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闇文庫

主に寝取られ物を集めた、個人文庫です。

亜希子 第1回

郊外に在る、市民病院内。
その診察室に、一人の女がいた。担当医の男が、女に言う。
「じゃあ、上着を捲って頂けますか」
「・・はい」
ブラウスのボタンを外した。農紺色のブラジャーが現れる。
繊細な指先がブラジャーの下部を掴み、上へと引き上げた。真っ白な乳房がゆらり、と
上下に弾みながら露出する。それは熟し切った果実に似て、重たげに揺らいだ。
医者がその乳房を冷めた眼で凝視する。珍しい肉隗でも観察している様に。
女は、思わず伏せ目がちになるその視線を逸らせた。事務的な医者の行為でも、未だ恥ずべき感覚が拭い切れないのだった。
「順調に回復されていますね・・腹部の膨張も今は見られませんし」
「はい・・もう・・お腹の辺りは以前のサイズに戻っているみたいです」
「乳輪の色素沈着も消えつつあるし・・母乳、と言いますか・・その症状は」
「ええ・・それも・・あの・・」
「はい」医者は相変わらず事務的に次の台詞を促す。
「・・余程、あの・・刺激を与えなければ・・出なくなりました」
そう言う女の頬が赤く火照った。
「刺激、ですか?」尚も医者が問う。
「はい、ですから・・・強く、揉む様に・・するとか・・乳首を・・摘む、とか・・」
女は消え入りそうな声で答えた。

女の名は篠塚亜希子。今年で三十一歳になる。結婚して四年目。漸く妊娠出来たと
思ったのは、もう二ヵ月程前の事だった。

「ふん・・・・なる程・・まあ、それも暫くすれば治まるでしょう。大きさは如何です?張った様な感覚とか・・」
医者は、亜希子の左乳房を下から持ち上げる様に掌に乗せて軽く揺らせた。
「今は、乳房の張った感じも・・無くなりました・・大きさも以前に戻った様ですし・・」
更に左の乳房も同じ様に掌に乗せて持ち上げ、幾度も跳ね上げる。ぴたぴたと乳房がひしゃげて撓み、乳首がその中心で踊る。亜希子は無言で堪えた。医者の行いは診察と言う名目の元、只揺れる乳を愉しみ、弄ぶ行為にも思えた。
「で?大きさは」催促する様に医者が問う。答えなければならない雰囲気が在った。
「あ・・・はい、・・F、カップだったのが・・今は・・Eカップの・・ブラジャーで収まります・・」
亜希子は途切れ途切れ言った。

「そうですか・・・」どうでもいい感じで、医者が答える。
「じゃあ・・最後にもう一度・・下半身を診ましょうか・・」
「え・・ですが・・それは先程・・・」
先程、亜希子は椅子に座り、その下半身を医者に剥き出していた。羞恥心に身体が震えそうになりながらの診察だった。増してや、ここは産婦人科では無い。精神科なのだ。
今日で三度目になるが、一向に慣れる事は無かった。

「想像妊娠」。こんな病気に自分がなるとは想像さえしなかった亜希子だった。
再度医者に急かされ、亜希子は再びタイトスカートに手を掛けた。亜希子より一回りは年上に見える医者は、相変わらず冷めた視線で亜希子を観ている。中肉中背で目立った部分も無い平凡な風貌。しかし、その視線は鋭く冷たい。決して笑わず事務的なその態度とは裏腹に、行う診察の内容は専門の粋を超えている気さえしていた。
その眼が、早くしろと言っている気がした。

ストッキングを脱ぎ、ブラジャーと同色のショーツに指を掛ける。そして医者の視線を避ける様に亜希子は背を向けた。
「先程から思っていましたが、随分小さな下着ですね」背後から冷たい声が掛る。
「そう、ですね・・・いつもこの位のを・・小さい・・でしょうか」
下半身を冷やすなとでも言いたいのだろう。しかしガードルは苦手だった。締め付けられている感覚が嫌だったからだ。腹部迄被う下着も、年齢的にまだ着ける気にはならない。

「尻の肉が・・下着の裾から半分程はみ出していますね・・・その尻は・・想像妊娠の症状が出てから更に肉を付けたのでは無いですよね」
「いえ・・・お尻の大きさは・・余り変わっていないと、思います・・」
屈辱に答える声が上擦った。
「いや、初診の時より尻の厚みも増している」
遠慮の無い視線が背後から突き刺さって来る。
「その肉付きじゃあ、下着も食い込む筈だな・・」
亜希子はショーツ一枚の下半身を晒したまま、それを脱げずにいた。今日の医師の言葉は、露骨過ぎる。羞恥心が更に煽られた気がした。
この診察室には亜希子と医者以外、誰もいない。いつもそうだった。
このドアの向こう側には、待合室が在る。人々が溢れている筈だ。
「尻のサイズは?計っていますか」
「・・いいえ・・最近は、計っていません・・」
「大体で結構です、何センチですか」
「・・・九十センチ、程だと、思います・・」
有無を言わせぬ問答に、亜希子は答えるしか無かった。
「いいでしょう。では、尻を出しなさい」
医者は静かに言った。出しなさい、と。命令口調以外の何物でも無い。
「はい・・・わかり、ました」
亜希子は呻く様に言い、下唇を噛み締めた。そして下着に掛けた指を降ろした。小さいと云われた濃紺のショーツが丸まり捻れ、その形状を紐の如く変えながら、真白い尻を剥き出しにしていく。表面を波打たせながら、医者の目の前に三十路を過ぎた女の尻が曝け出された。

篠塚亜希子は、家路に向かい歩いていた。
診察が終わったのは、午後に入ってからだった。
小一時間程、あの診察室にいた事になる。その間、亜希子は様々な検査という名の屈辱を受けた気がしていた。
(あの先生・・・段々診察の内容が酷くなってきてる・・どうして・・)
しかし、病状が回復してきているのも事実であった。
想像妊娠と診断された当初、亜希子の身体の変化は凄まじいものがあった。
腹部は実際の妊婦の如く盛り上がり始め、乳房は張りを増し、乳首からは初乳と思える乳液さえ絶えず吹き零れた。更にはつわりの症状も日々続き、苦悩する毎日だった。
産婦人科を次々に回り、それでも思わしい回復が出来ず、最後に紹介されたのがあの精神科医だったのだ。
懐妊を待ち望んでいた亜希子にとって、それが疾患の症状である事が判明した頃は軽い鬱病にさえ侵された様な精神状態が続いた。
夫はその心情を察し、最終的には身体では無く精神の治療を促した。結果、亜希子は順調に回復している。後は時折実際の妊婦の様に噴出す母乳の症状と、止まっている生理が始まれば完全に回復したと言えるだろう。
そうなれば、健康に戻り、夫婦生活の営みも再開して構わないと医師は言っていた。
しかし、それも今では叶わない事を亜希子は感じていた。
夫が、亜希子の発病を境にして、男性の機能が完全に「不能」となっていたからだ。
理由はそれだけでは無いかも知れない。だが、事実だった。幾度試そうとも結果は同じだった。
(その事も・・・今度あの先生にご相談した方がいいのかしら・・でも・・)
亜希子は迷った。夫婦の営みの問題に関してまで晒したくは無い。何故なら、あの医師が夫とは知り合いである事を聞いていたからだった。医師は田沼五郎と言う名だった。聞くところによると元大学の先輩という間柄だという。
(今度の診察・・二人で診て頂いた方がいいのかも知れない・・でも・・主人の前であんな診察を今度も受けさせられたら・・)
亜希子の眉根が曇る。田沼の診察はやはり度を越えているのではないのか。まるでそれは亜希子の羞恥心を甚振って愉しんでいる様にも思える。今日の診察では最終的には全裸に近い状態となり、ショーツ一枚の姿で田沼の目前を歩かされた。医師に向かって突き出した裸の尻を、気が遠くなる程観察された後、ショーツのみの着用を許されての事だった。
亜希子はその姿で壁と田沼の間を三往復、ゆっくりと歩行する様命じられた。身体が傾いでいく程の羞恥心に堪えながら、従ったのだった。
その診察の意味合いとは、歩行する度に揺れ動く、剥き出しの乳房や下着に食い込んだ尻の肉の動きを診る為だと言われた。

「では、こちらに向かって歩きなさい」
「・・・はい」
「乳房の揺れが激しいですね・・痛みはどうです」
「・・いいえ・・別にありません・・」
「では,背を向けて・・今度は向こう側に歩きなさい」
「はい」
「尻の肉が重そうに左右に振れますね・・・違和感はないですか」
「違和感・・ですか・・別に、ありません・・」
「食み出した部分が目立つな・・・歩く度にぶるぶると波打っていますよ、どんな感じです、尻の感覚は」
「・・お尻の、肉が、左右に、移動して・・・揺れている・・感覚、です」
露骨な表現を言わされる屈辱に、声が震えた。
「三十歳を過ぎて・・・その尻は脂肪、つまり肉を付けましたか」
「・・分かりません・・お尻を・・そんな頻繁には・・測っていませんから・・」
「尻の肉は・・三十歳を過ぎ・・少し張りが失せて柔らかくなってきている訳でしょうか、どうです」
「柔らかく、ですか・・・そんな、感じも、します・・」

そんな診察が在るのだろうか。尋常では無い。異常な感じがした。ハイヒールだけを履いたままショーツ一枚の姿で歩く。それは単に、亜希子の裸体を観たかっただけではないのか。揺れる乳房、そして尻に対しては、事の他執着心を見せた。
亜希子を患者としてでは無く、一人の女として、更には性の対象として凝視していたのではないのか。
そういう傾いだ趣味嗜好が、あの田沼という医師には在るのではないのか。

(まさか、そんな・・・考え過ぎだわ・・・治療をして下さっているだけよ・・裸の身体を診る事だって・・きっと必要な筈・・)
亜希子は一人、心の中でそう呟いた。もう一人の自分が、そうでは無いと訴えるのを無理矢理に押し込めようとしていた。
そして何よりも亜希子は、自分の中に居るそのもう一人が、更に恐ろしい言葉を吐く事を一番恐れていた。何よりも。



その夜。
亜希子はキッチンに向かっていた。今日は久し振りに夫が残業も無く帰宅している。
夫の良雄は四十歳になる。仕事一筋という言葉が、夫程似合う男も珍しいのではないかと亜希子は思った。趣味らしい趣味も無く、休日は亜希子の買い物にも付き合う。
優しく、生真面目な夫だった。
「あなた、おビールで宜しかったの?」
「ああ・・」
夫はソファーに寝転ぶ様にしてテレビを観ている。疲れているのだろう、声が低い。
無理も無い。不景気の影は順調だった夫の勤務する会社にまで及んでいると聞く。
リストラや経費削減で社員は最盛期の半分近くになるという。亜希子が勤めていた頃とは比較にならない厳しさだろう。上司だった頃の、溌剌とした夫の顔が浮かぶ。
今のそれとは、明らかに違っていた。
「余り無理なさらないでね・・・お仕事」
独り言の様に、亜希子は呟いた。十歳近く年上で平凡だが、優しく生真面目な夫。亜希子には不満など在る筈もなかった。
身体だけは壊して欲しくはない。養われている妻としての立場では無く、良雄を愛する女として真剣にそう願った。
ふと、病院のイメージから今日の診察が思い出される。
「あなた・・今日ね・・」背を向けたまま、亜希子は口を開いた。
「・・ああ、病院に行ったんだったな・・どうだった」
「ええ・・・・順調に回復してますって・・お医者様が」
「そうか、良かったよ・・あの人を紹介して・・」
「・・あの人?」
「田沼さんだよ、俺の先輩の兄貴だって言っただろ?」
夫がチャンネルをリモコンで変えながら続ける。
「え、ええ、そうね。先輩のお兄様だったの・・あの方・・」
「真面目な先生らしいよ・・前は産婦人科にも勤めてたらしいな」
「そうだったの・・だから・・」
その言葉を聞き、亜希子は今日の診察を、何と無くだが理解出来そうに思えた。
「何だ、だからって・・何か在ったのか」
「いいえ、別に・・。あ、御免なさい、おビール出さなきゃ」
「おいおい・・やっと気付いたのか、最近物忘れが多いな亜希子は・・もうオバさんか」
「はいはい・・どうせ私は、三十路を過ぎたオバさんです。あなたもオジサマだから丁度いいでしょ」
「言うなあ、亜希子も」
リビングに二人の笑い声が響く。亜希子は、久々に笑った様な気がした。
(子供が出来なくても・・・貴方さえ元気でいてくれれば・・それでいいの)
子供を欲する亜希子が、疲れている夫を不能に追い詰めたのかもしれない。
そう思えば思う程、夫が愛しくなっていくのを感じた。
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  1. 2014/09/05(金) 11:15:39|
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亜希子 第2回

あの診察から三日後、篠塚亜希子はあの田沼の前にいた。
「如何です、あれから」
相変わらず無表情な、医師の口元が開く。
「はい・・何も変わった所は無い様に思います・・」
又下半身を脱げと命令されるのだろうか。心臓の鼓動が速くなってきていた。
「緊張されていますか?篠塚さん」
グレーの事務椅子が亜希子の方を向く。優しい口調だった。その意外な言葉に亜希子は戸惑った。
「いえ、あの・・別に・・」
「貴方は順調に回復されている。いえ、お身体の方は完治に近い状態ですよ」
田沼は笑顔を浮かべた。それは初めて見せた、この医師の表情だった。
「そうですか、少し安心しました」
亜希子は本心からそう言った。
「後は、精神面・・だけですね。篠塚さんはかなり妊娠願望の面でナーバスになっておられる」
田沼は相変わらず静かな口調のまま、カルテを一瞬見た。
「ご子息を欲するお気持ちはよく分かりますよ・・後はリラックスされる事です」
「有難う御座います・・おっしゃる事は・・よく分かります・・でも・・」
夫の事がある。インポテンツになっている症状を伝えるべきなのか。田沼が一気に医者らしく思えていた。精神科の権威であるなら、尚更頼りたかった。
田沼は机にある銀色のポットを持ち、透明なコップに水を注ぐ。
「どうぞ・・」
「あ・・すみません」
「緊張すれば喉が乾く。貴方に必要なのは、精神の休暇です・・・どうぞ遠慮しないで」
「・・はい・・頂きます・・」
亜希子はそれを飲んだ。一口のつもりが結構な量を喉が欲していた。診察室に、喉を通る水の音が響く。亜希子は赤面した。
「今日は、リラクゼーションを受けて頂きましょうか」
半分程水が減ったコップを亜希子から受け取り、田沼はそう告げた。
「リラク、ゼーション・・・ですか」
「まあ流行りの癒し系ですね・・心を休めてあげる事です」
そう言うなり診察室に微かな音楽が流れ始めた。電子音でも自然の音でも無い独特の音色。
「こういった・・・治療も・・先生は・・なさるのですか・・」
亜希子は物憂げな口調で聞いた。音色が心地よく鼓膜を振動させる。
「精神科医、ですからね・・これでも。どうです、気分は」
「・・・はい・・・とても・・楽な・・感じです」
亜希子は先程よりも更に話す事が億劫になっているのを感じた。このまま寝てしまいたい雰囲気だった。リラクゼーションの効果が早くも効き始めた様だった。
「では・・・これから・・質問をしていきますね・・」
「・・はい・・・わかり・・ました・・」


亜希子は、その瞼をニ、三度と開く。
重たく閉じた眼が漸く開いた。ゆっくりと。
あの診察室だった。亜希子は自分が座っている事に気付いた。患者用のそれでは無い。背凭れが在る。よく観るとそれは、田沼が使用している物だった。
慌てて身体を起こし、周りを見渡す。亜希子以外、誰もいない。
不意に窓から差込む日差しが、飴色に変わっている事に気付いた。もう夕刻らしい。
(ウソ・・・あれから私・・ここで寝てしまったの・・・何時間も・・)
その時、向かいのドアが開いた。白い医師用の白衣姿の男が現れる。
「やあ・・お目覚めですね・・」
あの田沼が目の前に立っていた。相変わらずの優しい口調だった。
「す、すみません、私・・」
治療を受けながら寝てしまった思いが、亜希子を動揺させる。無防備に乱れているかも知れない髪を直そうと、両手でそれを慌てて撫で押さえる。
「余りにぐっすりとお休みでしたので、暫く起こさずに差し上げました。やはり疲れておられたようだ」
「本当にすみません・・一体どの位、私・・ああ・・ごめんなさい」

その間、この診察室は機能しなかったのではないのか。亜希子は状況を把握出来ず、只ひたすらに謝るしか無かった。寝ぼけているのだろう。未だ後頭部の部分が鉛を詰めた様に重い。
「気にしないでください。しかし、そろそろ帰られた方が良いですね。日が未だ高い内に。この院内もそろそろ閉院しますし」
「はい・・そう致します・・本当に、有難う御座いました・・」
「今日の結果は、次回の診察でご報告致します。ご心配無く。次回で治療は完了ですよ」
田沼がそう言った。亜希子は幾度も会釈をし、診察室を出た。



その夜。
亜希子は夕食の用意をしていた。時刻はもう八時を過ぎている。
夫は残業で未だ帰っていない事が幸いした。
(二時間も寝ていたなんて・・でも・・どんな質問をされたのかも覚えていない・・
今度お医者様に伺ってみないと・・でもまさか・・主人の身体の事とか・・私・・言ってしまったんじゃ・・)
その時、玄関のドアが開いた。ただいまと、夫の声がした。
「あ、おかえりなさいあなた・・ゴメンナサイ・・お食事もうすぐ出来ますから、宜しかったら先に・・・」
そう言いかけた言葉が止まった。亜希子は右手首を凝視する。自身の両手首に消え残る、赤い痕跡の様なものを初めて見つけたからだった。
(え・・・?何かしら・・この痕・・何かを巻き付けた痕みたい・・・何・・?)
その時、夫がリビングへと現れた。
「何?メシまだなの?」
「ゴメンナサイ・・もうすぐ御造りしますから・・あなたは先にお風呂になさって・・」


同時刻。
田沼三郎は、一人でマンションにいた。
部屋の電灯を一切点けずにいる理由は、壁際に備えられた大型画面の液晶テレビに映し出される光景をその闇に浮かび上がらせ、執拗な程凝視する為なのか。
革張りのソファーに座り、ビールを片手に田沼は画面を見つめ続ける。
六畳程の畳の間。それは病院内に設置された、宿直用の部屋だった。中央に布団が敷かれ、その中央に真白い女の裸体が仰向けに転がっている。設置されたビデオカメラに向かってその両足は大きく左右に広げられていた。女の陰部が尻の割れ目から上部に、その陰影を曝け出している。力無く投げ出された両手と共に、女は大の字のまま動かない。
カメラが、女の陰部をズームする。薄い陰毛から透けた肌の毛穴までが晒され、その下部に在る葡萄色の大陰唇が露になっている。それを覆い隠すが如く、腿の付け根部分の軟い肉が覆い被さる様な盛り上がりを見せている。
続いてカメラは、その視線を女の胸部へと変えた。真白い双の乳房が、その重量感を訴える様に左右に伸び流れて広がっている。幾分か張りの失せたその肉感が、爛熟した裸体を更に卑猥に見せていた。
次の瞬間、カメラのアングルが変わる。

女は、うつ伏せに這わされていた。カメラがそれを真後ろから捉えている。両足は裂けんばかりに左右へと引き広げられ、青い物干し竿がその両足首を動けぬ様に固定している。女の顔は見えない。広がった両腿の狭間には、垂れ下がった双の乳房がその半分程を敷布団に押し付け潰される形で覗いている。更に女の両手は後ろに引き絞られた格好で、それぞれの足首の真横で同じ様に物干し竿に縛られていた。両足首と両手首に、荒縄が幾重にも巻かれて食い込んでいる。

やがて画面の左手から、毛むくじゃらの脚が入ってきた。褐色のそれは一目で男のそれと判別できた。男は女の背後に立ち、その腰を真上にぐいと、抱え上げた。
「ン、ウン・・・」
尻だけを更に高く掲げさせられ、微かに女が呻く。
豊かな白い尻だけが天を向き、完全に浮き上がった。その肉球を縦に割った亀裂はその意味を無くし、普段は隠している筈の女の最も恥ずべき場所であるその全てを露出させたままカメラの方を向いている。小陰唇までもが覗き、女の肛門が薄桃色の穴を剥き出しにしている。
その軟く真白い肉球に、黒いバラ鞭が飛んだ。
バシッ・・ビシッ・・・。鋭い打音が部屋に響き渡る。
意識を奪われたまま、女はその尻を波打たせ、表面を幾重にも震わせた。
容赦の無い鞭の連打が続く。その度に尻の肉が振動してブルッ、ブルッ、と揺れ動く。まるで女の意識が回復しようとも厭わない責めが続いた。
「ン、・・・・ウ、・・・ンッ、・・・ウン、・・・ンウ、・・・ウッ・・」
やがて女は尻を鞭打たれる事に、無意識の状態で短く呻き始めた。睡眠薬を飲まされても、その身体はある程度の反応を見せる。健忘症に近い。肉体は起きている状況に似ている。その事を、責める人物は知っていた。
「ウ、・・・ウンッ、・・・ンッ、・・・ンッ・・」
打たれる度に窄まった肛門が、クッ、クッ、と僅かに盛り上がっている。

やがて男は全裸の姿で画面に現れ、すぐさま女の尻を両手でわし掴んだ。何か逃してはならない物を掴んだかの如く、両手で撫でては捏ねまわし、その感触を愉しんでいる。
無骨な指が、臀部の表面に埋まりながら這い回っている。
そして男は盛り上がった尻を中央から二つに裂く勢いで左右に押し広げ、広がった亀裂に顔を埋めた。剥き出しの性器を頬張り、吸い取ろうとする音が部屋に響き渡る。
「ン・・・ンン・・・ウ・・ンンン・・・」
女は再度、低い呻き声を洩らした。そして男は怒張した男根を女の膣に添え、掲げさせた尻に跨る要領で貫いていった。
「ンッ・・・・・・・ウフ!」
女は男根を根元迄押し込まれ、短く喘いだ。
「ン、・・・ウン、・・・・ンッ、・・ンッ・・・・ンフッ・・」
尻と男の下腹部とがぶつかり合い、肉の放つ打音が洩れ始める。男の息遣いが荒い。
男はやおら男根を引き抜き、女の掲げた尻の上部に在るもう一つの穴を両手で剥き出しにした。
「ンンン・・・・」
盛り上がった肉球が左右に割られる。臼腿色の内壁が捲れる程露出させた肛門に、男はゼリー状の粘い液体をゆっくりと落す。幾度も線を引きながら、それは女の肛門に流れ落ちた。
「ン・・・ウウウ・・ウ・・」
キシロカイン。肛門検査ではよく使用される麻酔薬がそれには含まれていた。決して普段は開く事無く、堅く閉ざされていた菊状の器官は、耐えかねた様にその口を徐々に開いていく。
「ウッ・・ウッ・・・」
たらたらと、ゼリー状の液体はその真上に容赦無く垂らされトグロを巻いていく。
やがて肛門は、池で餌を待つ際の、開け広げた鯉の口元の如く広がった。ゼリーがゆっくりと呑み込まれていく。麻酔薬によって肛門を抉じ開けられた女の最も恥ずべき排泄器官は、そのままでも男の指一本が楽に入りそうだった。
「ウフゥ・・・」
無意識でありながらも、広がりは限界だと訴えるかの如く、女が再度呻く。
しかし餌の代りに押し込まれたのは、膨れ上がった男根だった。クチュッ、クチュウ、という音を発しながら更に女の肛門は押し広げられ、苦しげに湾曲する。
「ウンッ・・ンフ・・」
男はゆっくりと腰を沈めては戻す動作を繰り返す。その度に、広げられた肛門は、やがて血管を浮き出させた男根を半分程、その中へと収容していく。
「ンッ、・・・・ンンンンン・・・・ウッ、ウン、・・・ンウッ、・・・」
気張った様な苦悶の呻き声が部屋に響き、女の尻は、その野太い肉棒を根元迄飲み込んでいった。

田沼三郎は、その下半身を剥き出しにして怒張した男根を取り出していた。
画面では、意識の無い篠塚亜希子が肛虐の苦悶に呻き続け、その尻を卑猥に揺らせながら自分の男根を呑んだり吐いたりしている。田沼は握り締めた手に力を込め、ゆっくりと摩り始めた。狂った様に血走った両目は、亜希子の肛門に向けられたまま離れなかった。

  1. 2014/09/06(土) 09:52:34|
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亜希子 第3回

午後十時時を過ぎた頃。
篠塚亜希子は、一人で遅い風呂に浸かっていた。
生温い湯船に肩まで浸かり、自身の両足首を改めて凝視する。
先程見つけた痕跡は、両手のみならず、この両足首にも在った。風呂場で初めて気付いたのだった。
亜希子は暫くの間、それを凝視し続けた。何かを巻き付けられた痕跡。それが何なのか、亜希子は見抜いてしまっていた。
遠い過去。封印している筈の忌わしい記憶。それが今、一気に脳裏を駆け巡り始める。
(どうして・・・こんな痕が付いているの・・何故・・)
あれはもう、五年も前の事になるのか。二十六歳だった。そして社会人でもあった。
そして・・付き合っている男がいた。
好きだった訳では無い。
強引に、その男の女にされた。そう言っても過言では無い。
職場の先輩。そして部署が同じ。それだけの関係だった。
あの日、あの職場で犯されるまでは。

男は、強引だった。
残業していた亜希子。其処に入ってきた男。突然の羽交い締めに、言葉を失った。




篠塚亜希子は、診察室にいた。
目の前には、あの医師、田沼が座っている。神妙な顔つきで設置されたパソコンに
その顔を向けていた。
先程から画面を見たまま無言であった。亜希子はその表情を見つめた。
無精髭を生やしている。医者らしくは無い。むしろ今の亜希子には空恐ろしく思えた。
あの日、この男は自分に何をしたのか。意識を失った身体をどう扱い、どう弄んだのか。
その推測に、亜希子は激しい憤りと恐怖を覚えた。田沼も無言なら、自分もそうだった。
膝に揃えた指先が冷たくなっている。決して聞きたくは無いその現実に、亜希子は飛び込もうとしていた。
「あの・・・田沼先生」
「はい」
こちらを向こうともせず、画面に没頭している。
「この前の・・診察の事で・・あの、御伺いしたいことがあります・・」
声が震えている。下唇を噛み締めて堪えた。
「何でしょう」
抑揚の無い、田沼の声。こちらを向かないのは、罪の意識に苛まれているからなのか。
「リラクゼーションの後・・・私は寝てしまいました、でも」
「でも?」
「その後・・・私に・・意識の無い、私に・・何か、されたのですか?」
上擦った声は、語尾を荒げていた。意識の無い裸体を辱められたのではという思いが在る。
その身体に縄を巻き付け、弄ぶ田沼の姿が重なる。思い過ごしであって欲しい。
そう願わずにはいられなかった。
「何かした・・・それはどういう意味でしょうか」
「・・・それは・・」
亜希子は言葉を詰まらせた。今思っていた状況をそっくり話す事など出来はしない。
「篠塚さん」
「・・はい」
田沼が初めて振り返った。三白眼気味の視線が、胸元に突き刺さる。
「こちらに来て、この画面をご覧になってください」
亜希子は言われるままに立ち上がり、田沼が示すパソコンに近寄った。
「・・・ひッ!・・」
その画面を見た途端、亜希子は息を引き込む様にして悲鳴を上げた。思わず両手でその口元を覆う。
そこには画面一杯に、全裸の女が縛られている複数の画像が在った。真白い裸体に、麻縄が幾重にも巻かれ、その肉体を変形させている。苦悶に喘ぐその顔には、一本の細い線だけが、女の目元を辛うじて覆っている。
「最近、インターネットで見つけたサイトです。もう四年程前の画像らしいんですがね」
「どう、して・・こんなものを・・」
亜希子は呻く様に言った。その狼狽は、卑猥な画像を見せられた為だけでは無かった。
「淫乱マゾ奴隷、亜希子・・・か。面白いタイトルですね」
田沼は息だけで笑った。
亜希子は裂ける程にその両目を見開いていた。両手は口元を押さえ込んだままで。
「この女は当時二十七歳らしい。清楚な顔をしたマゾ奴隷だと、書かれていますね。しかし、どうですこの歪んだ表情。これは究極の快感を与えられた際の人間の表情ですよ」
田沼は一つの画像を指差す。
女が全裸で這わされ、尻だけを高く掲げていた。その豊かに盛り上がった尻に男が背後から馬に乗るが如く跨っている。後ろ手に縛られた両手の指が何かを探す様に、空を掻いて折れ曲がっていた。男の指が白い尻を掴みしめ、左右に裂く様に引き拡げている。女の首筋には血管が浮き出し、首だけを反り返らせる様にして覗いた顔が、激しく歪んでいるのが確認出来る。今にも泣き出しそうな表情が、目線の奥に隠れていた。
「男が、女の肛門を初めて犯している場面だそうです。この大人しいOLだった女は、管理者の男に調教を受ける事によって、従順なマゾ奴隷へと堕ちていった・・・・そう書かれています」
田沼は嬉しそうに呟いた。子供がお気に入りの玩具を見つけた様な口調で。

亜希子は鼓動が限界まで高まり、破裂しそうになるのを感じていた。
どうしてこんなものがネット上に在るのか。その存在を自分は今まで知らなかっただけなのか。それも、何年間もの間。
「私・・・・失礼、します」
思わず踵を返し、亜希子はその場から立ち去ろうとした。
「この女、今は何をしてるんでしょうねえ」
背後から、大きな声が掛かった。亜希子の脚が止まる。
「結婚して、幸せな家庭を築き・・・過去を知らないのは亭主だけという事なのかな」
「何を、おっしゃって、いるの・・」
歯が鳴りそうな程、震えているのを、亜希子は感じた。後ろは振り向けなかった。背後に、大きな奈落の底が口を開けて自分を呑み込もうとしている。
「さあ、今日も治療を行いますよ・・亜希子さん」
粘り気の在る声が、背中に纏わり付く。

亜希子は田沼に背を向けたまま、眼を閉じた。身体が傾いで倒れそうだった。
過去の過ち。
付き合った男は、歪んだ性癖を持っていた。会社の同僚だった男は、強引に亜希子を犯し、自身の所有物にした。心では憎みながら、身体は否応無く反応し、徐々に男に屈服していった。性には奥手だった自身が、あの男によって力ずくで奪われ、縛られ、陵辱される快感に激しく反応した。亜希子は自身もそういう女である事を十二分に再認識させられた。
経験した事の無い名状し難い被虐の快感が、亜希子を支配し続けたのだった。
全ては数年前、闇に隠した筈の過去が、今蘇ろうとしている。
「私・・今日は失礼致します・・」
「おや・・では、治療はもういいんですか」
田沼の口調が変わった。面白おかしい様子だった。
「は、い・・・又、後日にでも、お願いします・・」
背を向けたまま返した声は、自分で無い気がした。何かが抜け落ちている。絶対に奪い取られてはならない、重要な何かが。
「しかしこのマゾ女、旦那にこの性癖を知られたらどうするつもりなんでしょうねぇ・・」
亜希子は答えられなかった。もう、次の言葉など無い。
閉じた瞼の裏側が真っ赤に染まっていく。流れる血が逆流している錯覚さえした。
「今日は、別室を用意してあります」
田沼が立ち上がる気配があった。
「宿直室でね・・誰も来ません。ゆっくりと治療を行えますよ」
亜希子の身体がびくん、と跳ねる。尻を背後から撫でられていた。
その掌は、徐々に尻肉を掴む様に撫でる力を増していった。
  1. 2014/09/06(土) 09:53:53|
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亜希子 第4回

六畳の和室。
それは宿直室と呼ばれていた。当直として院内で遅くまで業務を行った人間が仮眠を取る場所となる。
しかし、この部屋は今日、その役目を果たしてはいなかった。
ボイラー室の在る地下一階。その廊下の一番奥に在るそれは、誰の目にも触れる事なくその性質を完全に変質させていた。
畳の上に起立をした姿勢の女がいる。
その格好は、目の前に胡座を組む男の命令で衣服を脱ぎ捨て、ショーツだけを着用しただけの裸体となっていた。
命じられるままに両手を真っ直ぐに下ろし、指先も揃え伸ばせ、自らの両腿に付けている。全裸に近い格好での直立不動の姿勢。それは決して逆らえはしない事を意味する男への服従の証なのか。
「では始めようか・・」
男は、女の目前に三脚を立て、ビデオカメラを設置してそう言った。
ファインダーに、女の蒼白な顔が映っている。色白な肌が更に蒼白くなり、血の気を失っている様に見える。女は唇を真一文字に噛み締め、堅く目を閉じたまま黙していた。
美しい顔が、名状し難い恥辱を訴えている。
「目を開けろ。逆らえばどうなるかは教えた筈だ」
篠塚亜希子は、その目を開いた。目前にビデオカメラが在る。その赤いランプが点灯し、録画が始まっている事を告げている。思わず、視線を逸らす。
「カメラを見て喋れ。わかったな、篠塚亜希子」
「・・はい、わかり、ました」
フルネームで呼んだ田沼の拘りが、亜希子の精神を牛耳りたい欲望を表している。
「では、始めろ」
ファインダーと自身の眼との交互で裸体を執拗に凝視し、確認している。
「私の名前は・・篠塚、亜希子と申します・・・年齢は、三十一歳です・・」
身体が微かに揺らぐ。本名を言わされる屈辱が襲う。そして次に何を言わされるのかは既に分かっていた。
「身長、体重、スリーサイズ・・全て白状しろ」
先程メジャーで身体を隈なく調べられた。田沼は在りのままを言わせようとしている。
「163センチ・・51キロです・・バストは87センチでEカップ・・ウエスト61センチ・・ヒップは・・・91センチ、です」
両腿にぴったりと付けた指先が痺れている。屈辱に閉じた腿の内側が痙攣を起こしそうに思えた。
下着一枚という全裸に近い姿で直立不動を命じ、女性なら誰もが恥らう筈の肉体部分の周囲、その数値を自ら正確に告知させる。
それは正に異常としか思えない田沼の性癖が正体を現し始めた証拠であった。
次々に与えられる命令が、亜希子の自尊心を捻じ伏せようと舌舐めずりをしている。
「乳を揺すって見せろ、左右に。姿勢は崩さず、上半身で乳だけを卑猥に揺らしてみろ」
「・・・・」
「早くしろ」
「・・・はい」
亜希子は従った。上半身を捻って左右に振って見せた。乳房が慌しそうに揺れ動く。
「ダルダルで張りの無い、いやらしい乳だな」
罵倒しながらも、田沼の眼は血走っていた。興奮している様に見える。医師としての冷静さも、威厳も、異常な欲望へと澱み切った眼球に埋れてしまっている。
「もう一度振ってみろ、もっと大きい振り方をして見せろ」
「・・・・はい・・わかり、ました・・」
屈辱に声が震えているのが自分でも分かる。
乳房が両脇に移動する様に身体を捩り、左右に振った。乳首がその中で狂った虫の如く細かく円を描く。ぴた、ぴた、と微かな音さえ乳房は発した。
「水を溜めた風船みたいだ・・卑猥極まりないな・・ククク・・そうそう、代りに母乳を溜め込んでるんだったな、その垂れ乳は」
医師だった筈の男から下卑た笑いが洩れる。しかし、その眼は乳房を睨み付けている。
憎き肉隗でも凝視するが如く、今にも噛みつきそうな鋭い視線だった。
「・・・」
「どうなんだ」
「・・・はい・・そうです・・」
亜希子の眉根に苦悶が浮き出す。垂れ乳という暴言が突き刺さって来る。確かに張りを無くし始めている様に思う。だがそれなりに弾力も在り、豊かな容量、重みもあった。街を歩けば、見知らぬ男達から粘い視線を感じる事も珍しくは無い。肌艶も褪せてはいない。そんな乳房を、あからさまに垂れていると明言されるのは屈辱だった。
更には母乳の事にも田沼は触れた。治療される筈のその症状さえ貶されている。
もはや亜希子は、患者では無かった。

「そうです、じゃわからんなぁ・・どんな乳房なんだと聞いているんだ」
吐き捨てる様にそう言うと、田沼は亜希子の目の前で下半身を脱ぎ始めた。
「・・母乳を・・・溜め込んで揺れる・・・いやらしい・・乳房です」
亜希子は狂った医師に屈した。同調しなければ酷い折檻を受けるという恐怖がある。
そして何よりも、あの恥辱の過去を夫に暴露されてしまう懸念。

ズボンを脱ぎ捨てた田沼が目前にいる。股間から浅黒い男根が跳ねる勢いで飛び出し、露出した。血管が破れる程の勢いで天を突き、怒張している。亜希子は眼を見開き、すぐに背けた。
「眼を逸らすな、見ろ・・・」
「もう・・許してください・・」
限界に来ていた。これ以上の辱めを受ける覚悟が、自身の中で用意されていない。
「お許し、だろうが・・マゾ女」
「お許しください・・お願いです」
志願する亜希子を余所に、田沼の眼はその角度を下へ移している。それは股間を凝視しているに違いなかった。
「ふん・・・叉か。何でいつもそんなに小さいパンティーを穿いてるんだお前は」
許しなど、今の田沼に通じる筈も無い。
「つくづく・・いやらしい女だ、お前は」
股間に痛い程の視線が襲っている。
「はい・・・申し訳、ございません・・」
謝る声が上擦った。今日は葡萄色のショーツを穿いていた。ハイレッグなV字の形状。面積は小さいが、過剰なレースも無く、デザインもシンプルなものだ。卑猥だと自分では感じた事は無い。高齢な女性が着ける矯正下着など、持ち合わせてはいなかった。
謝る以外に、どんな言葉が在ると言うのか。

「そのまま背中を向けろ。ゆっくりと後ろを向け、ケツを見てやる」
「・・はい・・わかりました・・」
亜希子は背を向けた。そして直立の姿勢を保つ。脚が小刻みに震えるのが自覚出来た。
「今・・・何をしているかわかるか・・俺が」
「・・・いいえ、わかりません・・」
「お前のケツを・・アップで撮っている・・どうだ、嬉しいか。下着を食い込ませたケツを撮られて」
「はい・・ありがとう、ござい、ます」
新たな恥辱感に唇を噛んだ。尻に痛い程の視線を感じる。
「デカいケツしやがって・・自分でもそう思うだろ」
「・・はい・・大きな、お尻だと・・思います・・」
起立姿勢が堪らなく惨めに思えた。その真横に伸ばした両手で、観られている尻を覆い隠したい衝動に駆られる。精神が悲鳴を上げている。もう堪えられない。そう感じていた。
「脱げ。ケツを剥き出しにしろ」
「・・ああ・・いや・・いやぁ・・・」
溜息とも泣き声とも取れる声が、亜希子の口を割る。垂らした首を力無く振った。
「デカい、ケツ、を、剥き出せ、復唱しろ、マゾ女」
区切る様に吐いた言葉に、苛立ちが感じられる。
亜希子は嗚咽を洩らしながら首を左右に振り続けた。
背を向けたままの亜希子に、田沼が近付いた。そしてショーツの両端を掴み、一気に引き下ろす。真白く盛り上がった尻が、その勢いに表面を波打たせながら露出した。
「ああッ・・!!」
甲高い悲鳴を放ち、亜希子はその場にしゃがみ込んだ。
嗚咽を洩らし続ける亜希子に、田沼が言う。
「旦那に・・全てをバラそうか・・お前が、昔、ある男の奴隷となって・・」
「やめて!」
涙を溜め込んだ端整な顔が振り向く。畳に幾滴かが散らばって吸われていった。
「なら・・・従え・・今後は逆らうな。わかったな・・マゾ奴隷の亜希子」
亜希子は黙した。未だ嗚咽にその丸めた背中が微かに跳ねる。
マゾ奴隷。そう呼ばれる事は完全なる烙印を押された事を意味する。
数年振りに呼ばれたその言葉に、絶望と支配という意味が重なって圧し掛かってくる。
「わかり、ました・・・もう・・逆らいません・・だから・・」
夫には知られたくない。今の幸せを壊したくは無い。その一心で堪えるしかないのか。
「立て。直立不動で尻を見せろ」
亜希子は従った。手の甲で頬を拭い、その手を下ろす。
「きっちりと立て。起立しろ!奴隷!」
そう言うなり、亜希子の尻に掌が飛んだ。パアンッ、と打音が宿直室に響く。
「あうッ!」
不意に尻を打たれ、表面が波打つ。首を反らせて亜希子は呻いた。
「ああ・・も、申し訳、ございません・・」
両手に力を込め、指先迄を伸ばして両の腿に付けた。

「いい声だ・・・やはりお前はマゾだ・・尻を打たれればいい声で泣く」
田沼の声が掠れる。
「・・・・」
「そんなに、尻を打ち据えられるのが感じるのか」
「・・そ、そんな・・・・違いますッ・・」
背を向けたまま、激しく否定し首を振った。
「そうかな」
田沼が呻く様に言った。耳を塞ぎたくなる響きだった。
亜希子は唇を噛んだ。もう一度、尻を打たれる気配がした。
パアン、という打音と共に、今度は左の尻たぶが打たれた。
「アッ!・・・ンンンンッ・・」
一瞬高い声を放ち、大きく広げたその口を必死で食い縛った。これ以上、田沼に刺激を与えてはならない。亜希子は声を押し殺そうとしていた。
「ククク・・・両手を畳に付けろ、立ったままでその尻を突き出せ」
「ああ・・・・」
亜希子は絶望の吐息を洩らした。それは堕とされていく直前の暗示に似て、自身の鼓膜に響いてくる。そしてゆっくりと両手を畳に付かせた。自然と両脚が広がり、尻が突き上がっていく。
「ああ・・・観ないで・・お願い・・・お願いです・・」
「いい格好だ・・・・乳の垂れ下がり具合もいい・・牧場の牛を思い出したよ・・」
両手を付き、尻を突き出した格好の亜希子を背後から見上げ、しゃがみ込んだままの田沼が言う。
亜希子は固く眼を閉じたまま、頭髪を畳へと垂らせていた。
「熟れた茄子にも似ているな、この乳は・・後で搾乳してやるよ、牛みたいにな」
「・・・何て事、おっしゃるの・・・やめて・・」
泣き声に近い声で亜希子は呟き、首を振った。
「こんな感じで、乳を絞るか」
そう言うと、田沼は両手を付き身体を支える亜希子の真下へと潜り込んだ。
「あう!・・・や、め、て・・あああ・・ウッ、ウンッ・・・」
両の乳房を根元から掴んだ田沼が、仰向けになって乳を絞り始めていた。
「面白い様に母乳が出るな・・噴水みたいだ・・ピューピュー噴出すぞ・・」
「う!・・ウン、・・お願いッ・・やめ、・・ア・・・ウッ、・・クウウウッ・・」


田沼は、亜希子の垂れ下がった乳房を絞り続けた。
根元から乳首に向けて、ゆっくりと掴んでは押し出す様に搾乳を続ける。
「あッ・・、いや、・・ンッ・・・おう!・・・ウウウ・・・あはあッ!・・」
亜希子は垂らせた髪を振りたくって喘いだ。低い唸り声と、か細い悲鳴が交じり合う。
両手を畳に付けたまま悶える亜希子の尻が、ぐねぐねと蠢き揺れ動く。まるで田沼を挑発するかの様にその目前で振られていた。
真っ白な肉球は、その中心を自らの亀裂で深く割り、且つ豊かな脂肪を湛えて熟している。
爛熟した女の尻が、田沼の鼻腔を擽っていた。
その亀裂に顔を埋めながら、田沼は次の責めを考えていた。
嗚咽を放ち続ける亜希子を、完全に服従させるが為の、責めを。
  1. 2014/09/06(土) 09:55:46|
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亜希子 第5回

都市部から、車で約三時間の距離。
其処は山深い温泉地だった。観光地と呼ぶには余りにも客が少ない。
その規模さえ小さいのだろう、既に朽ち果てようとする閉館した旅館が目立った。
十数年前なら華やかだったのかも知れないこの旅館も、時折尋ねてくる訪問客に辛うじて
支えられている状況に過ぎないのかも知れなかった。

四階建てから成るその旅館の構造。大広間から続く廊下の一番奥に、その部屋は在った。年代を随所に感じさせるこの和室は、それでもこの旅館の部屋では一番の宿泊料を取るのだという。
漆塗りの一枚板で出来たテーブルには、当地の土産物となる煎餅が置いてある。
それを頬張りながら、一人の男が言った。
「しかし、流石は田沼さんだ・・・こんな場所、よく知ってましたね」
男は天を仰ぐ。大げさな口調だった。男の名は須藤隆夫。太鼓腹に似合わない原色のTシャツが、この和室にはそぐわなかった。
「おい、亜希子」
そう言う須藤の言葉を無視するかの様に、その真向かいで胡座をかく男、田沼五郎が口を開く。
「は、はい・・」
部屋の隅で正座していた亜希子の尻が浮く。咄嗟に呼ばれ狼狽した。
「お茶を入れろよ、気が利かない女だ」
「はい・・申し訳ございません・・」
膝の上に揃えていた指が微かに震えた。俯いた目線のまま、亜希子は立ち上がる。

「まあまあ、そんなに言わなくても。奥さん、緊張してるんでしょう。我々中年男子が取り囲んでいるんだから・・ねえ、高田君」
須藤が先程から一言も言葉を発する事も無く、亜希子の真向かい側に座りビデオカメラを撮影し続けている男に言う。
「え、ええ・・・そうですね・・そう思います」
高田伸章は、蚊の鳴くような小声で返した。その蒼白い顔がビデオカメラに隠れている。この旅館に入る前から、執拗に亜希子をカメラに収め続けている。
「もうカメラ、一旦いいんじゃない?テープ無くなるよ」
半ば呆れ顔を装い、須藤が言う。しかしその眼は高田が構えるレンズの先と同じ方向を凝視していた。その先に、背を向けて茶を入れる亜希子の姿がある。しゃがみ込んだ尻が踵の上に乗せられている。爛熟し張り詰めた三十路の肉球を、須藤の眼と、ファインダーが舐める。

篠塚亜希子は、無言で急須に湯を注いでいた。
精神科の医師、田沼五郎の奴隷にされたあの日から、一ヶ月が過ぎていた。
あの日の痴態。全裸にされ、奴隷になると誓わされた。その姿をビデオに撮られ、デジタルカメラに収められた。
(何故こんな事に・・・・どうして・・・こうなったの・・)
田沼は今や、他人の人妻である亜希子を牛耳っていた。以前、異常と言える性癖を露に持つ、サディスティックな男と付き合っていた日々。その男が亜希子には知らせず立ち上げていたアダルトサイト。個人的趣味とは言え、目線だけを残し、亜希子の全てを暴露している。亜希子を良く知る者なら、先ず本人だと分かってしまうだろう。
それを今もネット上に放置されていた。一体何人の男達が亜希子の痴態を閲覧した事か。
あの頃、性の拷問とも言える男の性癖に堪えられず、一方的に交際を断った腹いせなのか。あれから何年が過ぎているというのか。付き合った男とは言え、余りにも惨い仕打ちであった。

それが今、田沼の命令で見知らぬ男二人を迎え、この温泉宿に連れて来られている。
田沼は、亜希子を妻として呼称したサイトを立ち上げていた。「奴隷妻亜希子」というタイトルだった。苗字は伏せられているものの、名前は本名を使われている。

「どうぞ・・・お茶が遅れまして、申し訳、ございませんでした・・」
声が微かに震える。田沼に叱咤されたが、そう言うのが、亜希子は精一杯だった。
「いや奥さん、お気遣いなく」
真横にしゃがみ、両手を添えて茶を注ぐ亜希子に向かい、須藤が言う。
「奥さん、なんて言わなくてもいいですよ、須藤さん・・亜希子、と呼んでください」
田沼が薄笑いを浮かべた。
「そうですか・・・いやしかし照れるな」
今時珍しく硬い目のパーマをかけた頭を掻く須藤。
「そうだな、亜希子」
田沼が言う。
「・・・はい・・あなた・・」
赤の他人である田沼を、あなた、と呼んだ事に亜希子は唇を噛んだ。そう言わなければならない。命令されている。更にこの男達には、田沼と亜希子は夫婦として認識されている。

あの日、田沼は散々に亜希子を犯した後、こう言った。
「俺と旅行しろ、亜希子・・。その日は仲間を連れてくる。お前を観たいそうだ・・あのサイトを観て・・メールでしつこく連絡をしてきたSMマニアの男二人だよ」
犯された姿勢のまま腹這った亜希子の尻を、踵で踏む様に弄びながらの言葉だった。
「・・・そんな・・・どういう事なのですか・・・旅行って・・」
裸の尻を踏まれながら、亜希子は呻く様に問うた。
「公開調教というイベント告知をしてな・・何人メールがあったと思う?三桁はあったよ。目の前で私に調教を受けて悶える、全裸のお前が観たいんだとよ・・三十路の人妻奴隷ってのが、奴等SMマニアには堪らないらしいな・・」
ククク、と掠れた声でサディストの医師は笑った。
「い、いやです!・・お願い・・・そんな、そんな旅行だけは許して、お願いです!」
うつ伏せた格好のまま、必死に訴える亜希子の尻に、田沼の平手が飛ぶ。
「あうッ!」
亜希子の叫びと同時に真っ白い尻がブルッ、と弾んだ。
「逆らえない事は分かっているな?え?お前はもう、私の妻なんだよ・・私の奴隷妻・・田沼亜希子だ・・」
「田沼、亜希子・・・・?いやです!私は・・篠塚亜希子です!主人の・・あの人の妻です!」
「マゾ奴隷のクセに、私に逆らうとはいい度胸だ・・・」
そう言うと腹ばった亜希子の腰をグイッ、と抱え上げる。
「ああ!!いや!もう・・今日は帰して・・お願い!」
「ククク・・・まだまだ犯して欲しいクセに・・奴隷の様にケツを掲げてな・・」
田沼は今放出したばかりの尻を見据え、再度犯すべく抱えあげる。
「ああ・・・だめ・・いやあ・・・」
熱を持った男根を膣口に当て込まれ、亜希子は嗚咽を放った。放出された精液が、内壁から溢れている。亜希子の言葉と裏腹に、其処は貪欲に、田沼の男根を待っている。簡単に呑み込めそうだった。
「泣け、マゾ妻!」
「ああう!・・・・アッ、いやッ、いやッ・・はアッ、あはあッ・・・・」


そして今日。
目の前の夫と称する男は、依然として言葉でも妻を辱め続ける。

「こいつは私の妻であり奴隷でもある・・あなた方も観たでしょうあの姿を。卑猥な乳、括れた腹、盛り上がった尻、太い腿の肉付き・・。マゾ奴隷そのものの卑猥な肉付きだ」
高田の湯飲みに茶を注ぐ白い手が震える。亜希子は無言で堪えた。
自分の仕草を、真横から高田のビデオカメラが狙い続ける。執拗なその行為が、亜希子に絶望と、言い様の無い拒絶感を与え続けた。胸元を狙っているのが分かる。
「僕なんか、何回、亜希子の画像でイカせて貰ったか分かりませんよ」
須藤が笑う。亜希子と呼び捨てに出来た事への下卑た笑いだった。
「今日は画像じゃなく、生身を観てもらいますから・・」
自分の横に来た亜希子を観ながら、田沼が言う。
急須を投げ出し、耳を塞ぎたい衝動に、亜希子は駆られた。
  1. 2014/09/06(土) 09:57:05|
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亜希子 第6回

「じゃあ着替えなさい、亜希子。浴衣がいいだろうこんな場所では」
「・・・・はい・・そう致します・・」
低い声で田沼に返す。亜希子の声はもう逆らう気力を無くした響きが在った。
「待ちなさい」
亜希子の脚が止まる。
「ここで着替えなさい」
浴衣を持ち、隣の部屋に入ろうとする亜希子に、田沼の声が掛る。
「いいねえ、それ。亜希子の下着姿が早速拝めるワケですか」
妙に甲高い声で須藤が吼えた。早くも興奮し切っている様がその響きで分かる。
亜希子は唇を噛み締め、俯いた。自分への辱めは、今始まったのだと思った。
「返事をしなさい、亜希子。復唱だ」
再び田沼が言った。怒気を含んでいる。完全に自分の奴隷だと信じ切って疑わない口調がそれには在った。
「はい・・あなた・・ここで・・浴衣に、着替えさせて頂きます・・」
「高田君、カメラ、カメラ!」
「え、ええ・・・撮ります!」
須藤に急かされ、高田の構えるレンズがこちらを向く。亜希子は思わず背を向けた。
「正面を向け、よく見える位置で着替えなさい・・早くしろ、皆さんお待ちだぞ・・亜希子」
愉快そうに田沼が言った。
「はい・・わかり、ました・・」
亜希子は正面を向いた。目の前に三人の男。その中には、今日が初対面の人間が二人もいる。その中で、自分は裸同然の姿を晒さねばならない。
ブラウスのボタンに手が掛る。震えて上手く外せなかった。
眼を閉じ、無になろうとした。
しかし脳裏には、残してきた夫の顔が浮かんで来た。

「そうか、一日入院か・・・」
この日の言い訳を幾度も考え、悩み抜いて出した答え。それに大して、夫はそう言った。
「検査とか色々あるらしいの・・でも、一泊だけだから・・直ぐに終わるわ・・これが終われば・・・もう大丈夫だから・・」
「ああ、そうだな。行っておいで、完治させておかないとな」
(あなた・・・あなた・・・許して・・・こんな私を・・・)

「凄いパンティですね・・・ハイレグもいいところだ・・」
タイトスカートを脱いだ亜希子に、粘い声が浴びせられる。股間を被う逆三角形の布は、鋭い鋭角を描いている。辛うじて性器と呼ばれる部分を隠しているだけの代物。
黒いTバックのショーツだった。何時購入したのかも覚えてはいない。只田沼には、一番過激な下着を着けて来る様に命令されていた。亜希子は苦悩した後にこの紐で出来ただけの下着を選んでいた。夫にさえ見せた事など無い。
どうしてこんな卑猥な下着を持っていたのか。あの頃付き合っていた男の為に、自分が買った物なのだろうか。

「ブラジャーも外しなさい、浴衣には必要無い」
「・・・はい・・・わかり、ました・・ブラジャーを・・外します・・」
亜希子は抑揚の無い声を返した。感情を殺そうと思った。そうしないと何かが切れてしまいそうな恐怖が在った。
「あの・・・陰毛が見えないのですが・・」
か細い声でビデオを撮影する高田が言う。そのレンズは、股間を狙っていた。
真っ白く軟い肌のそけい部が露出している。中心に在る亀裂だけが見えない程度に。
「剃毛していますから・・まあ、亜希子は元々陰毛は薄いんですがね」
白い手がブラジャーのホックを外した。柔らかい仕草で肩に掛っている肩紐を降ろす。
部屋には異様な空気が漂い始めた。誰かが、音を立てて息を呑んだ。
黒いレース地のブラジャーが外れ、三十路を過ぎた女性特有の柔軟な脂肪をたっぷりと溜め込んだ乳房が、ゆらり、と揺れながら露出する。
「うわ・・・思った通りだ・・・いい乳房を持ってますね・・」
須藤が溜息混じりに呻く。亜希子は思わず両手でその乳房を覆い隠した。
「Eカップ・・と聞いてましたが・・F近いですよ・・大きいな・・」
カメラを向けた姿勢を崩さず、高田もその声に続いた。
「って言うか、長くて太い・・・乳房ですよね・・熟れた茄子みたいだ」
レンズを向けながら、尚も高田が呟く。

「隠すな、直立不動を保てッ!」
叱咤の声が飛ぶ。亜希子は従った。細い二の腕が、乳房から離れる。血管が透けて浮き出した光沢の在る胸部が、白日の基に晒される。
「熟れた茄子、か。なるほどそんな形だ・・何とも言えない猥褻な例えだな。でも的を得ている。この白さ・・乳輪の大きさ。熟れ切った張りの無さも私好みです」
「何とか言ったらどうだ、亜希子・・」
須藤の下卑た言葉に、田沼は礼を求める。あの、主に対する口調を言わせようとしている。
亜希子にはそれが分かる。
田沼は興奮していた。初対面の男達に亜希子の裸体を見せつけ、その反応を愉しんでいる。

「・・・はい・・ありがとう、ございます・・どうか・心行くまで・・・私の、乳房をご覧くださいませ・・」
「奥さん・・本当に奴隷みたいですね・・興奮します・・」
撮影を続けながら高田が又呟いた。口数が少なげに見えるこの男も、饒舌になっているのかも知れない。生の奴隷を目前にして。

「そうです。亜希子は私の妻であると同時に、従順で淫乱な人妻マゾ奴隷だ・・そうだな」
亜希子は俯き、湧き上がる屈辱感に下唇を噛んだ。
「返事をしろ・・・・自分の言葉で名乗って見せろ・・」
「・・はい・・あなた・・・・私は・・淫乱な・・人妻マゾ奴隷の・・田沼、亜希子と申します・・」
「いいなあ・・本名のカミングアウトか・・あのサイトでは、確か苗字の告白部分にピー音が入っていましたよね」
須藤が興奮気味に語る。亜希子のサイトを知り尽くしている口調だった。
「ええ。まさか本名全てをネットでは流せないでしょう」
田沼が答える。
「こうして、裸体を晒し・・直立不動の姿勢を取らせ、本人が目の前で本名を名乗る・・・それが本来のマゾ奴隷の姿ですよ」
悦に入った様子で、田沼が語る。亜希子は固く目を閉じ、黙したままで立ち尽くしていた。
眉間に苦悶の如く縦の筋が浮き上がっている。剥き出された乳房が、息衝く度に大きく上下する。
起立した腕が、腿の真横で微かに震えている。晒した身体が傾いで今にも倒れそうに思えた。それは裸体を晒しているという状況だけではない。自ら、田沼亜希子という名を名乗らされた絶望感からだった。

夫が脳裏に浮かぶ。笑顔だった。自分の妻が治療の為に家を出る際に見せた笑顔。
亜希子はその夫の映像を掻き消そうとしていた。その苦悶が表情に出ていたのだった。
無にならなければ、ここから先は到底堪えられない。
これは、罰なのだと思った。自らの性癖、マゾヒストである事を隠し続けた報いなのだと。
(田沼では無く、夫を裏切り続ける私自身に・・・この罰が下った・・そう思うしかないの・・このおぞましい欲望を・・・いやらしい想いを・・全て・・闇に葬りたい・・この旅行で全て終わらせるから・・あなた・・許して下さい・・)
  1. 2014/09/06(土) 09:58:34|
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亜希子 第7回

「この亜希子の乳房は・・母乳が出ると・・あのサイトに書いて在りましたが・・」
晒した乳房を噛み付く様に凝視しながら、須藤が言う。
「ええ、出ますよ、面白いくらいにね」
愉快そうに言う田沼に、もはや医師としての威厳などは無かった。
「ちょっと・・吸ってみても・・いいですか・・この奴隷の乳房」
田沼は息だけで笑った。しかし、次の言葉に須藤は苛立ちを覚える。
「それよりも、亜希子自身に揉ませましょう。いいな、亜希子」
亜希子の眉根が更に曇る。その表情は明らかに屈辱的な言葉に反応した証拠だった。
須藤は、その表情を美しいと思った。端正な顔をした女だった。伏せ眼がちな睫毛が長い。
血管が抜ける程に白いその肌は、この旅館の部屋に在る全てのものを、霞ませてしまいそうだった。触らなくとも、その滑らかな艶を持った重たげな乳房の触感は想像に難くない。
しかし、あの乳房を口に含んでみたかった。自身の両の掌で、ブラブラと揺れるあの太い乳房を、鷲掴んで揉みしだきたい。欲望は急激に膨れ上がっていく。
だが田沼は、触らせようともしない。歯痒い思いがした。この様な清楚で且つ肉感的な女を妻に持つ田沼に強烈な嫉妬を覚えていた。

「どうした、早くしろ」
苛立ったのか、無言で立ち尽くす亜希子に田沼が言う。
「お願いです・・・どうかそれだけは・・・お許し、ください・・」
無理矢理に揉まれてしまうのなら諦めも出来る。しかし自身の手で乳房を揉んで見せるのには、計り知れない屈辱感が在った。母乳が出るのは子供を産んだからでは無い。授乳では無く、この症状は病気によるものだった。想像妊娠は完治していない。その事を一番知っているのは、担当医の田沼の筈だった。それを性の対称として愉しむ精神がどうしても理解出来ない。だが性の道具としての扱いばかりを受けている。もう穢れた乳房という感じがする。身体全てが性の道具として扱われる。どこまでも堕ちて行きそうな不安が亜希子には耐えられなかった。

「あ、き、こ・・・分かったな」
一語一句、区切りながら叱咤される。これ以上の逆らいは田沼の逆鱗に触れるだろう。
そんな響きが在った。理解などは求められない。この乳房は今や男達を愉しませる為だけに存在するのだろう。
「返事をしろ・・・・」
「・・・はい・・・あなた・・・わかり、ました・・」
やがて亜希子はそう呟き、自らの乳房を両手で掴み締めた。
「待て」
そう言われ、亜希子の動きが止まる。
「その下着も脱ぎなさい。全裸で乳房を揉みしだくんだ」
田沼の声が低い。粘着質を持っている響きだった。この部屋には異様な空気が立ち込め始めていた。他の二人も喋らなくなっている。目の前の奴隷だけを凝視し、視姦しようと必死になっている。高田は只管にビデオカメラを構え、全てをその中に収めようとしている。
須藤は、触れられなかった乳房を咬み付くような眼で見据えている。
「返事をしろ、マゾ奴隷亜希子」
「わかりました・・・全裸に、なります・・お待ちください・・・」
眼を開けずに、亜希子はそう答えた。
そして一呼吸擱いて、その指をショーツに掛けた。股間に視線が集中している。
思わず背を向けた。
「駄目だ。正面を向いて、眼をしっかりと開けて脱げ。顔をこちらに向けたままでだ。わかったな、マゾ奴隷」
「・・・はい・・そう、致します・・」
亜希子は低い返事をした。その声は震えていた。どこまでも辱めようとする田沼だった。
言われた通り、正面を向き、その眼を開いた。目前にいる三人と視線がぶつかる。
歪んだ欲望を湛えた眼が、亜希子を睨んでいる。
「もっと、眼を見開け。そして下着を脱げ」
言われた通りにした。そしてそのまま下着に両手を掛ける。
そうすると、首がより前方へと伸び、顔が前に出る。亜希子は裂ける程にその両目を見開いているのを感じた。ショーツが腰の部分から捩れて丸まりながら腿を擦れ落ちていく。
目の前には興奮し切った三人の男達が凝視し続けている。
やや上目遣いの視線のまま、唇を真一文字に食い縛り、亜希子はショーツを下ろしていく。

「いい顔だ。亜希子・・・我妻とは言え、美しい」
田沼が言う。
本気でそう言っている。須藤はそう感じた。
目前で、他人の妻が大きな瞳を裂ける程に見開き、ショーツを脱いでいる。
その胸中は、狂えるものなら狂いたい、そう叫びたい様に思えた。その想いが、大きく開いた焦点の定まらない瞳に出ている。
亜希子には、気品が在った。よく見かける下品な淫乱女とは違う。
得難い女だと、須藤は思い始めていた。
亜希子はその腰を後ろに突き出しながら、ショーツを足首まで落とした。
「全裸に、なりました・・これで・・宜しいでしょうか」
そう言い、その眼をゆっくりと閉じる。絶望を隠す様に。

「いいだろう・・正面を向け。但し・・両手は頭の後ろに組め。そして、両足を開き、蟹股になって正面を向け」
尋常では無い格好を、田沼は強制した。その命令に、亜希子は無言で首を振った。
全裸のままでそうすれば、全てを露出する事になる。乳房を晒し、股間までもを覗かれてしまう。初対面の男達に対して、余りにも屈辱的な姿勢、いや最早痴態と言えた。
「・・お願いです、そんな格好だけは、どうか・・お許し、ください・・」
直立不動になり、天井を見つめたまま全裸で許しを乞うた。もう視線は二度と合わせられなかった。男達の眼は、興奮に狂いかけている。それを見るのが堪らなく怖かった。

高田のカメラが、剥き出しの股間を狙っている。その部分は田沼によって剃毛されていた。
幼児の様な縦の亀裂が、亜希子を更なる屈辱へと煽り続ける。
「これからするべき格好を、復唱しろ、マゾ奴隷亜希子」
田沼では無く、そう言ったのはあの須藤だった。主人である田沼の台詞。それを奪った。
我慢ならない口調だった。今、須藤は興奮の極みにある様だった。田沼は舌打ちしたが、黙して亜希子を見据えた。
「そうしなければ・・・お前の盛り上がったケツを俺が百叩きする。わかったな亜希子」
再度の声も須藤だった。今にも飛び掛りそうな気配が在る。
「わかり、ました・・・」
「須藤様、と言うのだ、マゾ奴隷亜希子!」
「・・わかりました、須藤様・・」
亜希子はそう返した。額からは脂汗が噴出し始めている。
「眼をしっかりと開け、その格好を復唱しながら、両脚を蟹股に開いて行け」
「はい、須藤様・・・・今から、行います・・」
そう言いながら、亜希子は両手を頭の後ろに持って行き、その手を組んだ。
「今から、両脚を、・・・」
「蟹股に、開きます、だ・・御覧下さい須藤様と言え、亜希子」
「が、蟹股に開きます、ごらん、ください、須藤様・・」
そう答え、天井にその見開いた両目を向け、ゆっくりと両脚を広げていった。
「尻をもっと落とせ、そうだ。もっと胸を反らせろ、そうだ」
須藤が叫びがちに言う。既に命令する主人として成りきっていた。横にいる田沼の事などはもう眼中に無い。
「はいッ、蟹股に、両脚を、広げますッ」
呻く様に亜希子は答えた。
「もっとだ、オマンコを見せろ!乳を見せろ!」
「・・はいッ、・・・須藤、様ッ、・・・」
亜希子は呻く様に答えた。激しく豹変した須藤に、恐怖すら覚えていた。
そしてその体勢は亜希子に想像も出来なかった苦痛も齎せていた。
レスラーが行う、ヒンズースクワットという筋力トレーニングが在る。見た目よりも本人には凄まじい苦痛が在る事で有名だ。一番辛いと言われる状態での姿勢で、制止させているのだった。
亜希子の身体中から、汗が噴出している。それは首筋を流れ、揺れ動く乳房に滴り落ちる。苦悶に喘ぐ裸体を凝視しながら、更に興奮した須藤の声が飛ぶ。
もっと胸を反らせろ、もっと両脚を蟹股に開けと叫んでいる。
そう言いながら、ついに須藤は亜希子の方へと歩き出していた。
そして亜希子の背後に回り込み、その両肩を掴まえ下へと押さえ込む。
「どうだ!マゾ奴隷、苦しいか!」
「アアッ・・・やめ、てッ、・・ウッ、ウウッ、・・・・ンウッ・・・」
「堪えろ、マゾ奴隷!両脚を開け、姿勢を崩すな!」
「アウッ、・・ンウウウウッ・・・」
首に血管を浮き出させ、弓の如く仰け反る様にして亜希子は堪える。
その時突然、須藤が背後から、その剥き出しの尻をわし掴んだ。
「あ、あはッ!」
亜希子の裸体が跳ね上がる。須藤はまるで憎き肉塊での捕らえたかの如く、その指を深く尻に埋め込み、激しく揉み始めた。恐ろしい力だった。
しかし田沼は、須藤の行為には気付いていない様子で、亜希子の裸体を凝視している。
「あうッ!・・あッ、うッ、・・お許し、くださいッ、あ、ウグウッ、・・・」
その額に汗で濡れた髪が張り付き、亜希子は今にも泣き出しそうな表情で天に向けたその顔を左右に振っては呻き、苦悶を訴える。
今、その真下から仰ぐ様にビデオカメラが撮影している事さえ、亜希子は気付かなかった。
何時の間にか、あの高田さえ大胆な動きを見せていたのだった。
「ンンッ!アウウッ・・・やめ、て、・・・ング!!」
亜希子の裸体が硬直する。ビクッ、ビクッ、と痙攣している。田沼は眉間に皴を寄せた。
三角形に広がる両腿の挟間に、高田は潜り込んで撮影を続けている。
「おい、何をしてるんだ」
田沼は亜希子の背後に隠れる様にして、無言でいる須藤に声を掛ける。
ファインダーには、真白い両腿から股間にかけての画像がほぼ真下からのアングルで映し出されていた。
不恰好に広がった腿の裏側が、支える苦悶に痙攣し、ブルブルと細かく震えている。
腿の付け根から尻へと続く肉の山さえ、幾度と無く波打って弾み、揺れ動いている。
「ウッ・・ンウッ・・ング!・ンンンッ・・・・」
亜希子は食い縛った唇から、気張った声を洩らした。首を時折激しく左右に振る。
剃り跡さえ見当たらない程、真っ白な恥丘部分の隆起がレンズへと大写しになり、縦に走る亀裂に隠れていた大陰唇が、微かに捲れ上がってその襞を覗かせている。もう、性器は剥き出しの状態だった。そして、その中に無骨な指が二本、尻の方から回りこんで押し込まれている事に、高田は気付いていた。白乳色の愛液を吐き出す膣に、浅黒い指が慌しく出入りしている。
その上部で、滑らかに隆起を見せる下腹部が、大きく波打ち苦しげに悶える。
「あうッ、・・ンン!イヤッ・・いやあッ!・ン・ング!・・・アッ、あはッ!」
亜希子が叫ぶ度に、豊満な乳房はブルブルと弾み、その上で乳首が跳ね踊る。
自らの熱気で曇るファインダーを必死で覗く高田の股間は、既に射精状態に近かった。
「おい、お前ら!聞こえてるのか、亜希子に何をしてる!」
田沼が立ち上がり、叫んだ。
血走った眼の男二人は、聞く耳を持たなかった。
駆け寄る田沼の眼も、血走っていた。しかしそれは興奮の為ではなかった。
奴隷を弄ばれる事への怒り。主である自分に許可無く、奴隷を嬲る事への憤怒。
そして、堪らないほどの嫉妬。所有者である田沼にとって、初めて湧いた感情。
怒号が、和室に轟いた。

  1. 2014/09/06(土) 10:00:42|
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亜希子 第8回

その夜。
郷土料理の夕食を殆ど無言で食した四名は、別々の行動に出た。
亜希子を巡っての男達の争いは、結果、田沼に軍配が上がった。
いや、無理矢理に他の二人を従わせたというべきかも知れない。
「君達を此処に連れてきたのは間違いだった様だ。今後、亜希子の身体には一切触れさせない」
爛熟した真白い裸体に群がる須藤と高田を前にして、田沼五郎はそう言い放った。
「私は主だ。亜希子の夫であり所有者だ。その事を忘れるな」
須藤等が弁解する余地も与えなかった。急遽、二人には別の部屋を取らせ、旅館の用意していた食後を待って直ぐに亜希子のいる部屋から出る様、命じたのだった。

篠塚亜希子は、薄暗い廊下を歩いていた。その一番奥に、田沼の待つ部屋が在る。
露天風呂に入った身体からは、微かに石鹸の匂いが漂っていた。
しかし、爽快感等は感じられない。寧ろ、失望の方が亜希子には強かった。
これから、あの田沼に抱かれる。その為にこの身体を清めたのだった。
(いいえ・・抱かれるなんて表現じゃない・・・縛られて、辱めを受け・・犯される・・セックスの奴隷として、何度も・・何度も・・。そして・・私は・・表向きは抵抗し・・許しを乞いながら・・絶頂を迎え・・・又・・この身体を、支配されてしまうんだわ・・あの・・田沼に)
亜希子が、浴衣の下に着けているのはたった一枚のショーツだった。それは田沼がこの日の為にアダルトショップから取り寄せた、真紅色をした卑猥なデザインのパンティであった。
素材はビニールの様に艶かしい光沢を持つ。腰の部分は紐だけで出来ていた。股間を覆う部分も、剃り上げられて露出した亀裂のみを辛うじて覆うだけの狭い逆三角形。
(こんな下着を穿いて・・・私は何て淫らな女なの・・)
亜希子はその形の良い唇を噛み締め、胸中で自分自身を罵倒した。
尻を包む部分は、その中央を大きく円形にくり貫いた丸い穴が空けられている。この状態でも尻の割れ目を半分程晒し、更に四つん這いに這えば、割れ目に没した肛門までが剥き出しになるだろう。
性器のみならず、亜希子の肛門に対しても、異様な程の執着心を持つ、田沼らしい選択だと思った。今夜もアナルセックスを要求してくる事は、明らかだった。
(このお尻も・・気が遠くなるくらいに嬲られ・・犯される事にも・・期待しているっていうの、私は・・口に出すのも恥ずかしい部分なのに・・あの夫にも触れさせないのに・・なんて・・なんていやらしい女なの・・貴女は)
挿入の際に感じる独特の痛みにも、今は慣れていた。田沼は常時ゼリー状の潤滑液を使用する。奥まで押し込まれる様に垂らされると、堪らない感覚に襲われる。硬く閉じている筈の括約筋が、その入り口を緩め、やがては大きく広げていくと言う。自分ではその感覚が分からない。麻酔薬を混ぜているのだった。括約筋の周辺が麻痺しているのだろう。歯医者でも使用する麻酔薬の一種だと、田沼から聞いていた。
「鯉の口みたいだな、お前の肛門は。ぽっかり空けやがって、チンポ下さいって言ってるぜ」
田沼が言ういつもの言葉だった。それを聞く度に耳を塞ぎたくなる。死にたい程の屈辱が襲ってくる。
そして同時に堪えられない程の動悸が体中を叩く。それは、被虐の興奮と期待感なのか。
亜希子は目を閉じ、頭を振った。
(もう・・これで・・終わらせなければ駄目・・・絶対に。あの人の、主人の為にも・・・)
亜希子は肌蹴ている浴衣の胸元を押さえた。

その時。
話し声が聞こえ、亜希子は立ち止まった。
「孔雀の間」。それはあの須藤と高田が急遽移動させられた客間だった。
その戸が開き気味になっている。其処から、会話は洩れていた。
「大丈夫ですか・・睡眠薬なんて。効くのかな・・あの男に」
亜希子の眉根が曇る。高田の声だ。何を言っているのか。
「心配ないですよ・・さっき部屋に行った時、隙を見てアイツのビールに入れたんです。田沼が使っていた薬だと思うから間違いない」
須藤の声が返す。
「田沼が?何処で?」
「あの、妻奴隷亜希子のサイトの中で、田沼が亜希子を最初に犯したって言う題名で、動画ファイルが在ったでしょう」
「ええ、在りました、重いから3ファイルに分かれて・・凄かったですね・・あれは興奮しましたよ・・全裸の亜希子を死姦しているみたいでゾクゾクしました・・・確かアナルも犯していましたよね」
高田が奮える声を出した。
「あれは田沼が亜希子に睡眠薬を呑ませて犯した内容だった。亜希子はその間、尻に鞭を打たれても、結局目覚めなかった」
(どういう事・・・まさか・・あの薬を田沼にも呑ませたっていうの・・!どうして・・
・?そんな事をして・・何をするつもりなの・・・)
亜希子は耳を疑った。
あの日、睡眠薬で眠らされた状態で田沼に犯された内容が、サイトに載っている事は知っていた。必死で止めて貰う様に訴えたが、田沼に一蹴されたのだった。
だが、あの時に田沼が使用した睡眠薬を、どうして須藤が手に入れたというのか。
その疑問は高田も同じ様だった。
「どうやって手に入れたんですか、その薬」
「田沼が喋ってましたよ・・俺はいつもバッグに入れて持ち歩いてるってね。多分、ハルシオンだと思ってたからね、見つけるのは楽でしたよ、アイツがトイレに行った隙にね」
「流石は須藤さんだ、素早い」
二人が笑っている。既に意気投合している感が在る。田沼を良く思ってはいない、歪んだ連帯感が其処には在った。
「で・・?田沼はそれを呑んだんですか?」
「俺が観ている時にはまだでしたね・・まあ、賭けですよ・・田沼が寝てしまえば・・」
「亜希子を犯せる・・・そういう事でしょ」
「そういう事。あの身体をギリギリに縛り上げて・・・折檻してやりますよ俺が」
(ひどい・・・・何て恐ろしいことを考えるの・・・そんなの嫌、絶対に嫌・・)
「実は僕もね、ちょっと仕掛けてるんですよ、あの部屋に」
小声もつもりなのだろう。しかし興奮し切った高田の声は妙に甲高かった。
「へえ・・・まさか盗撮カメラとか」
「ビンゴです、あの部屋のトイレにね・・亜希子の小便姿、見たくないですか」
「・・・いいねえ、それも」
亜希子は其処まで聞くと、その場から離れた。
急ぎ足で向かった部屋には、あの田沼が居た。早くも夜具を敷いたその奥で水割りを飲んでいた。
「只今、戻りました・・・」
亜希子は言った。喉が干からびそうになっている。田沼はその赤ら顔をこちらに向ける。
「遅かったな」
「はい・・・身体を、清めておりました・・」
「いい湯だったか・・座れ」
「・・はい、あなた・・」
そう言いながら田沼の正面に正座する。
「さっき、須藤の馬鹿が来たよ・・」
「そう、ですか・・須藤さんが・・」
声が上擦る。緊張を隠しきれないでいた。
不機嫌さは未だ収まってはいない様だった。手元にはもう一つグラスが在る。飲みかけのビール。手を付けているのだろうか。
「奴は機嫌を取りに来た・・お前の身体に触れたいんだろう。ビールまで注ぎやがって・・あんなヤツの酌が飲めるか」
田沼はそう穿き捨てた。未だ、睡眠薬を入れたそれを飲んではいない気がした。これで良かったのだろう、亜希子はそう思った。田沼に犯されるのも未だに抵抗を感じる。だか、あの二人には更に拒絶感を覚えていた。これ以上、他人と関係を持ち夫を裏切る事は堪えられない。そう思っていた。
「自慢しやがって・・・」
「自慢・・・ですか?」
亜希子は無言で田沼が突き出したコップを受け取り、傍に在るウイスキーに手を伸ばした。
「デカイそうだ、須藤のチンポは。二十センチ近く在るんだとよ・・入れられた女は白目を向いて叫ぶらしい・・・ケッ、万年女日照りがよく言うぜ・・」
亜希子は黙っていた。水割りを作る手が何故か微かに震えている。
田沼の男根は普通の大きさだった。その事を気にしているのか。女にはそんな事など問題では無い。もっと本質的な部分が在る。そう言いたかった。だが。
「お前はどうだ・・・須藤みたいなチンポに興味は在るのか」
差し出しされたコップを受け取り、田沼は亜希子に問うた。
「・・・いいえ・・・ありません・・」
「須藤のヤツ、お前を犯したいとまで言ってきやがった。断ったら、睡眠薬で眠らせてならいいですか、だとよ」
「・・・・・」
「死姦にも興味が在るらしい・・意識の無いお前を縛り上げて裏返し、尻から犯したいってほざいてたな。俺のサイトの真似だ・・・ふざけやがって」
亜希子の唇が微かに奮える。膝に置いた両手もに汗が滲んでいた。
「・・・あなた・・」
震える声で言った。
「何だ、亜希子」
「おビール・・・お注ぎ、しましょうか・・」

  1. 2014/09/06(土) 10:02:45|
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亜希子 第9回

あれからどの位の時間が過ぎたのか。
篠塚亜希子は、立ち上がった。隣にはテーブルに突っ伏して眠る田沼の姿が在った。
先ほど注いだビールは、残っているコップに直接注いだものだった。
田沼を凝視する。その肩を掴み、揺り動かしてみた。泥の如く眠る田沼が起きる気配は無かった。
(私の中には、何が居るの・・・?悪魔・・?それとも大人しい女の顔をした・・淫らで卑猥な獣なの・・誰か・・答えて・・お願い・・・)
天井を睨んだ。鼓動が高まってきている。脈が恐ろしい勢いで速くなっている。
亜希子は意を決した様に、浴衣を脱いだ。真っ白い裸体が現れる。豊満な腰に深く食い込んだ真紅のパンティが、その肌を一層白く映えさせている。
亜希子はそのまま、奥に設置されている便所へと向かう。
扉を開けた。
次の一瞬で、亜希子は隠しカメラの位置を見破った。和式便器の背後。見慣れない小さな箱が在る。其処には穴が開いていた。
吐き出した溜息が耳を打つ程、自身に響いた。
亜希子はそれには気付かない振りで、その中に脚を踏み入れた。
全裸に近い姿。唯一着用しているショーツは、アダルトショップで購入された卑猥なデザイン。
(神様・・私に・・・淫らで最低な・・この女に・・どうか、罰をお与え下さい・・)
便器は一段高い位置に在る。
その段差をゆっくりとした動作で跨ぐ。剥き出した乳房が揺れ動く。それを見せた後、亜希子はカメラに向かい背を向けた。
細い指が真っ赤なビニールの紐を掴む。それはゆっくりと擦れ落ち、盛り上がった尻が波打ちながら剥き出しになる。
(・・・いや・・いや・・大きなお尻を・・見ないで・・)
そして、更に時間を掛けた動作で和式便器にしゃがみ込みながら、その尻を突き出していった。肛門が広がって剥き出しになるのが、自分でも分かった。
一番淫らに映るだろうその格好で、一旦止まる様にまでして見せた。
(ああ・・・お願い・・・見ないで・・亜希子の、いやらしい、お尻の穴を・・・ビデオに撮らないで・・お願い・・・!)
行動とは矛盾したマゾの言葉が浮かぶ。それが更に被虐心を煽っていく。
高田が設置したビデオカメラが、その全てを大写しにしている筈だ。
尻の表面さえ、興奮に硬直しそうになっているのが自分でも分かる。
亜希子は、ともすれば呻きそうになるのを必死で堪えた。
カメラには移らないその表情は、大きな瞳を更に見開き、唇を噛み締めているものだった。
それは、亜希子は興奮の極みにある時に浮かべる表情に相違なかった。
そのままカメラに突き出した尻を徐々に下ろしていく。
(どうか・・・こんな私に・・この身体に・・激しい罰を・・厳しい折檻を・・お与えください・・)
便器を跨いだ両脚が、ガクガクと震える様に痙攣している。亜希子はやがて目を閉じた。物静かなその場所に、亜希子の放尿する音だけが響いた。




須藤隆夫は、息を呑んだ。
目の前に広がる和室。その中央に大きな漆塗りのテーブルが在る。
そのテーブルを挟み込む様に向かい合う男女は、双方ともにその身を突っ伏していた。
目の前に居るのは、田沼三郎。両手をテーブルに投げ出す様にして、眠り扱けている。
そして、その向かい側には、あの田沼亜希子が居た。
その上半身は裸である事が、須藤にも確認出来た。
剥き出しの二の腕を、田沼と同じようにテーブルに投げ出し、首を左側に向けて倒れ込む様にその身を投げ出している。
風呂上りなのか、結い上げた光沢の有る髪は未だ渇き切っていない様に見える。剥き出しの首筋が真っ白な肌を見せていた。

須藤は、目を見開いたまま、その光景を凝視した。
睡眠薬入りのビールを、田沼は呑んだ。間違いなかった。それを確かめに侵入したのだった。あの高田には、様子を探ると言って部屋に待たせてあった。
音を立てぬ様に襖を開けた時、この光景が眼に映ったのだった。
そのテーブルを迂回する様に、須藤はゆっくりと田沼亜希子が上半身を投げ出している方向へ回った。
そして、フウウッ・・・、という奮えた溜息が須藤の口から洩れた。
向こう側から見た時は解らなかったが、亜希子はほぼ全裸の状態で眠っていたのだった。
その卑猥な格好は、田沼の指示によるものなのか。
豊満な下半身を捩る様にして、亜希子は上半身を投げ出している。脂肪の乗った真白い尻には、真っ赤なビニールの下着が肉に噛み付き、食い込んでいる。その中心を円形に抉った穴が開き、其処から、尻の中央部分が穴から盛り上がり、押し出される様にその肉を露出している。
「フッ、フウウウッ・・・」
須藤は口を尖らせ、更に熱い吐息を吐き出した。心臓が裂ける程の脈を打っている。

震える手が亜希子に伸び、剥き出しの両肩を掴み揺り動かした。
真っ白い背中が揺れる。蒼白い程の裸体は、全く動かなかった。
形の良い右手の伸びた先には、コップの底部を浸す程度のビールが残っている。
あの、睡眠薬を入れたコップに相違なかった。
「フッ、フッ、フウッ・・・」
その顔を鬼の如く赤らめさせ、荒い息を吐きながら、須藤はその場で着ている服を脱ぎ始めた。理性や慎重さは既に破壊されていた。目の前に在る、真っ白い裸体だけが、その眼には映っている。意識の無い、熟れた肉人形を須藤は亜希子に見ていた。


篠塚亜希子は、必死でその表情が歪むのを堪えていた。
便所から出て直ぐに浮かんだ考えは、亜希子自身を狼狽させ、そして興奮に狂いそうになる程に、淫らで異常な計画だった。
(この姿のまま・・私も・・睡眠薬入りのビールを呑んだ事にすれば・・・間違い無く、あの須藤に犯される・・・)
亜希子は、田沼の意識が無くなるのを待った。効果は直ぐに現れ、目の前で田沼は崩れ落ちていったのだった。
(これで私は・・意識を失った振りをしたまま・・あの須藤に犯される事が出来る・・大きな・・ペニスを、抵抗する事も無く、挿入されてしまう・・一生口には出せない程、淫らな、格好を取らされて・・縛られたまま・・大きな、須藤のペニスを・・)
田沼が、初めて自分を犯した様子を聞かされ、ビデオを見せられた時の、言葉を失う程の絶望感と狂おしい興奮が蘇っていた。
あの時に考えていた、決して実行出来ない筈の恐ろしい妄想が、今現実になろうとしている。

田沼が眠り込んでいる隣の和室。
其処には、既に夜具が敷かれている。糊の利いたシーツの上に亜希子は転がされた。
意識を失った振りをしたまま、亜希子はその肢体を投げ出されたままに全身の力を抜いて仰向けに転がった。胸板の上で双の乳房がゆらゆらと揺れ弾んだ。そして重力に従って肋骨を滑る様に、その肉山を左右に分ける様に拉げる。
亜希子はその目を固く閉じていた。しかし眉根がきつく寄っているその表情は、決して意識を失ったそれでは無かった。
だが、須藤は気付いてはいない。
枕をその首元に敷いた姿勢で、喉元を晒している事が、幸いした。須藤からは、亜希子の顔が見えないのだろう。


須藤は、荒い息を吐きながら、その裸体を血走った眼で凝視した。
三十一歳の人妻。隣にはその夫が寝ている。
重たげな乳を剥き出しにし、亜希子はその首を仰け反させる様にして、白い裸体を須藤に曝け出している。長く伸びた両脚は転がした状態で、だらりと力無くV字型に拡がっている。
その股間の奥深く、両腿の狭間に在る縦筋へと激しく食い込む真っ赤な下着は、凝視を続ける須藤へと向けてられていた。
  1. 2014/09/06(土) 10:03:55|
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亜希子 第10回

須藤隆夫は、全裸姿で仰向けに転がっている田沼亜希子を跨ぎ、見下ろした。
毛深い股間から生え出したその男根が、痛いほどに膨れ上がっている。
自分でも自慢できる性器だった。
風俗でも女達が驚く。大きいのねと言う。
自慢の陰茎だった。
血管が破れる程勃起したそれは、本人の告白通り尋常では無い太さと長さを誇示している。

(犯してやる・・・思う存分、串刺しにして貫いてやる)
卑猥な赤い紐の様なパンティーだけを穿いた三十路のマゾ女。田沼の妻であるという戸籍が、更に須藤の性癖を煽る。

須藤は、田沼三郎のバッグから持ち出した荒縄を掴んでいた。眼下に在る、静脈の透けた乳房を凝視する。
豊かな脂肪をたっぷりと湛えた、田沼亜希子の乳房だった。
それを自由に弄び辱められる機会が正に今だった。
見つめる須藤の眼は何所までも澱んでいた。


篠塚亜希子は、呻き声が洩れそうになるのを必死で堪えていた。
須藤隆夫が双の乳房に荒縄を巻き付け、縛り始めている。
左側の根元部分に幾重にも巻かれた荒縄は乳房を搾り上げ、重い鈍痛となって乳房全体を襲っている。
須藤は手早く鋏で縄を切った。
そして右側の乳房も握り込み、同様に根元から搾り上げていく。
枕を下にして喉元を晒して仰け反った首筋に、須藤の熱い吐息が掛かっている。
意識を失った振りをした、亜希子の半開きの唇はやがて真一文字に歪み始める。

亜希子は動揺し始めていた。
須藤隆夫は、素早く自分を犯すものだと思っていた。
我慢ならない動作でこのショーツを剥ぎ取られ、あらぬ格好で拘束され、直ぐに背後から荒々しく犯される事を期待していた。
だが田沼には、妙な余裕さえ在る様だった。
時折立ち上がり、乳房を縛った亜希子を見下ろす気配が何度も感じられる。
寝ている田沼三郎の真横の部屋だ。
早くしないと意識を取り戻してしまう懸念が在る。
そんな亜希子の動揺を他所に、須藤は根元から絞られてその形状を醜く変えてしまった乳房を執拗に弄んでいる。
平静を保つ筈の表情が歪みつつある恐怖に亜希子は怯えた。
眉間に深い皺を時折クッ、と浮かべては、必死で無表情な顔へと戻す。
(あ・・・・んうッ!・・・)
亜希子は伸び切った首筋に血管を浮き出させ、その胸中で呻く。
須藤が縛り上げた乳房を掴み絞め、更に真上へと搾り上げる動作を繰り返していた。
(ん、んッ!ンウ!)
その寄せ集められた肉の山の真上で、伸びた乳首がぷるぷると震える。
須藤は亜希子の上半身に覆い被さった。両手で執拗に左右の乳房を搾り上げる。
(ンンンーッ・・・!!)
やがて耐え切れぬ様に、その周辺から練乳色の母乳が細かい飛沫を飛ばしながら吐き出した。
シーツにその水滴がばら撒かれていった。
亜希子は歯を食い縛った。呻きが唇を割ろうとしている。
その肉毎呑み込む程の勢いで、須藤が乳房を頬張っている。激しく吸い始めた。
「ンッ・・・ンン、ンッ!」
ついに気張った呻き声が、亜希子の唇を割って出た。

須藤が動きを止める。
息を呑んだ気配が在った。
亜希子は全身の血が凍るのを感じた。
意識が在る事に気付いたのか。
その直後、穿いているパンティーが凄まじい速さで引き抜かれた。
「は、あッ・・!」
再度、短い悲鳴を放った。
須藤は仰け反ったままの亜希子の頭髪を掴んだ。
更に鋭い悲鳴が亜希子から放たれる。
須藤が結い上げた部分を掴み、頭部を引き起こしたのだった。
亜希子と須藤の視線がぶつかる。
どちらも驚愕に開き切って見開いた眼だった。
何かを叫ぶ様に、亜希子の口元が開く。
「・・はッ・・・グウ!」
須藤の手に掴まれた硬く丸まった赤い塊が、次の声を阻んだ。ビニール製のパンティーが素早い動作で押し込まれる。
「ンウッ・・・ンウッ・・・」
須藤は赤黒い男根を躍らせる様に弾ませながら、亜希子を押さえ付けた。
「静かにしろ!マゾ女!」
須藤が声を出さず、息だけで亜希子に叫ぶ。
その両腕を真上迄引き上げられ、一つに束ねられた。
直ぐにその上から荒縄が幾重にも巻き付けられていく。
「グウ!・・ヌウ!・・ンンウッ・・・!」
半身を起こされて縛られていく亜希子は、わざと激しくその裸体をうねらせ、悶えた。
須藤が縛り終え、その揺れ動く乳房を鷲掴む。
首が折れる程、亜希子は左右に振った。
乳房が須藤の掌で踊る。

亜希子は異常な感覚に我を忘れていた。
寝ている夫の目前で激しくレイプされる、そんな言葉が脳裏を駆け巡っていた。

それは新しい感覚だった。
凄まじい程の興奮とそれ以上の恐怖が入り混じり、亜希子を精神を嘗て無い窮地へと追い込んでいた。
何故なら須藤の表情は尋常では無かった。
抵抗すれば殺されかねない、何か歪んだものをその表情に感じた。
遊びなどでは済まされない、猟奇にも似た犯罪的な感覚。
須藤はそれを亜希子に叩きつけている。
意識を失った振りのまま犯される事よりも、更に被虐的な想いが亜希子を襲っていた。
後悔と期待が交差して胸中で弾け飛んでいく。

須藤が亜希子を仰向けに転がした。
短い呻きを洩らし、亜希子は倒れた。
直ぐに両脚首が掴まれた。
「オマンコ見せろ」
小声で須藤は言った。
ぞっとする程の響きに、亜希子は首を振って悶えた。
ぐう、と仰け反って呻く。その両脚が一気に拡げられたからだった。
「濡らしやがって・・こんなに・・」
裂ける程に左右に引き拡がった両腿を須藤に向け、亜希子はくぐもった金切り声を発した。
「糸引いてやがる・・」
荒れた指が、縦に裂けた股間の中心をなぞる。
「ぐうッ!ぐううッ・・」
束ねられた両腕が蛇の様に動いている。
須藤が敏感な肉襞を掻き分けていた。
「大陰唇が捲れ上がってるぞ・・オマンコ女・・」
「ン!・・・ンンンーッ!」
葡萄色の小陰唇さえ須藤は捲り上げ、その陰核を剥き出していた。
「ほお・・これがマゾ女のチンポか・・」
「ンウ!ンウ!」
指で焦らされる様に何度も弾かれる。
V字形に大きく開いた腿を波打たせ、亜希子の裸体がびくん、びくんと細かく跳ね上がる。
「案外小さいな・・貝柱みたいだ・・」
声も無く、真っ白い裸体が胸部を晒す様に弧を描いて仰け反る。須藤が勃起した陰核を舌で包んで吸い始めていた。
亜希子の噛み締めた白い歯から、真っ赤なビニールが涎に塗れて食み出した。
「オマンコ、貫いてやる・・覚悟しろ・・マゾ女の亜希子」
そう言うと須藤は既に射精寸前の赤黒い男根を膣口に押し付けた。
亜希子は頭を振った。
須藤がその頭部を掴み、首を前側に向けさせる。
「見ろ・・でかいだろ・・・」
亜希子は両脚を大きく拡げたままの姿勢でその股間部分に顔を向けさせられた。
野太い男根の亀頭が剥き出しの性器を抉じ開けようとしている。恐ろしい大きさだった。
「ンンッ!ンン!ンンッ・・」
訴えるようにその目を須藤に向け、亜希子は首を振る。
しかし膣内からは夥しい量の体液が吐き出され始めていた。
その赤子の腕程在る男根に、亜希子は牛耳られているを感じた。
「今日からお前は・・」
亜希子が気張った様な低い声を洩らす。亀頭が押し込まれていた。膣が恐ろしい感覚で拡がって行く。
「俺の、奴隷だ」
  1. 2014/09/06(土) 10:05:20|
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亜希子 第11回

(タンッ!タンッ、タンッ・・・)

高田伸章は、その開け放たれた襖の奥に在る、狂態とも言える光景を、只凝視し続けた。

あの須藤が部屋を出てから既に半時間が経過していた。
何か在ったのでは無いのか。
決意を固めた高田が脚を踏み入れたその部屋で観たものは、田沼がテーブルに伏せる様にして眠りこける姿だった。
そしてその眼は、あの独特の打音と鋭い呻き声が響くすぐ隣に隣接された和室へと向けられた。
その襖は半分近くを開け放ち、入り口の三和土で高田の脚を止めてしまうのには十分な気配を漂わせていた。

タンッ!タンッ!と鳴り続けるリズミカルな打音。
それは紛れも無く、その和室から響いていた。
それに追従する感覚で、叫び上げる女の呻き。
喘ぎでは無い。
苦悶の叫び声に聞こえる。
おおッ、おおッ、というくぐもった女の呻き声。
例えば、それは折檻され拷問を受けているかの様な響きに似ていた。
男の発する荒い息遣いが、その打音と呻きに被さり合い高田の鼓膜を打ってくる。

襖から見えた全裸の男女。
和室の戸を半分開け放った奥には、夜具の上で揺れ踊る二つの裸体が在った。
その上に真っ白い裸体を晒した女は、シーツに突っ伏して上半身を埋め込むようにして這わされている。
女の両腕は真一文字に左右へと引き伸ばされ、その手首には荒縄が巻かれている。
その先には部屋の柱が在り、限界近く迄引っ張られている様だった。
女の上半身は愚か、その顔さえ見えない。
べったりと押し付けるが如く、シーツに埋め込まれている。
斜め背後から微かに覗く、女の脇元から押し潰された乳房がその豊満さを見せ付ける様に、白い肉をたっぷりと食み出させていた。
女の白い背中を縦に走る正中腺が、より窪みを増して陰影を鮮やかに見せている。
其処から下へと続く括れた腰には、白い布が巻きつけられていた。激しく肌に食い込んでいるのが分かる。
この旅館の手拭である事は、容易に判断出来た。
帯の如く巻かれた手拭には一本の縄が掛け括られ、その先は天井へと一直線に伸びている。
軟い下腹部の肉が、手拭を埋め込み苦しげに揺れている。
「おう!おうッ・・おうッ!・あおッ!おう!・・・」
女の声がより鋭い響きで喘き始めた。
一刻一刻、刻み上げる様に女の裸体が揺れ動く。
文字通り、大の字の姿勢で、女の裸体は両腿を大きく開いた姿勢で前後に揺れ踊っていた。
上半身を夜具に埋めたままの体勢で、その尻だけを強制的に高々と掲げる体勢を強いられているのだった。

高田は、その尻を憎き物の様に下腹部で叩き付けて犯す須藤に、声を掛ける事が出来なかった。
田沼亜希子が吼えている。
吊り上げられた真っ白い豊満な尻を、須藤に背後から突き上げられる度に喚いている。
喉元を振り絞った様な声が布団に吐き付けられていた。
ぐう、と低く呻き、あおッ、と甲高く叫び上げる。
野太い男根が、亜希子の膣に音を立てて出入りしている。
幾度も射精されたのか、ブルブルと波打つ腿の裏側には精液が滴って落ちていくのが見えた。

「どうだ、マゾ女、まだ、犯して欲しいかッ」
須藤が尻を突きながら言う。
「アオオオオッ・・・・」
言葉に成らない嗚咽を放ち、亜希子は精一杯に首を上へと反らせて左右に振った。
パン!という小気味良い音が鳴る。
「おう!」
亜希子が短く吼えた。
須藤が亜希子を尻を手で打ち据えたのだった。
肉付きの良い臀部が、幾度も打ち叩かれる。
その度に、身動きの出来ないもどかしさを訴える様に、首だけを苦しげに反らせて亜希子は叫び続けた。
「マゾ奴隷の癖に・・・強情な雌だ」
一旦男根を引き抜く。
ぶじゅ、という湿った音が洩れた。
「罰だ、お前の、肛門に、俺のチンポを・・もう一度・・突っ込んでやる」
須藤が言う。声が別人の様に震えている。興奮の極みに在る証拠だった。
それを聞いた亜希子が再び嗚咽を放った。
涙を出さずに声だけで泣いている。
切羽詰った響きを持っていた。
亜希子も又、犯される被虐の喜びに打ちのめされている。

須藤が吊り下げた尻に狙いを定める。
盛り上がった尻たぶを掴み締め、左右に裂く様な荒々しい動作で尻の亀裂を割った。
ギシギシと、縄が軋む。
掴まれ握り込まれた亜希子の尻がゆらゆらと左右に揺れる。
「肛門を、犯すぞ、亜希子」
「アオオオオ・・・・ッ」
その言葉を聴き、亜希子が更に嗚咽を放った。顔を埋め、低く啜り泣いている。
「肛門、奴隷が」
須藤がその腰を沈めていく。
「・・・・・ンッ!」
吊られた裸体が、一瞬硬直した。
剥き出しの肛門が、ぐうッと湾曲する。
膨れ上がった赤黒い亀頭が、押し込まれていた。
須藤も呻いた。そしてその腰を更に沈めていく。
亜希子が折れる程その首を仰け反らせ鋭い呻き声を放っている。
光沢の在る真っ白い肉塊は、その狭間の中央で息衝く窪みを限界まで拡げ切った。
「ウグウウウ・・・・あ、あはッ!」
根元まで男根を尻に呑み込み、亜希子は再度吼えた。
その声が途切れる事は無かった。
肛門が呑み込んだ男根がゆっくりと出入りする度、亜希子は耐え切れぬように嗚咽を放ち、喚き続ける事を止めなかった。


  1. 2014/09/06(土) 10:06:26|
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亜希子 第12回

田沼三郎は、PCの画面を観ていた。
その更新は既に二週間を過ぎて尚、止まっていた。

あの旅行の後、篠塚亜希子との連絡は糸が切れた様に途絶えてしまっていた。
二日目の朝、田沼に対し亜希子は何処か余所余所しい態度を取った。
それは犯される事への羞恥心や戸惑いでは無い、全く異質の物に思えてならなかった。
抵抗を示す亜希子を無理矢理羽交い絞めにする時、見せるあのマゾヒスト独特の媚と憂いが消えてしまっている様な気がした。
言い換えればそれは、サディストであり主である田沼への、関心の無さとも思えた。

燃えない亜希子を無理矢理引き倒し、その下半身を剥き出して犯した朝も、今までの激しい悶えは見られなかった。
田沼は苛立ちながら、その豊満な尻を抱え上げて突き続けた。亜希子は小さく呻き続け、最後まで耐え抜いた。
だが絶頂を迎えていなかったのでは無いのか。

今では携帯電話にも出ない。あのネットでの脅しさえ亜希子には通用しなくなってしまったと言うのか。
容姿端麗で従順な人妻奴隷。
その熟れ切った裸体が、心の中で翳んでいく。
田沼は歯軋りをした。
何が在ったというのか。亜希子を失うなど考えられる訳が無い。
耐え難いほどの焦りと、吐き出し様の無い性欲が、画面で喘ぐ亜希子の顔に向けられていた。
田沼はやおら携帯電話を掴んだ。
何度もリダイヤルした番号が表示される。
その手は、空回りする欲望に震えていた。


マンションの一室。
未だ日の高い午後、そのリビングは真夏の日差しが差し込み、キッチンに立つ女を背後から照らし出している。
そのサッシは閉められているものの、備え付けのカーテンは全開に開け放たれていた。

携帯の音が鳴り響いている。
昼食を終えた食器を洗う、女の手は止まらなかった。
「またアイツか」
背後から声が掛かる。粘った男の声。
「はい・・・そうだと、思います・・」
女は返した。低い声だった。しかし、その声は何処か震えを帯びている。
「懲りないヤツだ・・・田沼ってヤツは」
男が続ける。
女の背後にテーブルが在る。男はその椅子に腰掛け、煙草を燻らせていた。
「なあ・・こいつはお前を・・どうしたいんだろうな」
何度も同じ意味合いの質問が男から放たれる。
「田沼、さんが・・ですか」
答えないという拒否は出来ない。
その様に命令されている。
「そうだ」
「私を・・・犯したいのだと、思います」

篠塚亜希子は振り返らずにゆっくりと答えた。
真っ白い背中が剥き出している。全裸に近いその裸体には、幾重もの縄の痕が浮き出している。
男は訪問するなり、亜希子を全裸に剥いて荒縄で縛り上げた。様々な形で拘束されデジタルカメラにその痴態を収められている。
いつもそうだった。
決してその場では犯さない。手も触れない。
唯、卑猥極まりない格好を強要させて写真を撮る。

そうされる事により、やがて亜希子の羞恥心と被虐心は煽られ、観念し、更には歪んだマゾとしての欲望が極限まで昂ぶっていくのを、この男は見抜いていた。
それでいてその場では決して犯しはしないのだった。
そして昼食の用意をさせる。いつもそうだった。
もう、何度目の来訪なのか。

「犯したいか・・・どうやって田沼はお前を犯したいんだろうな」
男、須藤隆夫は愉快そうに続ける。
「・・・・」
亜希子は黙した。
須藤に向けた尻が、屈辱に震える。
その大半の肉を剥きだした尻には、真紅の布が亀裂に激しく食い込んでいる。
今日着用を許されたのは、この褌のみであった。

「答えろ」
「私を・・縛り上げて・・犯したいのだと・・思います」

揃えた脹脛が、目に痛い程白い。
両の足には、白い足袋を履かされていた。
髪は着物が似合う様な結い上げた形。
後は何も身に着けてはいない。
尋常では無い須藤の性癖が、亜希子の格好に露出している。

しつこく鳴り続けた着信音が止まる。
「で・・・お前は・・誰に犯されたいんだ、亜希子」
亜希子は洗い終えた食器を置いた。
その指がおかしい程に震えている。
須藤がこのマンションに出入りを始めてからもう四回目を過ぎていた。
いつも失神する程に責められる。
死ぬ程の興奮と快感に打ちのめされる。
だが、身体は更なる興奮を求めていた。
亜希子はそんな自身に恐怖した。
もっと、激しい責めをこの身体は求めていた。
壊されそうな性を、この身体と心に深く叩き付けて欲しいと願っている。
心臓が破裂しそうな勢いで動き始めていた。

「私が、本当に・・抱かれたいのは・・夫、だけ、です」

息も絶え絶えに吐いた言葉の後、待っていたのは背後からの羽交い絞めだった。
嫉妬と支配欲に狂った須藤の手が、結い上げた頭髪をわし掴んでいた。
短く吼える声を放つ亜希子を、須藤はそのまま引き倒した。
暴れる両手を左手で束ねて封じ込み、器用に穿かせている褌を引き剥がす。
亜希子が鋭い悲鳴を放った。産毛一つ無い、剃毛された真っ白な股間が白日に晒される。
須藤がその表情を怒りに任せ激しく歪ませながら、亜希子に褌を噛ませ猿轡の代わりにしていく。
三十路を過ぎた裸体が、床の上で鯉の如く跳ね上がっては悶え続ける。
須藤がその両の足首を掴み締め、一気に左右へと引き拡げさせた。
「ンッ・・・ングウウンッ!」
亜希子が自身の避ける程に拡げられた股間を裂ける程に見開いた目で見た。そして首を?げる程に左右に振る。
暴れる両手首には、黒い皮製のベルトが巻かれていく。
「ンッ・・・グ!ウッ、ウッ・・・ング!」
亜希子は気張った短い呻きを洩らしながら、その裸体を踊らせ続ける。
未だ時折母乳を吐き出す双の乳房が、縦横無尽にその表面をブルブルと波立たせ、跳ね上がってはその肉山を拉げさせた。


田沼三郎は、そのマンションの前まで来ていた。
幾度電話しようとも決して出ないその主に、ある種の憎しみさえ浮かべていた。
しかし、オートロックであるこのマンションに侵入する事は出来なかった。
歯軋りする音は、より一層激しくなっていた。


508号室。
そのドアの目前に立てば、その咆哮にも似た喘ぎ声が聞こえているに違いなかった。

篠塚亜希子は、玄関先の廊下で須藤隆夫に犯されていた。
須藤は四度亜希子の体内に精液を放出した。
全裸のままで玄関まで見送らせようとして、その廊下で背後から襲ったのだった。
両手を廊下に付かされ、立ったままで亜希子は犯されていた。その叫びは喉を振り絞るかの様な響きだった。
五度目の須藤の性交は、亜希子を既に幾度も絶頂に追い遣っていた。それでも未だ射精をしないのだった。
許しを乞うても無駄だった。
絶頂に長く呻き、痙攣し、崩れ落ちる裸体はすぐに引き起こされる。
許して、と大声で泣き声を上げた。
その声の直後、持ち上げられて掲げさせられた尻が須藤の下腹部に激しく打たれ始める。
尻の肉が飛び散ってしまいそうに突き揺らされ始める。
亜希子はそれを受けて、号泣するかの様に吼えた。
嗚咽を放ってそれを受け止めるしか無かった。
垂らせた首を上下左右に打ち振って、その責めに吼え続けさせられる。
逆様になった口元から、夥しい量の唾液が廊下に滴り落ちる。
本気で涙を流しているのを、亜希子は感じていた。
このまま一生須藤の男根の奴隷でいたいと、思った。
  1. 2014/09/06(土) 10:07:37|
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亜希子 第13回

「最近、調子が良いみたいだな」
テーブルの向かい側に座った夫が声を掛ける。
「ええ、もう・・・良くなったから・・」
篠塚亜希子は、伏せ目がちになる視線を再度夫へと戻し、微笑んで見せた。
「そうか、良かった」
夫もそれを見て微かな笑みを浮かべる。
亜希子の心が、音を立てて絞られていく。
それは、反省という言葉では到底埋める事の出来ない、深すぎる溝だった。

今はもう、医師である田沼とは関係を断ち切っている。
田沼に承諾を得た訳では無い。
自ら連絡を途絶えさせただけだ。
不安は在る。
執念深い田沼は、この先どんな行動に出て来るのか検討もつかない。あのネットの事を暴露してくる可能性さえ十分に在った。

夫がテレビを見ている。
平凡だが優しい夫。博打も女遊びも一切せず、唯仕事と家庭の為だけに生きている男。
そして、夜の営みは決して無い。
増してや、亜希子が今どんな男と不倫関係に在るという事など、夢にも思ってはいないのだろう。
あの田沼とは違う、別の男。
いや、新たな主と呼称すべきなのか。

亜希子はテーブルを立ち、食器を片付け始める。
このテーブルの上で、新たな男である須藤隆夫に犯された事も在った。
テーブルの四肢に両手足を縛り付けられ、大の字のまま仰向けに固定されて、猿轡を噛締めながら貫かれた記憶が在る。
擂粉木に似た野太い男根を、子宮の奥まで押し込まれた。

この夫は、そんな狂態に悶える亜希子を観た事は無い。
裏返されて再度テーブルに固定され、尻を打ち叩かれて吼えていた亜希子を知らない。
やがて剥きだしの肛門にオイルをたっぷりと垂らされ、根元までそれを呑み込みながら、近所中に聞こえる程の凄まじい叫び声を亜希子は放った。
尻に埋め込められる度に甲高く叫び、嗚咽を洩らしながら、奴隷として服従したあの日を、この優しい夫は知らない。

不意に涙が溢れた。
二滴、三滴とテーブルクロスがそれを吸い込んでいく。
それは後悔の念だったのか、それとも自分への戒めなのか。
亜希子自身でも分からなかった。
夫に気付かれぬ様、キッチンに向かった。
その時、亜希子の携帯の着信ランプが点滅した。
思わず亜希子は息を呑みそうになった。
無音にしているとはいえ、夫にだけは絶対に感付かれたくは無い。
その思いは変わってはいない。
盗み見る様に、その画面を観た。田沼では無い。
着信の相手は、あの須藤隆夫であった。
電話では無い。メールの着信だった。


住宅街の裏山方面に、そのラブホテルは在った。
もう日付はとうに次の日を迎えた真夜中過ぎ、そのホテルの一室に、ある男がいた。
連れの女は居ない。
男は円形のベッドに座り込み、まるで聞き耳を立てるかの様にその神経を隣接する部屋に向けていた。

田沼三郎は、篠塚亜希子を諦め切れてはいなかった。
住居であるマンションの前で、待ち伏せするかの如く車を止めていた。
何時間も待ち、帰ろうとしたその時、一台の車がその前に横付けされた。出てきたのは須藤隆夫であった。
そして、マンションから出てきたのは、あの篠塚亜希子。
田沼は、血が逆流するのを感じた。
その車を後を追った。必死だった。絶対に見失いたくなかった。
そして、車はやがてホテルの中へと吸い込まれた。
田沼も続いた。
車の中で息を殺し、二人が出てくるのを待った。
須藤が亜希子を抱きかかえる様にして目の前を通り過ぎる。
蒼白な亜希子の横顔がはっきりと見えた。ブラウスにスカートという軽装だった。こんな真夜中に、夫が寝た後でこの女は須藤とセックスを愉しもうとしているのか。
田沼は殴りかかりそうになる衝動を堪えた。
亜希子が唇を真一文字に噛締めていた。堪らなく淫らで美しい横顔だった。

部屋を確かめ、後を追う。
そして一人きりで聞き耳を立てている。
其れほどまでに、あの篠塚亜希子に嫉妬していた。須藤隆夫が許せなかった。
灰皿に煙草を押し付けたその時、隣から物音が響いた。
何かが倒れる鈍い音。亜希子らしい呻き声が洩れている。
思惑通り、このホテルの構造は薄壁だった。
須藤が何か言っている。低すぎてその内容は分からない。
時折、亜希子が呻く。ウッ、ウッという低い声だった。

(縛られている・・・間違い無い)

須藤の男根は痛い程に勃起していた。
不意にパン!という打音が洩れ響いた。
おうッ、という声が重なる。
須藤は狂った様に服を脱ぎ捨て、ベッドの上で全裸になった。
打音が断続的に響いている。
パン、パン、パンとリズミカルに鳴っている。
その音に連動して亜希子の叫びが放たれる。
「おうッ!・・・おう!・・んうッ・・ぐッ!・・おう!」
短く驚愕した様な響きの声だ。気張った声で短く吼えている。
あの盛り上がった真っ白い尻を須藤に平手で打ち据えられている事は容易に想像出来る。
須藤は壁にその耳を押し付けて、その続きを待った。
やがて亜希子は凄まじい呻きを洩らした。
地を這うような、長く気張った声。
男根を押し込まれている。正に挿入され、犯されたその声だった。
「あ・・・おおおおおッ・・・・!!」
号泣する様にその声のトーンが変貌する。凄まじい声を亜希子は放った。
一体何処に挿入されたというのか。
あの拷問にも似た喘ぎ声は、肛門を犯されているのか。
田沼は自身の男根を擦りながら目を剥いた。
タン、タン、タンッ、と肉のぶつかる重たげな音が響く。
そのリズムは早かった。肛門を犯すそれでは無い。
亜希子はその膣に挿入されているらしかった。
だが責めに喘ぐ声は、より激しさを増していく。
絶叫が、突かれながら途切れるといった感じだった。
喉を振り絞って喚いている。
もう壁から離れようとも、その叫び声は部屋中に響き渡っていた。
田沼は白目を剥いて射精した。
受け止めては貰えない精液が、自身の手に飛び散る。
亜希子は甲高い悲鳴を上げ、叫び続けていた。
尻を突き上げられるその打音さえ、声に掻き消されていた。

  1. 2014/09/06(土) 10:08:45|
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亜希子 第14回

田沼三郎は、天井を仰ぎベッドに転がった。
隣接する部屋からは、何も聞こえなくなっていた。
絶叫に近い、あの亜希子の叫びも漸く収まった様だった。

天井に備え付けられた一面の鏡が、全裸で寝転がる中年男の姿を映し出していた。

(何があったというのだ・・・あの旅行の間に)

篠塚亜希子は、この自分だけが所有するマゾ奴隷の人妻なのだと信じて疑わなかった。
あの蒼白い程に滑らかな肌、母乳を未だ溜め込んだ太い乳房、括れた腹部とは対照的な、左右に張り出した腰。
軟い脂肪をたっぷりと付けた太腿、滑らかな肌と熟した厚みを持った真白い尻。

(それが、あの須藤の奴隷となってしまったというのか)

栗色に輝く、光沢を湛えたセミロングの髪。
憂いを帯びた大きな瞳。濡れた様に光る唇。
そして、鷲鼻気味の高い鼻筋さえ、全てが田沼の嗜好に寸分違わず合っていた。
従順で淫乱、そして被虐的性癖を隠し持つマゾヒストの相。
須藤は直感で感じていた。
正に亜希子は理想のマゾ女だった。
余りにもその全てが得難い、三十路を過ぎた人妻奴隷だった。

(須藤はあの旅行で、既に亜希子を犯していたのか)
(だから亜希子は、須藤の女と成り果てたのか)
(俺よりも、あの変態男が良いというのか)

両手を見た。
自身の手淫の跡が粘着質の固体となり、纏わり付いている。
篠塚亜希子に注ぎ込む筈の体液が、掌で死んでいく。
絶望にも似た自嘲の笑みが一瞬浮かぶ。

(俺は・・何をしてるんだ・・・こんなホテルに一人で)

男という生き物は女よりも嫉妬深い。
それが性欲に関わる事なら尚更だと、田沼は思った。
場末のラブホテル、その部屋を見渡す。
アクリル製のキー。
下卑た販売機。
煤けた料金表。
そして、至る所に染みを着けたカーテン。

(カーテン・・・だと・・)

田沼は立ち上がった。下着だけを穿き、躍り出る様にカーテンの前に立った。
まるで絨毯の厚みを持った派手な色使いのカーテンは、田沼の手でわし掴まれた。
ザーッ、と軋みながらそれが左右から引き分けられる。
サッシが在る。
このホテルには、ベランダが在った。
防火扉でも無いサッシは、簡単にキーを外せたのだった。
田沼の息が一気に上る。
音を殺しながらそのサッシを開けた。
しかしそれは、填め込み式のエアコンに阻まれ、数十センチしか開かない。
田沼は身を捩り、必死でその合間に身体を捻じ込んだ。

顔が出る。
外気の生温い風が、汗だくの頬を撫でた。
田沼は隣接する部屋、須藤隆夫と篠塚亜希子が居る部屋を覗き込む。
猫の額並みの狭いベランダの奥には、防火扉が設置されていた。その隙間から、隣の灯りが洩れている。
田沼はその顔を歪ませながら、隙間を擦り抜けた。
自嘲の笑みはとうに消え失せている。
亜希子と須藤の二人に、治まりようの無い嫉妬と怒りが再びこみ上げていた。

隣の部屋からは何も聞こえない。
這い蹲って防火扉の下から覗いても、その部屋は見えない。
ベランダのコンクリートが続いているのみだ。
だが、その部分にさえ光が洩れているのが分かった。
田沼は立ち上がった。息が荒くなっているのが自身でも分かった。心臓が痛いほどの脈を打ち始めている。

錆びたベランダに掴まり、左側へと一杯にその身体を伸ばす。
眼を見開いた。
あの備え付けのカーテンを開け放っている。
やはり須藤も亜希子への羞恥心を煽る為の行為は、サディストのそれと同じものだった。
しかし、この角度では肝心の内部が見えていない。
部屋の隅の絨毯が少し見える程度だった。
田沼は意を決して、錆びたベランダに手を掛けた。
ここは三階だ。一歩間違えれば死に兼ねない。
その時、何かの音が田沼の耳を打った。
例えるならそれは、機械的な電動音だった。
田沼の息が止まる。

「ンッ!・・・」

亜希子らしい呻き声が洩れた。
「ン、・・・ングウウウンッ・・・・」
声が再び気張った響きに変わり、長く洩れている。
あの須藤が再び亜希子を責め始めている。
何かをしている。
「ン!・・むうッ・・」
再び声が洩れる。唇を塞がれた様な重い呻き。

田沼は震える手でベランダを握り締め、その身を乗り出した。真下に地虫の鳴く声がしている。暗闇がその真下に在る。
脚を掛け、踏ん張った。
そしてその身を隣へと移動させる。
部屋の灯りが一気に田沼を照らす。
動揺した。正面を見ようとしてバランスが崩れる。
田沼は全身を震わせながら、左足を隣へと下ろした。
そしてその身を、ベランダを超えてゆっくりと下ろす。
幸いにも束ねたカーテンの幅の身を隠す部分が在った。
防火扉を背にして、身を素早く隠した。

男根は先程射精したにも関わらず、既に硬くなっている。
田沼は額の汗を拭いながら、その顔を部屋が覗ける方へと伸ばしていった。
  1. 2014/09/06(土) 10:09:56|
  2. 亜希子・E-BOX
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