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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

変わってしまった 第1回

商談が終わってホテルに戻ると、ロビーで若い女性に声を掛けられた。
若いと言っても30代前半のようなのだが、私のようなおじさんからすれば随分若く、ミニのタイトスカートに目を奪われてしまう。
「あなたは・・・・・・」
この女性には見覚えがある。
それは二週間ほど前の事。
いつものように出勤前にゴミを出しに行くと、彼女が困った顔で立っていた。
「プラを分けなくては駄目なのですね」
聞けば引っ越してきたばかりで、ここにゴミを出すのは初めてと言う。
「困ったわ。戻っている時間は無いし」
「そのぐらいなら私の袋に余裕がありまするから、良かったら入れて下さい」
彼女とは自治会の事などを説明しながら駅まで一緒に歩いただけで、その後会う事は無かったが、私の記憶には彼女の事が鮮明に残っていた。
それはゴミを選り分けている間、屈んだ彼女の胸元から真っ赤なブラジャーと共に、白くて軟らかそうな乳房がずっと見えていたからだ。
「出張ですか?」
「はい」
「私は初めての出張で、一度部屋に行ったのですが明かりの点け方が分からなくて」
「ああ。ここは入り口のスイッチの所に、ルームキーに付いているキーホルダーを差し込むのですよ」
「そうですってね。今フロントで教えてもらいました」
彼女と一緒にエレベーターに乗り、私は3階だったので先に降りて部屋に入ると、5分ほどしてドアがノックされた。
「やはり明かりの点け方が分からなくて、ご迷惑かとは思いましたが、何度もフロントに聞きに行くのが恥ずかしくて」
「私の部屋がよく分かりましたね」
「302と書かれたルームキーを持っていらしたから」
私はキーホルダーを抜いて部屋の明かりを一度消し、もう一度差し込んで点けて見せたが、私にぴったりと寄り添う彼女からは、ほのかな香水の香りが漂っていた。
「斜めに差し込むのですね。このようなホテルは初めてなので」
「初めての出張では何かと大変ですね」
聞けば急に上司が来られなくなり、彼女が代わりに来たと言う。
「お食事はどうされました?」
「上司はいつも外に食べに行くらしくて、夕食は付いていないとフロントで言われたので、どうしようかと迷っていたところです」
「大きな声では言えませんが、ここの食事はあまり美味しくないので、私もいつも外に食べに行くのですよ」
この辺りの地理に詳しくないので、ホテルに頼もうと思っていたと言う彼女を誘い、ここに出張した時にはいつも行く居酒屋に行った。
そして私は、久し振りに楽しい時間を過ごす。
それと言うのも一ヵ月ほど前から妻が笑顔を見せなくなり、何を怒っているのか二週間前からは、必要最小限の事以外口も利いてくれない。
このような態度の妻は初めてで、私にはこれと言って思い当たる事は無かったが、一つあるとすれば妻を誘った時に「その気になれないの」と言って断わられ、今まで訳も無く断られた事が無かった私は、翌朝拗ねて口を利かなかった事がある。
それからはどこかギクシャクしていたのは確かだが、それは三週間ほど前の事で、妻の様子がおかしくなったのはその前からなのだ。
言い訳になるが、妻との関係がこの様な状態でならなければ、彼女を食事に誘う事は無かっただろう。
少し酔いが回ったところで彼女の事を聞くと、年齢は33歳で最近離婚して近所に引っ越して来たと言う。
私も男なので、ほんのり赤く染まって色気が増した彼女を見ていて口説きたくなったが、愛している妻を裏切る事は出来ずに自分を抑えた。
ホテルに帰ってからも、彼女に誘われて部屋でビールを飲み、彼女がジャケットを脱いだために薄いブラウス越しに見える、豊かな胸を見ていて二週間前の光景を思い出してしまったが、これもこのままでは不味いと思って缶ビール一本飲んで退散した。
そして出張から帰った翌日、妻は11時を過ぎても帰って来ない。


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  1. 2014/05/28(水) 12:13:16|
  2. 変わってしまった・柴田
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変わってしまった 第2回

妻も仕事を持っていたので、ある程度の付き合いは認めていたが、連絡も無しに、このように遅くなった事は初めてだ。
それで携帯に電話したが電源は切られていて、結局妻が帰って来たのは午前0時を過ぎていた。
「携帯の電源まで切って、こんな遅くまで何処にいた!」
「何処にいたって勝手でしょ!嫌なら離婚しましょう!」
私は驚きで言葉が続かなかった。
このような激しい口調の妻を見たのも初めてだったが、簡単に離婚を口にした事が信じられない。
私が27で、妻が24の時に結婚して18年。
近所でもオシドリ夫婦で通っていて、私もそう自負していた。
ここ最近は少し妻の様子がおかしかったが、それでも私の妻に対する愛は変わらず、妻も私を愛してくれていると信じていた。
その妻の口から離婚という言葉が出た。
「本気で言っているのか?」
「だって、もう私の事を愛してはいないのでしょ!」
妻はバッグから興信所の名前の入った封筒を出すと、その中に入っていた数枚の写真を並べる。
彼女と初めて会った日に、楽しそうに話をしながら駅まで歩く姿。
出張先のホテルのロビーで、笑いながら話す二人。
そして二人は、一緒にエレベーターに乗り込む。
彼女と居酒屋へ行った時の写真もあるが、酔った彼女は帰り道で足元がふらつき、悪い事に写真では私の腕を抱き締めるように掴んでいる。
何よりも決定的なのが、いつの間に撮られたのか、二人で彼女の部屋に入っていく姿まである。
「誰なの!」
「渡辺さんという、ゴミを出しに行った時に知り合った・・・・・」
「下の名前は!」
「名前は聞かなかったから分からないんだ。名字しか聞いていない」
「付き合っていて、そんな訳が無いでしょ!」
「付き合ってなどいない。偶然会って、ただ一緒に食事して」
私は彼女との経緯を詳しく話したが、妻は全く信用してくれない。
「言いたくないのなら、それでいいわ。彼女の身元が分かったら、興信所から連絡が入る事になっているから」
出張に行く二週間前から妻が口を利かなくなったのは、彼女と歩く姿を興信所から連絡されたからなのか。
一ヶ月前から様子がおかしかったと言う事は、その頃から私の女性関係を疑っていたのか。
彼女と会った二週間前からならまだ分かるが、一ヵ月も前から疑われる様な事は、私には全く身に覚えが無い。
「これは誤解だ」
その後の妻は時々連絡もなしに遅く帰る事があり、中には午前様になる事もあったので、誰と何をしているのか気になったが、二人だけの時は口も利いてくれないのと、女性を誘って二人だけで食事をした罪悪感もあって、妻に対して何の追及も出来なかった。
妻が怒るのは最もで、あのような写真を見せられては、これが逆なら私でも信用出来ずに激怒していただろう。
「今夜も遅いのか?」
「私の事は放っておいて!私に干渉しないで!」
いくら私の浮気を疑っていて怒っていたとしても、控えめで大人しかった妻の変わり様に驚きを隠せない。
妻は見るからに優しいお母さんといった風情だが、私と一緒にいる時には顔付きまで変わる。
「渡辺なんて嘘だったのね。それにゴミを出しに行って知り合ったのも嘘じゃない。そんなに彼女を庇いたかったの?木下恵理36歳。同じ町内でもないのに、わざわざここまでゴミを出しに来たと言うの!」
遅くに帰って来た妻は私を睨みながらそう言ったが、私は妻の言っている事の意味が理解出来なかった。
「木下?彼女は近所に住んでいない?」
「まだ惚ける気!離婚していて、今は独身だと嘘を吐いていたらしいわね。そうなると彼女も被害者だから、彼女には責任の追及は出来ないけれど、あなたには責任をとってもらいます。子供達が手を離れるまでは離婚しないけれど、私の事は今後一切干渉しないで」
「何を言っている?さっぱり意味が分からん。第一俺と彼女はそのような関係では無い。彼女に聞いてもらえば分かる」
「彼女と電話で話したけれど、彼女は素直に認めたわよ」
私は更に訳が分からなくなった。
現実に彼女とは何もないのだ。
妻か彼女の、どちらかが嘘を吐いている。
妻が嘘を吐いてまで私を陥れるなどとは考えられないが、彼女もまた嘘を吐ける人間には見えなかった。


  1. 2014/05/28(水) 12:14:09|
  2. 変わってしまった・柴田
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変わってしまった 第3回

私は彼女に事情を聞くのが解決の近道だと思い、妻が持っている興信所からの彼女の情報が知りたくて、翌日帰ると妻が隠しそうなところを探してみた。
すると子供達が開ける事の無い、私達の寝室のクローゼットの中に、興信所の封筒に入った彼女についての報告者を見つける事が出来たのだが、その時私は見なくても良い物まで見てしまう。
それは何かと言うと、葬儀や法事の時に身に着ける黒い下着以外は、白か淡い色しか持っていなかった妻からは考えられないような、赤や紫などの原色の派手な下着を見付けてしまったのだ。
妻が遅いのは誰かと会って相談しているか、誰かに付き合ってもらって憂さを晴らしているのだろうとは思っていたが、どんなに遅く帰っても妻の性格からして、このような関係になる男がいるなどとは夢にも思わなかった。
鈍感だと言われるかも知れないが、一緒にいる相手は女性だと勝手に思い込んでいた。
しかしそう考えると最近化粧も派手になったように思え、考えれば考えるほど妻にそのような関係の男がいる事を認めざるを得なくなってしまう。
妻は私の知らない男と抱き合って、熱いキスを交わしている。
あのような派手な下着姿で、男を興奮させている。
男の下で、私以外には見せた事の無い苦痛にも似た表情を見せ、私以外には聞かせた事の無い恥ずかしい声を上げている。
苦しくなった私は携帯に電話を入れたが、やはり電源は切られていた。
「誰と何処にいた!」
「あなたには関係ないでしょ!私に干渉しないでと言ったはずよ!」
私は初めて女性に手を上げた。
それも愛しているはずの妻に。
「もう離婚よ!」
妻は一晩泣き続け、この日を境に子供達の手前一緒だった寝室も別になる。

木下恵理、36歳。
3年前に離婚していて、今は中学生の娘と二人暮らし。
昼間は町工場で事務をしながら、夜は小料理屋でアルバイト。

私は報告書に書かれていたアパートに行ってみようと思ったが、一緒に暮らしている彼女の娘の事が気になって、アルバイト先の小料理屋に行ってみる。
その小料理屋は我が家から意外と近くにあり、歩いても15分ほどの距離なのだが、小さな店なので今まで気が付かなかった。
彼女は私を見るなり驚いた顔をして俯いてしまう。
「恵理ちゃん何しているの。お客様におしぼりを」
涼しそうな目をした色っぽい女将に言われ、ようやく顔を上げた彼女はおしぼりを広げて渡してくれたが、私とは目を合わさずに手も震えていた。
私は彼女と話すチャンスを待っていたが、色っぽい女将と美人の彼女を目当てに来る客で、絶えず満席で隣にも客がいるので話せない。
仕方なくこの日は諦めようと外に出ると、彼女は私を送る振りをして出て来た。
「ごめんなさい」
「聞きたい事があるから、そこのファミレスで待っています」
「私は何も・・・・・」
「それならアパートに行きます」
「来ないで。娘がいるから・・・・・・」
彼女は30分ほど経ってから来たが、何を質問しても「私は何も知りません」と言って涙ぐむ。
「私にも娘が二人います。このままだと家庭は壊れてしまって、家族ばらばらに」
彼女は顔を上げると、縋る様な目で私を見た。
「娘の日記を見てしまったの・・・・・・娘は勉強が好きで・・・・・特に英語が好きで・・・・・・中学を出たら留学したいって・・・・・でもお金が無いのは知っているから・・・・生活の為に昼も夜も働いている私には・・・絶対に言えないと書いてあって・・・・」
私の脳裏に母と娘が手を取り合って、必死に暮らしている姿が浮かんだ。
しかし私にも大事な娘がいる。
「自分の娘の幸せのために、私の娘達を犠牲にするのか!」
彼女は人目も憚らずに泣き崩れる。
「せめて誰に頼まれたのかだけでも教えてくれ」
彼女は散々迷った末、小さな声で言った。
「青山さん・・・・・・これ以上は許して下さい」
妻の身近にいる人間で、青山という名の、他人の娘の留学を援助出切るだけの自由になるお金を持っている男。
私にはそれだけで十分だった。
家に帰ると11時を過ぎていたが、妻はまだ帰っていない。
今日も青山に抱かれているのか。
相手が分かると私の怒りは更に増し、嫉妬で狂いそうになる。
どうしてこんな事に。
帰って来た妻は、何も言わずにバスルームに向かう。
私が後を追って入っていくと、既に夫婦では無いと言わんばかりに、妻はタオルで前を隠して身体を硬くした。
「どういうつもり!早く出て行って!」
「洗ってやる!俺が洗ってやる!」
私は嫌がる妻の腕を痕が残るほど強く掴み、身体が赤くなるほど強く擦った。
「やめて!私に触らないで!」
私の目から涙が毀れたが、妻もまた涙を流していた。


  1. 2014/05/28(水) 12:15:19|
  2. 変わってしまった・柴田
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変わってしまった 第4回

妻は今の会社に5年前から勤め出したが、娘がまだ小学生だった事から最初は4時までのパートだった。
しかし下の娘が中学に上がった2年前、運良く正社員として採用してもらう。
私は今まで、それは妻の真面目な勤務態度が認められたからだと喜んでいたが、今回の事で少し違うのではないかと思えてきた。
妻は社長の青山に気に入られて、正社員になれたのではないかと。
私は直接会った事はないが、青山の事は妻の話によく出ていた。
時々仕入先などに付き合わされている事も知っている。
パートを合わせても社員20人ほどの小さな会社で、いくら仕事だと言っても社長が連れ回すのはおかしいと思った事もあり、二人の仲を嫉妬した事もあったが、今までの妻は何でも私に話してくれて、仕事以外の付き合いは無い事が分かっていた。
仮に青山に誘われたとしても、妻に限って誘いに乗ることなど無いと確信していた。
何より妻は私を愛してくれていて、私を裏切る事などあり得ないと思っていたが、その妻が私を裏切って青山に抱かれている。
いったい何があったのだ。
私は青山との関係を問い質したかったが、今の妻が素直に認める事は考えられず、下手をすれば逆に私の女性関係を責められて、罵倒し合って更に関係が拗れるだけだろう。
言い逃れ出来ない証拠を得たいと思った私は、あえて封筒に書かれていた、私を調べた興信所に行ってみた。
「誰に依頼されて調べたかは言えません」
「言えないと言う事は、頼みに来たのは妻ではないのですね?青山という男ではありませんか?」
見たところ50歳前後の、ここの所長だと名乗る男は困った顔をした。
「ご主人を調べた経緯は話せませんが、仕事ですから奥様の調査はさせて頂きます」
調査費用の事もあり、毎日のように会っているので3日も調べてもらえば十分だと思って依頼すると、やはり妻は青山と二人だけで会っていた。
最初の日は帰って来たのが午前様だったので、青山と会っているのは分かっていたが、報告書を見るとやはり青山と会って食事をして、その後ラブホテルに行っている。
次の日は早く帰って来ていて何事も無く、最後の日も早く帰ってきて夕食の支度をしていたので安心していたが、この日の妻は午前中に会社を出て仕入先に出向き、昼に青山と落ち合って食事をした後、有ろう事か昼間から郊外のラブホテルに入っている。
それも4時間も。
「これはどうなっているのですか?」
所長は不思議そうな顔をする。
「何がです?」
「本当は話せないのですが、青山さんは奥様の従兄だと言って依頼に来られました。
ご主人が浮気している様なので、従妹が可哀想で仕方ないと言って。しかしその青山さんと奥様が・・・・・・」
私は事の経緯を、最初から全て話した。
「ご主人と木下さんが浮気?私どもの報告書は見られました?」
「いや。写真だけで、報告書は持っていなかった」
「ゴミ置き場で会われた時も、他人行儀だったと聞いています。出張の時も、ロービーでの会話から偶然会ったのは明らかでしたし、居酒屋から帰られてから彼女の部屋におられたのは15分ほどだったので、今回の調査では不貞行為は確認出来なかったと書きました」
青山は妻に写真だけを渡し、いかにも私が浮気しているかのように説明したのだろう。
「今夜この証拠を突きつけて、妻を問い質してみます」
しかし所長は腕を組んで頭を傾げる。
「それはどうですかね。奥様は完全にご主人を疑っておられる。あなたも浮気しているのに、私も浮気して何が悪いと開き直る確率が高いのでは?自分の証拠を突きつけられて逃げ場を失い、どうにも引き返せなくなってこのまま離婚を主張する事も考えられます。最悪家を出て、男の所に行かれる事も」
所長の言っている意味も分かる。
私の身の潔白を証明すると同時に、妻の浮気の証拠を突きつけなければ効果は無いかも知れない。
「それなら、私が浮気していなかった事を証言して下さい」
「いつでも証言させて頂きます。しかしそのような性格の奥様が青山と関係をもったのは、余程の事だと思うのです。果たして信用してくれるでしょうか。気持ちも青山にいっているとすれば、困ったご主人が私どもに泣きついて、嘘の証言をさせていると思うかも知れません」
しかし私には時間が無い。
その間にも、妻が青山に抱かれるのは我慢出来ないのだ。
「木下恵理さんの証言が得られそうもないのなら、青山を調べてみるのも一つの手かと。実は奥様と昼間ホテルに入った日の夜、青山は他の女性と会っています」
「誰と会っていたのですか!」
「それは分かりません。それは調査外の事でしたから」
これは自分達の仕事を得るための誘導かとも思ったが、所長の顔を見ると、真剣に心配してくれているように感じた。
「柴田様ご夫婦の関係がこうなったのも、私どもに責任が無いとも言えませんので、もしも依頼して頂けるのであれば、今回は特別に格安で調査させて頂きます」
青山に他に女がいる事が分かれば、私との関係は別にしても、青山に抱かれる事だけはやめてくれるかも知れない。
今の妻は私よりも青山を信用しているように思えるので、上手くいけば青山を信用するのをやめて、私を信用してくれるようになるかも知れない。
私は早速、青山の身辺調査を依頼した。


  1. 2014/05/28(水) 12:17:47|
  2. 変わってしまった・柴田
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変わってしまった 第5回

興信所からは何の連絡もなく一週間が経ち、私はもがき苦しんでいた。
妻は土日は家にいたが、他の5日の内2日も帰りが遅かった。
後の3日も、昼間ホテルに行っているかも知れない。
妻がどんどん離れていく。
出張から帰って一ヶ月は経つが、この間に妻は何回抱かれたのだろう。
昼間もホテルに行けるとすれば、もしかすると妻の帰りが遅くなってからの関係ではなくて、様子がおかしくなった二ヶ月前から。
もっと悪く考えると、正社員にしてもらった二年前から。
不倫は普通の関係よりも燃えると聞く。
二年も前からだとすると妻は既に羞恥心も薄れ、青山の前では完全な牝になってしま
っていて、本能に任せた激しいセックスをしているかも知れない。
私にも見せた事のないような、卑猥な姿を青山には見せているのか。
いつまでも羞恥心を忘れずに、恥ずかしがって私の性器を口でしたがらない妻。
その妻が青山の性器を、アイスキャンディーでも舐めるかのように。
どんなに感じていても、恥ずかしくて自分からは挿入を求めた事がなかった妻。
その妻が青山には、甘えた声で挿入をお強請りしているかも知れない。
そんな私の苦しみをあざ笑うかのように、その日妻が帰って来たのは午前1時を過ぎていた。
「話があるから、寝室まで来い」
妻は私が青山との関係を知ったと悟ったのか、少し震えながら私の後をついてきた。
「今日も青山に抱かれてきたのか!俺は全て知っているんだぞ!」
私は調査結果が出るのを待てなかった。
既に我慢の限界を超えていた。
「私が誰と会っていようと、あなたには関係無いでしょ!」
妻の目に涙が溜まる。
「俺達はまだ夫婦だ!」
寂しかった。
こんな妻を見ているのが堪えられない。
気が付くと私は妻を押し倒し、妻の服を剥ぎ取ろうとしていた。
「やめて!私はもう、あなたの妻ではないの!」
「違う!俺達は夫婦だ!」
妻はスカートを脱がされないように必死で抑える。
私は脱がすのを諦めて、不意を突いて一気に捲り上げる。
するとそこに現れたのは、目を覆いたくなるような真っ赤なパンティーだった。
そのデザインは、42歳の妻にはおよそ似合わないが、それが返って卑猥に見える。
妻は痩せているほうだと思うが、それでも無駄な肉が付き始めていた。
その赤く小さなパンティーは、その柔らかな肉に卑猥に食い込む。
私はこのような格好をしている妻が惨めに思えた。
妻が進んでこのような下着を身につける事は考えられず、青山に無理やり着けさせられている事は明らかだったから。
そんなに青山が好きなのか。
このような、娼婦のような卑猥な格好をさせられても、そこまでして青山に抱いて欲しいのか。
「こんな下着を穿きやがって!」
「何を穿こうと、私の勝手でしょ!」
それを引き千切るように荒々しく剥ぎ取ると、妻のそこは余程長い時間青山の性器を咥え込んでいたのか、暴れて脚を開くたびに口を開く。
「壊してやる!」
妻の陰毛を掴んで毟り取ろうとすると、妻は大きな声で泣き出したので、子供達には聞かれたくない私は、剥ぎ取ったパンティーを泣き叫ぶ妻の口に詰める。
妻を無茶苦茶にしたくて。
妻の身体をボロボロにしたくて。
濡れてもいない妻の性器に無理やり突っ込んで、激しく突いて壊してやりたい衝動に駆られたが、情けない事に私の性器は反応しない。
それで指を3本束ねて捻じ込んで、中を激しく掻き回してやったが、激しくすればするほど虚しいだけだった。
「私達は・・・もう終わりね」
どうしてこうなったのか。
2ヶ月ほど前までは、何処の夫婦にも負けないような仲の良い夫婦だった。
「離婚してやる。ただし正式に離婚が成立するまで青山とは会うな」
「会うなと言われても、会社で会ってしまうわ」
「個人的に、二人だけでは会うなと言っているんだ!」
「それなら、あなたも彼女とは会わないで!」
「彼女とは何も無い」
私は翌日妻の会社に乗り込んだが、所長に言われていたので他の社員の前では何も言わなかった。
おそらく妻に不倫された夫は、私のような行動をとってしまう場合が多いのだろう。
所長は調査結果が出るまで我慢しろと言いながらも、名誉毀損になるから他の人間がいる前で罵倒するなと注意してくれた。
逆に不利になるから、絶対に暴力だけは振るうなときつく注意してくれた。
早まってそのような事をすれば、相手の思う壺だと。
怒りに任せて行動すれば、返って惨めになるだけだと。
「妻との事は分かっている。どのように責任をとるつもりだ」
お洒落なスーツを着こなした青山は終始落ち着いていて、笑みを浮かべながら煙草を吸う余裕さえある。
「責任も何も、あなた達夫婦は終わっているのでしょ?ご主人の浮気で」
「終わってなどいない。それに俺は浮気などしていない」
「千里を初めて抱いたのは、ご主人が出張に行って浮気して帰った翌日。その後は週に3回は抱いてやっていたから、関係を持ったのは15回ぐらい。一度ホテルに行くと私は最低2回は出していたが、千里は逝き易いので何回逝っていたかは不明。特に避妊具などは使わず、いつも生で入れて最後は顔や腹に掛けて終わる。私と千里がこうなったのは、千里から抱いて欲しいと誘ってきたからで、原因はご主人の浮気による夫婦関係の破綻。離婚したら、千里の面倒を看ていく覚悟あり。ただし結婚はしない。以上。他に聞きたい事は?無ければ忙しいのでお引取り下さい」
話は青山のペースで進み、私は怒りだけで何の準備もなしに乗り込んだ事を後悔し始めていた。


  1. 2014/05/28(水) 12:19:00|
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変わってしまった 第6回

私が腰を上げずに睨んでいると、青山は謝罪するどころか説教まで始める。
「ご主人の浮気で可也悩んでいて、私が慰めてやらなければ千里はどうなっていたか。
ご主人、浮気だけは駄目だ。浮気は人の心までをも壊してしまう」
盗人猛々しいとはこの事で、まるで反省の色は無い。
「浮気したのはお前達の方だろ!裁判ではっきりとさせてやる」
「分からない人だ。これでは千里が離婚したがっているのも分かる。ご主人の浮気で夫婦が破綻してしまった後だから、私達の行為は不貞にはならない。それどころか、私は人助けをしていると思っている。今の千里は私だけが心の支えだ。訴えたければ訴えなさい。笑われるのはご主人の方だから」
「絶対に訴えてやるからな!」
私は馬鹿の一つ覚えのように、ただ「訴える」を繰り返していた。
「どちらにしても、今後妻とは二人だけでは会うな!」
「それは聞けない。悪い事をしているとは思っていないので。それに今私が見放したら、千里は精神的におかしくなってしまいますよ。私にはそのような薄情な真似は出来ないから、これからも今の関係を続けます。勝手に裁判でも何でもおやりなさい」
所長の言う通りだった。
何度も殴ろうと拳を握ったが、その度に所長の言葉を思い出し、殴る事も出来無い私は完全な負け犬で、ただ尻尾を巻いて帰るしか無かった。
死にたくなるほど情けない。
妻は約束したにも拘らず、その夜も帰りが遅かったので眠れずに待っていると、深夜の1時近くになって調査員から電話が入る。
「今警察にいます。奥様が事故を起こして普通の精神状態では無いので、すぐに迎えに来て下さい」
警察に行くと、妻は放心状態で駐車場に立っていた。
「自損事故で、少し腕をうっただけで大した怪我も無いようです。ただ車は動きませ
んが」
妻の運転する車はふらふらと何度も中央線をはみ出して、対向車に気付いて急ハンドルを切ったために、路肩の標識にぶつかったらしい。
それを尾行していた調査員が助けてくれた。
「妻に何があったのですか?」
「ええ・・・・・・・調査結果もまとめて、詳しい事は所長の方から話しますから、明日の夜にでも来て頂けますか?それまでに調べたい事もありますので」
助手席の妻は私に背を向け、窓から外を見詰めたまま動かずに、家に帰ってからも放心状態のままだった。
「青山と会っていたのか!どうして約束を守らない!」
しかし妻は何も答えず、焦点の定まらない目で一点を見詰めている。
そして翌朝、妻はまだ普通の精神状態ではないようだったが、私の言う事も聞かずにバスで会社に行くと言って出ていった。
私も出勤したものの仕事どころでは無く、約束は夜だったが午前で切り上げて興信所に向かう。
「青山に会われてどうでした?調査員が張り込んでいて、会社に来られた時に止めようと思ったらしいのですが、間に合わなかったと言っていました」
「すみませんでした。所長の言われていた通りで、惨めな思いをして帰って来ました」
「青山は可也の男ですよ。昨日ご主人が乗り込んだ事で、見張られていると分かっていたはずなのに、平気でまた奥様と・・・・・それに・・・・・」
「それに何です?」
「その前に、青山が会っていた女性が分かりました。今週も二度会っています」
写真を見せられたが、私はその女性を知っていた。
「小料理屋の・・・・・」
「そうです。女将は青山の愛人です。会った日は食事をした後、二度とも小料理屋に泊まっています。昔風に言えばお妾さんですか」
小料理屋の女将が愛人だとすると、これで青山と恵理が繋がった。


  1. 2014/05/28(水) 12:19:57|
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変わってしまった 第7回

青山明、54歳。
大学時代に近所の若い奥さんと不倫して、相手が離婚したために責任をとるような形で卒業と同時に結婚したが、彼女とは一年で離婚している。
二番目の奥さんもやはり人妻で、彼女が妊娠したのを切欠に35歳で結婚して2人の子供を儲けたが、半年前に女癖の悪さが原因で離婚していて、まだ学生の子供2人は奥さんが引き取る。
昔は可也の道楽息子だったらしく、仕事もろくにしないで遊び歩いていて、先代の社長である父親に勘当されたが母親が甘く、その間も十分過ぎる生活費を渡していたので懲りずに遊び歩いていた。
そして7年前に父親が急死し、母親が呼び戻して社長に就任。

清水美穂、46歳。
以前は青山の会社にパートとして勤めていたが、青山との関係がご主人に知られて離婚されたのを切欠に、会社を辞めて3年前に小料理屋を始める。
この時の開店資金は青山から出たものと思われる。

「女癖が可也悪いですね。浮気相手は人妻ばかりで、身近な人間でもお構い無しのようです。奥様の他にも過去に男女の関係になったパートさんが何人かいて、中には社員の奥さんとそのような関係になった事もあったらしいです。しかしこれはあくまでも噂で、その人達は会社を辞めてしまっているので裏付けは取れませんでしたが」
人妻ばかりと言う事は、青山は他人の物を奪う事に興奮するのか。
妻も青山の、そのような欲求を満たすためだけに抱かれていたのか。
私は怒りよりも、妻の事が哀れに思えた。
「昨夜の事ですが、どうして妻はあのような状態に?」
「言い難いのですが、昨夜も奥様は青山とホテルに行きました。ただ、今までと違って、昨夜は後からもう一人男が・・・・」
私には所長の言っている意味が理解出来なかった。
「青山とホテルに行った後、別の男と会っていたと言うのですか?」
「違います・・・・・」
青山は食事の時に酒を飲むので、いつも妻の運転で移動していた。
昨夜も食事してから妻の車でラブホテルに行き、30分ぐらいして高級外車に乗った男が入っていったが、その車と一瞬見えた男の横顔に見覚えのあった調査員が見に行くと、その車は妻の車が止めてある車庫の前に泊まっていたと言う。
「その男が、青山の会社に入っていくのを見掛けた事があったそうです。そこのラブホテルはワンルームワンガレージなので、おそらく奥様達の部屋に・・・・おそらくと言うか、間違いなく奥様達と」
「つまり、3人で楽しんでいたと!」
所長はテーブルの上に二枚の写真を並べた。
一枚には青山がその男の車の助手席に乗って出て来る写真。
もう一枚は妻が自分の車で、一人で出て来る写真だった。
「男二人が先に出て、奥様が出てこられたのは30分も経ってからです」
私の脳裏に、二人の男を同時に相手している妻の姿が浮かぶ。
一人の男に乳房を弄ばれながら、もう一人の男に性器を舐められている妻。
一人の男に突かれながら、もう一人の男を口で慰めている妻。
人一倍恥ずかしがり屋で、ミニスカートすら穿いた事のなかった妻が、二人の男の前で裸体を晒した。
性には奥手で声が出てしまうのも恥ずかしく、限界まで声を出さないように我慢してしまう妻が、二人の男の前で恥ずかしい声を上げ続けていたのか。
「ラブホテルを出てからの様子を見ると、おそらく奥様はこの男が来る事は知らなかったと思われます」
「青山が妻に黙って、勝手にその男を呼んだと」
「それは分かりませんが、奥様は可也のショックを受けたのだと」
青山に対して殺意が芽生えた。
しかしこのような事に慣れている所長は、私の心を見透かしていた。
「絶対に暴力はいけませんよ。増してや犯罪になるような事は。それこそお嬢さん達が悲しむ」
「では、どうしろと!」
「慰謝料を請求しましょう」
私は慰謝料など請求しても、社長である青山には何のダメージも与えられないと思った。
「離婚しない場合、100万取れれば良いところです。これではダメージも少ないので、奥様と離婚して500万請求しましょう」
「妻と離婚する?」
私は離婚だけは避けたかった。
私を裏切り、他の男を体内に受け入れた妻でも、正直まだ未練があった。
結婚して18年、付き合いを入れると20年の重みを、この一ヶ月あまりの出来事で捨て去る事は出来ない。
何より500万取れたとしても、そのぐらいのお金は青山にとって、痛くも痒くもないと思っていたのだ。


  1. 2014/05/29(木) 03:04:01|
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変わってしまった 第8回

返事をしない私に対して、所長の方が熱くなっていた。
「離婚すると言っても、なにも永久に別れる訳ではありません。誤解を解いて、奥様に協力してもらって一旦離婚するのです。いずれまた復縁すればいい。日本では復讐は認められていません。出来る事は、慰謝料を請求するぐらいしか無いのです」
「でも・・お金なんか青山にとっては・・・・・・」
「それがそうでも無いようですよ」
調べたところ、青山が社長を引き継いだ一年ぐらいは良かったが、怠慢経営と女遊びを含めた道楽で、経営状態は急速に悪化していると言う。
それでも青山は仕事に身を入れず、いつ倒産しても不思議ではないと言う人も。
奥さんが出て行ったのも青山の浮気が原因だという事になっているが、青山の女癖が悪いのは今に始まった事では無い。
おそらく贅沢な暮らしが出来た内は我慢出来ても、金の切れ目が縁の切れ目で我慢出来なくなったのだ。
「銀行は既に見限っていて、今まで貸していたお金の回収に回っているので、今後も融資する事は考えられません。それでも怠慢経営と遊びをやめない青山は、他からも借りていると思われます」
その時、警察で付き添っていてくれた調査員が帰って来た。
「丁度良かった。あの男の身元が分かりました」
そう言って調査員は手帳を広げる。

今中茂樹、54歳。
精密機器の会社の副社長で、社長は実の父親。
青山とはJC時代からの遊び仲間で、青山に泣きつかれて可也の額を融資している。

「不況が原因なだけで、景気が回復すれば自然と会社は持ち直すと甘く考えているようで、青山は借り入れを繰り返しています。しかし一代で今の会社を築いた今中の父親も馬鹿ではないので、噂では老舗で名前だけは通っている青山の会社が吸収されるのも時間の問題だと。そうなれば経営に厳しい今中の父親は、女遊びだけが上手く役に立たない青山は当然放り出すでしょう。彼は個人名義の借金だけを抱えることに」
早い方が良いと言う事で、その夜所長と調査員が来てくれることになった。
妻は青山と会って話していたのか、定時に終わって帰って来たにしては遅かったが、それでも比較的早くに帰って来た。
「ここに座れ」
「この方達は?」
「一人は世話になったから知っているだろ」
「あなたは確か・・・・事故の時に・・・・」
「興信所の人達だ」
それを聞いた妻は顔色が変わり、立ち上がって逃げるように部屋を出て行こうとする。
「みんなで奥様を責めに来たのではありません。話だけでも聞いて下さい」
所長がそう言って青山についての資料や写真を並べると、妻は座り直して目を通す。
「嘘です!こんなの出鱈目です。社長はこのような人間ではありません」
「目を覚まして下さい。青山が誠実な人間で無い事は、昨夜の事で奥様も分かったはずだ」
そう言って所長は、青山と今中が笑いながらラブホテルから出て来る写真を見せた。
「違う・・・・私はそんな事はされていない!」
誰も何も言っていないのに、妻は今中の写真を見せられただけでそう言って、狂ったように頭を振る。
「落ち着いて下さい。それとご主人の浮気の件ですが、奥様は私どもの報告書も見せ
てもらいましたか?」
「いいえ・・・・・」
「ご主人は浮気などしていません」
「嘘です!」
「本当です。これは全て青山が仕組んだ事で、彼女は確かにゴミを出しに来ていて、どうみてもご主人はその時始めて彼女と会ったように見えました。出張に行った時も、ロビーでの会話からもご主人にとっては偶然だった事は明らかですし、一緒に食事に行き、その後彼女の部屋に行ったのは事実ですが、ご主人は15分ほどで彼女の部屋を出て、ご自分の部屋に戻られました」
「嘘です!ホテルは一部屋しかとってなくて、二人は朝まで出てこなかったと」
「お尋ねしたい事があるのですが、ゴミを出しに行くのはいつもご主人の役目だと、青山に話した事はありませんか?それとゴミを出せる曜日なんかも。あの日ご主人が出張に行く事や、出張に行った時にはいつもあのホテルに泊まる事など、青山に話した事は無いですか?」
妻は黙っていたが、俯いてしまった事から思い当たる事があるようだった。
「私どもも不思議に思ったのですが、青山は調査費用の節約だと言って、日時や張り込む場所までをも、事細かに指定して来ました。ご主人がゴミを出しに行って、初めて彼女と会った日の朝の一時間。一時間だけですよ。まるであの日あの時間に、あの場所で彼女と会う事を知っていたかのように」
妻は顔を上げて、不安そうな顔で所長を見た。
「出張に行った日も張り込むホテルを指定されて、夕方からその日の夜までで良いと言われました。浮気するなら会社指定のホテルを使うかどうか分からないので、通常はその前からご主人を尾行するのですが、あのホテルで二人が会う事を確信しているかのように。一番不思議に思ったのは、彼女の部屋に入るところが撮れればそこで打ち切ってくれと言うのです。それ以降の調査費用は払わないと。不貞を証明するには部屋に入って行った事だけではなくて、そのくらいの時間二人きりでいたかも重要なので、普通は部屋から出て来た写真も撮るのですが、青山は入っていく姿だけで良いと。後でクレームをつけられると嫌なので、出てきたところも撮りましたが」
所長は彼女の部屋から出て来る私の姿が写った写真を置いた。
「これはご主人が彼女の部屋に入ってから、15分後に出て来たところの写真です。私の言っている意味は分かりますよね?」
まだ起きている娘達を気にしてか、妻は声を殺して泣いていた。


  1. 2014/05/29(木) 03:04:59|
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変わってしまった 第9回

妻には羽振りの良いところを見せていたが、やはり内状は苦しいようで、青山は細かく時間を指定して調査費用を値切ってきたと言う。
「離婚しよう」
妻が一瞬驚いた顔をしたところを見ると、自分にも疚しい事があったので強気に振る舞って自分を誤魔化していただけで、真剣に離婚までは考えていなかったようだ。
しかし自分から離婚を切り出していて、青山に抱かれていた証拠も押さえられた妻は、今更離婚したくないとは言えずに俯いてしまう。
「ご主人、待って下さい。奥様にきちんと説明してからでないと」
「いや。この期に及んでも一言も謝罪のない妻に対して、今は本当に離婚したいと思っている」
これは私の本心でもあった。
あの優しく素直だった妻が自分の非を認める事も無く、私に対して謝ろうともしない事で、今後も今のような愛情が持てるのかどうか疑問に思えてきていた。
子供達のためにも離婚だけは避けたいと思っているが、それは自分を偽っているだけで、本当は独占欲だけで離婚を躊躇っているのかも知れないと。
他の男に、妻を盗られたくない。
他の男に、これ以上妻の身体を使わせたくない。
離婚してしまって、他の男と妻が幸せそうに暮らすのが我慢出来ない。
裏を返せば、このような気持ちがまだ妻を愛している証拠なのかも知れないが。
二人が帰ると、私は妻を残して家を飛び出した。
妻はこのような女ではなかった。
このような妻を見ているのが辛かった。
そして私の足は、知らぬ内にあの小料理屋に向かっていた。
店は相変わらず繁盛していて、恵理は私に軽く会釈をしただけで、意識的に私には近付かない。
「お客さん、二度目ですよね?」
着物を着た艶っぽい女将にお酌をしてもらい、何もかも忘れてしまいたい私は限界を超えて飲んでしまって、酔い潰れてそのままカウンターで眠ってしまった。
その後二人の女性に支えられて奥の和室に連れて行かれ、布団に寝かされた迄は何となく覚えているが、その後の記憶は全く無い。
そして私は、性器が生温かいもので包まれる心地良い感触で起こされて、目の前にある女性器をぼんやり眺めながら記憶を辿っていた。
次第に記憶が戻ってくると小料理で眠ってしまった事を思い出し、そうだとすると私の上に裸で逆向きに覆い被さっているのは恵理に違いないと思い、彼女の鼻筋の通った整った可愛い顔と、初めて会った時に胸元から見えた白く軟らかそうな乳房を思い出してしまい、思わず目の前の性器に吸い付いてしまった。
「やっと目を覚ましてくれた?ここは随分前から目を覚ましていたけれど」
一旦口を離して振り返ってそう言うと、また口に含んでしまったのは恵理ではなくて女将の美穂だった。
一瞬不味いと思ったが、ただでさえセックスから遠ざかっていた私は、彼女のツボを得た舌の動きから逃げられない。
「ずっと舐めていたら、オチンチンが欲しくなっちゃった」
彼女は身体を起こすとこちらを向いて跨って、私のいきり立つ性器を中に収めると目を見詰めながら器用に腰を前後させる。
「どお?・・・・・気持ちいい?」
豊満な乳房の先にある大きな乳首。
器用に動く肉付きの良い腰。
腰の動きに合わせて見え隠れする、包皮から飛び出した薄いピンクの大きな淫核。
それを見ているだけでも、私は返事が出来無いほど興奮していた。
「私のオマンコ・どお?・・・・・私のオマンコ・・気持ちいい?」
次第に彼女の声は大きくなり、狂ったように腰を使いながら最後が近い事を告げていたが、不思議と私に終わる気配は無かった。
顔を見ると、アップに結われた髪が解れて汗で頬に張り付き、その先端が半開きの口の中に入っていて、私は今までに経験した事が無いほどの興奮を覚えていたが、まだ酔いが残っているからか、放出するまでには至らないのだ。
彼女は勝手に動いてその状態で二度続けて達したので、私は下から強く抱き締めて、何度も激しく突き上げてやったが、それでも私は終わらなかった。
「凄かったわ。こんなに凄いのは久し振り。いいえ、初めてかも知れない」
「まだですよ。今度は女将さんが下になってください」
「私はもう・・・・・私はもう駄目・・・・」
しかし私は許さなかった。
青山に対する怒りを、青山の女である彼女にぶつけていた。
「もう出して・・・・もう終わって」
「まだまだです」
私は普段、決して長く持ち堪えられる方では無いと思う。
今までにも酔った時に遅い事はあったが、これほどまでに射精感が起こらない事は初めてだ。
増してや熟した女将の容姿と、その女将をレイプしているかのような感覚に、凄い興奮を覚えているのに。
「だめ・だめ・・・もうだめ・・・出して・・お願いだから出して」
「まだまだ、これからです」
何回達したのか分からないほど彼女は乱れ、声は擦れてそれが更に色気を醸し出し、ようやく私にも最後が近付いてきた。
「出すから口を開けて。口の中に出してあげるから、早く口を開けて」
これで終わってもらえると思ったのか、彼女は必要以上に大きく口を開いた。
「凄かったわ。死ぬかと思った」
妻に対する罪悪感は無く、妻に対してもそうなので青山に対する罪悪感など全く無い。
それどころか青山の女をもっと無茶苦茶にしてやりたかったが、私にはそれだけの体力が残っていなかった。
「お客さんの名前をまだ聞いていなかったわ。こんな関係になってしまってから聞くなんて、順序がおかしいわね」
私の事について、彼女は恵理から何も聞かされていないようだ。
「ご主人に悪い事をしてしまったな」
私はわざと惚けた。
「離婚して今は独り身なの。ただ彼はいるけれど、別れようと思っているからいいの」
セックスとは不思議なもので、つい数時間前まではろくに話しもした事のなかった二人が、一度肌を合わせただけで親近感を持ってしまって、彼女は青山の事を話し始めた。
「彼は有る会社の社長で、このお店は彼に持たせてもらったの。その頃は羽振りも良かったけれど最近は苦しいみたいで、毎月のお手当てはいらないから、この店を私の名義にして欲しいとお願いしたら、苦しくても女には格好をつける人だから、あっさりと書き換えてくれたわ。だから彼とはこの辺が潮時かと」
彼女はしたたかだった。
青山との事が原因で離婚され、女独りで生きていくのだから仕方の無いことだが。
「また来てくれる?来てくれるわよね?」
彼女はスラックスの上から、私の性器を擦りながら言う。
「またしてくれる?の間違いじゃないのか」
「嫌な人・・・・そうよ。また抱いて欲しいの」
私は自棄になっていたので、こんな色っぽい女をまた抱きたいと思ったが、今回の私は異常だっただけで次は酒を飲んで挑んでも、今回のように、これほど彼女を満足させる事は出来ないだろう。
増してや正気で彼女を相手すれば、熟練の技で私など1分もあれば沈められて、彼女が今回のセックスに惹かれたのなら、次回は失望するに違いない。


  1. 2014/05/29(木) 03:05:57|
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変わってしまった 第10回

帰り道で、私は女将の事を考えていた。
誰とでもこのような関係になる訳では無いと言い訳していたが、名前も知らない男に股を開く女。
以前は普通の主婦だった彼女がこのような女になったのは、青山と浮気した事で貞操観念が無くなったのか。
一度人を裏切ってセックスに溺れてしまうと、その後は箍が外れてしまって裏切る事など平気になり、本能のままに生きてしまうのか。
私は自分の事を棚に上げて、彼女はだらしない女だと蔑んでいた。
その時私は、重大な事に気付く。
それは妻も、彼女と同じ種類の人間ではないのかという事だった。
私は初めて浮気をして朝帰りをしたが、妻を裏切った思いは全く無かった。
言わないだけで、妻が私に何か不満があって青山とこのような関係になったとしたら、妻が浮気したから私も浮気したでは同じ種類の人間になってしまう。
しかしこの時の私は、罪悪感など全く無かった。
それどころか妻の裏切りを考えれば、このぐらいの事は大した事はないとさえ思っていた。
妻を捜すとカーテンが閉められた薄暗い寝室で泣いている。
「まだいたのか。早く出て行けよ」
一晩泣きながら考えたのか、私を見る妻の目が縋る様な目に変わっている。
いくら証拠を突きつけられたとしても、このように早く変わるのは青山がどのような人間か理解出来たのでは無くて、青山の人間性を初めから分かっていたのかも知れない。
自分を誤魔化して認めたくなかっただけだったのが、これで認めざるを得なくなっただけなのかも知れない。
「出て行く所がありません」
「青山は離婚して一人身だから、奴の所に行けば喜んで受け入れてくれるだろ?」
今まではそうなってしまうのを一番恐れていて言えなかったが、妻が青山の正体を認めつつある今なら言える。
妻はそこまで馬鹿ではないと思ったのだ。
「バスの始発まではいてもいいから、取りあえずこの部屋からは出て行ってくれよ。
この部屋に俺と二人だけで居るのが嫌で、千里から寝室を別にしたのだぞ」
いくら皮肉を言っても、気持ちが納まる事は無い。
「子供達とも最後になるから、少しの間でも子供達と一緒にいたらどうだ?」
「子供達をおいて出て行けません」
「高校生と中学生だから善悪は分かる歳だ。子供達も分かってくれるさ。俺が全て話すから」
更に妻に追い討ちを掛けると、妻の赤く硬直していた顔が、今度は一気に青ざめていく。
「いや!そんなのいや!」
「いやでも仕方が無い。全て千里がしてきた事だ」
仮に妻も騙されていたとしても、それと青山に抱かれていた事は話が別だ。
18年も連れ添った私を信用せずに、青山の話を信用したのにはきっと何か訳がある。
私の身の潔白が証明されて青山の非道さが分かっても、その事について一度も謝らないのはなぜだ。
その日私は会社を休んだが、妻も仕事には行かないようで、子供達が出掛けると初めて私に土下座した。
しかしそれは、私を裏切った事への謝罪ではない。
「この家において下さい。お願いします」
「それは出来ない。それよりも仕事に行かなくてもいいのか?会社を首になったら、ここを出てからどのように食べていく?そんな心配はないか。青山の愛人になって、お手当てを貰えば。ただしその金は、青山が借金した金だが」
私は妻を泣かせたいのに、妻は必死に泣かないように我慢していた。
「青山のチンポを散々舐め回していたような、汚れた女の顔など見たくない。それに」
私はわざと汚い言葉で罵ったが、二人の男の嬲り者になった事までは、妻が不憫で言えなかった。
このような事をされても、妻を不憫に思う気持ちが残っている。
やはり私はまだ妻を愛しているのか。
「子供達と離れられません」
「離れられないと言っても、本当の事を知れば子供達から離れていってくれるさ」
「子供達には・・・・・・」
「それに、子供達と暮らしたいだけで、俺とはどうでもいいのだろ?そんな奴と一緒に暮らせると思うか?」
私は謝って欲しかった。
どんなに謝ってもらっても許す事など出来そうもないが、それでも私と離れられないと言って欲しかった。
私は苛立ち、役所が開くのを待って離婚届を貰いに行くと、私が先に署名して妻に渡す。
「どうした。書けよ」
妻はペンを握ったが、離婚届けを目の前にして、離婚が現実のものとなる事をようやく理解したのか、手が震えて書く事が出来無い。
「ここに居させて下さい」
それでも妻は謝らなかった。
この家に居たいと土下座までする妻が、私を裏切って青山と関係を持った事は謝らない。
「ここにいたら奴隷と変わらないぞ。俺は千里に優しくは出来ない。それでも良ければ、家政婦の代わりと俺の性欲処理をするだけの女としておいてやる。ただしそれも暫らくの間だけだから、その間に身の振り方を考えろ」
妻がすんなり離婚届に署名してしまわないかと不安だった。
しかし妻は、それでも良いからここに居たいと言って離婚届には署名しなかったので、私は怪訝そうな顔をしながらも内心安堵していた。
「やはり離婚は・・・・・娘も受験なもので・・・・」
「そうですか。こればかりは強制出来ませんから。あの時は私も興奮してしまって、すみませんでした」
請求金額は可也下がったが、所長の知り合いの行政書士に頼んで、内容証明郵便で青山と今中に交際禁止と共に慰謝料を請求した。
すると二日後には今中本人から謝罪の電話が掛かり、このような事は早く処理したいとばかりに全て認めて、翌日には多い目に書いた請求額の満額を振り込んできたが、青山からは何の連絡もない。
「今中から100万も振り込んできたぞ。千里は余程いい仕事をしたのだな。いくら金持ちでも一晩で100万なんて、いったいどのように喜ばせたんだ?」
私は妻を詰り、妻が泣くのを待ったが妻は泣かない。
私が朝帰りをした日、朝まで泣いて涙が枯れたのか、その後はどのように詰っても、悲しそうな顔はしても泣く事はない。
人一倍涙もろくて泣き虫の妻が、泣かないように唇を噛んで堪える。
しかしそれが私には面白くない。
「今中はすぐに払ってきたと言うのに、青山はどうなっているんだ?一度電話して聞いてみろ」
妻がそのような事を言えるはずが無かった。
不法行為をした仲間なので、美人局でも無い限り聞けるはずがない。
それが分かっていたから、逆に私は妻に言わせようとした。
「早くしろよ!早く振り込めと千里が催促しろ!」
正座している妻の肩を足で蹴り、倒れた妻の髪を掴んで頭を揺する。


  1. 2014/05/29(木) 03:07:00|
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変わってしまった 第11回

私も受話器に耳を近付け、チラシの裏に書いた妻の台詞を妻に言わせる。
「千里か?旦那はどうしている?早く離婚して出て来い」
「主人への慰謝料はいつ振り込んでくれるのですか?」
「何を言っている!そんなものは、破綻した後の事だから払う義務は無いと言って、無視すればいいと言っただろ」
「お金が無いのですか?」
「金などいくらでも有る。俺を誰だと思っているんだ!・・・・・・・おかしいぞ。
近くに旦那がいるのか?」
流石に妻の台詞が棒読みでは気付いたようだ。
「俺だが、慰謝料はいつ払う気だ。今中は振り込んできたぞ」
「人助けをして、どうして慰謝料を払わなければならない。それに離婚もしていないのに、500万なんて法外な金額を請求しやがって」
「金がないなら、正直にそう言えよ。今中は一回だけなのに100万振り込んできた。
それが一ヶ月以上楽しんだお前が500万でガタガタ言うとは、人間落ちぶれたくないな」
「誰が落ちぶれた!500万なんて屁でもない。ただ不当な請求には答えられないだけだ」
「じゃあ調停を申し立てるから、その後裁判で決めよう。裁判になれば500万なんて金額はとれない事は分かっている。でも裁判になれば弁護士もいるだろ。俺は金なんかマイナスになっても構わない。とことん戦ってやる。弁護士料に慰謝料。せいぜい頑張って働いて下さい。社長さん」
勢いよく受話器を置くと、10分後に青山から掛かってきた。
「裁判なんかにしたら、弁護士を儲けさせるだけでお互いに損だ。ここは示談にしようじゃないか」
「しようじゃないか?勘違いしていないか?俺は金なんかどうでもいい」
「いや・・・・示談でお願い出来ませんか」
青山の提示してきた金額は、今中と同じ100万だった。
「話にならん。じゃあ・・・」
「待て。150万でどうだ?」
「だから、今中が100万払ってきたと言っただろ」
当然青山には、私を慰謝しようという気など無い。
ただ裁判との損得を計算しているのだ。
どちらが要らぬ労力を使わず、安く上がるのかだけを考えているのだ。
結局それ以上だと裁判の方が得だと思ったのか、電話では決まらずに翌日青山と会うことになった。
「申し訳なかった。200万払いますから、これで気を静めてもらえないだろうか」
何があったのか、今までと違って青山は終始下手に出る。
心から詫びているはずはないので返事を渋ると、以外にもすぐに金額を引き上げてきた。
「つい面子を気にして意地を張ってしまったが、本当は悪い事をしたと反省している。ご主人のお怒りも最もだから、300万払わせてもらう。私も今苦しくて、これ以上は無理だ。正直に言うと、これも借りなければ払えない。どうかこれで許して欲しい」
私は謝罪を信じた訳ではないが、今の青山には300万は楽なお金ではない。
裁判をすればもっと安く済むだろう。
300万で気が収まるはずもないが、それはいくら貰っても同じ事なので、私はこれで青山から離れようと思った。
青山も憎いが、直接私を裏切ったのは妻だ。
一番重要な妻との事が残っている私には、いつまでも青山と拘っているのは得策ではないと考えた。
「今後一切妻とは拘らないと誓約書を書いてもらう」
「それなら私の会社に来ませんか?慰謝料も今から振り込みますから、今日で終わらせましょう」
青山の顔など何度も見たくなかったので、私もそれが良いと思った。
会社に行く途中の銀行で、私の目の前で300万振り込み、会社に着くと交際禁止とこれで示談が成立した事が書かれた誓約書を二部作り、そこにサインしてお互いに一部ずつ持った。
「ここに書かれた約束は守れよ」
「お互いに。これで今までの事は全てお咎めなしだ」
私が立ち上がると、青山の態度が変わる。
変わったと言っても元に戻っただけなのだが。
「コーヒーぐらい出すから、そう慌てるな。千里の事で聞かせておきたい事もあるし」
「他人の女房を呼び捨てにするな」
「そのぐらいは許してくれよ。千里は会えば必ず俺のチンポを口に欲しがって、美味しいと言って嘗め回していたから他人の気がしない」
私に対して、妻が口での行為をしたがらなかったのを知っていると思った。
この男とコーヒーなど飲みたくはないので早く出て行きたかったが、妻の事を何でも知りたい私は動けない。
「そんな話をする為に引きとめたのか!妻の事で聞かせたい事とは何だ!」
「だからそう慌てるな。どうして俺と千里がこうなったのか知りたくないのか?千里はあんたとのセックスに満足していなかったんだ。他の男とのセックスはどのような味がするのか、ずっと試してみたかった」
二人で得意先などに出かけた時など、何年も前から物欲しそうな顔で青山を見ていたと勝手な事を話し出す。
余りに可哀想だったので、今回のような事をして邪魔をしている理性を取り払ってやって、自分に素直になるように背中を押してやっただけだと。
「千里はあんた以外の男は知らなかっただろ。だから40歳を過ぎて、このまま一人の男しか知らずに老いていくのかと悩んでいた。俺はその悩みを解消してやっただけだ。それが俺とのセックスがあまりに気持ち良かったので溺れてしまって、結果俺に惚れてしまった。俺に初めて抱かれた日、千里はこんなに気持ちの良いセックスもあるのかと、涙を流して喜んでいたぞ。上からも下からも」
「勝手な事ばかり言うな!」
「残念だが本当だ。あんたは知っていたか?千里は背骨の両側を舌先で責められると凄く感じてしまうのを。特に肩甲骨の少し下辺りが感じるようで、オッパイを揉みながらそこを集中的に責めてやると、それだけでシーツに大きな染みを作ってしまうのを」
勿論妻の背中を舐める事もある。
しかしシーツに染みが出来るほど責めた事はない。
妻は背中がくすぐったいらしく、以前しつこく舐めていて、妻が身体を捻って「そこは嫌なの」と怒ってやめてしまった事があったので、それ以来私はあまり背中を責めた事はない。
「入れる前に5分ぐらいチンポをオマンコやクリトリスに擦り付けて焦らしてやると、何とかチンポを中に向かい入れようと、見ているのが恥ずかしくなるぐらい腰を振るのを知っていたか?それでも入れてやらないとどうなると思う?早く入れて欲しくて、聞くに堪えないような言葉を口にするようになるのさ。オチンポ入れてー。
オマンコ寂しいのー」
青山の言っている事が、全て事実だとは思わない。
慰謝料をとられた腹いせに、私を苦しめたいだけかも知れない。
私の気持ちを揺さ振って、妻との仲を壊してまた付き合おうと思っているのかも知れない。
絡み合う二人の姿が浮かんで苦しくなり、青山を殺したいほど怨んでいながら、妻と青山のしていた行為をもっと知りたくて、黙って聞いている自分に腹を立てていた。


  1. 2014/05/29(木) 03:07:52|
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変わってしまった 第12回

青山は私が黙って聞いているのを良い事に、調子に乗って話し続ける。
「千里は後ろから入れられて、尻を叩かれるのが好きなのを知っていたか?口では痛いからやめてーと言いながらも、これをしてやると我慢出来なくなって自分から動き出す」
青山とのセックスは恋人同士のような甘いものではなく、絶えず妻は虐められていたような印象を受けたが、それでも快感に負けて媚をうっていた妻を惨めに思った。
「こうなったのも、全て千里を満足させてやれなかったあんたが原因だ。聞けば首筋を舐めて、オッパイを舐めて、オマンコを指で刺激してから舐めて入れるだけの、中学生のような幼稚なセックスをしていたそうだな。男としてもっと女を満足させてやったらどうだ」
私は悔しかった。
青山にこのような事を言われる筋合いはない。
「そうかな?先日小料理屋の女将を抱いたが、彼女はこんな凄いセックスは初めてだと言ってくれたぞ」
私は悔しさを少しでも紛らわすために、言わなくても良い事を言ってしまった。
「そうか。それは良かったな。でも千里は、俺のチンポのほうが気持ちいいと言った」
小料理屋だけでは分からないのか、それでも青山は動じない。
「これで失礼する。もう会うことも無いだろう」
本心は妻の事をもっと知りたかった。
青山に抱かれている時の、妻の息遣いまでも詳しく聞きたかったが、これ以上顔を見ていたくない気持ちが勝る。
「おまえは青山に、俺達のセックスまで話したのか!」
妻は俯いた。
「舐めて入れるだけの、幼稚なセックスで悪かったな」
妻と付き合い始めたのが25歳の時だったので、当然私は妻が初めてでは無かった。
まだ若かったが、それなりに経験もあった。
しかし妻はそれまでの女達とは違って異常に羞恥心が強く、それまでの女達が感じてくれた事をして嫌がられ、終わった後で実家に帰ると泣かれて困った事がある。
妻に「嫌だと言ったのに、どうして無理やりあんな事をしたの!」と泣かれ、3日も謝ってどうにか許してもらった事がある
その後はそれがトラウマになって、妻の嫌がる行為は避けてきた。
妻が「それは嫌」と言うと、すぐにやめてしまう事が多かった。
口でして欲しい時でも、妻がそのような行為が好きではないのを知っていたので我慢した。
このようなセックスでは、男にとって征服感は得られないが、私は裸で抱き会っているだけでも満足出来るようになった。
女将とのセックスを思い出せば、嫌がる事でも強引にすれば良かったのかも知れないが、妻の要望を全て聞き入れてきたことを、今更幼稚で不満だったと言われても。
「私はそのような事は言っていません」
「俺達のセックスについて、何も言っていないと言うのだな?」
「いえ、無理やり言わされた事はあります。でもあなたを馬鹿にするような事は言っていません」
言わされたというのが気になった。
妻が私達の事を聞かれたのはセックスの最中で、妻はもっと気持ち良くしてもらいたくて、私との行為は気持ち良くないような言い方をしたのかも知れない。
青山を喜ばせて色々してもらうために私を蔑み、青山を必要以上に褒めたのかも知れない。
わたしはそう自分を慰めたが、本当は青山が言うように私とのセックスに不満を持っていたのだろうか。
青山に抱かれて、セックスに目覚めてしまったとしたら。
しかし今の私は妻を抱けない。
それどころか妻の身体が青山の精液で汚されたままのような感じがしていて、抱き締めることすらも出来ないのだ。
当然仕事は辞めさせたが、それはそれで暇な日中に何をしているのかが気になって、仕事の合間に電話を入れる。
その時妻が買い物に行っていたりして留守だと、青山と会っていたのではないかと責め立てた。
青山と会いたければ、離婚届を書いてからにしろと。
しかし一週間も経つと妻に電話することも無くなった。
これは妻を信用したのではなくて、妻の事を考えているのが苦しくなり、極力妻の事は考えないように逃げていたと言った方が正しい。
「仲直りしたの?」
以前のように笑顔はなくなったが、私が無関心を装い、妻が喜怒哀楽を表さない事が、私達の関係がおかしくなっている事を心配していた子供達には、良い方向に向かっていると映ったようだ。
しかし実際は謝らない妻に対しての不信感は大きくなっていて、妻もまた私といると以前よりも塞ぎ込んでしまって目も合わさない。
ここまでしてどうして一緒にいるのだと自分でも思うが、やはり妻を諦め切れない。
私が冗談を言い、妻が優しく微笑むような暮らしはもう来ないと思っているのに。
「来週車が直ってきますから、仕事に出てもいいですか?」
妻は洗い物の手を止めずに突然そう言うと一瞬振り向き、テーブルに会社名と住所や電話番号が書かれたメモを置くとまた洗い物を続ける。
「好きにすればいいだろ。離婚になったらその後困るだろうし」
私は新聞を読みながら依然無関心を装っていたが、実は横目でしっかり見ていた。
「9時から4時までのパートで、休みは日曜と祝日です。20分もあれば通えるので4時半までには帰ってきます」
私は汚い人間かも知れない。
妻が働くと言った時、このような時なのにお金の計算をしていた。
妻が働かなくても、私の稼ぎで何とかやっていける。
しかし当然今までの生活水準は落さなければならない。
これから娘達が進学すれば、尚更お金は必要になる。
それを私は頭の中で、家にいて自由な時間があるよりも、仕事に行っていた方が安心だからとすりかえる。


  1. 2014/05/29(木) 03:08:48|
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変わってしまった 第13回

妻は4時30分までに帰って来ているのかどうか分からない。
また心配を掛けるのが嫌で、聞きたくても子供達には聞けない。
ただ私が帰って来た時には必ず家にいるので、早く帰っては来ているのだろう。
子供がいるとき以外は妻とは話さず、これが世間で言う仮面夫婦なのか。
妻もこのままの生活では良くないと分かっているはずだ。
しかし依然謝る事はせず、何を考えているのかさっぱり分からない。
妻の事なら何でも分かっていると思っていた私も、妻の気持ちが分からない事でそのような自信など遠に無くなり、徐々にストレスが溜まっていく。
それと同時に、女性に対する不信感も増す。
まだ子供が小学校だった時に、運動会で隣に妻の知り合いの可愛い奥さんが座ったことがあった。
この奥さんはとにかく大人しく控えめで、人前で話すのもあまり得意でないのか、私達夫婦の話を聞いては微笑んでいた。
そしてお弁当の時間になって子供達が来た時、私はふと不謹慎な事を考えた事がある。
子供がいるという事は、この奥さんもセックスするのだと。
それは当たり前のことなのだが、その奥さんとセックスが結び付かなかった。
周りで大騒ぎしている奥さん達や煙草をふかしている奥さんからは、男に跨って髪を振り乱し、激しく腰を振っている姿が想像出来るのだが、この奥さんからはそのような姿が全く想像出来ずに、それが余計に私を興奮させた。
しかしそれは妻も同じ事で、他の男達からは大人しい妻のそのような姿は想像出来なかっただろう。
その妻が浮気した。
その妻が夫以外の男に跨って腰を振っていた。
それも二人の男と同時に。
その思いが私を女性不信にする。
会社でも、既婚の女性社員にきつく当たってしまう事がある。
妻でさえそうなので、この女も夫以外の男に股を開いているのではないかという思いから。
実際していなくても、誘われれば簡単に夫を裏切ってしまうに違いないと。
考えた事もなかった妻の裏切から、私の精神は病み始めていたのかも知れない。
そして私は恵理を思い出していた。
私に酷い事をしたけれど、それは娘を想っての事で昼も夜も必死に働く母親。
罪悪感も無く平気であのような事をしたのではなくて、娘の望みを叶えたい一心で、今は後悔している本来真面目な女。
しかし最初に会った時、彼女は真っ赤なブラジャーをしていた。
男もいないのに、あのような下着を身に着けるのか。
もしかすると彼女も青山と。
身近にあのような美人で魅力的な身体をもった女がいて、青山が何もせずに放っておくだろうか。
小料理屋に向かう彼女に車の中から声を掛けると、彼女は無視して通り過ぎようとした。
「あなたのお蔭で、私の家庭は無茶苦茶だ」
すると彼女は足を止める。
「もう許して下さい」
「もう許せ?もうって、恵理さんは俺に何の償いをした。妻の相手の名前を教えただけで罪を逃れたつもりか」
彼女はその場で女将に電話し、私の指示通りに助手席に乗ってきた。
「どこへ?」
「色々聞きたい事がある」
私は彼女への欲望を満たそうとしていたが、いざとなると罪悪感で苦しんだ。
それで罪悪感に負けないように、あえて妻が青山と行ったラブホテルに入る。
「いや!私帰ります!」
「誰にも聞かれない所で話を聞きたいだけだ。ここが駄目なら、恵理さんのアパートで話そうか?母親が何をしてお金を作ったか、娘さんには分かってしまうだろうが」
私は彼女をベッドに押し倒し、無理やりキスをしようとしていた。
「嫌です!やめて下さい!」
「暴れるな!どうせ誰にでも抱かせる身体だろ!青山にも散々抱かせた身体だろ!」
私は妻や青山と同じ所まで落ちようとしていた。
無理やり犯そうとしているのだから、それ以上なのかも知れないが。
「抱かれてなんかいません。やめて下さい!」
私は服の上から、彼女の大きな乳房を掴む。
「嘘を吐け!あんな真っ赤な下着なんか着けやがって」
「あれは青山さんに指示されただけです。派手な下着であなたを誘惑しろと、お金を渡されて指示されただけ」
私は乳房を掴んでいた手は離したが、彼女が逃げないように覆い被さったままだった。
「本当に青山とは関係ないのか?」
「別れた主人以外とは、誰とも付き合った事はありません」
「青山に、何を頼まれた?」
私が彼女から降りて椅子に座ると、彼女は衣服の乱れを直してベッドに座る。
「最初は200万で柴田さんに抱かれろと言われました。私がそのような事は出来ないと断わったら、抱かれなくてもいいから誘惑してくれと・・・・娘の事を女将さんに相談していたから、それを聞いて知っていた青山さんは100万払うと言って」
「小料理屋で?でも女将は青山の・・・・・」
青山にとって人妻を落すのはただの遊びで、女将も何も言わなかったらしい。
これまでにも青山は、店が終わる頃に友人を連れてやって来ては、落とした人妻の自慢をしていた。
「それだけの事に、100万も200万も使うのか」
青山は、昔は一晩に200万も300万使う遊びをしていたと自慢していたらしい。
苦しくなった今でも、私達とは金銭感覚が違うのだろう。
「青山から100万もらって、俺を誘ったという訳か」
「お金は友人の方が・・・・・・・」
「その友人というのは今中か?」
「どうしてそれを?まさか奥様も・・・・・・・」
今までにも、何度もこのような事を話していた事があったと言う。
ダンディーな青山が人妻を落とし、お世辞にも格好良いとは言えない今中がその間の資金を出して、あとでその女を回してもらう。
彼女は立ち上がると、服のボタンを外し始めた。
「ごめんなさい・・・・・・今夜だけで許して下さい」
しかし私はそれどころではなかった。
青山の存在が大き過ぎて、今中の事を忘れていた。
ただ青山の誘いに乗っただけで、今中にはそれ程の悪意は無いと思っていたが、この話が本当ならば今中の責任も大きい。
何より気になったのが今中の会社は今中精器で、妻が勤め始めた会社の社名は佐藤精器なのだ。
私は青山の事を気にするあまり、今中の事をすっかり忘れてしまっていたが、そこが取引関係にある会社だとすれば、ただの偶然だとは考え難い。


  1. 2014/05/29(木) 03:09:48|
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変わってしまった 第14回

彼女は下着だけの姿になると、急いでベッドの布団に潜り込む。
私が近付いて掛け布団を剥ぐと、彼女は恥ずかしそうに前を隠した。
「もういいから服を着てくれ。その代わり、もっと妻の事を教えてくれないか」
妻の事が気掛かりで、そのような気分ではなかったのもあったが、彼女が娼婦のような派手な下着を着けていたなら、そのまま覆い被さっていただろう。
しかし彼女は、綿の白い下着を着けていた。
「何をお聞きになりたいのですか?」
「全てだ。恵理さんが知っていること全て」
彼女は下を向いて黙り込む。
「小料理屋で聞いた事。女将が話していた事など何でもいい。妻のことなら何でも知りたいんだ」
「気持ちは分かります。でも知れば知るほど苦しくなります。私がそうだったから」
彼女の離婚原因は、別れたご主人の浮気だったと言う。
それが分かった時、彼女は全てを知りたいと思った。
いつ、どこで、どのように相手の女を抱いていたのか。
その時どのような言葉を囁き、相手はどのような反応を示したのか。
それはご主人だけに止まらず、相手の女とも何度も会って問い質した。
「自分で自分の首を絞めてしまいました。どれだけ聞いても満足出来ない。聞けば更に嫉妬が増して、それ以上の事を知りたくなってしまう。地獄でした。その地獄から逃れたくて離婚を」
彼女はご主人を愛していたのだろう。
絶対に許せなくて離婚したが、おそらく今でも愛している。
「このままでも地獄だ」
彼女は一度頷くと、ぽつりぽつりと話し出す。
「青山さんは何年も前から奥様を狙っていて、何度誘っても上手く逃げられてしまうが、簡単に落ちる女よりもこのように真面目な女の方が、落ちた時の反応が面白いと言っていたのを覚えています」
パートから正社員にしたのも、より身近に置くためだったに違いない。
「その間彼らは他の奥さんも狙っていましたが、落ちると何度か青山さんが抱いてから、その後今中さんに」
「今中はいつも青山の・・・・・・・・後で?」
私はお下がりという言葉を使おうとしたが、妻も同じ状態なので使えない。
「笑い話のように話していた事があります。昔青山さんが落とした奥さんを騙して、最初から今中さんに抱かせた事があって、その時は婦女暴行で訴えられる寸前までいったそうです。それに懲りて、何度か青山さんが関係を持ってから今中さんが関係を持つように」
彼らはずる賢く、散々不倫を繰り返した後では世間にその事を知られるのが嫌で、泣き寝入りしてしまうと言っていたそうだ。
それに初めて旦那以外の男に抱かれる相手が、全く違う男だったというショックを考えれば、散々不倫を繰り返して堕落してしまった後の方がショックも少ないので、遥かに愚図る事も少ないと。
確かに例え訴え出たとしても、それでは同情などしてもらえずに、被害者と言うよりも尻の軽いふしだらな不倫女と見られてしまう。
「妻と青山の事で何か聞いていないか?つまり・・・二人のセックスの・・・・」
彼女はまた俯いてしまう。
「恵理さん!」
「最初に奥様が抱かれた時、自棄になってホテルの部屋までは行ってしまいましたが、いざとなると思い直して随分抵抗されたそうです。貞操を守ろうと嫌がる女ほど辱める甲斐があると言っていました。快感に負けて屈服した時のギャップも堪らなかったと」
「青山は何をしたのだ」
「そこまでは・・・・・・」
「妻は私が浮気していると思っただけで、自棄になって身体を許してしまったのだろうか」
「それは分かりません。ただ青山さんは仕事に託けて二人きりになる時間を作っては、しつこく奥様を口説いていたようです。一人の男しか知らない人生で良いのかと」
彼女は妻が青山に言い続けられた事で、私以外の男にも興味を持った事が根底にあると言いたいのだ。
しかしそれは責められない。
なぜなら私も、妻以外の女性に興味が無い訳ではないのだから。
「青山さんは、奥様は柴田さんを愛していると言っていました。だから柴田さんが奥様を裏切っていると思わせれば、逆に落し易いと考えたようです。それと・・・・・旦那を愛している人妻の方が・・・・虐め甲斐があるとも」
現に妻は落ちた。
全て青山と今中の思惑通りに。
「妻には当然罪悪感があると思う。しかし妻は未だに謝らないんだ」
すると彼女の顔が更に曇る。
「主人と同じです。主人も最後まで謝らなかった。絶対に離婚はしたくないと言っていましたが、それでも謝らなかった」
ご主人は真面目が服を着ている様な人で、浮気の証拠が出てからも信じられなかったと言う。
「最初の頃は謝らない主人に腹を立て、何度も謝らせようとしました。しかし主人は言ったのです。謝ってしまって非を認めたら、俺が俺ではなくなってしまうと」
彼女は思った。
ご主人の真面目さが謝る事を拒否していると。
非を認めてしまっては、ご主人は壊れてしまうと。
言い換えれば、それだけ自分のやってしまった事を悔いている。
それだけ罪の重さを分かっている。
自分がそのような男だと認めた瞬間、何もかも壊れてしまうほどに。
しかし彼女は許せなかった。
それでは裏切られた方の心はどうなるのか。
裏切られた方は壊れてしまっても良いのかと。
妻も同じなのかも知れない。
壊れてしまいそうなほど罪の意識に苦しんでいるのかも。
そうだとすると、妻が佐藤精器に就職したのは単なる偶然だと思った。
「あのー・・・・先日お店で眠ってしまった時、あの後何かありました?」
「・・・・・いや・・・・なぜだ?」
「柴田さんを奥の部屋に寝かせてから帰る途中、今中さんの車が通り過ぎて行きました。おそらく青山さんも乗っていたと」
妻をもう一度信じようと思った矢先にこのような事を聞かされて、翌日の土曜日に私の足は妻の職場に向かっていた。


  1. 2014/05/29(木) 03:10:56|
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変わってしまった 第15回

そこは小さな町工場で、道を挟んだ前にある空き地には妻の車が止まっていた。
そして看板に書かれた小さな文字を見た私は唖然とする。
『今中精器株式会社協力工場』
窓から中を覗くと5人の工員が働いていたが、みんな年配の人ばかりで妻の姿もなく、事務所のドアを開けると作業服の下にネクタイをした社長らしき男と、妻と同い年ぐらいの事務員が私を見る。
「柴田と申します。いつも妻がお世話になっております」
それを聞いた社長らしき男は立ち上がり、事務員は慌てて電卓のキーを押す。
「あっ、ああ、柴田さんのご主人。柴田さんには銀行まで行ってもらっていますが何か?」
「銀行ですか?今日は土曜日なのに?」
事務員の手が一瞬止まる。
「えっ?そうです。ATMで済む用なので」
男は落ち着かず、明らかに焦りが分かる。
「それなら外で待たせてもらいます。お仕事中申し訳ございませんでした」
私がドアの所でお辞儀をし、頭を上げた時には男の手に携帯が握られていたのを見て、妻は今中と出掛けている事を確信した。
すぐに妻に電話したが、呼んではいても妻は出ない。
妻は携帯が聞こえないほど、大きな声を出しているのか。
携帯に出られないほど、感じさせられてしまっているのか。
30分待っても帰って来ないので、もう一度事務所のドアを開けると、今中の携帯にも繋がらないのか、社長は携帯を耳に当てながら貧乏揺すりをしている。
「どこの銀行まで行きました?」
「いや、帰りに他の用も頼んだもので」
「そうですか。ところで今中にも繋がりませんか?」
社長と事務員が一斉に私の顔を見る。
結局妻が帰って来たのは、4時前だった。
それも今中の車の助手席に乗って。
「佐藤社長、悪かったな」
私は写真で見て知っていたが、今中は電話で話しただけで私の顔を知らないはずなのに、やはり小料理屋で眠ってしまった時に私を見たのか、入って来るなり固まった。
「ご主人?」
今中の後ろを恥ずかしそうに俯きながら入って来た妻も、その言葉で顔を上げる。
「あなた!」
「これは違うんだ。あの時奥さんに迷惑を掛けたから、お詫びに食事をご馳走して」
私の手には、机の上にあったカッターナイフが握られていた。
「何をする気だ!警察を呼ぶぞ!」
「呼べよ。警察が来る前に殺してやる」
その時妻が今仲の前に出て間に入る。
「あなたやめて!犯罪者になってしまう」
妻は私を人殺しにはしたくなかったのかも知れないが、私の目には今中を庇おうとしているとしか映らない。
こんな下衆な野郎でも、身体の関係を持つと情が移ってしまうのか。
私が一歩前に出た時、カッターを持つ手を掴みにきた妻の指から血が出た。
それを見た今中は外に飛び出し、慌てて車を走らせる。
私は呆然と立ち尽くし、事務員に手当てを受けている妻を見ていた。
「二度と帰って来るな!」
本当は今中との事を詳しく聞きたかった。
なぜまた私を裏切ったのかも聞きたかった。
しかし他人を前にして、妻を寝取られた夫が多少でもプライドを維持出来るのはこの言葉しかない。
妻は私から1時間ほど遅れて帰って来た。
「この家にいさせて下さい」
「無理に決まっているだろ!いったい何を考えているんだ!」
「写真を撮られていたから・・・・・・」
私は立っていられない。
妻の内蔵まで見られ、喘ぎ声まで聞かれたと思っただけでもショックなのに、誰にも見せられないような写真まで持たれている。
「離婚しよう」
私から怒りが消えていく。
この苦しみから逃れるには、妻を私の中から追い出すしか方法がない。
「長い間世話になった。今まで本当に楽しかった」
これは素直な気持ちだった。
全てから逃げ出したい私の、正直な気持ちだった。


  1. 2014/05/29(木) 03:11:57|
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変わってしまった 第16回

私から怒りが消えた事で、妻は今までに無い反応を見せる。
「言わないで。そんな事言わないで。怒って。もっと私を責めて」
「いや。本当に幸せだった。こんな事になったが、千里と結婚した事は後悔していない。千里の心が他に向いたのも、俺にも悪いところがあったからだろう」
「そんな事を言ったら嫌。あなたは悪くない。これだって、何か理由があると分かっていた」
妻がバッグから出してテーブルに置いた写真は、裸の私に逆さ向きで重なって、性器を咥えている全裸の女将の姿だった。
「認めさせないで。わたしは悪い女だと認めさせないで。私が淫乱な女だと認めさせないで」
妻は堰を切ったように泣き出し、それは一晩続いた。
しかし夜が開ける頃になると泣き止んで、その後は魂が抜けてしまったかのような状態で喜怒哀楽を表さない。
「落ち着いたか?それならこれにサインしてくれ」
以前貰ってきてあった妻の手が震えて書けなかった離婚届を出すと、妻は躊躇せずにペンを握って書き始める。
「実家に帰るか?」
妻は無表情で首を振る。
「落ち着き先が見付かるまでここにいるか?」
妻はゆっくりとお辞儀をした。
その後の妻は感情の無いロボットのように、炊事、洗濯、掃除などの家事をこなす。
「何があったのか聞かないけれど、もうお母さんを許してあげて。このままではお母さんは」
心配した娘達に言われたが、今の私には返事が出来無い。
このような生活が一週間も続き、妻は相変わらず喜怒哀楽を表さずに今までやって来た事だけを淡々とこなし、家を出て行く気配も無かったので話し合おうと寝室に呼ぶ。
「いつまでこのような事を続けるつもりだ」
しかし妻は返事もしないで、私の前に跪くとベルトを外した。
「何をしている!」
やはり妻は何も話さず、現れた私の性器を口に含む。
見た事もない妻の姿に驚きを隠せず、したいようにさせておくと顔を下げて睾丸まで含み、手は性器を握って器用に動かす。
今まで妻に対して性欲が起こらなかった私も、これには流石に反応を示したが、これはまだ提出していなくても離婚届を書いた事で、他人になったような気楽さがあったからかも知れない。
私の反応を見た妻はまた性器を口に含み、無表情で今度は激しく頭を前後させる。
次に妻はベッドに上がり、立ち上がると衣服を脱ぎ出す。
それはまるで舞台に上がったストリッパーのようで、全て脱ぎ去るとうつ伏せになり、お尻だけを高く上げると両手を後ろに回して性器を開く。
「千里!」
最初私は、この家から出て行かなくても良いように私に媚を売っているのだと思ったが、これは無意識にやっているのだと気付く。
家事も同じで何をして良いか分からない妻は、何も考えずに長年していた事をこなしていたのだ。
そうだとすれば、妻が今やっていることは青山や今中にさせられていた事なのか。
このような事をすれば男は喜ぶと、無意識の内にしてしまっているのか。
妻を見ると今度は性器を片手で開き、もう一方の手の指で擦っていた。
私は妻を惨めに思った。
男の前で最も恥ずかしい場所を自らの指で開かされ、自らの指で擦らなければならない妻を。
私の脳裏に、事故を起こした夜の妻の姿が浮かぶ。
二人の男に冷やかされながら服を脱ぎ、からかわれながら性器を開かなくてはならない妻。
二人の男に上と下とを別々に責められて、恥ずかしい声を上げなければならない妻。
一人の男に跨っている妻に、それを見ているもう一人男が「もっと腰を使え」と囃し立てる。
私に怒りが甦ると、妻の言い訳だろうと思ってさほど気にしなかった言葉が頭に浮かぶ。
「写真を撮られていたから」
私は久し振りに妻と交わる事が出来たが、ただ男を喜ばそうと無表情で腰を使う妻は、まるで人形でも抱いているかのようだった。


  1. 2014/05/29(木) 03:13:02|
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変わってしまった 第17回

私は妻を心療内科に連れて行く。
「奥様は今、自分の中で戦っているのだと思います。このまま放っておくと酷い鬱病になるか、それ以上の・・・・・・・・どちらにしても、既に鬱状態になっていると思われます。このまま放置しておけば、精神的に壊れてしまう可能性も」
妻は通院を続け、2週間後には私が呼ばれた。
「薬やカウンセリングで少しは良くなったと思うのですが、根本の原因を取り除いてやらなければ」
妻がこのようになった経緯は最初に全て話してあったので、先生は妻から更に詳しく事情を聞き、妻の深層心理を探っていたようだ。
「奥様は気付いてしまったのです。ご主人の不倫疑惑は単なる切欠で、他の男性とのセックスに凄く興味を持っていた自分を」
青山は事あるごとに妻を食事に誘ってきた。
しかし女の噂をいくつも聞いていた妻は断り続ける。
「そんなに嫌なら、どうして仕事を辞めなかったのだろう」
真面目だった妻は、普通なら嫌悪感を抱いて退職も考えたのだろうが、片や仕事については一番信頼していると言われていて、他の社員の前でもあからさまに褒める青山に対して悪い印象は持たなかった。
実際パートで有りながら小さな仕入先の事は全て妻に任せていたらしいが、これは妻を側におきたいだけで、青山が仕事に対しての熱意足りない現われだとは気付かずに、それだけ信頼されているからだと勘違いしてしまう。
そして娘が中学に上がり、もっとバリバリ働きたいと思っていたタイミングで、そのような妻の気持ちを見透かしていた青山から、正社員として働かないかと声を掛けられる。
妻は自分の気持ちを分かっていてくれていた事が嬉しくて、更に青山を信頼してしまう。
その後の青山は妻が秘書であるかのように連れまわすようになり、二人でいる事に妻が慣れてくると「俺に抱かれた女は、必ず失神してしまうほど感じてしまう」などと卑猥な話をして妻の身体に火をつけようと必死だったが、人間とは不思議なもので、信頼していない相手にこのような話をされると居た堪れなくても、信頼している相手には笑って聞き流すことが出切る。
そのような話を毎回のようにされ、次第に妻の頭の中には青山に言われ続けた「ご主人以外の男を知らない人生で良いのか」「ご主人では到底味わえないような、素晴らしいセックスを経験してみたいと思わないか」という言葉が強く残った。
そのような事を考えると、40歳を過ぎたという焦りも起こる。
女の盛りなど、もうすぐ終わってしまうと。
遅まきながらセックスの良さを知り始めていた妻は、私以外の男に抱かれている自分の姿を想像してしまうようになっていたが、その相手はほとんどが身近にいる青山だった。
女を喜ばせる秘訣を自慢する、青山のテクニックとはどのようなものだろうと。
しかしそれは想像だけで、妻には私を裏切る事など出来ない。
そのような時たまたま私が仕事でトラブルを抱えていて、家族とは普通に接していたつもりだったが妻には私が変わったと思えた時期があった。
それで車で移動中に世間話程度に青山に相談すると、青山から帰ってきた答えは「女がいるのではないのか。おそらくそうだ。男の俺には分かる」というものだった。
それまで私の浮気など考えた事も無かった妻は動揺し、その様子を見た青山はあのような事を企む。
そしてあの写真を見せられて私に裏切られたと思った瞬間、妻の貞操観念は吹き飛んだ。
妻は「ご主人はずっと裏切り続けていた。それに比べれば一度ぐらい裏切っても罪にもならない」と言う声を遠くに聞きながら、車がホテルの駐車場に入っても、何が起こっているのかさえ分からないほど動揺していたが、いざ部屋に入ると正気に戻り、自分のしようとしている事が怖くなって逃げ出そうとするが、長年狙っていた獲物をようやく手に入れかけていた青山が許すはずもなく、半ばレイプのような状態で抱かれてしまう。
終わった後、妻は下着を着けながら戸惑っていた。
体中を這い回る青山の舌に嫌悪感を覚え、押さえつけられて無理やりされたというのに、訳が分からなくなるほど感じてしまった自分に戸惑った。
私にも聞かせた事のないような大きな声を出し、何回目かには自ら挿入を強請った自分に戸惑った。
自分が凄く淫乱な女に思えた。
しかしそのような自分を認めてしまうと壊れてしまう。
それで、これは先に裏切った私が悪いと自分を納得させる。
必死に抵抗したが、無理やりされたのだと自分を納得させる。
しかし青山はそのような言い訳を許さない。
妻と二人になる度に、その時の妻の反応を話して聞かせる。
抵抗したのは最初だけで、すぐに厭らしい声を上げていた事。
自らも腰を使って喘いでいた事。
そして青山に言われるまま女性器や男性器の名称まで口にして、何度も挿入を強請った事までも。
妻は青山を黙らせたかった。
全てを知っている青山に、消えて無くなって欲しかった。
しかしそのような事は出来るはずも無く、それで妻は青山が自分にとって特別の男だと思う事にしてしまう。
あのように感じてしまったのは淫乱だからではなく、青山が特別な存在だったからだと。


  1. 2014/05/29(木) 03:14:42|
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変わってしまった 第18回

私はそれを聞いても、これもまた言い訳の言い訳ではないのかと思った。
「今回また裏切った事について、妻は何か言っていましたか?」
「言い難いのですが、奥様は二人の男性に・・・・」
先生には全て話したつもりだったが、その事だけは話していなかった。
隠そうと思っていた訳ではないが、あまりの事に話せなかった。
「すみません。その事は知っていますから続けて下さい」
二人を同時に相手するなど、妻には信じられない世界だった。
それで激しく抵抗し、何度も逃げ出そうとするが男二人の力に勝てず、自ら服を脱いで裸体を見せてくれれば今日は許してやると言われ、惨めな気持ちで涙を流しながらも従ってしまう。
しかしそれで許してもらえるはずもなく「嫌だと言いながら、自分から服を脱いで誘っているぞ」と二人に笑われながら、押さえつけられて嬲られ続ける。
そして逆らう気力も無くなった頃、今中に抱えられて大きく脚を開かされている姿や今中と繋がって喘いでいる姿を、記念撮影だと言いながら今中の携帯を手にした青山に撮られてしまう。
「写真で脅されたのでしょうか?」
「いいえ。直接は脅されてはいないと言っていました。しかし奥様は脅されていると感じていたようです」
今中は「あの夜を思い出して、毎日写真を見ながら自分でしている」とか「あの時は興奮していて覚えていないが、千里のはこんな厭らしい形をしていたんだ」とか言って、私のいない昼間に電話してきては、写真の存在をアピールしながら誘ってきた。
しかしそれでも断わり続けると、女将と関係を持った夜に私が留守なのを良い事に青山と二人で現れて、酔って意識の無い私と女将が裸で絡み合う画像を見せた。
私の不倫相手は恵理だと思っていたが、本当は女将の方だったと言いながら。
「あれはご主人が罠に嵌められたのだと、本当は分かっていたと言っていました」
それを言われると私にも罪悪感が湧く。
確かに彼らの企んだことかも知れないが、私は自分の意思で女将を抱いた。
酔い潰れている私を見て思い付いたのか、彼らが来た時には既に女将にされていたのかは分からないが、罠に嵌ったのではなくて自分の意思で小料理屋に行ったのだ。
女将とあのようになるとは夢にも思わなかったが、何かを期待して恵理のいる小料理屋に。
妻はずっと恐怖を感じていた。
今中が自棄になって、あの夜の写真を誰かに見せたらどうしようと。
脅すような事ははっきりとは言わなかったが「母親のこんな姿を見たら、娘さん達は驚くだろうな」などと言われると、今中の気分を損ねて娘に見せられたらどうしようと。
私に打ち明けようと考えた事もあったらしいが、二人の男の嬲り者になりながら、明らかに感じている姿を見られたくなかった。
その恐怖から逃げる為には、今中の誘いに乗るしかないのかと悩んでいた矢先、私と女将の関係を言われ、やはり私が裏切っていたと思い込む事で言い成りになってしまう。
しかしそれらも切欠にはなったが、本当の理由は寂しかったからかも知れないと言っていたらしい。
青山によって更に開発されてしまった妻は、私とは以前の夫婦には戻れない寂しさから、何もかも忘れるぐらい無茶苦茶に抱いて欲しいと思ったのかも知れないと言っていたそうだ。
妻は自分が壊れてしまわないように、私に責められるとあれは仕方がなかったと心の中で反発出来た。
私ばかりが悪いのではないと、心の中で叫んでいた。
しかし私に優しい言葉を掛けられた時、自分が凄く醜い女に思えてきた。
自分を偽っていただけで、全て浮気心から始まった事だと認めざるを得なくなる。
身体が男を求めてしまったのが最大の原因なのに、浮気がばれると全てに勝手な理由をつけて逃れようとする醜い女。
そんな自分を認めた時、妻の心は壊れ始めた。
医者はそこまで言うと黙ってしまう。
「私を呼んだと言う事は、私に何をしろと?」
「奥様は自分を許せない気持ちと戦っていますが、おそらく許せずに一生自分を卑下して暮らすでしょう。しかし本当に許して欲しい相手は、自分ではなくてご主人です」
しかし私には良い返事が出来ない。
心の病も自業自得だと思う気持ちが無い訳ではなく、このまま妻を許す自信など無かった。
「離婚届も書いたと聞きました。もうすぐ他人になる相手なんか、どうなっても良いと言われればそれも仕方ないでしょう。しかし今なら早く治すことが出切る。奥様一人の力では、治すことが出来ても時間が掛かります。本来私の立場からすれば、夫婦の問題には口出し出来ないのですが、お子さんの為にも・・・・・・ここは・・・」
子どもの事を言われると弱い。
このような事をしてしまった妻でも、子供達には掛け替えの無い母なのだ。
「離婚を思い止まって欲しいと言っているのではありません。しかしこのまま別れて、後の事が気になりませんか?20年近くも一緒にいたら、楽しい思い出も沢山あったのではないのですか?」
沢山あったどころか、今回の事が起こるまでは楽しい思い出ばかりだ。
「しかし今回の事が大き過ぎて」
「確かに許される事ではありません。私が同じ様な立場なら、この様なお願いは出来なかったかも知れない。しかし今回の事で、今までの全てを捨て去れますか?今までの事全てを消し去る事が出来ますか?何も全面的に許してやって欲しいとは言いません。何か罰を与えてもいい。いや、返って罰を与えた方が奥様のためには良いのかも知れない」
私は考えてみるとだけ言って医者をあとにした。


  1. 2014/05/29(木) 03:15:35|
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変わってしまった 第19回

確かに妻は、この二週間で可也の回復を見せた。
薬が効いたのか、それとも誰にも明かせなかった胸の内を医師に聞いてもらった事で落ち着いたのか、または両方が良かったのかは分からないが、回復したのは表情にも表れていた。
しかし私と二人だけで部屋にいると、暫らくすると二週間前の硬く無表情な妻に戻ってしまう。
妻の浮気は心の浮気ではなくて、どちらかと言えば身体の浮気なのだ。
心まで奪われたのでなければ、子供達の事も考えて許すという人もいるだろう。
ここで妻を許せば、妻は完治するだろうと思った。
一先ず許した振りだけでもしようかとも思った。
しかし身も心もという言葉があるように、仮に身体だけが裏切ったとしても、私には妻という存在の半分近くに裏切られた思いがある。
いや、それ自体も自分が小さな男に見えないように自分自身に嘘を吐いていて、心の浮気なら心が戻ればやり直せる気もするが、私を裏切って他の男を受け入れてしまった身体は、元には戻らないような気さえしている。
実際にそのような事は有り得ないのだが、他の男に広げられてしまった性器は、元のサイズには戻らないような感覚さえある。
「青山や今中のチンチンは気持ち良かったか?まだ二人のチンチンの感触を、千里の身体は覚えているのだろ?」
当然妻は何も答えられない。
「また何かあったら、青山や今中に抱いて欲しいと思う気持ちがあるのか?」
妻はただ激しく首を振る
「私はあなたが好き。あなたを愛しています」
「そんな事は聞いていない。また二人に抱かれる可能性が有るのか無いのか聞いているんだ」
「もうあなた以外には・・・・・・・・」
「正式に俺と離婚が成立したらどうだ?それでも奴らに抱かれる可能性は無いのだな。奴らではなくても、一生他の男に抱かれる事も無いと言えるか?」
無理な事を聞いているのは分かっていた。
離婚届を出してしまえば、妻は自由になれるのだ。
そうなれば、私は妻に何も言う権利は無くなる。
私にはその事が途轍もなく寂しい。
「離婚届は書いたが、今の俺は何とか千里を許そうともがいている。しかしどうしても許せない。何かペナルティーを与えて許そうと思っても、どのようなペナルティーを与えれば許せるのかも分からない。子供達のために、このまま仮面夫婦で暮らせないことも無いが、そんな暮らしは絶対に嫌だ。それならこのまま離婚届を提出した方がいい」
それには妻も頷いた。
「だから俺は自分に正直になろうと思う。下衆な男と思われてもいい。俺は千里の全てが知りたい。千里と青山の行為。千里と今中との行為。全てを知っても許せるのなら許したい。千里が復縁を望んでいないのなら、それも仕方ないが」
妻はすぐには返事が出来無い。
ただでさえ誰にも知られたくない行為を、一番知られたくない私に話す事など出来ないのだ。
「分かった。終わりにしよう」
「ごめんなさい。私は酷い女です。私は酷い妻です。取り返しのつかない事をしてしまいました。ごめんなさい。ごめんなさい」
私が立ち上がると初めて妻は必死で謝って、私の足に縋り付いて泣く。
「千里は俺の事を全て知りたいと思ったことはないか?」
「知りたい。自分が裏切っていながら、女将さんと何があったのか知りたかった。恵理さんとは結局何も無かったけれど、それでも居酒屋で何の話をしたのか。部屋で飲みながら、何を話したのかまで全て知りたかった」
このような話を続ければ、また妻が二週間前に戻ってしまうかも知れないと思ったが、妻を許せる可能性があるとすれば、全てを知ってからで無いと無理だと思った。
許した振りなら出切るが、心底許す事の出切る可能性があるとすれば、全てを知った上でも許せなければ心底許した事にはならないと思った。
「青山に会えば、奴は自慢するように全て話してくれるだろう。しかし俺は千里の口から聞きたい」
結局自分からは話せなかったが、それでも私の質問に答える形で話し出す。
初めて青山に抱かれた日、可也抵抗はしたがそれは最初だけで、すぐに感じてしまって青山の背中に腕を回してしまった事。
青山にその時の様子を聞かされて、勝手な理由をつけてまた抱かれたが、本当はまた味わってみたいという気が少しはあった事。
青山は異常に性欲が強く、毎日のように誘われるばかりか、昼間抱かれた日でも夜も誘われた事があった事。
得意先などに連れて行かれ、異動するから帰る車の中でも運転席の青山の性器を握らされたり、逆に青山に触られたりしていた事など妻は素直に答えたが、セックスの内容については話したがらない。


  1. 2014/05/29(木) 03:16:46|
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変わってしまった 第20回

妻の精神状態を気にしながらも、私の知りたい気持ちは抑えが利かない。
「あとは青山に聞く」
「お願いです。彼とはもう会わないで」
「それなら千里が話すか?青山のチンチンはどうだった?俺のチンチンと比べてどうだった?」
終に聞いてしまった。
このような事を聞くのは男として惨めなことだが、妻が他の男を求めた事で、男としてのプライドなど吹き飛んでいた。
「比べたことなど有りませんから・・・・・」
「比べる気がなくても違いは有るだろ。大きさとか太さとか」
私は合格発表を待つ受験生のように、息を殺して妻の返事を待っていた。
「少し大きかったです」
少しというのは、妻が渡しに気を使ったのだろう。
少しぐらいの違いなら、同じぐらいだったと言うはずだ。
「太さは?色は?」
「少しだけ太くて・・・色は・・・真っ黒で・・・・・」
やはり妻の性器が広げられた感じがした。
青山の長くて太い、真っ黒な性器が何度も何度も出入りし、妻の性器はその感触を覚えてしまった。
「今中のは!今中のチンチンはどうだった!」
私は何に拘っているのか。
「社長の程は・・・・・大きく無かったです」
私は少しほっとしたが、それは一瞬だけだった。
「ただ太さは・・・・今中さんの方が・・・・・」
私の怒りは大きくなった。
そのような事でと思われるかも知れないが、それが私の正直な気持ちなのだ。
私の脳裏に真っ黒な塊が妻の性器にめり込む光景が浮かび、妻の精神状態など考えられなくなって、詳しい行為を聞きだそうとしていた。
まずホテルに入ると、服従した証に妻からのキスを求める。
嫌々抱かれるのではない証拠に、必ず青山の前に立って自らの手で服を脱ぐ事を義務づけられ、下着姿になると次に青山の服脱がせて「今日もこのオチンチンで、千里を可愛がって下さい」と言わされてから、性器にキスをさせられる。
とにかくホテルに入ると青山には絶対に服従で、少しでも逆らうと子供のように膝に抱えられてお尻を叩かれた。
しかし妻は、そのような行為にすら感じてしまい、その後膝に抱えられたままで性器を触られるのを、心待ちにしていたと言う。
全てを支配したい青山は、妻が逝きそうになると必ず「まだ逝くな!」と言い、自由に気を遣る事を許さない。
それでも妻が逝ってしまうと厭らしい言葉で詰ったが、それすら妻には快感だったと言う。
「避妊はしていただろうな」
今中はいつも避妊具を使っていたが、青山はたまにしか避妊具を使わないで、ほとんどがお腹や顔に出していた。
特にお尻に掛けるのが好きで、後ろからされた時は避妊具を使ったことがないらしい。
一度失敗して中に出されてしまった事があったが、次の生理が来たので安心した。
「今中にはどのような事をされた!」
青山と違い、普段の今中は温厚で優しいらしい。
しかしいざセックスとなると青山よりも支配欲が強く、ほとんど奴隷のような状態だった。
今中は自分では何もしないで、ただ横になって体中を舐めさせる。
避妊具を着けるのも妻の役目で、結合さえも上に跨った妻にさせる。
当然動くのも妻がほとんどで、今中は下から細かく注文を出す。
それは後ろから繋がった時も同じで、膝立ちになった今中にお尻を向けて繋がった妻が動き、今中が動くのは妻を追い込む時だけだ。
「そんなセックスでも感じたのか」
私の全身から力が抜けてゆき、私はそう小さな声で呟いた。
「ごめんなさい。私はおかしいの。私の身体は普通じゃ無いの」
「出掛けるから付き合え」
私は妻を助手席に乗せると、あのホテルに車を走らせる。
「いや!ここはいや!」
「俺は出張先で恵理と会った時、スケベ心が全く無かった訳ではない。その様な事にならないようにと絶えず注意していたのは、裏を返せばそのような事を考えていた事になる。現に若い恵理と話していて、俺は凄く楽しかった。居酒屋の帰りに恵理が酔って私の腕に捕まった時、俺は腕に当たる恵理の胸ばかりが気になった。ホテルの部屋で二人きりになった時、何度押し倒して豊満な胸に顔を埋めようと思ったか知れない」
私は車の中で、妻への裏切りを全て話した。
「あの写真の後、俺は朝まで女将を抱いた。あの小料理屋に行ったのも、恵理とどうにかなりたいという思いもあった。あの時は自棄になっていたが、そのような事は理由にならない。それを認めると俺が浮気しているかと思って青山に抱かれた、千里の言い訳も俺の中で認めなくてはならないから。現に酔いが醒め掛けて、女将が裸で俺の上に覆い被さっていると分かった時には千里のことなど頭に無かった。俺は欲望だけで女将を抱いた。それも妖艶な女将のテクニックに酔い痴れて、今までに経験した事がないほどの興奮を覚えた。今までの千里とのセックスなど比べ物にならないような、激しいセックスで女将を責め続けた」
私は彼女達との出来事や、その時の気持ちを正直に全て話した。
これから妻に全てを話させようとしている私は、自分の事だけ隠しておく事は卑怯な気がしたのだ。


  1. 2014/05/29(木) 03:17:45|
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変わってしまった 第21回

本当なら回数など関係なく、裏切ったのは同じだと言いたいのだが、私は回数にも拘ってしまう。
増してや妻は二度までも裏切った。
その上、妻の浮気には継続性があった。
普段は男女平等を口にしながら、男の浮気と女の浮気は違うとさえ思ってしまう。
だから私の浮気と妻の浮気は、それぞれ個別に考えようとしていた。
妻が裏切ったから私も裏切ったとすれば、妻は私が裏切っていたと思っていたから裏切ったという論法が通る。
その前から私以外の男に抱かれたかったとしても、そのような思いをさせた私にも責任が発生し、それこそ玉子が先か鶏が先かで、突き詰めれば妻と結婚したこと自体悔やまなければならなくなる。
結婚自体が間違いで、妻との結婚を望んだ私も自業自得だという事になる。
極論で言えば、私達の結婚によってこの世に生を受けた、娘達まで否定しなければならなくなる。
「俺の浮気が許せないか?許せないなら許せないと言えばいい」
「私にあなたを責める資格などありません」
「そうか。俺はこのまま千里を許すことなど出来ない。俺はここでの事が一番気になっている。ここでの事を振り切れなければ、俺は前には進めない」
頭を抱えて泣きじゃくる妻を残し、私は独り車から降りた。
「ここに来た事で離婚が決定的になるかも知れないが、このままでもおそらく離婚する事になる。俺がここでの事を振り切れれば、微かな望みはあるかも知れない。微かな望みに賭けるか、それともこのまま離婚を待つかは千里が決めればいい」
そう言い残してホテルに入って行った。
そして待つこと30分、弱々しくドアがノックされる。
「部屋に来たと言う事は、全て話す事にしたのだな?」
妻は恐る恐る頷く。
あの日妻は、青山と初めてこのホテルに入る。
普段の青山は、このような他のカップルと顔を合わせなくても済むようなワンルームワンガレージのホテルは避け、わざわざ人気のある混んだホテルを選んだが、それは待合室で妻を辱める事が出切るからだった。
しかしあの夜は、誰にも会わずに済むので安堵したと言う。
そして部屋に入っても、青山はいつものように妻に服を脱げとは言わずにビールを飲む。
必ず妻の運転で来ていた青山は、ビールを飲むのは珍しい事ではなかったが、そのような時でも必ず妻に服を脱ぐように指示し、下着姿かトップレスでお酌をさせていたので不思議に思った。
そして30分ほどすると部屋のドアが3回ノックされ、それが合図だったのか「来た来た」と言って妻にドアを開けさせる。
妻は訳も分からずドアを開けると、そこには何度か会社に来ているのを見た事のある今中が立っていた。
今中は妻の全身を舐めるように見ると中に入ってきて「何もしないで待っていてくれたのか?」と言ったので、今中が何をしに来たのか察した妻は部屋を出て行こうとした。
ところがドアの所で後ろから青山に抱き付かれ、加わった今中に足を待たれてベッドに放り投げられる。
妻は自分の置かれた状態が信じられずに動揺して、ベッドで布団に顔を伏せて泣いていたが、二人を見るといつの間にかパンツだけになっていたので、このままでは二人にされてしまうと思い、再び逃げようと隙を突いてドアに向かって走った。
しかしまた青山に捕まってしまい、抱えられるようにしてベッドまで連れ戻された時に信じられないような言葉を聞く。
「これ以上逃げようとするなら縛ってしまうぞ」
この言葉で妻の抵抗は止んでしまう。
浴衣の紐で身動きがとれないように縛られて、二人の男に何をされるのかと思っただけで身が竦む。
「そんな酷い事はしないで」
「それなら暴れるな。何も二人でどうこうしようと言うのでは無い。千里は俺だけの女だ。そうだろ?」
青山の女である事を認めたくは無かったが、二人にされる事を思えば妻は頷くしかなかった。
「千里が余りに厭らしい身体をしてので、今中にその厭らしい身体を見てもらって自慢したくなっただけだ」
二人の前で裸になる。
妻にその様な事が出切るはずがない。
しかし何度も縛ると脅されれば、彼らの言う事を聞くしかなかった。
「どうやって脱いだのか、実際にやって見せてくれ」
妻は驚いた顔で私を見る。
話すだけでも辛いのに、実演して見せろと言ったのだから無理もない。
「青山と今中には見せられて、夫の俺には見せられないか」
妻は恐る恐るベッドに上がった。


  1. 2014/05/29(木) 03:18:45|
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変わってしまった 第22回

私がこのような事をさせておきながら、暗い表情で服を脱いでいく妻を見ていると胸が締め付けられる。
なぜならそれはベッドの脇に座って下から見上げ、羞恥の極致にいる妻を更に辱めようと冷やかす二人の姿が見えていたからだ。
それは妻にも見えているのか、いつの間にか目に涙が溜まっていた。
「そうやって下着姿になったのか?」
妻は全裸になるように言われたようだが、流石に下着は外せなかった。
すると青山がベッドに上がって妻を押し倒し、後ろから羽交い絞めにすると今中がブラを外す。
「次は下を見てやろう」
妻は足で蹴りながら抵抗したが、怒った青山にまたあの言葉を言われてしまう。
「縛ってしまおう。大きく足を開いた形で縛ろうぜ」
それを聞いた妻が恐怖で抵抗を止めてしまうと、今中はパンティーのゴムに手を掛けて、一気には脱がさずに辱めながら徐々に下げる。
「おや?パイパンか?いやマン毛が出てきたぞ。千里さんはマン毛が薄いんだな」
二人は全裸になった妻の手を引いて、ベッドから降りると小さなテーブルの前に立たせ、自分達は椅子に座って、青山はビールを、今中はノンアルコールビールを飲み始める。
「酌をしないか!それともセックスの方がいいか?」
妻は全裸でお酌をさせられたが、二人の要求はこの程度では終わらない。
「大人しい顔をしていても、千里はスケベだから大きなクリをしているぞ。見てみる
か?千里、少し足を開いて今中に見てもらえ・・・・・そうか、縛られたいのだな」
妻は縛られるのを避けたい一心で、立ったまま少し足を開く。
「それでは見えないだろ。今中の目の前に腰を突き出して、自分で皮を剥いて見てもらえ!二度と言わない。今度逆らったら縛る」
妻に同じ事をさせていたので、私の目の前にはピンクのクリトリスが顔を現した。
妻は本当にこのような事をしたのか。
今私の目の前でこのような事をしている事さえ信じられないのに、本当に二人の男の目の前でこのような姿を晒したのか。
二人は妻の惨めな姿を見ながら、更に身体を批評したりして辱めただろう。
青山は得意になって、妻の性感帯を詳しく説明したかも知れない。
私の知っている妻は、このような事をするぐらいなら死を選んだに違いない。
いくら縛ると脅されたとしても、自らの手でこのような事の出来る女ではなかった。
何度も青山に抱かれた事で、羞恥心まで薄れてしまったのか。
それとも青山の手によって鎧を脱がされてしまった妻の、これが本当の姿なのか。
そのような事を考えていると、私が何も言わなくても無言でベッドに片手をつき、もう一方の手でお尻を開いて肛門を見せた。
次に妻はベッドに上がると、立て膝で座って大きく脚を開く。
妻は半ば自棄になって、あの夜二人にさせられた事を次々と私にして見せているのだと思ったが、その時私は妻の異変に気付いた。
妻の目からは涙が消え、顔に全く表情が無いのだ。
「もういいからやめろ」
しかし妻はやめようとはせずに、膝の下から両手を前に持っていく。
何とかやめさせようと私が近付いた瞬間、妻は両手で性器を左右に開いたが、開かれたそこからは中に溜まっていた愛液が、結露が窓ガラスを伝うように肛門に向かって流れ出す。
「千里・・・・・・・・」
妻はベッドの端まで来て、脇に立つ私の前に腰掛けると、ベルトを緩めてパンツと一緒に一気に下ろす。
妻はお乳を欲しがる赤子のように、一心不乱にむしゃぶりついたが、私の性器は反応しない。
「うーん・・・・うーん」
妻はその事に不満を示すような唸り声を上げながら、口の動きを速めると共に舌を激しく使っていた。
「千里!やめろ!」
私は妻の頭を掴むと、思い切り後ろに突き倒す。
「私・・・・・・私・・・・・」
妻の顔に表情が戻り、うつ伏せになって泣き出したが、妻が今まで座っていた跡には、少し漏らしてしてしまったのかと思うほどの染みが出来ていた。


  1. 2014/05/29(木) 03:19:37|
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変わってしまった 第23回

私はその後の事も知りたかったが、妻のこのような姿をこれ以上見ていられなかった。
この後二人同時に相手をさせられたのか。
以前見た事のあるAVのように、青山に乳房を揉まれながら今中に性器を嬲られる妻。
今中に後ろから責められながら、口には青山を受け入れる。
そして青山に跨っている妻を見て、終った今中が「自分から腰を使っているぞ」と冷やかす。
そのような光景が次から次に脳裏に浮かび、私自身が耐えられなくなったのだ。
しかし私は妻の精神面を考えて、これ以上このような事をさせるのをやめるのだと心の中で嘯く。
私は妻の事を考えるのが嫌で、青山や今中に対する怒りを新たにしていた。
青山は放っておいても自滅すると思ったが、今中は痛くも痒くもない慰謝料をさっさと払って、何もなかったかのように今も平然と暮らしている事だろう。
そう考えると仕事どころでは無くなり、会社を抜け出すと足は自然と今中の会社に向かっていた。
上場企業ではないが今中の会社は思っていたよりも大きくて、受付の隣には警備員までいる。
「お約束は承っておりましたでしょうか?」
「いや」
「今はお会い出来ないと言っておりますが」
無視して入って行こうとする私は、警備員と揉み合っていた。
その時後ろから、一人の老人が声を掛ける。
「どうした?」
「今中茂樹に会わせろ!」
老人はしばらく私の顔を見ていたが、周りの者の制止を振り切って私をエレベーターに乗せる。
「社長、危ないです」
「大丈夫だ」
そこは二階にある応接室で、この老人が父親だと分かった私は、矢継ぎ早に今までの事全てを話した。
「また青山か」
そう呟くとお茶を持って来た女性社員に、すぐに今中を呼ぶように告げる。
そして5分もせずにやって来た今中は、入って来るなり私の顔を見て固まった。
「妻に訴えさせる事にした」
「あの話なら終っているだろ」
「ただの不倫ならな。妻を脅して、二人で嬲り者にした事が分かった。その後も何とか関係を持とうと、その時撮った写真で脅していたらしいな」
「あれは合意の上だ。奥さんもヒーヒー言って喜んでいたぞ。それに写真で脅した覚えはない。奥さんから、身体が寂しいから抱いて欲しいと言ってきた。第一脅した証拠でもあるのか?」
「じゃあ裁判所で」
「何が裁判だ!逆に名誉毀損で訴えてやる!奥さんは可也欲求不満だったようだな。
いつ抱いても凄い乱れようだったぞ。俺は奥さんの欲求不満を解消してやっていただけだ。」
その時、それまで黙って聞いていた老人が立ち上がって今中に近付く。
「自分の女房が他の男に抱かれるのは嫌なものだ。もしも翔子がそうなったらお前はどう思う」
翔子とは今中の奥さんのようだ。
「翔子はそうならない。あんな誰にでも股を開くような淫乱女とは違う」
それを聞いた私は思わず今中を殴ろうと立ち上がったが、その時父親が老人とは思えないような力で殴った。
「私の育て方が間違っていた。あんなくだらない男とつるんで、こんな事ばかりしやがって。副社長を解任して、一年間の出向を命じる」
「親父、何を言っているんだ!」
「社内では社長と呼べ。一年間佐藤精器で、工員として働け」
「正気か?俺は次期社長だ。この歳になって、今更工員なんて出来るか!俺に油塗れになって働けと言うのか」
「油の匂いが嫌いか?私はあの匂いが好きだ。油塗れになってここまできた」
「時代が違う。そんな事は俺がやらなくても誰でも出切る」
「それならやってみろ。今のお前に何が出切る。お前は柴田さんの気持ちを考えた事があるか。逆の立場だったらと考えた事があるか。佐藤社長にしてもそうだ。佐藤精器は今苦しい。お前の機嫌を損ねたら、家族も従業員も食わせていけないと思って、こんな嫌な頼みを聞き入れたんだ。お前にその気持ちが分かるか」
今中は、私が会社に来た事が全ての原因だと言いたげに私を睨む。
「佐藤社長の下でネジの一本でも磨けば、他人の気持ちが少しは分かるだろう。それが嫌なら、すぐに役員会を開いて解雇する。強姦や脅迫で訴えられれば、それが証拠不十分で不起訴になっても、解雇するには十分過ぎるほどの理由になる」
今中が部屋を飛び出して行くと、老人は私に向かって土下座する。
「どうか訴えるのだけは許してやって欲しい。私が必ず罰を与える。それは青山に対してもだ。奥様に対して、きちんと謝罪させて慰謝料も払わせるから、ここはこの老人に免じて気を鎮めてもらえないだろうか」
この男は他人を引き下がらせる術を知っている。
これは息子可愛さに演技をしているのかも知れない。
息子の経歴に傷をつけないように、土下座までしているのかも知れない。
しかし私にも証拠はなく、老人が言う様に不起訴になる可能性が大きい。
下手をすれば妻の淫乱さだけが知れ渡り、今中や青山は無罪放免となってしまう。
私は油塗れになりながら、一代でこの会社を築いた男に任せることにした。


  1. 2014/05/29(木) 03:20:31|
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変わってしまった 第24回

私は妻の待つ家に帰るのが怖かった。
青山と今中の事を任せた以上、私は妻とだけ向き合わなければならない。
離婚届を書かせても、それを提出しようともしない私。
離婚すると言いながら、全て話せば許せるかも知れないような事を言う。
未だに妻を諦め切れない私は「もう裏切らないでくれ。俺だけを見てくれ」と縋りつきたい。
しかし男である私は「お前のような淫乱な女とは暮らせない。離婚届を出して、正式に別れるから出ていけ!」と叫びたい。
この相反する気持ちが、私を家から遠ざける。
そのような事を公園のベンチに座って考えていると、優しそうな顔をしたお母さんが、子供を連れてやってきた。
子供を砂場で遊ばせている光景は、今までならなら微笑ましく見ただろう。
しかし今の私は、全く違う事を考えてしまう。
あの優しそうな奥さんも、妻のような状況になれば自ら性器を開いて見せるのだろうか。
二人の男に無理やりされても、感じてしまって獣のような声を張り上げるのだろうか。
反対側を見ると妻と同年代に見える、メガネを掛けたの真面目そうな奥さんが小さな
犬を散歩させている。
あの奥さんも、チャンスさえあれば旦那以外の男に抱かれたいと思っているのか。
真面目そうな顔をしていても、頭の中はセックスの事で一杯なのかも知れない。
実際不倫していて、男と会ってメガネを外せば、涎を垂らしながら自ら激しく腰を使うのか。
絶対にこのような事は有り得ないと思っていた妻が他の男を求めた事で、どんなに真面目そうな女でも、一皮剥けば淫乱に違いないと思ってしまう。
そのような事を考えていると子供連れの奥さんの、上下に揺れる乳房が気になって仕方がない。
犬を連れて散歩している奥さんの、歩く度に左右に揺れるお尻を目で追ってしまう。
目の前にいる二人の奥さんが裸にされて、男に組み敷かれる姿が浮かび、一人興奮して股間を硬くしていた。
妻が男達の嬲り者になった事が泣きたいほど悔しくて、相手を殺したいほど憎んでしまうのに、それが他人の奥さんだと興奮してしまう自分に気付く。
家に帰りたくない私の足は、自然と小料理屋に向かっていた。
「ごめんなさい。まだ開けていないの。6時からだから・・・・・」
振り向いた女将は、私だと分かって一瞬固まる。
「恵理ちゃんなら来ないわよ。辞めてしまったから」
私は恵理に会いに来たのだと知る。
その証拠に落胆していた。
娘のために必死に働く母親。
夫以外に身体を開かなかった女。
しかしそのような彼女も、離婚してから身体が寂しかったに違いない。
あの時ホテルで強引に押し倒していたら、おそらく彼女は。
そのような思いから、上手く彼女を誘えばホテルについてくるような気がして、ここに来た事を自覚した。
しかしここには彼女は来ない。
アパートに押し掛けるのは彼女の娘に悪い。
本当は真面目そうな女が乱れる姿を見たかったが、仕方なく狙いを女将に切り替えて、着物姿の時とは違って髪を肩まで垂らした女将の身体を舐めるように見ていた。
私を罠に嵌めた話を避けたい女将は、気を取り直して平然と振る舞おうとしたが、私に背を向けている事で動揺が分かる。
「あれは仕方なかったのよ。私もあんな事はしたく無かったけれど、言われた通りにすれば別れてくれると言ったから」
黙っている私が不気味に思えたのか、痺れを切らした彼女は勝手に話し始める。
彼女が別れたかった事に気付いていた青山は、裸で私と重なれば二度と来ないと言ったそうだ。
実際あれ以来ここには来ていないと言う。
「俺とセックスして見せろと」
「そこまでは・・・・・・・青山達は私達が裸で重なっている写真を撮ったら帰って行ったわ。あれはあの後私が我慢出来なくなって勝手に・・・・・・」
ようやく振り向いた女将は、私の厭らしい目付きに気付いたのだろう。
「分かったわ。今日はお店を休みにするから許して」
女将は私の前を通り過ぎて、私が入って来た入り口まで行くと鍵を掛ける。
「シャワーを浴びたいから、ビールでも飲んで待っていて」
カウンターに座った私の横に来ると、ビールとコップを置いてシャワーを浴びに行こうとする。
「シャワーはいいから脱げ。裸になって酌をしろ」
私が手首を掴むと、必死にその手を振り払おうとする。
「何を言っているの?それなら奥に行きましょう」
「いいからここで脱げ!」
「そんな変態のような真似が出切る訳無いでしょ!もう帰って!」
「酔って意識のない男に、勝手に跨るような変態が偉そうな事を言うな!いいから脱げ!」
私の鬼気迫る表情と異常な要求に恐怖を感じたのか、手首を掴まれたまま今度は横に座って身体を密着させ、片手でビール瓶を持ってお酌をする。
「機嫌を直してこれでも飲んで。その後奥でゆっくり楽しみましょう。償いを兼ねて一生懸命サービスするから」
「俺達は離婚する事になった。あの写真が切欠だ。人生もうどうでも良くなった。今の俺には復讐する事しか残されていない」
私が嘘をついて狂気を演じると、彼女のビールを持つ手が微かに震える。
「脱げよ。裸になって酌をしろ」
「分かったから放して。柴田さんは、そう言うのが好きなのね」
私に逆らわない方が得策だと思ったのか、彼女は服を脱いでいったが、流石の女将もこのような店先では恥ずかしそうだった。


  1. 2014/05/29(木) 03:21:37|
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変わってしまった 第25回

結局女将は裸にはなれず、上下黒の下着姿で横に座ってきた。
「これでいいでしょ?さあ飲んで」
私は無言で彼女の背中に手を回し、ブラジャーのホックを外すと女将から剥ぎ取る。
女将は一瞬私を睨んだが、すぐに作り笑顔になって右手で胸を隠しながら、左手に持ったビールを注ぐ。
私は右手に持ったグラスを一気に空けると、左手で下着の上から性器を触る。
女将は咄嗟に胸を隠していた手で私の手を押さえたが、暫らく触っていると抑える手の力は抜けていき、息遣いも乱れてくる。
「酌をしろよ」
「えっ・・・・・ええ・・・・」
カウンターに置かれたビール瓶に手を添えて、快感に堪えていた女将がそれを持ち上げた瞬間、私は下着の脇から指を差し込んだ。
すると女将のそこからは大量の愛液が漏れ出し、指を入れて欲しいのか私の首に抱き付いて腰を浮かせる。
「早く注いでくれよ」
「だめー」
女将の腰は私の指を求めて妖しくくねる。
「中も触って欲しい・・・・指お願い・・・指を中に・・・・・」
「俺を変態のように言っておきながら、このざまは何だ」
「ごめんなさい・・・・・でも我慢出来ない・・・・・凄く感じちゃって・・・・」
布団の上ではなくてこのような場所で弄られる事に、次第に女将も興奮して来ていたのだろう。
女将の黒いパンティーを抜き取って、カウンターの上に座らせると大きく脚を開かせた。
「こんなのいや・・・・・・恥ずかしい」
「こんなにグッショリ濡らして、何が恥ずかしいだ」
「だめ・・・もう逝きそう・・・・・・逝く・・逝っちゃう」
女将は私の頭に抱き付いて、二度三度腰をピクピクさせると急に静かになった。
女将はしばらく余韻を楽しみたいようだったが、この体勢は丁度私の顔に女将の乳房が押し付けられていて息苦しさを感じたので引き離すと、カウンターから降りて夢遊病者のようにふらつく足で下に潜り込み、私のチャックを下げると既に硬くなっていた性器を器用に取り出す。
そして女将は躊躇する事無く口に含み、頭を前後させながらベルトを外した。
鍵は掛かっているが、もしも他の客が入ってきたら何と思うだろう。
このような場所で私はズボンとパンツを膝まで下げられ、その前に屈んでいる女将は全裸なのに靴下とサンダルは穿いているという滑稽な格好で、激しく頭を動かしながら口でサービスしているのだ。
「出すから飲め!この後チンチンが欲しければ飲め!」
やはり私は、前回のようにはもたないと思った。
しかし女将は、あの時のようなセックスを期待しているのだろう。
それで一度出しておき、女将の中に入った時に少しでも長く持ち堪えようという意識が働いたのだ。
「俺が回復するまで、少し遊んでやるからここに寝てみろ」
テーブル席の上に寝かせて色々なところを嬲り続け、30分後にはそのテーブルに手をついてお尻を突き出した格好の女将の後ろで腰を動かしていた。
その間、何人かの常連客が入って来ようと扉に手を掛け、鍵が掛かっている事が分かると外から女将を呼ぶ。
「今日は臨時休業か」
女将は彼らに聞こえてしまわないように、声が出ないように手を噛んで我慢するが、私はそのような女将を虐める事に興奮を覚え、誰か来ると逆に意地悪く腰の動きを早くした。
女将が目当てで来た客かも知れない。
そう思うと優越感に浸ることが出来、更に腰の動きは早くなり、声が出てしまわない
ように必死に我慢する女将が更に妖艶に見えてしまって終わりが近付く。
「出してもいいか?」
「出して・・・・もう出して・・・・」
性器の大きさやテクニックでは青山には勝てない。
それでも女将が私を向かい入れたのは、一度の挿入でいつ終わるとも知れない連続した快感を得られると期待したからに違いない。
ここが寝室なら、当然「まだ出さないで」と言っただろう。
しかしこのような状況では、流石の女将も早く終る事を期待した。
「中に出していいか?」
「中はだめ・・・お尻に・・・早くお尻に・・・もう・・もう・・・・」
女将は快感をコントロール出切るようだ。
何度も何度も逝きたいのだろうが、この一度で終わりなら、それはそれで深く逝こう
とする。
正気の私には前回のような快感を与える事など到底出来ないが、この状況が私を救ってくれた。
この商売では、女将がフリーでいる事も大切な事なのだろう。
圧倒的に女将を目当てに来る客が多いので、青山も外で会うか、ここに来る時は店が終わった頃に来た。
私はただ我慢出来なかっただけなのに、女将は客にこのような事が知られないように、私がわざと早く終ったと勘違いしている。
興奮している私には、快感をコントロールする事など出来なかっただけなのに、あれだけ虐められても私の事を優しいと言う。
不倫とはこのような物なのか。
ことセックスに関しては、妻には出来なかったような事が、女将に対しては何でも出来てしまう気がする。
キッチンで洗い物をしている妻を見ていて、俗っぽいが裸にエプロンで洗い物をして欲しいと思った事がある。
しかし妻には頼めなかったし、頼んでも妻も嫌がって受けなかっただろう。
それが女将とは、あのような場所でセックスまで出来てしまう。
妻とお風呂に入っていて、性器を洗って欲しいと思った事があるが、結局は背中を流してもらうのが精一杯だった。
しかし女将には性器だけを丁寧に洗わせ、その後前に立たせると大きく足を開かせて、女将の性器を悪戯しながら洗ってやっている。
女将もまたそれが嫌そうではなく、私を誘うかのように少し腰を動かしながら、艶っぽい目で見詰めてくる。
私以外とのセックスでは、やはり妻もそうだったのだろうか。
青山に虐められながらも、目では青山に縋っていたのか。
一度逝けば次が欲しくて、声を出してお強請りしたのか。
私との時では恥ずかしくて開けないほど、大きく脚を開いて自ら性器を晒したのか。
「今度はベッドで・・・・・・・・」
やはり女将はこれだけでは満足出来ずに、2階の寝室に誘ってきた。


  1. 2014/05/29(木) 03:22:36|
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変わってしまった 第26回

私は女将の寝室で、時間も忘れてとても妻とは出来なかったような事をさせ、小料理屋を出たのは午前2時を過ぎていた。
そして真っ暗な夜道で女将の乱れようを思い出していると、家に帰らなければならないという思いからか全て妻と重なってしまう。
女将も私とは会いたくなかっただろう。
しかしいざ始まってしまうと、何もかも忘れて貪欲に快感を貪っていた。
妻も最初は拒む素振りを見せたかも知れないが、結局は快感を得たいがために、青山や今中に言われるままに何でも受け入れたに違いない。
別れたがっているとは言っても、女将はまだ完全には青山と切れていない。
私には青山の女を甚振っていると言う快感もあった。
これが未だに別れた夫を愛している恵理なら、快感は倍増したかも知れない。
青山が離婚した女将を手放さなかったのは、おそらく別れてからも、最初の頃は別れた夫を愛していたからだろう。
他人の妻を辱める快感。
他の男を愛している女を甚振る快感。
大人しく真面目な女を淫らに乱れさせる快感。
妻はそれら全てを満たしていた。
それで今中は、私が知った後も諦め切れなかったのだ。
これが他人の奥さんなら、想像するだけで興奮してしまう。
しかし勝手だとは思っても、自分の妻ならこれほど悲しい事はない。
このような時間では妻は眠っているはずで、そのような妻の顔を見ずに済むと思っていたが、家に着くと玄関とキッチンだけに明かりが灯っていた。
「起きていたのか?」
「お食事は?」
「ああ、腹が減った」
妻は並んだ料理を温め直す。
「千里は?」
妻は食欲がないと言って、私が食べるのをじっと見ていた。
私は逃げ出したかった。
離婚して妻の事を忘れられれば、私は楽になれると思った。
しかし離婚した後の事を考えてしまう。
離婚した事を青山や今中が知り、妻も寂しさから自棄になって。
妻がまだ私を愛してくれているとすれば、彼らにとっては魅力があるに違いない。
今の青山にはそのような力はないが、今中なら青山が女将にしたように、妻を囲う事が出切る。
好きな時に妻を抱き、自分の思い通りの女に変えていく。
妻も生きていくために今中に媚を売り、今中の気に入るような化粧をして、今中が好きな下着を着けて待つ。
考えただけでも狂いそうだ。
やはり私は、このような妻でも愛していると実感した。
愛しているからこそ憎いのだ。
「しばらく別居しよう。別居してこれからの事を考えよう」
妻を自分のものにしたままで妻から逃げる。
結局妻を一人にするのが心配で、私一人が家を出た。
最初は一ヶ月のつもりで契約したマンションも、妻との事を先延ばしにしたくて契約し直す。
その間子供達は定期的に来てくれていたが、妻とは一切会っていない。
そして一月半経った頃、娘が神妙な顔で訪ねて来た。
「帰って来て。このままだとお母さんが・・・・・」
「千里は元気にしていると言っていたじゃないか」
娘達は私に心配掛けまいと嘘を吐いていた。
妻はご飯を作らなくなり、今では掃除洗濯など何もしないので全て娘達がしていた。
「お母さんが悪いのでしょ?」
何もしない事を娘が責めると妻は私への謝罪の言葉を繰り返すだけで、泣いてしまって話しにならないと言う。
「いや、お父さんにも悪いところがあった。これはお互いに・・・・・」
「嘘!お母さんは何をしたの?まさか・・・・・」
娘達も薄々気付いているのだろうが口には出さない。
妻と話しに行くと言うと娘達は気を利かせて、マンションに残ると言うので私一人が久し振りの我が家に帰った。
娘達の言っていた事は本当のようで、キッチンなども一応は片付いてはいても、きれい好きの妻が片付けたのでは無い事が分かる。
そして寝室の前まで来た時、中から妻の声が聞こえてきた。
「逝ってもいい?・・・・逝く・・・逝く」
「千里!」
男がいるのかと思って勢いよくドアを開けると下半身だけ裸の妻が、ベッドの上で脚を開いて自分で触っていた。
「いやー・・・見ないでー・・・・逝く・・・逝く・・・逝くー」
逝く寸前だった妻は指の動きを止められず、私の見ている前で達してしまった。
辺りを見るとこれが私達の寝室かと思うほど物が散乱していて、ゴミ箱からは入り切らない大量のティッシュが零れ落ちている。
おそらく妻は、子供達が留守になると自慰を繰り返していたのだろう。
私は情けなくなり、泣いている妻を無視して部屋を片付け、掃除機を掛けていると妻が部屋を飛び出していこうとしたので後ろから捕まえた。
すると妻からは何度も繰り返し自慰をしていたのか、濃縮された女の匂いがした。
「洗ってやるから来い!」
私は妻を裸にして、自らも裸になって妻の白い肌が赤くなるほど擦る。
そして手に泡を乗せると、今まで妻が触っていたところを優しく洗う。
「千里・・・・おまえ・・・・・」
私が洗えば洗うほど、妻のそこは石鹸とは違うものでヌルヌルになっていく。
そして私が立ち上がってシャワーで流そうとした時、妻は屈んで私の性器を口に入れた。
「やめろ!」
しかし妻は、私の性器を咥えたまま首を振る。
何とか私を硬くさせようと妻の動きは激しさを増し、口の中に唾を溜めて、クチュクチュと音まで出して刺激する。
私の性器は見る見る膨らんでいったが、それは妻に女将の姿を重ね合わせていたからかも知れない。


  1. 2014/05/29(木) 03:23:28|
  2. 変わってしまった・柴田
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変わってしまった 最終回

その後私は家に戻り、妻も別居してから行かなくなっていた心療内科に通い始める。
それからは週に一度は青山と完全に別れた女将を抱き、他の日は毎日のように妻を抱いた。
しかし半年が過ぎた頃、女将は他に男が出来たのか急に店を畳んで姿を消す。
私は女将を抱く事で妻とのバランスを保っていたつもりだったが、女将がいなくなってもそれほど落胆はしなかった。
それは妻の変わり様に原因があるのかも知れない。
普段の妻は以前の妻に戻りつつあるが、夜の妻は全然違う。
毎晩のように私に謝り、私の言う事ならお尻の穴にまで舌を入れる。
そのような趣味は無かったが、成り行きでしてしまった本来そのような目的の為にあるのでは無い穴にまで私を受け入れた。
何でも私の言い成りになる妻。
それも悪くないが、私は昔が懐かしい。
妻と対等に付き合い、お互いに相手を思い遣っていた頃が。
いつかそのような時がまた来るのか。
以前の私は、間違いなく妻を愛していた。
しかし今の私は、このように変わってしまった妻を本当に愛しているのか。
ただの独占欲だけで、一緒に暮らしているのではないだろうか。
昼間は優しく出来るように成った気がするが、夜になると思い出しては無理難題を吹っ掛ける。
それを考えると、復讐と性の捌け口の為に妻を縛り付けているのではないだろうか。
しかしその答えはまだまだ出そうもない。
今は必死で尽くしてくれる妻もが、その内答えを出してくれるかも知れない。
二人が歳をとってセックスなどしたく無くなった時、本当の答えが分かるのかも知れない。
それまでは妻を愛していると信じるようにしよう。
歳をとってから後悔しないように。


  1. 2014/05/29(木) 03:24:30|
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