当の姿ではなく、私の願望が混じったものです」
「私は若いころからずっと色々な女性遍歴を重ねて来ました。結婚に付いてはあきらめていたつもりでした。でも、この年になってこれからもこんな生活を続けるのか、年老いて一人になったらどうするのかと思うと急に焦りと、恐怖のようなものを感じるようになりました」
「紀美子さんに出会い、理想の妻というのはまさにこんな人かと思いました。セックスについては奥手でしたが、開発して行くうちに素晴らしい肉体をもっていることも分かりました。まさに名器といって良いと思います」
「ご主人のご指摘どおりです。私は奥さんを愛していました。自分のものにしたいと思いました。でも、それが無理だと分かった以上、未練がましく追いかけるつもりはありません」
「教えて欲しいことがある」
「なんでしょう?」
「あんた、女の前では関西弁を隠すのか?」
「そんなことはありません。これが地ですし、女を口説く時はむしろ関西弁の方が便利です」
「なら、どうして妻の前では関西弁を抑えていた?」
「それは簡単です。ご主人が標準語でしゃべるからです。奥さんからの希望でした」
「あと一つ聞いても良いか」
「はい」
「妻の……その、お尻の処女を奪ったのか」
「奪っていません」

春日は即答しました。

「しかし……妻はビデオで、あんたに捧げると」
「あれは言葉だけのことです。奥さんはご主人に許していない箇所を、私に許すことはありませんでした」

独りの女を守り、多くの女を知らないまま年老いることに焦りを感じた私、多くの女を知り、独りの女を得ないまま年老いることに焦りを感じた春日。私達は似た者同士なのかも知れません。

春日と別れた私は会社に向かいました。一日休んだだけで仕事はかなり溜まっており、木曜、金曜と私は業務に忙殺されました。金曜の夜、仕事を終えた私は新幹線に乗り、妻の実家に向かいました。
  1. 2014/05/31(土) 00:35:25|
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変身 第41回

私は妻の実家の門の前に立ち、チャイムを鳴らします。扉を開けて顔を出した妻は驚きに目を見開きます。

「あなた……」
「お義父さんのお見舞いに来た」

妻の後から顔を出した義母も私の顔を見て驚きます。

「家内がお世話になっています。お義父さんのお加減はいかがですか」
「おかげさまでここ2日ほどは調子が良くて、、XXXXさんには不自由をかけてすみません。私もだいぶ良くなったので、紀美子には早く帰るように言っているのですが」

義母の言葉に妻はうつむきます。

「まあ、上がってください。あの人も喜びます」

私は家に上がると、病床に横たわる義父を見舞いました。義父はしばらく見ない間に一回り小さくなったような印象がありますが、思ったよりも顔色は良いようです。私は義父と義母と少し話し、病人が疲れないうちに妻の部屋に行きました。

しばらくすると妻がお茶をいれて上がって来ました。

「……有り難うございます。父も母も喜んでいました」
「いや……思ったよりも元気そうで良かった」

その先は会話が続かず、妻はじっとうつむいています。

私は妻にプロポーズした日のことを思い出していました。始めに申し上げた通り、見合いして一カ月目のことです。その日にプロポーズするつもりだった私ですがなかなか言い出せず、川べりの同じ道を何度も行きつ戻りつしたことを覚えています。その日の妻も私の次の言葉を待つように、ずっとうつむいていました。

「メールを読んだ」

妻は弾かれたように顔を上げました。

「その後もう一度春日と話した」

妻の表情が緊張を見せます。

「春日にも聞いたことだが、紀美子にももう一度確認したい。どうして春日と関係をもった? 俺との夫婦生活の悩みを解決するためとメールにあったが、本当にそれだけか? 春日に対して本当に愛情はなかったのか? 愛とはいえないまでも、情のようなものはなかったのか」

妻はしばらく唇を噛んで黙っていましたが、やがて口を開きました。

「あなたとの夫婦生活に悩んでいたのは本当です。特に、あなたが風俗に行くようになるとその悩みは大きくなりました。あなたは私が気が付いていないと思っていたようですが、色々なことからすぐにわかりました」
「どんなことで?」
「お店に行く日のパターンが決まっています。第2、第4水曜日とか……。それと帰ってきた時の汗の臭い。女の子の名刺がワイシャツのポケットに入ったままのこともありました」

うまく隠していたつもりですが、妻にとっては普段と違う私の行為を見破るのは容易だったのでしょう。

「私がセックスについて淡泊とあなたは思っていたようですが、人並み、いえ多分それ以上の興味がありました。特に子供を生んでしばらくしてから……。あなたに対してそれを言い出せなかったのは恥ずかしかったこともありますし、やはり、最初の体験の痛みへの恐怖があったのだと思います」
「小夜子から春日さんとの体験について聞いたのは一昨年の暮れごろです。小夜子も私と同じように、それまで本当のエクスタシーを知らなかったのですが、春日さんとの関係でそれを感じるようになり、夫婦生活もうまく行くようになったといいました」
「夫婦生活が改善するというのも魅力でしたが、私は小夜子が語る本当のエクスタシーという言葉に引かれました。女として生まれて40年にもなるのに、このまま本当のエクスタシーを感じないまま年老いるということが、とても寂しく感じました」
「俺と一緒にそれを追求しようとは思わなかったのか?」
「そうすべきだったのかも知れません。でも私は、自分の身体のどこをどうすれば感じるのかすら分からなかった。それに、私がそんな欲求を持っているということをあなたに告げるのが恥ずかしかった。軽率でした。申し訳ありません」

妻は深々と頭を下げます。

「どうしてビデオや写真をPCに入れていたんだ?」
「あなたに見られるとは思っていませんでした」
「あんな簡単なパスワードなのにか? 手帳にシールまで貼っていたぞ」
「あなたの脇の甘さを笑えませんね……」

妻は苦笑しました。

「パソコンの設定はパスワードを含めてみんな春日さんにやってもらいました。ファイルのコピーもです。春日さんは自分だけがビデオや写真を持っていると私が不安だろうという理由で私のパソコンにファイルをコピーしました」
  1. 2014/05/31(土) 00:36:17|
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変身 最終回

「あの時の顔や身体、恥ずかしい格好を撮られて春日さんに見せられるのが始めは嫌でした。そのうちに、後で自分で一人で見るのがだんだん楽しくなって来ました。ああ、自分もまだまだこんなに奇麗なんだ、こんなに男の人を興奮させることができるんだと思うと嬉しかったんです。時々それを見ながら一人で……」

以前の妻はこんな露骨なことを言う女ではありませんでした。春日に開発されることで妻は変身してしまったのでしょうか。

変わったと言えば私もそうです。春日もそうでしょう。人生の秋を迎えて、それまで自分に似合うと思っていたものが急に不釣り合いに思えてしまう。あわてて脱ぎ捨てて新しい季節の衣装を懸命に探す。

「私と離婚しますか?」

妻は顔を上げて私をじっと見ます。それまでの私に詫びるような気弱な表情ではなく、まるで牝として私を挑発しているように思えました。

妻は本当に春日に心を奪われなかったのでしょうか。春日が話したようにあのビデオは合成や編集が行われたものなのでしょうか。妻は本当にビデオや写真を私にみられることはないと思っていたのでしょうか。

私は徐々にそんなことがどうでもよくなってきました。ここにいるひとりの女を自分のものにしたい、思う存分犯したいという獣のような衝動が身体の中に湧き起こってきたのです。それは私にとって極めて新鮮な感覚でした。

私はしばらく考えるふりをして、口を開きました。

「いや、離婚はしない」

妻の顔色がパッと輝きました。

「だが、ケジメはつけてもらう。春日には慰謝料を請求し、二度と関係しない旨の誓約書を書いてもらう。慰謝料は……50万円くらいで良いだろう」
「私にも……慰謝料を……」
「紀美子の場合は慰謝料などではすまない」

妻の表情が急に曇ります。

「着ているものを今すぐ全部脱げ。素っ裸になってこれを大声で読み上げろ」

私は用意していた1枚の紙を妻に手渡します。妻の顔がみるみる赤くなりました。

「許して……階下の父と母に聞こえてしまいます」
「もうぐっすり休んでいるから大丈夫だ」
「でも……」
「離婚されてもいいのか」

妻は覚悟を決めたように服を脱ぎ、素っ裸になると直立の姿勢をとり、口を開きます。

「ひ、一つ、チンポ大好きの……」
「声が小さい!」

私は妻の大きなヒップをピシャリと叩きます。意外と大きな音が部屋に響き、妻はおびえたような顔付きになり、声を張り上げました。

「一つ、チンポ大好きの淫乱妻、○○紀美子は今夜、最低8回はイクことを誓います」
「一つ、チンポ大好きの淫乱妻、○○紀美子は今夜、愛する夫であるあなたにお尻の処女を捧げることを誓います」
「一つ、チンポ大好きの淫乱妻、○○紀美子は今夜、お口、オマンコ、お尻の3つの穴を使って、愛する夫であるあなたに3回は気持ち良くなっていただくことを誓います」
「以上、3つの誓いに違反した場合は、どのようなお仕置きも喜んでお受けすることを誓います」

ようやく言い終えた妻はそれだけで気分が高揚したようで、身体をふらつかせます。私は妻をしっかりと受け止めて、片手で乳房を乱暴に愛撫しながらもう一方の手で秘園をまさぐりました。そこは早くもじっとりと潤っていました。私は指先を濡らした愛液を妻の頬になすりつけるようにします。

「淫乱女め……」
「ああ……」

妻はうっとりと目を閉じました。私は妻の唇を奪うと、ベッドの上に押し倒しました。その夜、妻が三つの誓いをきちんと守ったかどうかは読者の皆様のご想像にお任せします。


(完)
  1. 2014/05/31(土) 00:37:23|
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変身 あとがき

今回の執筆の動機は、やはり妻の「変身ぶり」とそれによって生じた夫婦関係の変化をを何らかの形で記録してみたいと感じたことです。

どこまでが事実でどこまでが妄想かを語るのは野暮だと思いますので、多くは語りませんが、もし妻がこれを読めば間違いなく自分のことを書いているだろうと思う程度には事実です。ですから、私としては出来るだけ早めに過去ログに移行しないかなと思っています。

自分の妻のことを書くため、脚色は主に妻を特定されないようにすることに費やしました(容姿、年齢、環境)。ただ結局書いている時に妻がイメージできないと筆が乗らないため限界があります。やはり『妻物語』にはリアリティが必要です。

今回、応援掲示板で非常に多くの方々の暖かい書き込みを頂いたことを感謝します。最近、応援掲示板では批判的な書き込みについての議論がありましたが、私個人としてはそれを上回るほどの支援があれば、多少の批判は気になりませんでした。

次は妄想の比率を8割くらいにした物語をBBS2にでも書かせていただければと思っています。

繰り返しになりますが、たくさんのご声援、ありがとうございました。一つ一つにレスを出来なかったことをここにお詫びします。
  1. 2014/05/31(土) 00:38:21|
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